第1,342回 62年目11月 ダイヤモンドシリーズ
62年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。村上千秋が連敗街道まっしぐらでいらない子ぶりを発揮。トップ争いはブレード上原と中森あずみのデッドヒート。
最終戦は横スペ大会。
第1試合は初瀬唯VSセモポヌメ。やはりセモポヌメがパワーで圧倒し、裏投げ3連発で初瀬を仕留めた。勝負タイム9分15秒。
第2試合はペガサス藤原VSフォルトゥナ紫月。いきなりドラゴンスリーパーでP藤原の意識を遠のかせたフォルトゥナ。そのまましつこく絞め続けてギブアップを奪った。
第3試合は相羽和希VS真鍋つかさ。
「こんなところでくすぶっているわけにはいかない」
同期の中森がタイトル戦線に絡んでいるのにいまだアンダーカードから抜けられない相羽和希。この日は真鍋つかさをよく攻めて、ノーザンライト、バックドロップとたたみかけて勝利。勝負タイム12分1秒。
第4試合はセイウン草薙VS村上千春。
「はっ」
ここのところセイウン草薙が多用する空気投げ。しかし村上千春もキック連打で反撃し、セイウン草薙をダウンさせる。
「おらどうした、三流巫女」
しかしセイウン草薙も起き上がってノーザンライトSH2連発
「やべ」
村上千春場外へエスケープ。しかし場外戦でも形勢を変えられず、最後は3度目のノーザンでセイウン草薙が勝利。勝負タイム20分12秒。
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休憩後、VIPの公式戦。
セミ前は神塩ナナシーVS村上千秋。
村上千秋、空回りが続く。神塩相手に垂直落下ブレンバスター、ミサイルキック、裏投げ2連発を決めたもののもう一歩続かず、
「はいっ」
神塩がスクラップバスターで千秋を叩きつけて3カウント。勝負タイム14分13秒。
神塩はここまで14勝9敗1分けで3位につけている。一方の村上千秋は泥沼24連敗。5位とのゲーム差も11あるので自動降格が濃厚になってきた。
セミはREIKOVSハルカ。ともに打撃を得意とする選手、双方の打撃が交錯するエキサイティングな試合になった。ハルカ、ニーアタックでぐらつかせてDDT。この辺の組み立ても進歩した。
―これ以上、受けられない
REIKO、切り札のジェットスマッシュ!
しかしハルカもカウント2.8で返して
「アルティマシュート!」
ジャンピングハイキックが直撃。バッタリ倒れるREIKO。押さえ込むハルカ。これで3カウントが入った。勝負タイム17分19秒。
これでハルカは12勝12敗の4位につけ、REIKOは11勝13敗で5位。残り2か月、このままいくと入れ替え戦に回ってしまう。
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そしてメインはブレード上原VS中森あずみ、SPZタイトル戦。このシリーズの宇都宮と千葉で組まれた前哨戦は1勝1敗の互角。
「はっ」
いつものように地味で堅実に仕掛けてゆく中森あずみ。そしてストレッチプラムで延々痛めつける。
―ぐ・・・
窮地に陥ったB上原、ティロフィナーレ、ネックブリーカーで打開を図るが、中森あずみもひたすらストレッチプラムでギブアップを迫る。ただただ耐える上原。場内ハイテンションマックス。
「できればこの結末は避けたかったのですが、仕方がないです」
そして中森あずみ、ドラゴンスリーパーで決めにかかる。
「うげぇっ・・・・・」
ブレード上原、懸命にこらえたが落ちてしまった。危険と判断した吉見レフェリーが試合を止めた。
「担架だ担架!」
勝負タイム48分50秒、中森あずみがベルトを奪還した。
VIPレースもブレード上原は17勝6敗1分けで1位、中森あずみは17勝7敗で2位、その差はわずか0.5ゲーム差。
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