第1,412回 ここで負けたら、自分は終わりだ
65年目1月
「ゆっくり休んできまーす・・・・」
VIP復帰を狙うREIKOが入院。最終戦のブレード上原戦で右足を骨折してしまった。
「新春ロケットシリーズ」開幕。
第3戦徳島、第4戦高知、第5戦松山の3連戦がVIP残留の裏天王山。
相羽和希VS中森あずみの3連戦。なんと相羽が2連勝。中森、第5戦の愛媛で必勝を期したが、なんと松山大会は駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で中止となった。
セイウン草薙が第3戦徳島で神塩ナナシーを破り、この時点で下半期VIPリーグ1位、賞金1000万円獲得が決定。
「いただけるものはもらっておきます、明日何が起こるかわからない世界でやってますから」(S草薙)
笑顔でインタビューに応対するセイウン草薙だった。
「く・・・・・」
第6戦奈良大会、セミでフォルトゥナのドラゴンスリーパーに敗れた中森あずみ、これで6位が確定。アンダーカードへの自動降格が決まった。相羽の5位も決まり、入れ替え戦に回ることが決まった。
最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は神田幸子VS加賀美明日香。
負傷欠場明けの神田、動きが今一つでグラウンドの攻防でも加賀美に腕関節を取られてしまうなど劣勢。それでもステップキックで蹴りつけて加賀美から3カウントを奪取。勝負タイム13分49秒。
第2試合はフェアリー三井寺VSアプリコットつばさ。入社3年目どうしの対戦。この試合はフェアリー三井寺が9分20秒、アキレス腱固めで制した。
第3試合はブレード上原VS北条咲。さいきん急速に力をつけてきている北条咲、この日も得意のタイガードライバーで追い込むが、かろうじて返したB上原、
「ティロフィナーレ!!」
全盛期の威力からはやや落ちるがティロフィナーレを叩き込む。しかし北条2で返してバックドロップ。両者ダウン。
ワーワーワーワー
―ここで負けたら、自分は終わりだ。
B上原、最後の力を振り絞って起き上がり、フェイスクラッシャーで北条の顔面をマットに思いきり叩きつけた。これで3カウント。
勝負タイム18分16秒の熱戦を制した。
これでブレード上原、アンダーカード2位が確定し、来月は相羽和希との入れ替え戦に回る。
休憩前第4試合、すでにVIP復帰が決まっているペガサス藤原がタイガースープレックスで、強豪外人ジョーカーウーマンを下した。その試合が終わると休憩。
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そして休憩後からはVIP最後の3試合。といっても順位は既に決まっているので消化試合。
セミ前はハルカVS神塩ナナシー。次期SPZベルト挑戦権のことを考えるとお互い負けられない試合。神塩がダイビングプレスを連発するが、ハルカもアルティマシュートで応戦、しかし最後は3度目のダイビングプレスを決めた神塩、カバー、
ワン、トゥ・・・
カンカンカンカン
ここで時間切れ引き分けのゴング。神塩ナナシーは18勝19敗2分けの3位。ハルカは16勝22敗1分けの4位に終わった。ハルカは不戦敗16の状況から驚異的な追い上げで4位に食い込んだ。
セミはフォルトゥナ紫月VS中森あずみ。どちらもじっくりと試合を組み立てるタイプなので静かな攻防。しかし最後は頃合いを見てドラゴンスリーパーを決めたフォルトゥナが18分45秒、ギブアップ勝ち。
中森あずみ、9勝30敗の最下位に終わった。3月以降はアンダーカードでのファイトとなる。
「下でしっかり鍛えなおしてきます」
フォルトゥナ紫月、26勝12敗1分けの2位、団体ナンバー2にまで位置を上げてきた。
メインはS草薙VS相羽和希。 セイウン草薙が王者の貫録を見せて優勢に試合を進め、15分49秒、フランケンシュタイナーで決めた。セイウン草薙、5か月間を34勝5敗で乗り切り、賞金1000万円を獲得。
相羽和希、12勝27敗の5位に終わり、2月はブレード上原との入れ替え戦。
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