第1,376回 64年目5月 バトル・カデンツァ
64年目5月
「バトルカデンツァ」開幕。
初戦山梨カイメッセ大会の第1試合で北条咲VSペガサス藤原の再戦。
新人の北条咲、オフの間にかなりのトレーニングを積み、P藤原にぶつかっていった。得意のタイガードライバーも決めた。
しかしP藤原、何事もなかったかのように起き上がり
「はあああっ・・・・」
タイガースープレックスの洗礼。しかし北条、薄れゆく意識の中で懸命にフォールを返した。しかしこれでもう実質勝負ありで続くネックブリーカーは返せなかった。勝負タイム9分26秒。
「確かに北条さんは力はあります。だがそんなのにやられるほどやわな鍛え方はしてません」(ペガサス藤原)
今シリーズ、神塩ナナシーが右肩の負傷で欠場したため、リザーバーは村上千春が選ばれた。いきなり山梨大会でB上原をパワーボムで破る殊勲。
第5戦熊本アクエリアン大会のメインでSPZタイトル戦、王者セイウン草薙に対するは中森あずみ。過去2回ともセイウンからベルトを奪っている中森が挑戦者に選ばれた。しかしセイウン草薙、ここ最近多用しているノーザンの連発であっさりと中森の挑戦を退けた。勝負タイム21分41秒。王者が初防衛に成功。
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シリーズ最終戦は横スペ大会。
第1試合は神田幸子VS北条咲の新人同士初対決。いきなりタックル、エルボーで先手を取った北条、やすまずヘッドバット攻め。しかし神田もエルボーでお返し。
「おおおお」
北条咲、ボディスラムを2連発。これで神田を追い込んで、
「はっ」
頭突きを叩き込んで3カウントを奪った。勝負タイム7分17秒。北条が新人対決を制した。
第2試合は入社2年目どうしの対戦。アプリコットつばさVSフェアリー三井寺。執拗なスリーパー攻めでペースをつかんだ三井寺が、最後はショルダータックルで弾き飛ばして勝利。勝負タイム10分16秒。
続く第3試合はペガサス藤原VSミスティックベータ。ペガサス藤原が力の差を見せるファイト。ネタ外人の攻めを受けきり、ブレーンバスターで退けた。9分31秒。
第4試合は相羽和希VSフォルトゥナ紫月。負傷欠場明けの相羽だが、影響を感じさせないファイト、熱い攻防を展開。フォルトゥナ紫月もストレッチプラムで追い込んだのだが、最後はニーアタックを狙ったところを相羽にうまくかわされ、バランスを崩したところを抑え込まれて敗北。29分54秒。
休憩明けはVIP登場、セミ前のハルカVSREIKOは前王者のハルカが安定した試合運びを見せ、最後はシャイニングウィザードで決めた。故障で出遅れたハルカだが、さすが実力者で10勝14敗の4位まで順位を上げてきた。敗れたREIKOは5勝19敗の最下位と苦しい星勘定。
セミはブレード上原VS中森あずみ。これも実力者同士の息詰まる攻防。両者ふらふらになりどちらに転ぶかわからない状況となったが、最後はチョップでなぎ倒された上原がそのままがっちりとエビに固められ敗北。19分20秒のいい試合。
ブレード上原はここまで14勝10敗。中森あずみは10勝13敗1分け。
メインはセイウン草薙VS村上千春(リザーバー)。セイウン草薙が苦も無く村上千春を下した。勝負タイム14分11秒、フィニッシュはパワーボムだった。大会場のメインとしてはちょっと物足りない内容。
セイウン草薙ここまで21勝3敗、いよいよ大エースへの階段を登りはじめたか。
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