第1,371回 3連勝!驚異の新人現る
レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル
64年目4月
新人スカウトで北条咲を採用。富山県出身で、弓道をやっていたが、大金を稼げると聞いてプロレスのオファーに乗った。
「一日も早くSPZの戦力として認められるように頑張ります」
新人テストで神田幸子を採用。空手の経験があり、村上千春とスパーリングをしてその力を認められた。
「自分の持ち味は打撃です。強くなってメインイベンターになります」
旗揚げ63周年記念エッセンシャルシリーズ開幕。相羽和希が腰痛で無念の欠場。
「新人2人も連れて行きましょう、ガタイよさそうだし」
黒田社長が判断。急きょこの2人のコスチュームとシューズが作られることになった。
「ん、できることを・・・・精一杯やります」
ハルカ、腰痛をとりあえず治療して処置し、戦線復帰となった。最終戦ではセイウン草薙とのタイトル戦が組まれている。
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第1戦京都大会第1試合で北条咲デビュー戦。対戦相手は1期先輩のフェアリー三井寺。
「はあっ」
いきなり三井寺にエルボーを連打。
ワアアアア
緊張していない。流れの中で頭突きをきめた。
新人に攻め込まれるなんて冗談じゃないと三井寺、いきなり足を取ってアキレス腱固めを仕掛けたが、北条懸命にロープへ。これで動きが鈍った北条だったが、
「はっ!」
なんとかドロップキックを叩き込んで、そのまま片エビで押さえ込みフォール勝ちを収めた。
ええええええええええええ?
曲がりなりにもSPZで1年もまれた先輩レスラーに勝ってしまうとは。この離れ業をやったのはあの優香以来18年ぶりの快挙である。これは楽しみな新人が入ってきた。勝負タイム7分6秒。
京都大会メインイベントでハルカが復帰戦。REIKOと打撃戦を展開したがまだまだ慣らし運転の様子。最後は蹴り倒したところをアキレス腱固めでタップを奪った。
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第2戦なにわパワフルドーム大会。
北条咲、2戦目の相手は早くも外人戦。ミスティックベータとのカードが組まれた。さすがに修羅場を潜り抜けた経験を持つ外人相手、苦戦はまぬかれない。しかし流れの中でタイガードライバーを決めるなど驚異の新人ぶりを見せる。
「UAAAAA!!」
これを懸命に返したベータ、ブレンバスターで反撃。しかし、北条咲、フォールを返してすっくと立ち上がり、大きく息を吸い込んで
「はあああっ」
組みついて、2度目のタイガードライバー。いくら相手が軽量だといってもきれいに決めるとはなんという筋力。ミスティックベータは無念の3カウントを聞いた。
ええええええええええええ!!
勝負タイム8分48秒。新人のシングル2連勝スタートというのは団体始まって以来、はじめての記録である。
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「負けないわよ。私だってこの会社で死ぬ思いしてきたんだからっ」
3戦目広島、北条咲の相手は1期先輩のアプリコットつばさ。同期の三井寺のカタキを取れるか。
―力はそこそこあるみたい、でも動きはどう?
持ち前のスピードでするっと組みつきスリーパーにとらえる。そしてネックブリーカー。初めて体感するプロのスピードに戸惑う北条だが、
「捕まえたっ」
動きをよく見てアプリコットをつかんで、上から組みつく
―なんて力なの!
そのままダブルアームの態勢
―持ち上げられる!!
タイガードライバー炸裂。懸命に受け身を取ったアプリコットだったが、しっかり押さえ込まれて返せなかった。
ええええええええええええええええええ!!
北条咲、デビュー3連勝。
「自分の持ち味をリングで出そうと考えただけです」
これはすごい新人が入ってきた。
「うーん・・・・新人特有の粗さとかスタミナのなさとかが露呈する前に力ずくでもっていけるんですねえ・・・・大したものです」
辛口の解説で知られる杉浦美月も褒めるしかない状況だった。
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