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2012年8月31日 (金)

第1,370回 63年目3月ファイヤーソウルシリーズ

「修行の成果が出せました。次はハルカさんのSPZベルトを取りに行きます」

湘南カップトーナメントを制したセイウン草薙が力強く宣言。

(うう・・・・・痛い、苦しい・・・・っ)

一方のハルカ、3試合戦ったダメージが深く。ブレード上原の運転する車の後部座席に横たわりながら戸塚の寮に戻った。

1週間後の全体練習、ハルカがスパーリング中に・・・・

「あ、がっ・・・・」

腰をやってしまった。

***********************

63年目3月

SPZ王者ハルカが腰の負傷で無念の欠場。やはりトーナメント戦での1日3試合は無理があったらしい。ということで王者不在で「ファイヤーソウルシリーズ」サーキット。

最終戦はさいたまドーム大会。

第2試合は新人対決。フェアリー三井寺が先月同様タックルでなぎ倒し、アプリコットつばさから3カウント。入社して1年、だいぶ体も出来上がってきたようだ。

続く第3試合はフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原。フォルトゥナのペースで試合が進み、ムーンサルトで決定的ダメージを与え、

「たっ」
最後はレッグドロップで3カウントを奪った。勝負タイム28分11秒。
ペガサス藤原、いい勝負はしたのだが、最後は息切れしてしまった・・・・

そして休憩前は村上千春VS相羽和希。VIPから落ちた村上千春、再起の一戦だ。しかし相羽もこの選手を倒さないことには上へあがれないので試合は盛り上がった。しかしこの試合は打撃を的確に入れた村上千春に凱歌が上がった。
「クククククク」
弱ったところを19分26秒、パワーボムで処刑。
「クククククク、才能の差ってやつかね」

*************************

そのあと後半はVIPのカード。まずセミ前はブレード上原がリザーバーのユーリ・セモポヌメと熱い攻防を展開し、最後は裏拳で殴り倒して3カウント奪取。勝負タイム13分16秒。B上原、最初の1か月を6勝2敗で終えた。

セミはREIKO VS神塩ナナシー。 1年ぶりにVIPに戻ったREIKOだが、やはり神塩ナナシーは実力者。のらりくらりファイトに苦戦。ジェットスマッシュで反撃したがあたりが浅い。最後はダイビングボディアタックで押しつぶされて敗北。勝負タイム29分55秒。REIKOは3勝5敗、神塩は4勝4敗で1か月目を終えた。

そしてメインイベントはSPZの前王者と元王者が激突、セイウン草薙VS中森あずみ。ノーザンライトを連発したセイウン草薙ペースで試合は進み、パワーボム、ノーザンライトと畳み掛けて18分47秒、セイウン草薙が勝利。これでセイウン草薙は6勝2敗、中森あずみは3勝5敗となった。

2012年8月30日 (木)

SPZスター選手列伝79 真鍋つかさ

SPZスター選手列伝79

従業員コード:093

リトルバスター:真鍋つかさ

本名;同じ。2048年6月20日、福井県敦賀市出身。SPZの新人テストに合格し、

2064年5月22日、カイメッセ山梨大会での対 吉原泉戦でデビュー。体格やパワーには難があるが、持ち前のすばやさで対戦相手の動きをかく乱する。得意技はレッグドロップ。
2071年10月22日、新日本ドーム大会での対 アプリコットつばさ戦で引退。稼働月数91ケ月 出場試合数(概算)666試合

タイトル歴なし

(奥森リングアナコメント)

小柄な体格でパワーに難があるので、採用した時から大成は厳しいなとは思われていたが、持ち前のスピードに磨きをかけ、対戦相手のペースをかき乱す独特のファイトスタイルを身に着け、前座戦線では存在感を発揮されていた。

時折VIP戦線にも顔をだし、トップ選手にもひるまず向かっていくハートの強さもあった。得意技として多用していたレッグドロップはその場ジャンプの高さがあり、客席がどよめくシーンが印象的だった。

引退後はそのルックスを生かし、アクション女優を目指して奮闘中らしい。

2012年8月29日 (水)

冷酒とイカ塩辛20120829

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。

残暑厳しい日々が続きます。

水曜日恒例のあれ

■プロレス

・KAI、肉体改造のため無期限欠場

ヘビー級に転向するため肉体改造を行うので、無期限欠場するとのこと。一度六本木のバーでお会いしたことがあるが、そんなに上背がないので佐々木健介みたいによりパンプアップすることなのでしょうか。

(全日本8.26両国)

・船木4分ちょいで秋山を沈め三冠強奪

その前の3試合がいずれも20分越えの熱戦だったからできたことなのか、UWF系選手らしく蹴って殴って弱ったところをハイブリッドブラスターで投げつけ勝利。秋山相手の長期戦だと不利というのを自覚していて短期で潰しに行く作戦が的中。9.23横浜で諏訪魔との頂上決戦。

・世界タッグは大森征矢が2度目の防衛に成功

岡林関本(大日本プロレス)を退け防衛成功。次の挑戦者はドーリング&X。エックスってだれですか。素性もわからないのに挑戦権があるということは超大物か。いや資金カツカツの全日本だからあまり期待しない方がいい。

・大和ヒロシは田中稔をクロスアームジャーマンで下し世界ジュニア防衛に成功

KAIがヘビー級で行くのでジュニアのエースを大和にする格上げストーリー。次の挑戦者は佐藤光留(パンクラスMISSON)が名乗り。

・カブキ22年ぶり全日参戦

第1試合の時間差バトルロイヤル、浜亮太が渕を巨体を生かしたDDTで沈め(受ける渕も凄い)優勝かと思われたが最後の1人としてカブキが登場し(御年63歳)、毒霧を噴射してひるませたあとトラースキックで倒してフォール勝ち。まあ40周年のゲストということか。

■野球

広島・石井琢朗(42)引退表明

マシンガン打線の1番打者、あの98年ベイスターズVの打つ方の主役だった、元・ミスターベイスターズがとうとう引退を表明。7月上旬に登録抹消されてから熟慮して判断したらしい。「若手の邪魔をしたくない、身を引く姿を見せるのも役目」とのこと。1万打席が目前だったのだが、記録のために現役にこだわるのはよくないし、堂林、菊池ら内野手の若手が結果を出してきているということで背中を押されたか。・・・・・今後は指導者として第2の人生を送るようだが、DeNAで行くのか、広島に残るのか・・・・

今週はこんなところ。

2012年8月28日 (火)

第1,369回 63年目2月湘南カップトーナメント

63年目2月

シリーズ最終戦横浜大会、「湘南カップトーナメント」が開催される。優勝者には賞金500万円が贈られる。

そしてトーナメント。

いきなりハルカとフォルトゥナ紫月の好カードからはじまる。

ハルカ(ブレーンバスターからの片エビ固め28.46)フォルトゥナ

トーナメント初戦でこのカード。序盤は静かな立ち上がり。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ハルカは例によって相手が疲れるのを待つパッシブ戦法。先シリーズのラスト2つで時間切れ引き分けに持ち込み、これで1000万円をゲットしたのでネットでは酷評されているのだが。

そしてフォルトゥナの息が乱れるのを待ってボディスラム、タックルを連発。

「トーナメントであることを意識して負けないプロレスをしていますね」
解説の杉浦美月が指摘する。

どぼ。

ハルカ、膝蹴りを叩き込んでから相手がうっとうめいたところをブレーンバスター。
「もう一度」
2度目のブレーンバスターを紫月返せず。3カウントを聞いた。

P藤原(8.27 ブレーンバスターからの片エビ固め)F三井寺

これは前座でさんざん実現しているカード。フロントスープレックスで豪快に投げたP藤原が優位に立ち、ブレーンバスターで三井寺を退けた。

「これで次はチャンピオンのハルカさんとやれます」

神塩(ダイビングプレス 34.38)中森

これはVIP対決でさんざんあった試合。ゆったりとした試合展開だがだんだん神塩が優勢になるパターン。中森もドラゴンスリーパー、逆片エビで抵抗したが、最後はダイビングプレスを食らって悶絶したところを、

「トアッ」

神塩パイルドライバー。しかし中森返す。ならばと神塩もう一度ダイビングプレス。こんどは中森返せず。34分38秒の熱闘に場内拍手。

「ギリギリのところで粘り負けしました・・・・まあ入れ替え戦とかいろいろありましたから。切り替えて来月から勝ち進みたいと思います」(中森)

 
S草薙(13.23 ノーザンライトSH)相羽 

実力では団体トップクラスのセイウン草薙。いっぽう入れ替え戦で中森に7連敗するなど元気のない相羽。やはりセイウン草薙の猛攻に押され、ノーザン、パワーボムは返したものの2度目のノーザンは返せなかった。

そして4強がそろった。

ハルカ、P藤原、神塩、S草薙。

この4人で準決勝が争われる。

ハルカ(13.20 シャイニングウィザードからの片エビ固め)P藤原

この日2試合目の両者、疲れてはいるが、若手のペガサス藤原に負けるわけにはいかないとばかりにハルカが奮起。さすがはSPZ王者。どぼっとニーリフトを叩き込めばもう流れは見えた。

S草薙(7.59 ノーザンライトSH)神塩

お互いそこそこダメージを負っての2試合目。セイウン草薙がいきなりノーザンライト、パワーボムと勝負をかけてくる。神塩もアラビアンプレスを見せたが受けきったセイウン、2度目のノーザンライトで神塩を沈めた。

かくて決勝戦はハルカVSセイウン草薙となった。15分のインターバルを置いて、セイウン草薙、ハルカの順に入場。

S草薙(8.11パワーボムからのエビ固め )ハルカ

「せっ!」

いきなりバックドロップでつぶしに来たS草薙、そしてパワーボム2連発。無茶苦茶な攻めでハルカの戦意をくじきにかかる。ハルカもDDTで反撃したが、セイウン草薙のノーザンライトを連発で食らってしまい、朦朧状態に。そこへ3度目のパワーボムが決まった。ハルカも沈み、これでセイウン草薙が優勝賞金500万円をゲットした。

「修行の成果が出せました。次はハルカさんのSPZベルトを狙います」

2012年8月27日 (月)

第1,368回 63年2月スノーエンジェルシリーズ

63年目2月

スノーエンジェルシリーズ 開幕。

2月はVIPリーグ戦が行われないので、地方巡業は基本的に普通のシングルマッチの連発。しかし、この2人だけは違う。

下半期リーグ戦で5位判定された中森あずみと、アンダーカード2位の相羽和希が「入れ替え戦」でシングルマッチ7連戦を行う。しかもこの7連戦はすべてメインイベントで行われることが発表された。

「なんとしても4つ取って、ボクはVIPに復帰します」

「同期なんで、向こうの技は全部知ってるので、まあ、落とさないようにやります」

初戦山口大会。相羽のノーザンを受けきった中森が、チョップでなぎ倒してそのままがっちり押さえ込んで24分58秒フォール勝ち。

中森あずみ、その勢いのまま第2戦松江、第3戦鳥取で勝利し、3連勝で王手をかけた。

第4戦神戸、もう負けられない相羽だったが、それがかえって空回りし、中森のドラゴンスリーパーで半失神に追い込まれてしまう。

「ぐううう・・・」

この後相羽もノーザンで反撃したようなのだが全く記憶がなく。もう一度ドラゴンスリーパーががっちり決まってしまう

「・・・・ダメだ」

危険と判断したセブン山本レフェリーが試合を止めた。20分11秒。これで中森あずみがVIPの椅子を守った。

「・・・・なんとか自分のレスリングができました。入れ替え戦は残り3つあるので、負けを許さないつもりでやります」(中森あずみ)

***************************

このあと相羽和希、調子でも悪くしたのか、続く福井、金沢、富山の入れ替え戦でも負け続け、結局7連敗で入れ替え戦を終えてしまった。

「すみません、何もありませんです」(相羽)

そして最終戦横スペ大会。恒例のイベント。        

年に一度の湘南カップトーナメント大会だが、組み合わせおよびエントリーを「くじ引き」で決めるのである。

現時点の所属選手12名のうち、トーナメントに出られるのは8選手のみ。

「では私がくじを引こう」

第1試合開始前、リング上のテーブルに置かれた空のティッシュボックス。その中に各選手の名前が記されたカードが入っている。SPZの黒田社長がこれを8枚引いてエントリー者が決まるのである。いかなる実力者であろうがくじ運が悪ければエントリーすらできないという無茶苦茶なルールだ。確率は3分の2。

黒田社長がクジを引き、その結果を奥森リングアナがアナウンスしてゆく。

1回戦第1試合 フォルトゥナ紫月VSハルカ!!

1回戦第2試合、フェアリー三井寺VSペガサス藤原!!

ワー ドドドド。
1回戦第3試合、中森あずみVS神塩ナナシー!!

1回戦第4試合、相羽和希VSセイウン草薙!!

ブレード上原、2年続けて抽選ではじかれた。

「まあそんなものですよ私は」

そういったブレード上原、アンダーカード第3試合に回り、セモポヌメを一蹴した。
そしてトーナメント。

(紫月さんに勝ったら、3試合やらなくちゃならない・・・・)

気が重いハルカであった。

2012年8月26日 (日)

第1,367回 63年目1月 新春ロケットシリーズ

63年目1月

SPZはおよそ20億円を投じて、ここ数年の懸案だったグッズショップ全店の改装リニューアルを行った。いくつかの拠点では移転も行った。  

「新春ロケットシリーズ」開幕。

初戦岡山武闘館大会、いきなり新年最初の興行でSPZ選手権、新王者ハルカに挑むのは元エース、ブレード上原。

「たぶん今回が最後の挑戦だろうなあ、まあでも相手が大月だからチャンスはあるよ」

そう言ってリングへ向かった上原。要するに相手はメンタルに難があるのでそこを突けば勝機がある。

「ティロフィナーレ!!」

20分過ぎに上原が得意のティロフィナーレ、ソバットを繰り出すが、ハルカも
「勝たせてもらいます。アルティマシュート!」

ハルカのジャンピングキック。これがまともに入った。ブレード上原崩れ落ちる。そして起き上がろうとしたときにシャイニングウィザード。

―強くなったな・・・・

もう足腰に力が入らないブレード上原、2度目のシャイニングウィザードで沈没。勝負タイム26分36秒、王者が初防衛に成功。

***************************

そのあと一行は四国各地、奈良と巡業。しかし首位ハルカと2位セイウン草薙の賞金1000万円をかけた首位争いは激しく、残り2戦の段階で1ゲーム差。という状況。

第7戦新潟大会で追うセイウン草薙がノーザン、バックドロップの猛攻でブレード上原を追い込み、最後は8分49秒、パワーボムであっさりと勝利。

―ま、負けられない・・・・

メインに登場したハルカ、神塩ナナシーののらりくらりファイトに手を焼く。そのまま60分が過ぎ、時間切れドローとなってしまった。これで両者の差は0.5ゲームとなった。

シリーズ最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はもはや前座名物となったアプリコットつばさVSフェアリー三井寺の新人対決。ぺちぺちしたチョップの撃ち合いがいかにも新人同士だ。なんと今回は三井寺がタックルでアプリコットつばさを弾き飛ばし3カウント。勝負タイム8分6秒。

外人同士のシングルを挟んで第3試合はフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原。入社2年目のP藤原、先輩相手に果敢に挑んでいったのだが、ジャーマンを受けきられてしまって最後はコブラツイストの刑。ペガサス藤原脱出できず無念のギブアップ。勝負タイム13分49秒、

第4試合は相羽和希VSREIKO。負傷欠場明けの相羽だが、VIP復帰がかかっているので急ピッチで怪我を治し新春シリーズに仕上げてきた。この日もREIKOの打撃をかいくぐって、組みついて投げ技を繰り出す。もうそれしか勝つ道はないのだ。
「やっ」

掌底を食らっても元気に組みついてバックドロップを狙う。しかしこれは態勢が崩れた、両者ダウン。

相羽、起き上がってパイルドライバーを狙ったがリバースに返される。そしてREIKO掌底、鼻に入った、相羽流血
「このおっ」
相羽パイルドライバー、今度は決まったがREIKO2でフォールを返した!

ドドドドドド

そしてREIKO、これ以上は受けられないとばかりにもう一度掌底、ふらつく相羽へ
「けええー」
ジェットスマッシュ炸裂。飛び散る鮮血。、相羽が沈んでしまった。勝負タイム16分4秒。
これでREIKOはVIP昇格を決めた。

*************************

そして休憩明けは中森あずみVSセモポヌメ。負けたら5位が確定してしまう中森あずみ、懸命のファイト。セモポヌメの力押しをかいくぐってパイルドライバー、スクラップバスターと攻め立てて勝利。
これで中森あずみ、18勝20敗1分けでシリーズを終えた。

セミはブレード上原VSセイウン草薙。この試合に負けると中森あずみに勝率で並ばれてしまうB上原、しかしセイウン草薙の投げまくり攻勢にタジタジ。最後は起き上がれなくなったところをレッグドロップ2連発に沈んだ。勝負タイム10分9秒。

ブレード上原、18勝20敗1分け。中森と並んで同率4位、入れ替え戦にはどちらが落ちるのかという話になったが、試合直後に本部席からアナウンスがあり、「入れ替え戦は前節の戦績の高いほうを上位とみなす旨の規定が適用される」とアナウンスされ、翌月の入れ替え戦は中森あずみVS相羽和希で行われることが発表された。

セイウン草薙は28勝11敗。(勝率718)メインの結果を待つ。

そしてメインはハルカVS神塩ナナシー。負けなければ優勝のハルカ、なんと60分間動き回り、グラウンドの攻防、そしてとりあえず出しておく軽い打撃。そのまま時間切れ引き分けに持ち込み、27勝10敗2分け(勝率730.)でリーグ戦を終えた。
勝利数はS草薙のほうが一つ多いのに、勝率上位が優勝という規定が適用され、ハルカが賞金1,0000万円をゲットした。

神塩ナナシー、18勝16敗5分け。3位でリーグ戦を終えた。

2012年8月25日 (土)

プロレス技シリーズ30 ギロチンドロップ

今回ご紹介するのはギロチンドロップ。

アメリカではレッグドロップとも呼ばれており、ハルク・ホーガンのフィニッシュムーブとして有名です。

プロレス技としては単純な部類で、あおむけに倒れた相手へ勢いよくジャンプし、自らの足、ひざ裏あたりを相手ののど元に落とすだけの技です。

一見単純な技なのですが、屈強な肉体を持つ大型選手がやるとそれだけで脅威です。

99年くらいの全日本プロレス中継で、ノーフィアーVSバーニングの抗争で(大森高山渕VS小橋秋山志賀)、6人タッグ終盤のバタバタを縫って高山選手が志賀賢太郎選手をジャーマン(当時はまだエベレストと呼ばれていなかった)で悶絶させ、ぐったりとしたところをギロチンを落として3カウントを奪ったシーンがありました。そのときの「ギロチン落ちたッ、ギロチン落ちたッ」の実況が印象的でした。

小橋健太選手がブッチャーから初めて3カウントを奪ったのもたしかギロチンの連発でした。意外と説得力のある技だと思います。

軽量の選手では、トップロープからのダイビング式を使うこともあります。このほうがその場で飛ぶより位置のエネルギーが大きいので、効くということでしょう。

WASでは実装されています。ただ軽量の女子選手ということなのか、ダメージ量が少なく、どちらかというと試合中盤のつなぎ技としての位置づけとなっています。

2012年8月24日 (金)

第1,366回 私って、ほんとバカ・・・・

ハルカの人生終了プランは新潟県の崖の前まで行っただけで終わった。

会社には4日ほど実家に帰省すると伝えてあったので、ハルカは来た列車に乗って、二度乗り換えて長野県のマツモトという街に出て、巡業で使ったことのある市内のビジネスホテルに泊まった。

(私、何やってるんだろう・・・・)

暗い部屋で一人物思う。

(働きたくない・・・・)

このまま、また一日一日を灰色で塗りつぶされ、灰色にうずもれなければならないのか。

生きるのは痛い、でも死ぬのはもっと痛いだろう。

電車に飛び込んだらその衝撃は外人さんのラリアットどころじゃないだろうし、包丁でカップクジケツを図っても痛くてたまらないだろう。クビツリもものすごく苦しいだろうし、凍死も凄く痛くて苦しいんだろうな、薬物系はよくわからないけどギギギとかいってすごく苦しいんだろうな、飛び降りがいいと思ったけどうまくいかなかった。安楽死マシーンなんてものはネット通販でも売ってないし・・・

(人生って、ゴウモンなんだ・・・・)

けっきょく、ハルカはマツモトに2日滞在して、そのあと高速バスで横浜に戻った。

**************************

12月29日、新春シリーズ前の全体練習が再開。

ハルカは後輩のフォルトゥナ紫月とスパーリングをこなした。腕関節を取られて

「痛い痛い痛い痛い!」

「あっ、すみません・・・」

どちらが先輩かわかったものではない。この選手がいざリングに上がり本番の試合では蹴りまくって相手をなぎ倒すとはとても思えないのだが。

全体練習の後、休憩。

京スポ新聞の記者さんが来ていた。

「ハルカ選手、1月シリーズは山場ですね。ブレード上原選手の挑戦を受けますし、VIPレースも大詰めですから、このまま1位で逃げ切れば1000万円入ってきますよ」

(この会社は・・・・・・)

そうマスコミ記者さんに言われても「え、ああ、頑張ります」といった生返事しかできなかった。

(わたしは、闘犬じゃない、マシーンでもない。おカネは必要なものだけど・・・・)

元旦だけ練習は休み。2日は軽く調整した後、3日の朝、いよいよ巡業に出る。

1月2日の夜、スーツケースにもう使うことはないと思っていたリングコスチューム、リングシューズ、その他1週間分の着替えその他を詰める。

(私って、ほんとバカ・・・・・。)

腰の痛みは慢性化しつつあるが、痛み止めを飲めば何とかなるレベル。この会社のベテラン選手やOGは、ほとんどが腰痛をわすらった経験があり、痛み止めが利かなくなったり、痛み止めを飲みすぎて胃をやられて引退に追い込まれた選手とか、我慢してファイトしつづけたが医者からライセンス返納勧告書を出された選手・・・・とかといった数々の伝説がある。

1月3日の朝、ハルカはバスに乗り込んだ。

(あーあ・・・・)

流されているのが自分でもわかる。明日は岡山で上原さんとタイトルマッチ。

(一日一日、その日その日でしのいでいくしかないのかな・・・・そうしたらいつか、光が見えるかもしれない・・・)

バスは東名高速を走っていた。

************************

その翌日20時ころ、

岡山武闘館の赤コーナー側控室、

衝立で仕切られた着替えスペースで、私服を脱ぎ、試合用の下着の上にリングコスチュームを着る。そのあとリングシューズを履き、紐を結ぶ。

モニターではセミファイナルの試合が流れている。15分が経過したところ、

(もうすぐ出番だ)

ガウンに袖を通そうとしたところ、

「遥さん、ベルトベルト!」

マネージャーさんから古びた黄金のベルトを手渡される。今日はタイトルマッチなので、チャンピオンベルトを巻いて入場しなければならない。

カチャッ

マネージャーさんにベルトを巻いてもらう。この団体で一番強いという称号だが、ハルカはそんなものにあまり興味はなかった。

両手首にテープを巻いてから、会社が勝手に作った不死鳥をあしらった銀色のガウンを羽織り、入場を待つ。

ほどなくセミファイナルの試合が終わった。

「アーーーーーーーーーーーーーッ!」

ハルカは控室出口で絶叫する。リングへ向かう前の恒例行事だ。若手選手も慣れたものなので平気で聞き流す。

控室を出て、赤コーナー側入場通路奥で待機。

挑戦者のブレード上原がリングインしたあと、自分のテーマ曲「Rumbling Hearts」が流れる。

神妙な表情で花道を歩き、リングイン。

「赤コーナー、SPZ世界王者、神奈川県大和市出身、ハルーカー!!」

一礼する。

(とりあえず、きょう、やるしかないんだ。やるしかないんだ。)

ハルカは湧き上がってくる弱気を押し殺しながら対戦相手を見据えた。

2012年8月23日 (木)

第1,365回 逡巡

時に西暦2071年、

大月遥19歳は横浜のお嬢様プロレス興行会社・スーパースターズプロレスリングゼットの社員。お仕事内容は横浜の道場で練習して、月8試合、「ハルカ」としてファイト。この内容で年収は1200万円程度。経済的低迷が続く今の日本にとってはある意味恵まれた職場と言えなくもなかったが、大月遥にとってこの仕事は嫌で嫌でたまらなかった。

(どうして、ここにいるんだろう・・・)

カネのため?正社員のイスのため?

要するにハルカにとって、殴られたり蹴られたり頭から落とされたりするのが嫌なのである。ほかのレスラーのように試合前に入念な打ち合わせをして技を繰り出す順番まで決めておくことは、不器用な彼女にはできなかったし、SPZは格闘技色の強い団体ということをウリにしているので、試合前の打ち合わせはあっても、実際に試合で仕掛けるときはまず手加減ということはない。

退職届を叩きつけて実家に帰ろうかとも思ったが、とりたててスキルもないので、再就職は難しいだろう。コミュニケーション力に難があるのでコンビニやファストフードのバイトも勤まらないだろう。

あと3-4年この会社で粘れば、ベテラン選手、引退、というコースで円満に現場を離れることができれば、SPZフィーバーのスタッフとか団体でコーチとか裏方スタッフとかに横滑りできるが、それまで待てない!

(生きているのが、つらい・・・・)

いまやっている仕事は、リングの上で暴力的なものをお客さんに見せて、お客さんに喜んでもらう仕事。新人の頃、村上さんに「プロレスは暴力なんだよ」と言われた。興行である以上、相手の暴力を受けきらないといけない。でも痛いのはもう嫌だ・・・

ハルカは北陸行の夜行列車で沈思した。

翌朝5時ころ、列車はイトイガワという駅に着いた。新潟県西部の日本海沿岸の街だ。ここでローカル線の始発に乗り継ぐ。

(新潟県の山奥に、高さ100mの崖がある)

巡業中に読んだ小説に、そんな描写があった。

(もうなにもかも、どうでもよくなった)

これで私が消えてしまって、会社がパニックに陥って、スポーツ新聞に「SPZ世界王者 ハルカ失踪」とか書かれてももうその時自分は関係ないところにいるから関係ない。

1両のディーゼルカーで、客は数人しかいない。

1時間ほど乗って、誰もいない無人駅で降りる。

下調べしていた通り、駅から西へ向かう坂道を上がる。

数軒の農家横を抜け、なお坂道を上がってゆくと、道は渓谷沿いになった。

右手の谷底がどんどん深くなってゆく。

そして、駅から1時間ちょっとの歩きで、ハルカは「その場所」に着いた。

ガードレールをまたぐ。

一歩、二歩、三歩。

崖の前まで来た。

下をのぞき見る。

斜面が深い谷底へ続いている。わずかに河底の流れが見える。

(ななめってる・・・・)

この状態でダイブすれば崖斜面にバン、バン、バンッと体を幾度も打ち付けられながら落ちていくことだろう。

(本で読んだのと違う)

読んだ本の描写ではスパッと切り立った100mはある崖で、飛び降りたら、バラバラになるだろう・・・・と書いてあったが、実際に来てみると微妙に角度があった。

(痛そうだなあ・・・・)

ハルカ、そのままその場所で立ちすくんだ。

10分、20分、

冬の冷たい風に吹かれて。

これまでの人生のいろいろな場面がフラッシュバックする。

30分、40分、

しかしハルカの足は動かなかった。

(ダメだ、死ねない・・・・・・・・)

けっきょく、ハルカはその場からダイブして人生を強制終了させることを思いとどまった。その場を後にし、来た道をとぼとぼと戻り、無人駅に戻った。

次の列車は2時間後。

ハルカは誰もいないホームの古びたベンチに座って、目の前の河原を見つめていた。

(私は、どうすれば・・・・・・・)

その時、川の向こうから

ビンッ

一頭のカモシカが河原を横切り、レールを挟んでハルカと相対する。誰もいない無人駅、侵入者を確認しにあらわれたのだろうか。

(え、鹿・・・・?こんなところに・・・・)

カモシカはハルカをしばし見据えた後、

ビンッ

軽く啼いて、くるっとその身をひるがえし、河原を横切って対面の森へ消えていった。

2012年8月22日 (水)

残暑厳しき折20120822

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

残暑厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。

水曜日恒例の今週のスポーツニュースのようなもの

■プロレス

全日本札幌大会で諏訪魔が河野真幸をラリアットでKO

試合途中で何らかのアクシデントがあったのか、河野選手が戦闘不能になったと思われます。けっきょく記録は諏訪魔のKO勝ち。敗れた河野は続く2大会を欠場。大事に至らなければよいのですが。

アジアタッグは曙・浜が防衛

浜が井上雅を押しつぶして終了。やっぱり。

渕正信58歳は8.26の大田区大会まで試合なし。巡業には帯同せず静養中。肩痛が深刻らしい。

■野球

中日 岩瀬1軍復帰

球界を代表するストッパー岩瀬背番号13、横浜戦で8回の1イニングを抑えました。当面は抑えは山井でいって岩瀬は左の中継ぎとして使われるのか。復調が望まれます。

DeNA 中村紀 車のキーを回したところで右ひじ負傷、登録抹消

球場入りして愛車のエンジンを切ってクルマのキーを回した時に右ひじを痛める。39歳のアスリートということでちょっとしたことでガタが来てしまうのか。ああああ最下位脱出がかかっている大事な時に。

■竹島問題

1904年に日本が領有権を宣言した時には、韓国は(半植民地化されていて)国際社会にまともにものが言える状況ではなかったのが日本の主張の痛いところ。アシカ猟の基地として人が住んでいたこともあったが、価値のない島として無人島にしたのがまずかった。んで、戦後の混乱期1950年代に韓国が「我が領土です」とか言って占拠。僻遠の離島をきちんと管理せず無人島にしておくからこうなる。

もうこうなってしまった以上韓国と戦争でもしない限り竹島を取り返せないが、多数の死傷者を出してまで取り返すほど価値のある島でもないし、そもそもアメリカが許さないだろう。しかし日本もメンツがかかっているので「どうぞどうぞそんな島あげます」とは言えないだろう。5兆円ぐらいで韓国に売却してしまってはどうか。

このようなトラブルを回避するために沖ノ鳥島もそうだが外洋に面しているすべての無人島に時給800円で管理人を配置しておくべきと思う。

■尖閣諸島問題

これも竹島同様に、戦前にやっていたカツオ漁の基地を引き払った後、無人にしておくから中国につけこまれるのだ。竹島と違ってまだ日本側で実効支配しているので、きっちり管理人を置いて(自衛隊を置くと中国を刺激してしまうので)、一般人の上陸を規制し現状維持しておくのがいいのではないかと。たかが沖縄はずれの孤島なので、「欲しけりゃ売るよ」って言って50兆円で売却すれば消費税上げを5年間延期できるけど、東アジアのパワーバランス的にアメリカが許さないだろうな・・・

今週はこんなところ。

2012年8月21日 (火)

第1,364回 どうして、ここにいるんだろう

難敵・中森あずみを下して、SPZ王座を見事奪還したハルカだったが、

本人はうれしさを全く感じていなかった。

(なんでこんな、苦しいことしてるんだろう)

試合後のインタビューも、ダメージが深いのでまともな受け答えにならず、控室で炭酸水をかけてもらう恒例のイベントでも笑顔が出ず。

(どうして、ここにいるんだろう)

シャワーを浴び、私服に着替えて関係者用通路を歩いているときに異変が起こった

(こ、腰が・・・・・)

腰に電気が走った。思わずその場にうずくまってしまう。

(何これ・・・・)

今までもダンベルトレの時に腰をちょっと痛めることもあったが、今回は相当痛い。

(もう、やだ・・・・こんな生活)

そろりそろりと立ち上がり、裏口に待たせてあったタクシーに乗り込み大阪市内の宿舎へ。

悶々とした一夜を過ごした。

その翌日、SPZご一行は大阪からバスで7時間かけて横浜へ帰るのだが、ハルカは「長時間の移動が腰に来る」ということで、開業したばかりのリニア新幹線で帰京した。

12月24日の夜、ハルカはSPZの寮を抜け出した。管理人とマネージャーさんには「帰省する」とウソをついておいた。そのまま北陸行の列車に乗った。

(もうどうでもよくなった、生きているのがつらい・・・・)

ハルカは最悪の選択をしつつあった。

2012年8月20日 (月)

第1,363回 ハルカ、王座奪還

63年目12月

村上千春が右足首負傷で無念の欠場。白星配給係だっただけにリーグ戦の行方に微妙な影響を及ぼしそうだ。
相羽和希が首の負傷で欠場。
「これからという時に…残念です」

仕方がないのでVIPカードの村上千春のところにはセモポヌメがリザーバーとして入った。セモポヌメのパワーは健在で、第2戦札幌ではSPZ王者の中森、第4戦最多まではブレード上原を撃破。

第5戦愛知県しゃちほこドーム大会が駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で中止となった。これで公式戦は1試合減って39試合の勝率で争われる。

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最終戦は大阪・なにわパワフルドーム大会。

外人同士のシングルマッチの後、第2試合は新人対決。アプリコットつばさVSフェアリー三井寺。いかにも新人同士らしい基本技の攻防の末、アプリコットつばさが先月同様ネックブリーカーで3カウント奪取。フェアリー三井寺、初白星が遠い・・・・

第3試合はペガサス藤原VSサンディ・サングレ。
ベテランのサングレがP藤原をスピードで翻弄。しかし劣勢だったP藤原が得意のタイガーSHで逆転。頭を打ったのか苦しそうサングレ。
「これは受けきれてませんね。」
解説の杉浦が指摘している間に、P藤原がブレーンバスターでサングレから3カウント奪取。勝負タイム12分54秒。入社2年目のペガサス藤原、だんだん実力をつけてきた。

そして休憩前第4試合はREIKO VSフォルトゥナ紫月、相羽和希が負傷欠場したため、この試合に勝てばVIP入りの可能性も出てくるフォルトゥナだが、いつも通りの落ち着いたファイトに終始。
「えいっ」
勝負はあっけなくついた。REIKOが掌底一撃。これが入ってしまったらしく、フォルトゥナ前のめりにダウン。

「これは・・・いけません。前のめりに倒れるのはダメージが深、ああ、終わってしまいましたね」
REIKOが後輩の挑戦を退け、VIP復帰に大きく前進した。

********************************

そして後半の試合、セミ前はセイウン草薙VSセモポヌメ。

セミ前という楽な位置でのファイト。セイウン草薙が相手の攻めを適度に受けてから一気に攻め、最後は9分19秒、力のこもったパワーボムでセモポヌメを退けた。

セミはブレード上原VS神塩ナナシー。沖縄の先輩後輩の対戦。お互い手の内を知り尽くしているので息詰まる攻防が展開された。そのまま時間だけが過ぎて行って、30分時間切れドローとなった。

大阪大会メインはSPZ戦、新王者中森あずみ、初防衛戦の相手はリーグ戦首位を快走するハルカ。

「やりづらい相手だが、ベストを尽くす・・・」

王者中森、神妙な表情へリングへ。しかしハルカ、いきなりのエルボー連打で先手を取る。しかし中森もアームホイップで転がしての逆片エビで応戦。しばらくはそういった息詰まる攻防。試合は長期戦になった。

「ハルカ選手、隙を窺ってますね」

40分過ぎにハルカがいきなり仕掛けた。

「アルティマシュート!」
ジャンピングキックを受けてぐらつく中森、そこへニーアタックの追い討ち。
「ならばこれで・・・」
中森もドラゴンスリーパーで落としにかかるが、ハルカ耐えきってロープへ、
「手加減はしません」
ハルカ、シャイニングウィザード、フォールを返す中森。
中森、ドロップキックで反撃するが力がない。

「手加減はしません」
ハルカ、ここでトドメのノーザンライトSH。中森あずみはフォールを返せなかった。勝負タイム51分39秒、ハルカが王者に返り咲いた。

年末のプロレス大賞はセイウン草薙がMVPに輝いた。トップグループの中では頭一つ抜け出ていると判断されたか。新人賞はアプリコットつばさ。しかしベストバウトは受賞できなかった・・・・

2012年8月19日 (日)

第1,362回 63年目11月ダイヤモンドシリーズ

63年目11月   

「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

第4戦宇都宮大会でSPZ世界選手権。王者セイウン草薙に挑むのは、テクニシャンの元王者中森あずみ。

「確かにあの人は強くなった。だけど可能性はゼロじゃあない」
ましてやここは大きい会場ではないので中森にとって比較的やりやすい。グラウンドの関節技絞め技でねちねちといたぶってゆく。

「これでっ」
セイウンも空気投げで応戦するが、中森、STFで痛めつけて、
「はっ」
最後は彼女独特のムーブ、ボディスラム気味に落としてから強引に押さえ込んで3カウント。大技のラストを期待していた宇都宮のファンはええええの声。勝負タイム26分50秒、中森あずみがSPZ王者に返り咲いた。

「今日は自分のスタイルで闘えました。結果がついてきたことをうれしく思います」
中森あずみ、通算4度目のベルト戴冠。

+++++++++++++++++++

シリーズ最終戦は横スペ大会。

外人同士のシングルマッチの後、第2試合はアプリコットつばさVSフェアリー三井寺。この試合はアプリコットが動き勝ち、ネックブリーカーを決めて3カウント。勝負タイム7分14秒。

第3試合はフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原

「紫月選手はもう少し上でやれるはずなんですけどね」
かいせつの杉浦美月が指摘する。体はできているし、レスリングの技術もしっかりしている。似たようなタイプの中森あずみがトップグループで闘っているのだが、まだ何か足りないものがあるのだろう。
かようにファンをやきもきさせているフォルトゥナだが、いつも通りの落ち着いたファイト。
「う・・・ううっ!」
この日は執拗なコブラツイストでP藤原を追い込んでから
「行きます」
ムーンサルトプレス。こんなこともやってのける。これは返したP藤原だが、衝撃があったのか起き上がれない。
「これでっ」
フォルトゥナ、トドメのレッグドロップ。これで試合は終わった。15分43秒。

そのあと第4試合休憩前、相羽和希VSREIKO。

お互いVIP復帰のためには負けられない一戦。しかしこの試合はREIKOの打撃をかいくぐった相羽が裏投げを決めて優勢。しかしREIKOもダイビングプレス。両者大ダメージ。どちらに転ぶかわからくなった。
「がんがん、いっちゃうぞー」
しかし勝利への執念を見せたREIKO、とっておきの大技、タイガースープレックスで相羽から3カウント。その試合が終わると休憩。

*************************

休憩後の試合はハルカVS村上千春。ここまで1勝1分け21敗と負けが込んでいる村上千春だが、試合内容は決して悪くない。この日もハルカと壮絶な打撃戦を展開。
「いてーな・・・・コラァ」

しかしニーリフトをまともに食らって苦しい表情の村上千春、そこへハルカが長身を生かしたブレンバスター。これで3カウントが入った。勝負タイム29分50秒の激戦。

セミは中森あずみVSブレード上原。ここまで9勝13敗1分けの5位と負けが先行している中森。SPZ王者としてはどうなのよという戦績。一方のブレード上原も14勝9敗、これ以上トップのハルカに離されるわけにはいかない。しかし試合は中森ペースで進む。B上原、得意のティロフィナーレを繰り出す、口元に当たったのか中森流血。

「もう一度!!」
ブレード上原、2度目のティロフィナーレ。今度はまともに入った。ふらふらと倒れる中森、しかしフォールは何とか返した。

ドドドドドドド

B上原、なおも攻めようと組みついたが中森これを待っていた。するするっと組み手を切って、ドラゴンスリーパーにとらえた!!

「アッー」

ブレード上原、失神。危険と判断したガイア尾白川レフェリーが試合を止めた。勝負タイム15分50秒。

「勝つには勝ちましたけど・・・・あまりよくない内容ですね」

相手の得意技を2回も食らい、流血に追い込まれた。最後はなりふり構わない手を使った。反省しきりの中森であった。

メインはセイウン草薙VS神塩ナナシー。SPZ王座から転落したS草薙だが、怒涛の攻めっぷりは変わらず、草薙流兜落とし、パワーボムの猛攻で神塩を倒した。勝負タイム19分2秒。
この結果、現在までのVIPレースは下記の状況となった。

1位ハルカ     17勝7敗
2位セイウン草薙 16勝8敗
3位ブレード上原 14勝10敗
4位神塩ナナシー 12勝10敗2分け
5位中森あずみ 10勝13敗1分け
6位村上千春   1勝22敗1分け

首位を走るのはハルカ、1ゲーム差でセイウン草薙が追う展開。

2012年8月18日 (土)

第1,361回 真鍋つかさ最終試合

63年目10月
「まだまだ頑張りたいんだけど、身体が言うこと聞いてくれないの」
真鍋つかさが引退を表明。

シリーズ初戦沖縄大会のメインイベントでSPZ戦が組まれた

王者セイウン草薙、初防衛戦の相手は神塩ナナシー。

「まあ、やるだけやってみます」
神塩ナナシー、いつものゆったりファイトでセイウンと相対したが、20分ほど付き合ったセイウン草薙、いきなり草薙流兜落としで逆襲を始めそしてノーザン。
神塩もあわててアラビアンプレス、バックドロップを繰り出すが、セイウン草薙もバックドロップのお返し。
「ううっ」

これで目の前がぼうっとかすんだ神塩、無念の3カウントを聞いた。勝負タイム24分25秒

*************************

シリーズ第3戦からはセイウン草薙VSブレード上原の3連戦。ブレード上原がティロフィナーレで2連勝、追い詰められたセイウン、第5戦の滋賀大会でも懸命に応戦したが、バックドロップを押しつぶされてフォール負け。

「まだまだあいつには負けませんよ」
ブレード上原がSPZ王者を3タテ。

セイウン草薙これで自分のファイトを見失ってしまったのか、第6戦第7戦とハルカに2連敗してしまった。

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そして最終戦は新日本ドーム大会。

「次の試合に登場する真鍋つかさはこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

ドワアアアア

第1試合は真鍋つかさ最終戦、新人のアプリコットつばさと対戦。
やはりこのクラスの相手だとまだまだ余裕で、一方的に攻め立てて、
「これで終わり」
最後は得意のレッグドロップでアプリコットを仕留めた。勝負タイム7分19秒。

第2試合はフォルトゥナ紫月VSフェアリー三井寺。フォルトゥナが余裕のファイトで相手の攻めを受けて、そのあと
「はい」
パイルドライバー一発で三井寺を仕留めた。勝負タイム7分26秒。

続く第3試合はペガサス藤原VSセモポヌメ。入社2年目のペガサス藤原、外連味のないファイトでセモポヌメを追い込んだが、
「ぐわあっ」
裏拳で目の前が真っ黒になったところをネックブリーカーで敗北。勝負タイム12分29秒。ペガサス藤原、あと一歩だったのだが・・・

第4試合は相羽和希VSREIKO。VIP復帰のためにはお互い負けられない。この試合は相羽ペースで進み、バックドロップでフォール勝ち。

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休憩後はVIP絡みのカード。まずは神塩ナナシーVS中森あずみ。実力派同士の対戦は息詰まる攻防の末、時間切れ引き分けに終わった。神塩ナナシーのダイブ技はことごとく自爆。

セミはブレード上原VS村上千春。 なんと村上千春のキックがタイミングよく決まり、ブレード上原を悶絶させ3カウントが入ってしまった。村上千春VIPでようやく初日を出した。

メインはセイウン草薙VSハルカ。このシリーズ5連敗を喫し奮起したセイウン草薙、バックドロップでハルカを仕留めた。勝負タイム23分9秒。

メイン終了後、真鍋つかさの引退セレモニー。

「今まで応援ありがとう。私の第2の人生も応援よろしく」
小柄な体格ながら無類のスピードとレッグドロップで、VIPにまでのし上がった名選手がリングを離れた。

真鍋つかさ

SPZ56期
2064年5月22日、カイメッセ山梨大会での対 吉原泉戦でデビュー。2071年10月22日、新日本ドーム大会での対 アプリコットつばさ戦で引退。稼働月数91ケ月 出場試合数(概算)666試合

タイトル歴なし

2012年8月17日 (金)

残暑お見舞い申し上げます

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 (北アルプス 野口五郎岳から槍ヶ岳を望む)

残暑お見舞い申し上げます

2012年8月17日 konno

2012年8月16日 (木)

夏休みなので・・・・

すいません世間は夏休みなのでリプレイも休ませてください。

最近読んだ漫画。

■岳(石塚真一)17巻

北アルプスで活動するスーパー救助隊員島崎三歩は思うところあってヒマラヤのローツェへ登りに向かう。落石の困難を乗り越えて無事登頂。しかしその時となりの山エベレストでは、ガイドツアー隊が天候の急変に遭い、全員が生還できるかどうかのピンチにというところまで。次で最終巻。山岳ものの終わらせ方としてはどうなのとも思うが・・・・

■俺の後輩がこんなに可愛いわけがない(いけださくら作画)1巻

「俺の妹が・・・」のスピンオフコミック。黒猫かわいいよ黒猫。原作では主人公が誰とくっつくかまだ流れがきていないので、このスピンオフでは黒猫といちゃいちゃするシーンを出してほしいとも思う。

■うわこい(糸杉柾宏)1巻

「あきそら」が事実上発禁処分となった問題作家・糸杉先生の最新作。ユキテル(少年)、ユノ(恋人)、レナ(火遊びの相手)というドロドロした三角関係を描く!前作よりエロ度はまだ抑え目ですが、その分心の動きというかダークな感情とかが垣間見えて・・・・

■はじおつ。(卯花つかさ)1巻

男嫌いの主人公・向日葵がはじめての告白、おつきあいをするというモジモジ系ストーリー。いまどきこんな進展の遅いカップルはいないぞとつっこみたくなるくらい。絵はかわいい系少女漫画チック。2巻を買うかどうかは微妙。

2012年8月15日 (水)

アイスチョコモナカが手放せない20120815

こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。

暑い中皆様いかがお過ごしでしょうか。

水曜日恒例のスポーツニュースのようなもの、行きます。

■プロレス

・G1クライマックスはオカダカズチカが制しました。

新宿西口地下道に出場者18名のポスターが掲示してあった。鈴木みのるとか天山とか小島とかおなじみのメンツのほかルーシュとかMVPとか誰それという選手が並ぶ。やはり世の中に訴求していかない限りファンは拡大しない。

んで、リーグ戦はおなじみの混戦模様。(速報でしか見ていないが)最終日まで展開を読めなくさせたいのが見え見え。もう少し上手なブックを書いてほしいとも思う。

・全日本プロレス 大和ヒロシが世界ジュニア戴冠

気合いを入れるためにタイツとシューズを白にした大和ヒロシ。同期の王者KAIをクロスアーム式ジャーマンで下して王座奪取。まあ営業的に格上げしたかったんだろうな。次の挑戦者は田中稔が名乗り。

・KENSOが井上雅央と組んでアジア王座取りへ

パートナーがたよりない井上雅で、相手が圧倒的肉弾の曙・浜だから、まともにやったら苦しいのでリングアウト勝ち狙いで王座どりを狙うとのこと。前哨戦では浜亮太を場外に置き去りで勝利。KENSOさんはいったいどこへ向かおうとしているのか。

・ワイルド対決は無効試合

大森隆男VS征矢学、史上初のワイルドストリートファイトマッチは2人ともスギちゃんの恰好をしてきたあげく、5分ほどやりあったところでなぜかドーリングが乱入し試合をぶち壊すという結果に終わりました。けっきょく同じ服装で登場したということで2人の絆が深まったというオチ。どんどんこの2人がコント師になっていく予感・・・・・

■野球

広島エルドレッド、ホームラン量産体制

久々にまともな外国人が入ってきたのか。(研究されたらどうかなとも思うが)広島3位キープなるか。楽しみなところです。石井琢朗兼任コーチはブログ書きに専念されています・・・・

■消費増税ほぼ決定

3党合意で粛々と進めてしまうと談合とか財務省の犬とかのそしりをまぬかれないので、問責出すぞとか解散確約しろとかプロレス的ブックで盛り上げつつ、参議院でも可決されました。んで、「近いうち」に衆議院解散。あーあ。2014年4月から消費税8%。飲みに行く回数を減らすしかないのか。

2012年8月14日 (火)

プロレス技シリーズ29 ケンカキック

プロレスでよく使われるのが蹴り技で、打撃を得意とする選手はよく蹴りを使います。瞬発力を生かして空手のように足の甲で蹴るタイプと、足腰の強靭さを生かした足の裏で蹴るタイプがあります。

足の裏で蹴るタイプの代表的なものは馬場さんの16文キックでして、体格のいい選手のこの種の蹴りをビッグブーツと呼ぶようになり、見栄えがいいのでフィニッシュ技にもなることがあります。

黒のカリスマ・蝶野正洋選手が得意としていたキックは正面から打つのではなく、走りこんで(カウンターで撃つ場合も)やや相手の横から、自らの上体をそらしつつ股を大きく開いて顔面を蹴りつける独特の形で、サッカーをやっていて足腰が強靭なこともあり、強力な打撃技となりました。

蹴りつける際の恰好がやくざ映画のアクションシーンに似ていたのか、この技を食らった橋本選手が「まるでヤクザの蹴りだ」と漏らしたからなのか、いつしか「ヤクザキック」と呼ばれるようになりました。テレビ中継上では不適切な表現と判断されたのか、「ケンカキック」と言い換えられていますので、こちらの方が有名になっています。(海外でファイトされた時にはマフィアキックと呼ばれているとか)

蝶野選手はあまり大技に頼らないファイトをする選手なので、STFで弱った相手にヤクザキックを何発か入れてなぎ倒し、フォール勝ちを収めるケースが多かったように記憶しています。

全日本との対抗戦でもこの技は猛威を振るい、2000年9月2日の渕戦では急所蹴りで弱らせた後STF→ヤクザキック4発で渕を沈めました。川田選手も自著で「蝶野のシューズの靴底が異様に硬く、サッカー出身の彼に蹴られると非常に痛い」と書いています。まあ大技を出すよりもシンプルに蹴って勝つ方がベースの強さを誇示できるのでしょう。

WASでは実装されていません。村上千春あたりに覚えさせると面白そうなのですが。このリプレイでは井上霧子の現役時代の必殺技としています。

2012年8月13日 (月)

第1,360回 63年目9月 ウルトラソウルシリーズ

63年目9月
「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

第2戦秋田大会でSPZタイトル戦。王者ハルカ、2度目の防衛戦の相手はセイウン草薙。ほかの上位選手は先月のSクラで当たっているので、セイウン草薙が挑戦者に選ばれた。
セイウン草薙の空気投げに苦しんだハルカ、不意打ちのアルティマシュートで形勢逆転に成功し、そこからニーリフト連発の猛攻。セイウン草薙動きがおかしい。それでも、

「これで決めます」
草薙流兜落とし炸裂、ハルカ返す。しかし起き上がれない。

「これでっ」
セイウン草薙、隠し大技のダイビングプレス。押しつぶして3カウントを奪取した、勝負タイム25分29秒、セイウン草薙が新王者となった。

「え・・・・・そんな・・・」

SPZクライマックスを制して団体の頂点に立ったかに思えたハルカだったが、セイウン草薙に足元をすくわれてしまった。

*************************

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は真鍋つかさが余裕綽々でフェアリー三井寺をレッグドロップで下した。勝負タイムわずか4分0秒。フェアリー三井寺、初白星が遠い・・・・

第2試合はペガサス藤原VSアプリコットつばさ。これは力の差が歴然。ペガサス藤原が一方的に攻めて、5分19秒、コブラツイストで新人のアプリコットを退けた。

続く第3試合は相羽和希VSフォルトゥナ紫月。VIPで最下位に終わり、アンダーカードに落ちてしまった相羽。腐ることなくノーザン、バックドロップの大技攻勢でフォルトゥナを追い込み、フォルトゥナがふらふらと起き上ったところをエルボーでなぎ倒して終了。
「全部勝ってVIPに戻ります!」

休憩前第4試合はREIKO VSセモポヌメ。入れ替え戦で1勝6敗に終わり、引き続きアンダーカードで闘うことになったREIKO。この日はセモポヌメの力押しに苦戦したものの、掌底でなぐりつけて試合の流れを変え、
「すっごいのいくよ!」
得意の大技、ジェットスマッシュでセモポヌメを蹴り倒した。勝負タイム10分35秒。

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そして後半はVIP対決。
まずは神塩ナナシーVS村上千春。
晴れてVIPに再昇格した村上千春だが、いまのVIP上位メンバーの壁は厚く、ここまで7連敗。この日は難敵・神塩のゆったりとしているが力強い攻めに苦しむ。しかし村上千春も懸命に粘り、30分時間切れ引き分けに持ち込んだ。ここまでの戦績は村上千春が0勝7敗1分け。神塩ナナシーが6勝1敗1分け。

セミは中森あずみVSセイウン草薙。晴れてSPZ王者に返り咲いたセイウン草薙。しかしこの試合は中森が有利に試合を進め、的確に技を積み重ねてセイウンを追い込む。ならばとセイウンも兜落とし、パワーボムで逆転を図る。最後はどちらに転ぶかわからない試合となったが。
「はっ」
最後の力を振り絞ってジャンプした中森、延髄を叩き込んで勝利。19分34秒。セイウン草薙ここまで6勝2敗。中森あずみは3勝5敗。

メインはブレード上原とハルカの対決。SPZクライマックスで4位に終わり、完全に世代交代を印象付けてしまった元エースのブレード上原。この日もハルカと熱い攻防を展開したのだが、やはり膝蹴りをもらって動きが止まる、何とかティロフィナーレを繰り出すも、決定打にならず。そのまま押し切られ、ノーザンライトSHにやられてしまった。勝負タイム40分9秒の激戦。
ハルカはここまで5勝3敗、ブレード上原は3勝5敗。

2012年8月12日 (日)

第1,359回 63年目9月時点のプログラムから

63年目9月
恒例のプログラムから。

リトルバスター:真鍋つかさ

本名;同じ。2048年6月20日、福井県敦賀市出身。SPZの新人テストに合格し、2064年5月22日、カイメッセ山梨大会での対 吉原泉戦でデビュー。体格やパワーには難があるが、持ち前のすばやさで対戦相手の動きをかく乱する。得意技はレッグドロップ。
入場テーマ曲:Just Time Girl(KATSUMI)

弾丸少女 ブレード上原

本名:上原清香。2050年1月31日、沖縄県石垣市出身。幼少の頃から琉球空手で身体を鍛える。たまたま出た空手大会で入賞したのをきっかけにSPZにスカウトされ、SPZ57期として2065年4月16日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。空手の経験を生かした蹴りで存在感を発揮し、SPZ世界王者に輝く。得意技はティロフィナーレ、トラースキック。

入場テーマ曲:アナザーマン(DAG KOLSRUD)

狙撃手 村上千春

本名:同じ。2049年12月12日、鳥取県米子市出身。姉はSPZ54期の村上千秋。姉の後を追うようにしてSPZに入門し。2065年6月11日、山口周南大会での対hibari戦でデビュー。同期のブレード上原と出世競争を繰り広げる。キックの威力はなかなかのものがあり、大物食いをやってしまうこともしばしば。得意技はハイキック、掌底。
入場テーマ曲:真昼のゲーム(ケニー・ロギンス)

南国の太陽 神塩ナナシー

本名:同じ。2050年11月12日、沖縄県石垣市出身、ブレード上原は同じ中学の一期先輩。ブレード上原に紹介されてSPZ58期でデビュー。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。おっとりとした性格ながらリング上では思い切りのいいファイトを見せる。第61回SPZクライマックスで優勝し、先輩の上原といよいよトップ争い。自分のペースで試合を作れるうまさに磨きをかけ、SPZ世界王者に輝く。得意技はアラビアンプレス。ネックブリーカードロップ。
入場テーマ曲:リバース・オブ・ザ・ビート(サンディ・ネルソン)

破壊皇女 REIKO

本名:柏木玲子。2050年11月12日、広島県呉市出身。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ガイア尾白川戦でデビュー。ルックスが良く、アイドルレスラー候補として採用されたが、見かけによらずけっこう体力があり、順調に成長してゆきSPZクライマックス出場を果たす。得意技はジェットスマッシュ、ハイキック。
入場テーマ曲:CAR WARS(トム・スコット)

情熱バカ 相羽和希

本名:同じ。2051年7月12日、石川県金沢市出身、SPZ59期として、2067年4月19日釧路厚生年金アリーナ大会での対 村上千秋戦でデビュー。荒削りだが、スタミナ切れを恐れない当たって砕けるファイトで場内を沸かせる。得意技はノーザンライトスープレックス。
入場テーマ曲:胸を張ろう!(夏樹リオ)

SPZの技巧派 中森あずみ

本名・同じ。2051年10月29日。徳島県阿波池田市出身。SPZ59期として採用され2067年6月10日、山口周南大会での対真鍋つかさ戦でデビュー。スパーリングで覚えた内容を着実に本番でも披露する地道なファイトで順調に出世し、VIP入りを果たしSPZ世界王者に輝く。得意技はSTO,コブラツイスト。
入場テーマ曲 ジャスト・コミュニケーション (TWO=MIX)

静かなる狙撃者 ハルカ

本名:大月遥、2052年11月23日、神奈川県大和市出身。SPZ60期として採用され2068年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 中森あずみ戦でデビュー。上背を生かした打撃技はただただ脅威。ジャンピングハイキックは「アルティマシュート」と呼ばれ、猛威を振るう。そしてついにSPZ世界王者に輝き、第63回SPZクライマックスでも優勝し、団体トップにのし上がる。得意技はアルティマシュート、ニーアタック。
入場テーマ曲:Rumbling Hearts(栗林みな実)

草薙流の伝承者 セイウン草薙

本名:非公開。2053年11月21日、山形県朝日町出身。あの草薙みこと、スイレン草薙を輩出した草薙神社から推薦があり、SPZ61期として入門。2069年4月12日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 初瀬唯戦でデビュー。草薙流古武術で培った投げ技のキレを生かしてぐんぐん出世し、入社1年余りでSPZ世界王者に輝く。得意技は草薙流兜落とし、空気投げ
入場テーマ曲:暉映の戦場(信長の野望)

疾風星 フォルトゥナ紫月

本名:伊吹香月、2053年12月27日、富山県八尾市出身。柔道の経験があり、SPZにスカウトされる。2069年6月15日、周南体育館での対 セイウン草薙戦でデビュー。通好みのねちっこいファイトスタイルで固定ファンも多い。得意技はドラゴンスリーパー。
入場テーマ曲:キャプチュード

ヤングライオネス ペガサス藤原

本名:藤原寿子。2055年2月23日、栃木県宇都宮市出身。中学時代からスポーツ万能で、SPZスカウトの目に留まりSPZ62期として2070年5月4日、カイメッセ山梨大会での対 村上千秋戦でデビュー。得意のジャーマンで頭角を現し、SPZクライマックス出場を果たす。これからが楽しみな逸材。得意技はジャーマンスープレックスホールド。
入場テーマ曲:勇者の挑戦(ドラゴンクエスト)

期待の新星 アプリコットつばさ

本名:非公開。2056年2月28日、愛媛県松山市出身。スポーツ経験を買われてスカウトされ、SPZ63期として2071年5月20日、松山市武道館大会での対 ペガサス藤原戦でデビュー。体格やパワーに難があるものの身のこなしが軽く。将来が楽しみな選手。得意技はドロップキック。
入場テーマ曲:ディヴェルティメントK137 第2楽章(W.A.Mozart)

不屈の闘志 フェアリー三井寺

本名:石山法子、2055年10月3日、滋賀県大津市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ63期として2071年5月15日、岡山武闘館大会での対 真鍋つかさ戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、練習には熱心に取り組み、先輩越えをうかがう。得意技はスリーパーホールド。
入場テーマ曲: TOY BOY(シニータ)

チーフレフェリー 吉見ゆう子

本名:吉見裕子。2028年12月11日、埼玉県川口市出身。アメリカ留学中にプロレスラーの道を志し、2046年4月15日、アメリカミネソタ州セントポール、コバルト体育館での対 トラウマサンダーバード戦でデビュー。日本帰国後はフリーで各団体を渡り歩くが、ヒザの負傷により2054年4月に現役引退。その後は八王子でスポーツインストラクターをしていたが、SPZ大量離脱に伴いスタッフの頭数が足りなくなったため、採用される。海外留学の経験があり英語に堪能で外国人選手とのコミュニケーションも上手である。

レフェリー ミネルヴァ石川

本名:石川洋子、2027年7月3日、石川県小松市出身。SPZの新人テストに合格し、35期生として2043年4月17日釧路アリーナ大会での対 フローラ小川戦でデビュー。3051年、現役引退。引退後は団体に残り、若手選手のコーチおよび中盤試合のレフェリーを務める。

レフェリー セブン山本

本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。趣味は英会話教室通い。

レフェリー ガイア尾白川

本名・尾白川舞 2047年2月16日、福島県須賀川市出身、SPZの入門テストに合格し、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 ミントス・フジニャーノ戦でデビュー。2069年7月、現役引退しレフェリーに転向。現役時代の身のこなしを生かしたレフェリングで前座戦線を盛り上げる。

リングアナウンサー 奥森豊

2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、後半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。

リングアナウンサー 鈴木たくろう

2034年6月30日、神奈川県横須賀市出身。2057年入社。グッズ販売やリングアナ、雑用まで何でもこなすSPZ期待の若手社員。趣味はDTM。

リングドクター 沢木凛奈

2023年6月21日、北海道利尻富士町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務。プロレス観戦好きが好じ、「タダでプロレスが見られる」という中森社長の甘言に乗り、SPZにリングドクターとして首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2012年8月11日 (土)

第1,358.5回 昔の夢

もうあれから60年がたとうとしている。

「小川さん、次のシリーズ、このリングシューズ履いて」

社長が紙袋をまた持ってきた。

中を確かめると銀色のリングシューズ。オレンジの縁取りがされている。通勤電車みたいなカラーリング。社長の趣味らしい。

「ちょっと派手じゃないですか」

「いやいやいや、この世界やっぱりインパクトが大事だからね。こういうかっこいいシューズを履いてファイトして、しばかれて倒れる。こういうシュールなシチュエイションは心に残るよ」

「・・・・・わかりました・・・・」

いまさらこの社長に何を言ってもというのもある。自分の定位置は休憩前の第3試合、中堅外人レスラーにいいようにいたぶられて、ちょっとだけ反撃するけど、けっきょく力負けするパターンがほとんど。(相手がダメ外人のときは勝ってもいいと言われてるけど、なかなか楽な相手とは組んでもらえない)

フォール負けした後は相手が引き上げるまでリング上で転がっているのが礼儀だと新人の頃、ミミさんによく言われたのでいまでもそれを守っている。

「また社長からシューズ貰ったの、いいわね好かれてて」

控室で南さんに突っこまれる。

シューズを履いて、紐を通す。これで戦闘準備は完了だ。

ー自分の出番まで、あと5分くらい・・・・

モニタの映像で前座の試合を見る。今日の相手もそこそこ力の強いEWAの選手だ。まず勝てないだろう。でもそれが自分の仕事だから。小川ひかるは芸術的に負けるのも最近うまくなったと業界紙に書かれてしまったし。

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また大昔の夢を見た。

さいきんは早朝に目が覚めることが多い。

けっきょく社長から貰ったシューズは20足以上あるが、捨てずにしまっている。

ー心臓の薬、飲まないと・・・・

枕元の薬に手を伸ばす。

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「最近あかりこっち来ないけど、なんかあったの?」

東京で暮らしている娘と電話で話す。仕事が忙しいので孫のあかりの面倒を見ることがしばしばあった。何しろ松本まではウルトラあずさで1時間かからない。

「あの子、ジムに通いだしたのよ」

 「ええっ」

「チェストプレスとかラットマシンにこっているわ。フリーウェイトに手を出すのも時間の問題」

「うっわー」

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2012年8月10日 (金)

SPZクライマックス優勝者イッキ

SPZクライマックス

SPZが旗揚げ以来、毎年原則8月に行っているシングルのリーグ戦。真に力あるものだけがその大トロフィーを抱ける。

第1回 優勝 ミミ吉原   準優勝 南利美
第2回 優勝 沢崎光    準優勝 デスピナ・リブレ
第3回 優勝 南利美    準優勝 草薙みこと
第4回 優勝 伊達遥    準優勝 秋山美姫
第5回 優勝 草薙みこと  準優勝 南利美 秋山美姫 沢崎光
第6回 優勝 草薙みこと  準優勝 伊達遥
第7回 優勝 草薙みこと  準優勝 伊達遥
第8回 優勝 吉田龍子   準優勝 伊達遥
第9回 優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第10回優勝 吉田龍子   準優勝 新咲祐希子 
第11回優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第12回優勝 吉田龍子   準優勝 ハイブリッド南
第13回優勝 吉田龍子   準優勝 スイレン草薙
第14回優勝 スイレン草薙 準優勝 ボンバー来島
第15回優勝 ボンバー来島 準優勝 スイレン草薙
第16回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ボンバー来島、芝田美紀
第17回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ボンバー来島
第18回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝、ボンバー来島、芝田美紀、ロイヤル北条
第19回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 ロイヤル北条
第20回優勝 ビューティ市ヶ谷 準優勝 武藤めぐみ

第21回優勝 武藤めぐみ   準優勝 マッキー上戸
第22回優勝 武藤めぐみ   準優勝 ノエル白石
第23回優勝 武藤めぐみ   準優勝 ノエル白石
第24回優勝 コンバット斉藤 準優勝 武藤めぐみ
第25回優勝 武藤めぐみ   準優勝 コンバット斉藤
第26回優勝 コンバット斉藤 準優勝 ナイトメア神威
第27回優勝 ナイトメア神威 準優勝 コンバット斉藤
第28回優勝 コンバット斉藤 準優勝 ナイトメア神威
第29回優勝 コンバット斉藤 準優勝 マイティ祐希子
第30回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第31回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第32回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第33回優勝 マイティ祐希子 準優勝 霧島レイラ
第34回優勝 グリズリー山本 準優勝 霧島レイラ
第35回優勝 グリズリー山本 準優勝 霧島レイラ
第36回優勝 グリズリー山本 準優勝 佐久間理沙子
第37回優勝 グリズリー山本 準優勝 佐久間理沙子
第38回優勝 グリズリー山本 準優勝 佐久間理沙子
第39回優勝 佐久間理沙子  準優勝 フローラ小川
第40回優勝 佐久間理沙子  準優勝 フローラ小川

第41回優勝 佐久間理沙子  準優勝 ジャスティスえちご
第42回優勝 白石なぎさ   準優勝 ジャスティスえちご
第43回優勝 白石なぎさ   準優勝 ジャスティスえちご
第44回優勝 白石なぎさ   準優勝 ジャスティスえちご、近藤真琴
第45回優勝 近藤真琴    準優勝 白石なぎさ
第46回優勝 サンダー龍子  準優勝 白石なぎさ
第47回優勝 白石なぎさ   準優勝 サンダー龍子
第48回優勝 近藤真琴    準優勝 白石なぎさ
第49回優勝 スーパーカオス 準優勝 ミントス・フジニャーノ
第50回優勝 アデライーダ・アバチャ 準優勝 優香
第51回優勝 アデライーダ・アバチャ 準優勝 優香
第52回優勝 優香      準優勝 アデライーダ・アバチャ
第53回優勝 ジーニアス武藤 準優勝 レディ・コーディ
第54回優勝 サンダー龍子  準優勝 アデライーダ・アバチャ
第55回優勝 ジーニアス武藤 準優勝 エアリアル菊澤
第56回優勝 美冬      準優勝 エアリアル菊澤
第57回優勝 美冬      準優勝 ジーニアス武藤
第58回優勝 美冬      準優勝 エアリアル菊澤
第59回優勝 美冬      準優勝 今治みさえ
第60回優勝 ユーリ・セモポヌメ 準優勝 今治みさえ

第61回優勝 神塩ナナシー  準優勝 ブレード上原
第62回優勝 ジョーカーウーマン 準優勝 セイウン草薙
第63回優勝 ハルカ     準優勝 神塩ナナシー

2012年8月 9日 (木)

SPZ世界王者イッキ

横浜のお嬢様プロレス団体SPZ。

その本社ビルの3階廊下に額縁がずらりと並んでいる。歴代のSPZチャンピオンたち。

自社ビル建設時に初代社長が両国国技館の優勝額にヒントを得てやりだしたらしい。

「廊下や休憩室に並びきらなくなってきました」(総務スタッフ)

SPZ63年の歴史が詰まっている。

初代 伊達遥    (防衛回数)0
2代目 草薙みこと 0
3代目 南利美   0
4代目 伊達遥  10
5代目 草薙みこと 1
6代目 伊達遥   2
7代目 南利美   0
8代目 吉田龍子  1
9代目 伊達遥   1
10代目 永沢舞  0
11代目 吉田龍子 0
12代目 伊達遥  0
13代目 草薙みこと4
14代目 永沢舞  0
15代目 上原今日子0
16代目 伊達遥    0
17代目 吉田龍子 1
18代目 永沢舞  1
19代目 伊達遥  0
20代目 吉田龍子  15

21代目 ハイブリッド南 0
22代目 新咲祐希子 0
23代目 永沢舞  0
24代目 吉田龍子 0
25代目 ハイブリッド南 1
26代目 新咲祐希子 0
27代目 永沢舞   2
28代目 ハイブリッド南 7
29代目 スイレン草薙 0
30代目 吉田龍子  4
31代目 ハイブリッド南 1
32代目 新咲祐希子 0
33代目 スイレン草薙 0
34代目 吉田龍子   1
35代目 ハイブリッド南 1
36代目 新咲祐希子 0
37代目 スイレン草薙 7
38代目 スターライト相羽 0
39代目 ボンバー来島 0
40代目 菊池理宇 1

41代目 スイレン草薙 1
42代目 ボンバー来島 4
43代目 ビューティ市ヶ谷 11
44代目 ナターシャ・ハン 1
45代目 ロイヤル北条 0
46代目 ボンバー来島 0
47代目 ビューティ市ヶ谷 5
48代目 ナターシャ・ハン 1
49代目 ビューティ市ヶ谷 1
50代目 芝田美紀 1
51代目 ロイヤル北条 0
52代目 ビューティ市ヶ谷 1
53代目 ラッキー内田 0
54代目 氷室紫月 1
55代目 ラッキー内田 1
56代目 ビューティ市ヶ谷 3
57代目 ラッキー内田 1
58代目 氷室紫月 1
59代目 マッキー上戸 0
60代目 武藤めぐみ 1

61代目 ジェナ・メガライト 0
62代目 武藤めぐみ 15
63代目 ノエル白石 0
64代目 ライラ神威 1
65代目 ジェナ・メガライト0
66代目 ノエル白石 0
67代目 武藤めぐみ 4
68代目 コンバット斉藤 0
69代目 ジェナ・メガライト 0
70代目 武藤めぐみ 4
71代目 コンバット斉藤 1
72代目 武藤めぐみ 3
73代目 コンバット斉藤 3
74代目 ローズ・ヒューイット 1
75代目 コンバット斉藤 9
76代目 ケンドー・カミスワ 0
77代目 ナイトメア神威 0
78代目 コンバット斉藤 5
79代目 ジェーン・メガライト 4
80代目 マイティ祐希子 0

81代目 コンバット斉藤 0
82代目 ナイトメア神威 1
83代目 マイティ祐希子 3
84代目 ジェーン・メガライト 0
85代目 マイティ祐希子 3
86代目 ジェーン・メガライト 0
87代目 マイティ祐希子 4
88代目 ジェーン・メガライト 0
89代目 霧島レイラ 0
90代目 マイティ祐希子 14
91代目 ジェーン・メガライト 2
92代目 マイティ祐希子 7
93代目 ロゼ・ヒューイット 0
94代目 霧島レイラ 0
95代目 グリズリー山本 15
96代目 ジェーン・メガライト 0
97代目 佐久間理沙子 1
98代目 ロゼ・ヒューイット 0
99代目 グリズリー山本 0
100代目佐久間理沙子 0

101代目ロゼ・ヒューイット 0
102代目グリズリー山本 1
103代目ダークスターカオス 1
104代目グリズリー山本 3
105代目佐久間理沙子 3
106代目フローラ小川 1
107代目グリズリー山本 3
108代目佐久間理沙子 3
109代目グリズリー山本 4
110代目フローラ小川 0
111代目ジャスティスえちご 0
112代目佐久間理沙子 3
113代目フローラ小川 0
114代目ジャスティスえちご3
115代目ダークスターカオス 4
116代目ジャスティスえちご 1
117代目コバトフ 2
118代目ジャスティスえちご 7
119代目白石なぎさ 15
120代目ダークスターカオス 0

121代目白石なぎさ 0
122代目近藤真琴 2
123代目白石なぎさ 15
124代目スーパーカオス 3
125代目サンダー龍子 0
126代目白石なぎさ 1
127代目近藤真琴 0
128代目サンダー龍子 0
129代目アデライーダ・アバチャ 0
130代目近藤真琴 1
131代目サンダー龍子0 返上
132代目スーパーカオス 4
133代目アデライーダ・アバチャ 6
134代目優香 2
135代目レディ・コーディ0
136代目ジーニアス武藤 0
137代目ソレッタ・フジニャーノ0
138代目優香 0
139代目アデライーダ・アバチャ 2
140代目優香 2

141代目ジーニアス武藤 1
142代目優香 0
143代目レディ・コーディ 3
144代目アデライーダ・アバチャ 4
145代目優香 0
146代目ジーニアス武藤 1
147代目レディ・コーディ 1
148代目ジーニアス武藤 1
149代目美冬 1
150代目サンダー龍子 3
151代目ジーニアス武藤 0
152代目美冬  6
153代目エアリアル菊澤 0
154代目ジーニアス武藤 0
155代目美冬 1
156代目ジーニアス武藤 2
157代目エアリアル菊澤 0
158代目美冬 7
159代目エアリアル菊澤 1
160代目美冬 5

161代目エアリアル菊澤0
162代目ソワール・ゾネック 0
163代目美冬 7
164代目ソワール・ゾネック 0
165代目美冬 0
166代目ソワール・ゾネック 1
167代目美冬 7
168代目ブレード上原 9
169代目神塩ナナシー 1
170代目ブレード上原 1
171代目中森あずみ 0
172代目神塩ナナシー2
173代目中森あずみ0
174代目ブレード上原 2
175代目中森あずみ0
176代目セイウン草薙 0
177代目中森あずみ 1
178代目ハルカ 1

2012年8月 8日 (水)

夏バテで調子が20120808

連日暑い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■野球

・中日岩瀬2軍落ち

球界を代表するクローザー岩瀬、久々に登板し28S目を上げたが、その翌日救援に失敗しとうとう本人が2軍での再調整を申し入れた。これは引退フラグなのか。

「もう昔の岩瀬ではない、岩瀬も生身の人間なのでパターン通りの起用をし続けた監督やコーチの責任」(高木監督)

「(失敗してすぐ怒るので)岩瀬も気持ち的にも余計なプレッシャーがかかってしまう、あの監督では・・・」(権藤コーチ)

中日の70代の首脳陣2人が内紛。こんなんで巨人を追撃できるのか。

・広島エルドレッド1号2号

緊急補強した助っ人がようやく本領発揮。「自分は本塁打を打ってこその打者」

・広島会沢顔面直撃死球、ハマスタに救急車出動

「長いこと横浜スタジアムでやっているがグラウンドに救急車が入ったのは初めて」(石井琢)場内騒然も、鼻骨骨折で大事には至らない見込み。

■プロレス

8.12後楽園でワイルドストリートファイトマッチ実現

大森征矢の対戦相手が格下の中之上&アンディだったことで、「こんなのとやるよりワイルド対決した方が良い」という話になって史上初のワイルドストリートファイトマッチ実現。場外カウント、反則なしの特別ルール。いったいあの2人はどこへ向かおうとしているのか。

■原発反対デモ

暑い中、首相官邸前での原発反対デモが盛り上がっている。首相が代表者に面会するとか。自分はいまのところ原発賛成派だ。再生エネルギーといっても太陽光や地熱や風力は微々たるものだし、原発分を水力で賄うと日本中の河川にダムを造りまくってもカバーできない。火力増強だと燃料費がかさみ電気代が上がる。そうなると固定費が増加した企業は利益確保のためどこに手を付けるか容易に想像がつく。人件費。リストラか賃金カット。個人消費が下がり失業者が増加し、不遇になった人たちの犯罪が増える。そこまで考えなければならない。

とはいえ原発は一度事故が起これば半径20km全滅という高リスクなものだということがさらされたので、災害時の事故防止に十重二十重の手を尽くすことはもちろんのこと、万一事故が起こった場合の代替避難生活場所の事前確保までやっておかねばならないと思う。そして超長期的には原発ゼロで今と同じコストでエネルギーが賄えるような新エネルギーの研究開発を国主導で推進すべきと思う。

今週はこんなところ。

2012年8月 7日 (火)

第1,358回 63年目8月SPZクライマックス(下)優勝かけて

第63回SPZクライマックス。いよいよ残り2戦!

第7戦は札幌どさんこドーム大会。

中森(9点、ストレッチプラム 12.42)レディD(2点)

中森あずみが初来日のDの力押しをさばいて、最後はストレッチプラムでギブアップの言葉を吐かせた。

B上原(8点、バックドロップからの体固め 9.15)サングレ(2点)

ブレード上原がサングレを寄せ付けず、バックドロップを決めて勝利。

ハルカ(11点、ブレーンバスターからの片エビ固め 8.56)セモポヌメ(4点)

「お、落とすわけにはいかない・・・・」

札幌で実力者セモポヌメと対戦したハルカ。過去何回かやって、直近でも七割がた勝っているが、3年前の優勝者なので油断はできない。

早い段階からシャイニングウィザード、ネックブリーカーを繰り出して優位に立ったハルカ。ブレーンバスターで追い討ちをかけて、

「もう一度」
2度目のブレーンバスターでセモポヌメを退けた。8分56秒全く危なげなし。これで神塩と1点の差を保ったまま最終戦横浜へ。相手はサングレなのでなんとかなる。ハルカの優勝が濃厚となった。

神塩(10点、ダイビングプレスからの体固め 29.55)P藤原(2点)

ペガサス藤原が初めてメイン登場。さすがに緊張していた。さすがに神塩の攻めに押される場面が目立ち、ネックブリーカーを食らって苦悶の表情。それでもタイムアップぎりぎりまで粘り続けたが、残り5秒でダイビングプレスを食らって敗北。

「向かっていったのですが、軽く受けられてしまいました」(P藤原)

*****************************

そして最終戦は横スペ大会。入れ替え戦はセイウン草薙の6勝1敗で終わった。

セモポヌメ(6点、ラリアットからの体固め)レディD(2点)

セモポヌメが有終の美。ラリアットでなぎ倒して勝利。

中森(11点、STF 12.44)P藤原(2点)

中森あずみ、危なげない試合運びで勝利。藤原のジャーマンを食らったもののすぐにSTFで固めてギブアップ勝ち。
ペガサス藤原、チャンスをもらったが2点に終わり、大ブレイクはならなかった・・・・

ハルカ(13点)、ブレンバスターからの片エビ固め 12.0)サングレ(2点)

横スペ大会のセミファイナルにハルカが登場。

勝てば優勝・・・・

ハルカが一気の攻めをみせて、シャイニングウィザードを叩き込む。しかしサングレも執念で返す。
「これで」
ハルカ、長身を生かしたブレーンバスター。片エビで抑え込み、

ワン、トゥ、スリ
石川レフェリーがマットを3つ叩いた。
ハルカ、SPZクライマックス優勝。

ドワアアアアア

ーゆ、優勝?したの・・・・

ハルカ、とりあえず一礼して花道を淡々と引き揚げた。

神塩(12点、スクラップバスターからの片エビ固め 26.40)B上原(8点)

メインイベントは消化試合となった。両者攻めあぐむ重い試合となったが、ティロフィナーレを受けきった神塩がスクラップバスターで3カウント奪取。

神塩ナナシーが2位に入り、準優勝の賞品、横浜中華街のお食事券をもらって引き揚げた。3位には中森あずみが食い込み、スポーツドリンク1ケースが贈られた。

「あの、えっと・・・勝てたみたいです」

メイン終了後の表彰式、ハルカは大トロフィーを抱いても硬い表情を崩さず、インタビューもしどろもどろの受け答え。それがまたハルカらしい。

2012年8月 6日 (月)

第1,357回 63年目8月SPZクライマックス(中)

63年目 8月

第63回SPZクライマックス

第4戦は九州ドーム大会。入れ替え戦はREIKOがセイウン草薙を蹴り倒して1勝を返した。

レディD(2点、ラリアットからの体固め 12.56)P藤原(2点)

ペガサス藤原、対戦相手のレディDの力押しに競り負けてしまった。

「力負けしました・・・・練習して近いうちにやり返します」

セモポヌメ(2点、アキレス腱固め 13.24)サングレ(2点)

セモポヌメが初日を出した。強烈なラリアットでサングレの動きを止め、アキレス腱固めでギブアップ勝ち。

ハルカ(6点、シャイニングウィザードからの体固め 13.53)B上原(2点)

負けたら優勝戦線から脱落してしまうB上原、懸命のファイトを見せるも、ハルカのニーリフトで悶絶してしまう。追い込まれたB上原は必殺技で挽回を図るが、
「くっ、ティロフィナーレ!!」
しかし腕でガードしたハルカ、
「手加減はしません」
シャイニングウィザードでB上原をねじ伏せて3連勝。
「あああ・・・・」
ブレード上原、優勝戦線から脱落。

神塩(5点、時間切れ引き分け)中森(3点)

負けたら優勝戦線から脱落してしまう中森あずみ。力のこもった攻防を展開。しかしお互い負けられない思いが強すぎたのか、どうしても試合展開が重くなってしまい、両者仕掛けられぬまま時間だけが過ぎて行って30分時間切れドローとなった。

**************************

第5戦名古屋しゃちほこドーム大会。入れ替え戦はセイウン草薙が3勝目で王手。サソリ固めでREIKOにギブアップ勝ち。

セモポヌメ(4点、ニーリフトからの体固め 11.27)P藤原(2点)

セモポヌメが2勝目。ペガサス藤原、相手の残虐ファイトを受けきれなかった・・・・・

「悔しいです。何もできない自分がもどかしい」(P藤原)

中森(5点、ボディスラムからの片エビ固め 9.33)サングレ(2点)

1敗1分けで上位(ハルカ、B上原、神塩)との対戦を終えた中森。逆転優勝の可能性は低いが、淡々と自分のプロレスをこなし、最後は相手が弱ってきたのを見るや、得意ムーブのボディスラムからの押さえ込みで3カウント。

B上原(4点、フェイスクラッシャーからの片エビ固め 19.45)レディD(2点)

ブレード上原、対戦相手のレディDの力押しに手こずり、タイガードライバー3連発を食らって追い込まれたものの、
「行くよっ」
フェイスクラッシャーで逆転勝利。

「はっきり言って危なかった。優勝は厳しいけどあとはもう自分のレスリングをするだけ」(B上原)

神塩(6点、時間切れ引き分け)ハルカ(7点)

全勝のハルカと1分けの神塩が直接対決。この試合を終えるともう残る相手は中堅外人3人なので、勝てば、いや、負けなければ優勝へ大きく前進するハルカ。神塩との差し手争いを制して巻き投げを連発。しかし神塩もショルダータックルで応戦。息詰まる攻防が展開されたが、両者ともなかなか自分のペースに持ち込めない。そのまま時間だけが過ぎてゆき、30分時間切れ引き分けとなった。

「・・・・うー」

神塩ナナシー、連夜の時間切れ引き分けで自力優勝の可能性が消えた。

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第6戦は仙台大会。
「はっ」
入れ替え戦、REIKOも懸命に打撃を繰り出したが、セイウン草薙のノーザンで動きを止められる。そして、
「これでっ」
レッグドロップで3カウント。セイウン草薙が4勝目を挙げ、入れ替え戦を勝ち抜いた。

「…何もないです」
REIKO、2期続けて入れ替え戦で敗退。

中森(7点、水平チョップからの片エビ固め 15.38)セモポヌメ(4点)

「グゴ・・・ッ」
中森の魔性ドラゴンスリーパーを耐えたセモポヌメだが、もう意識が朦朧としていた。察した中森がチョップ一発でなぎ倒し、押さえ込んで3カウント。

「・・・ユー、カウント3入れたのか」

イメージでは返したつもりのセモポヌメ、肩が上がっていなかった。山本レフェリーに抗議するも判定は当然覆らず。

ハルカ(9点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 12.03)レディーD(2点)

あとは外人3人に取りこぼさなければ優勝できるハルカ。初来日のレディD相手でも容赦せず、ニーリフトをガンガン打ちこんで追い詰め、
「てっ」
このシリーズ猛威を振るっているシャイニングウィザードで仕留めた。

「やるだけです・・・・」(ハルカ)

B上原(6点、逆片エビ固め 9.19)P藤原(2点)

ブレード上原が格の違いを見せつけ、最後は逆片エビ固めでぎりぎりと絞り上げる、
「ひぎぃぃぃぃ」
ブレード上原、力を緩めず絞り上げ続けたのでたまらずP藤原はギブアップ。
「あえて逆エビで決めた。あとはあの子がこの結果をどう受け止めるかだと思う」(B上原)

神塩(8点、アームホイップからのエビ固め 11.43)サングレ(2点)

仙台大会メインは神塩ナナシーが手堅く勝利。最後はアームホイップで転がすや足を取って押さえ込んで勝利。

第63回SPZクライマックス。残り2戦の段階で勝ち点9でハルカがトップ。勝ち点8で神塩が追う展開。

「おう、ハルカ。リーグ戦残り2つやん。もうえぐい相手はおらんけえのう。いけるんちゃうか?賞金でなんかおごれよ。」(村上千秋レフェリー)

「そ、そんな・・・村上さん・・・・まだどうなるかわかりません」(ハルカ)

2012年8月 5日 (日)

第1,356回 63年目8月SPZクライマックス(上)

63年目8月
恒例のSPZクライマックス。
エントリーは下記の8名。

ブレード上原(21)
上期レギュラーシーズン2位
 6年連続6度目の出場
「優勝目指して、精いっぱいやる」

神塩ナナシー(20)第61回大会優勝 
下期レギュラーシーズン1位 上期レギュラーシーズン1位
 3年連続4度目の出場
「やるからには、優勝を目指したいと思います」

中森あずみ(19)2年連続2度目の出場
 「変に意識せず、自分のプロレスをやるだけです。」

ハルカ(18)初出場 SPZ世界王者
 「えっと・・・・まあ・・・・その・・・頑張ります」

ペガサス藤原(16)初出場
VIPに入っていないが若手有望株枠での出場。
「やるだけです!」
所属選手はこの5名だけで、あとは招待選手。

ユーリ・セモポヌメ 4年連続4度目の出場 第60回大会優勝
 「ウァハハハハ、ヨーロッパマットで鍛えた。今年は全員ぶったおしてやる」

サンディ・サングレ 2年連続4度目の出場
 「AAC代表として、恥ずかしくないファイトをします」

レディ・D(初出場)
「私のパワーは誰にも止められません」

初戦京都大会は公式戦は組まれていないものの超満員の盛況。

初来日のレディDは第1試合でセモポヌメに惜敗。この日第4試合でなんとブレード上原がフォルトゥナ紫月のドラゴンスリーパーに落とされて敗北。この後も波乱が続出し、第5試合では中森あずみが村上千春のパワーボムに屈し、メインではハルカがREIKOのジェットスマッシュを食らって敗北。大荒れ大荒れの京都大会となった。

第2戦、なにわパワフルドーム大会。
SPZクライマックス公式戦と並行して行われる入れ替え戦7番勝負。
セイウン草薙VSREIKO。ノーザンを3連発したセイウン草薙が大ダメージを与える。
「はっ」
セイウン草薙のノーザン攻勢を懸命に返し続けたREIKOだが、7度目のノーザンは返せなかった。勝負タイム13分26秒。

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そしてSPZクライマックス公式戦。

P藤原(2点、ジャーマンSH 11.24)サングレ

「チャンスを頂きましたので、頑張ってやります」
アンダーカードの選手は後半の試合に出られない。実力のない選手はキャリアのすべてを前半で終わらせかねない制度。これでは若手選手のモチベーションが下がってしまうので昨年からSPZクライマックスに若手枠が設けられ、去年のセイウン草薙が準優勝まで行ったので、今年も若手枠からP藤原が選ばれた。

「はあうっ!」
10分経過とともに勝負をかけたP藤原、得意のジャーマンを決めて実力者のサングレから3カウントを奪った。

ハルカ(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 18.42)中森

「私はチャンピオン。負けは・・・・許されない」
いきなり難敵の中森とあたったSPZ王者のハルカ。相手のねちっこい攻めに懸命について行って
「勝たせてもらいます。アルティマシュート」
しかし当たりが浅く、相手を悶絶させるに至らない。
それでもノーザンライト、シャイニングウィザードの猛攻で中森を沈めた。

「はぁ、はぁ。・・・・・あと、6試合・・・・」

B上原(2点、裏拳からの体固め 15.14)セモポヌメ

「今年優勝できなかったら後がない」

後輩の成長は肌で感じている。ハルカやセイウン草薙などはもう自分と肩を並べるところまで来ている。だからこそ負けられないリーグ戦。
「せっ」
裏拳で殴りつけて相手をひるませ
「はっ」
もう一度トドメの裏拳。これで白星発進。

神塩(2点 ダイビングプレスからの体固め 15.52)レディD

レディDの攻めをしのぎ切った神塩がダイビングプレスでかっこよく決めて白星発進。

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第3戦は広島若鯉大会。
入れ替え戦はセイウン草薙がパワーボムでREIKOを下し2連勝。

サングレ(2点、ミサイルキックからの体固め 14.20)レディD(0点)

外人対決はサングレが制した。

ハルカ(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 12.45)P藤原(2点)

「後輩相手。落とせない試合」
伸び盛りのP藤原の挑戦を受けるハルカ。相手の攻めをある程度受けてから

「ふっ」
ニーリフト、この威力に驚愕したP藤原が早くもジャーマンで勝負をかけるが、余裕で返したハルカ、ブレンバスターで反撃。

「うううう」
実力差は歴然。
「手加減はしません」
ハルカ、トドメのシャイニングウィザードで3カウント奪取。

中森(2点、ボディスラムからの片エビ固め 25.47)B上原(2点)

前SPZ王者、中森あずみが初日を出した。ブレード上原と熱戦を繰り広げ、最後はボディスラムで投げた直後にみっちり抑えこんで3カウント。

神塩(4点、ダイビングプレスからの体固め 10.54)セモポヌメ(0点)
神塩ナナシーがきっちり勝利。相手の力押しを軽くいなしてダイビングプレスで勝利。

第63回SPZクライマックス。ハルカと神塩ナナシーが2連勝スタート。

(続きます)

2012年8月 4日 (土)

SPZスター選手列伝 78 村上千秋

SPZスター選手列伝78
従業員コード:091
爆撃機 村上千秋

本名・同じ 2046年12月5日、鳥取県米子市出身。米子市レスリングスクールからの推薦でSPZ入り、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 杉浦美月戦でデビュー。勝気な性格でリング上を躍動。得意技は垂直落下ブレーンバスター。

2071年7月23日、新日本ドーム大会での対 フォルトゥナ紫月戦で引退。稼働月数111ケ月、出場試合数(概算)807試合。タイトル歴なし。

奥森リングアナコメント

気迫あふれるファイトを見せた選手だった。「やられたら倍にしてやり返す」という信条を持った選手で、しばしば垂直落下系の危険技を仕掛けて相手を担架送りにしてきた。体格やパワーに難があり、VIP定着はできなかったが、美冬らトップどころの選手をもしばしば苦しめた、記憶に残る名選手だった。

ああ見えて後輩たちの指導育成はまめな方で、開場前はしばしば若手選手に基本動作を指導していた。その面倒見の良さが買われ、引退後はSPZ所属レフェリーとして前座試合を担当する予定である。

2012年8月 3日 (金)

SPZスター選手列伝77 初瀬唯

SPZスター選手列伝 77

従業員コード:092

根性ファイター:初瀬唯

本名:同じ。2046年11月3日、大阪府茨木市出身。SPZの新人テストを受け、1度は不合格となるも、その後もトレーニングを続け、会場整理のバイトをしながら入門をアピールし続け、1年越しの夢をかなえ入門テストに合格。2063年5月3日、高松市体育館での対ミストレス・バイテン戦でデビュー。懸命のファイトで前座戦線を沸かせる。デビュー以降、32連敗となかなか芽が出なかったが、グラウンド技に活路を見い出し、存在感を発揮。
2071年1月15日、新日本ドーム大会の対 ペガサス藤原戦で引退。

稼働月数93ケ月 出場試合数(概算)646試合

タイトル歴なし

奥森リングアナコメント

一度はSPZの新人テストで不採用となった選手だったが、大阪で自費トレーニングを約1年間続けながらSPZの関西地区興行で会場整理のバイトをしてアピールし、再度新人テストを受験してようやく採用された経歴の持ち主。レスラーとしての素質はあるとは言い難かったが、きっちり前座戦線をまとめるファイトを見せ、派手な大技がないのに10分、15分の試合を成立させることができるようになった。引退後はその知名度を生かして茨木市議会議員選挙に立候補する予定らしい。

2012年8月 2日 (木)

SPZスター選手列伝76 hibari

SPZスター選手ファイル76

従業員コード 088
「岩手の怪力」hibari

本名:松本真帆子。2045年8月17日、岩手県花巻市出身。SPZ入門テストで、握力の数値が高かったことから採用される。53期として2061年4月22日、どさんこドーム大会での小嶋聡美戦でデビュー。持ち前の馬力を生かしたパワフルな攻めで会場を沸かせる。得意技はエルボー、ヘッドバット。

2070年9月17日 さいたまドーム大会での初瀬唯戦で引退.。
稼働月数114ケ月、出場試合数823試合(概算)
タイトル歴なし

奥森リングアナコメント

SPZがガチガチのシングルマッチ路線を推進したため、馬力はあったものの試合運びに難のあった彼女は最後まで中堅の壁を破れずに終わった。とはいえ休憩前あたりの試合でわかりやすいファイトを心がけて観客を乗せるのは上手かった。引退後は郷里の岩手に帰り、実家の農業の手伝いをされているらしい。

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筆者より。この選手はフォクシー真帆のリネームで登場させました。

岩手県→東北本線→ひばり という安直な連想でネーミングしました。

ラリアット、パワーボムというわかりやすいファイトをする選手にしようという意図で育成し、中堅の壁として存在感を発揮していただきました。

2012年8月 1日 (水)

夏休みヒャッホウ20120801

こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。クソ暑い日々皆様いかがお過ごしでしょうか。

水曜日恒例のスポーツニュースのようなものいきます。

■野球

中日岩瀬休養中

一軍登録は外れていないが、左ひじの違和感でオールスター登板を回避した影響か、セーブの付く場面でも登板せず。抑え代行はソーサ。これは引退フラグなのか。

■プロレス

7.29全日

ジュニアハイパーリーグは大和ヒロシ優勝。必殺のクロスアーム式ジャーマンで準決勝で金本、決勝で近藤修司を撃破。ジュニア王座取りをアピール。

ゲットワイルドは真田ドーリングを倒して初防衛に成功。敗れた真田とドーリングは仲間割れ。止めに入ったケアもしばき倒す。まあこの先ストーリーラインをどうつなぐのか気になる。

渕正信58歳は6人タッグに登場し、KENSOの急所攻撃を食らって悶絶。うっわー。

■消費税上げ2014年4月から

消費税上げはほぼ決定なので焦点は貧乏人対策としての軽減税率か簡素な給付措置の実施になった。ただ、食品(新聞も?)の軽減税率はどうかと思う。食品のすべてが生活必需品ではない。この辺の線引きは諸外国も妙なことになっており、ハンバーガーをテイクアウトすれば外食でないということで軽減税率が適用されたり、ドーナツを5個以上買えば持ち帰りとみなされて軽減税率が適用されたりとか。

筆者の案としては、生きていくために必要な基礎的食品のみ消費税5%の軽減税率を適用してはどうかと思う。具体的に言おう。米、乾麺(うどんやそば、パスタ、袋入り即席ラーメン)、食パン、鶏卵、豆腐、キャベツ、レタス、長ネギ、トマト、塩、味噌、醤油の12分野は軽減税率を適用してはどうか。でも実際にやると利権の巣になって大変だろう。

■個人的なこと

えろげー「てにおはっ!女の子だって本当はえっちだよ」購入。ただインスト中に寝落ちした。私も年を取った。

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