第1,395回 65年目4月 新日本ドーム決戦
最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は北条咲VS神田幸子。お互い入社2年目に入りどちらが先にブレイクするかが問われた試合だが、気迫に勝った北条が押し切り、7分53秒、ヘッドバットでなぎ倒して3カウント。
「もう新人ではありませんので、一戦一戦取りに行きます」
第2試合はフェアリー三井寺VSアプリコットつばさ。今回の対決はフェアリーが主導権を握り、ラリアットでなぎ倒して3カウント。
そして第3試合はREIKO VS村上千春。
打撃戦を得意とし、勝気な両者の対戦。しかしこの試合は蹴り連打を決めた千春が優位に立つ。そこへDDT、延髄斬りと畳み掛けた千春が11分9秒、フォール勝ち。
「あんなのとはものが違うんだよ。蹴りはこっちのほうが年季はいっとるわ!」
休憩前の第4試合は相羽和希VSブレード上原。
「はぁーっ!」
なんとこの試合、相羽和希が一方的に攻めてブレード上原っを追い込み、最後は裏投げで完璧に頭から落として3カウントを奪った。
勝負タイム14分47秒。
「やられたよ。目の前が真っ黒になったのは久しぶり。まあ相羽ちゃんもこんな所で燻ってるのが不思議な子だからさ」
ブレード上原の背中に哀愁。
*************************
休憩後はVIPカード。
まずは中森あずみVSジョーカーウーマン。SPSクライマックス優勝経験もあるジョーカーウーマンがラフ殺法を織り交ぜながら中森を追い詰めたが、中森も起死回生の裏投げを決めて19分44秒、フォール勝ち。
「取り返していかないと」
中森あずみ、ここまで4勝11敗、最下位で推移しているので頑張らないといけない。
そしてセミファイナルはフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原。
ハイスパートプロレスができるペガサス藤原、ルックスもいいので人気も全国区になっていた。パワーに裏打ちされた落ち着いたファイトとどことなくミステリアスな風貌で人気のフォルトゥナと対戦。
「はーっ!」
ペガサス藤原が積極的に仕掛け、ジャーマンを2発決めて追い込むも、、フォルトゥナもストレッチプラムで盛り返し、裏投げで粘る藤原を振り切った。勝負タイム23分26秒。
「自分にはまだ、決める力が足りないんでしょうね」
フォルトゥナは8勝6敗1分け(2位)、P藤原は4勝10敗1分けの5位。
************************
新日本ドーム大会メインはSPZ頂上決戦、セイウン草薙VSハルカ。ハルカの打撃攻勢を耐えきったS草薙がアキレス腱固め、パワーボムで反撃に転じ、
「勝たせていただきます」
伝家の宝刀・草薙流兜落としで3カウント。17分17秒の時間の割に密度のある攻防を制した。セイウン草薙はここまで14勝1敗でトップ。敗れたハルカは6勝9敗の3位。
« とんだいっぱい食わせ者 4 | トップページ | 第1,396回 ブレード上原、ここで負けたら終わりだぞ! »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント