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2012年10月31日 (水)

腹痛が激しい20121031

朝晩はすっかり寒くなってきました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

会社ではメルマガ書きに忙殺され、なかなかリプレイが進まないこの頃です。

今週のスポーツニュースのようなもの。

■大森&征矢が世界タッグ王座返上

「最強タッグリーグに優勝したチームがベルトを巻くべきと思う」などと主張し、世界タッグ王者のベルトを返上。80年代後半から90年代の先例に倣ったとのこと。これはゲットワイルド解散フラグか。

■野球

中日権藤コーチ解任

「高木監督の意向もあるし、ポスト高木を見据えて新しいコーチを入れる・・・」のが理由らしい。やはりCS第5戦の岩瀬投入で70代バトル再燃したのが直接の要因か。中日名物おじいちゃんプロレスについに幕。まあ落合カラーを脱色するという意味では一定の役割を果たしたか。さあ来季岩瀬はこのまま塩漬けになってしまうのか。

日本シリーズ開幕。

金満巨人VS総合力の日ハム。第1戦はボウカーのバカ当たり(これで残留は決まったか?)第2戦は沢村の力投で金満巨人が制しましたが第3戦は日ハムがとりました。短期決戦なのでまだどちらに転ぶかわからない状況です。

今週はこんなところ。

2012年10月30日 (火)

第1,412回 ここで負けたら、自分は終わりだ

65年目1月
「ゆっくり休んできまーす・・・・」
VIP復帰を狙うREIKOが入院。最終戦のブレード上原戦で右足を骨折してしまった。

「新春ロケットシリーズ」開幕。

第3戦徳島、第4戦高知、第5戦松山の3連戦がVIP残留の裏天王山。

相羽和希VS中森あずみの3連戦。なんと相羽が2連勝。中森、第5戦の愛媛で必勝を期したが、なんと松山大会は駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で中止となった。

セイウン草薙が第3戦徳島で神塩ナナシーを破り、この時点で下半期VIPリーグ1位、賞金1000万円獲得が決定。

「いただけるものはもらっておきます、明日何が起こるかわからない世界でやってますから」(S草薙)

笑顔でインタビューに応対するセイウン草薙だった。

「く・・・・・」

第6戦奈良大会、セミでフォルトゥナのドラゴンスリーパーに敗れた中森あずみ、これで6位が確定。アンダーカードへの自動降格が決まった。相羽の5位も決まり、入れ替え戦に回ることが決まった。
最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は神田幸子VS加賀美明日香。

負傷欠場明けの神田、動きが今一つでグラウンドの攻防でも加賀美に腕関節を取られてしまうなど劣勢。それでもステップキックで蹴りつけて加賀美から3カウントを奪取。勝負タイム13分49秒。

第2試合はフェアリー三井寺VSアプリコットつばさ。入社3年目どうしの対戦。この試合はフェアリー三井寺が9分20秒、アキレス腱固めで制した。

第3試合はブレード上原VS北条咲。さいきん急速に力をつけてきている北条咲、この日も得意のタイガードライバーで追い込むが、かろうじて返したB上原、
「ティロフィナーレ!!」

全盛期の威力からはやや落ちるがティロフィナーレを叩き込む。しかし北条2で返してバックドロップ。両者ダウン。

ワーワーワーワー

―ここで負けたら、自分は終わりだ。

B上原、最後の力を振り絞って起き上がり、フェイスクラッシャーで北条の顔面をマットに思いきり叩きつけた。これで3カウント。

勝負タイム18分16秒の熱戦を制した。

これでブレード上原、アンダーカード2位が確定し、来月は相羽和希との入れ替え戦に回る。

休憩前第4試合、すでにVIP復帰が決まっているペガサス藤原がタイガースープレックスで、強豪外人ジョーカーウーマンを下した。その試合が終わると休憩。

***********************

そして休憩後からはVIP最後の3試合。といっても順位は既に決まっているので消化試合。

セミ前はハルカVS神塩ナナシー。次期SPZベルト挑戦権のことを考えるとお互い負けられない試合。神塩がダイビングプレスを連発するが、ハルカもアルティマシュートで応戦、しかし最後は3度目のダイビングプレスを決めた神塩、カバー、
ワン、トゥ・・・

カンカンカンカン
ここで時間切れ引き分けのゴング。神塩ナナシーは18勝19敗2分けの3位。ハルカは16勝22敗1分けの4位に終わった。ハルカは不戦敗16の状況から驚異的な追い上げで4位に食い込んだ。

セミはフォルトゥナ紫月VS中森あずみ。どちらもじっくりと試合を組み立てるタイプなので静かな攻防。しかし最後は頃合いを見てドラゴンスリーパーを決めたフォルトゥナが18分45秒、ギブアップ勝ち。

中森あずみ、9勝30敗の最下位に終わった。3月以降はアンダーカードでのファイトとなる。
「下でしっかり鍛えなおしてきます」
フォルトゥナ紫月、26勝12敗1分けの2位、団体ナンバー2にまで位置を上げてきた。

メインはS草薙VS相羽和希。 セイウン草薙が王者の貫録を見せて優勢に試合を進め、15分49秒、フランケンシュタイナーで決めた。セイウン草薙、5か月間を34勝5敗で乗り切り、賞金1000万円を獲得。

相羽和希、12勝27敗の5位に終わり、2月はブレード上原との入れ替え戦。

2012年10月29日 (月)

第1,411回 65年目12月 さいたま決戦

そして最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はアプリコットつばさVS加賀美明日香。
「加賀美選手素質はいいもの持っているんですけど、練習態度にもムラがあったりとかしてなかなか芽が出ないんですよね」

かいせつの杉浦美月が指摘する。基本的な攻防をきっちりやった後、加賀美がスクラップバスターで攻勢に出るが、受けきったアプリコットつばさがシューティングスタープレスで白星。勝負タイム11分20秒。加賀美、初勝利が遠い・・・

第2試合はフェアリー三井寺VS北条咲。見かけによらずパワーのある三井寺のコブラツイスト、DDTで北条は苦戦を強いられたが、
「このっ」
強烈ラリアット炸裂。この一撃でフェアリー三井寺から3カウント奪取。

「いや・・・・北条選手ラリアットを完全に自分のものにしてきてますね。腕だけで打っていません。体重を乗せているのでこれは驚異的ですよ」(解説の杉浦美月)

第3試合はREIKO VSブレード上原。ともに北条に敗れるなど落日のイメージが強い両者の対戦は、11分33秒、REIKOが延髄斬りで制した。しかし試合後、勝った方のREIKOが右足を押さえて起き上がれない。痛めてしまったか。けっきょく若手の肩を借りて引き揚げた。

第4試合は休憩前。ペガサス藤原VSセモポヌメ。この試合に勝てばVIP復帰が確実となるP藤原、セモポヌメの暴虐ファイトに懸命に応戦。エキサイティングな試合となった。P藤原がジャーマンを繰り出せばセモポヌメはバックドロップ。大技の応酬で場内どよめく。先に立ち上がったP藤原がブレーンバスターで3カウント奪取。勝負タイム14分39秒。

***********************

後半に入りVIPの対戦。まずセミ前は中森あずみVSハルカ。息詰まる攻防が展開されたが、ハルカの打撃がことごとく空振りになってしまい、最後はストレッチプラムを決めた中森がギブアップ勝ち。中森あずみ、9勝23敗の最下位と苦しい状況だが、VIP降格は相羽と争うことになりそう。

セミは神塩ナナシーVS相羽和希。

相羽和希は神塩ナナシーに相性が悪く、このレースにおいても7連敗。神塩の大人のファイトの前に、猪突猛進型の相羽はどうしても分が悪いのだ。この日も体よくダイビングプレスで敗北。相羽和希、これで10勝22敗。6位の中森とはわずか1ゲーム差・・・

さいたま大会メインはセイウン草薙VSフォルトゥナ紫月。今年最後の大一番。フォルトゥナのねちっこい攻めに苦しんだS草薙だが、草薙流兜落としで形勢逆転に成功、そしてノーザンでトドメ。勝負タイム38分45秒の熱戦を制した。

年末のプロレス大賞、MVPはセイウン草薙。年間を通しての活躍が評価された。新人賞には加賀美明日香。そしてシングルのベストバウトもセイウン草薙VSハルカの一戦が受賞。

2012年10月28日 (日)

第1,410回 65年目12月 歳末個人闘争

65年目12月
「歳末バトルグランデ」開幕。

神田幸子が太もも肉離れのため欠場となった。
「北条さんに…おいて行かれる・・・っ」

シリーズ初戦は釧路大会。

「ウェハハハハ、今夜の犠牲者はおまえか」

SPZクライマックスで優勝したこともあるロシア人凶暴レスラー、ユーリ・セモポヌメが久々に登場。なんでもEWAマットで熱くなりすぎて対戦相手を病院送りしてしまいEWAから出場停止処分を食らってしまったらしい。

この日は第1試合で北条咲と対戦。

―これはテストだ。前座から抜けられるかどうかという会社サイドの。

北条、決然とした表情でセモポヌメを見据える。
しかし試合が始まるやセモポヌメの狂乱ファイトにタジタジ。懸命に耐えて、
「受けてみろ!!」
剛腕ラリアット。体重をうまく乗せた。
しかしセモポヌメ返した。ドドドドド

「ウゥルァアア」
セモポヌメ、逆転のバックドロップを狙ったが、北条も巧みに上空で体を入れ替え押しつぶした。こういうムーブも違和感なくできるようになったのが彼女の成長。
「ギウッ」
これで腰を打てしまったセモポヌメ、無念の3カウントを喫した。

「勝てた・・・・」

入社2年目の北条咲、着実にステップを上りつつある

***************************

第3戦仙台大会のメインで波乱が。ハルカのアルティマシュートでセイウン草薙が失神してしまいフォール負け。担架が出動し場内は騒然となった。

その翌々日名古屋しゃちほこドーム大会でも波乱が起こった。

第3試合で北条咲がラリアットでブレード上原から初勝利を挙げた。場内は爆発した。いよいよ若い力が台頭してきたか。

「ラリアットの衝撃が凄くて、倒れるとき頭打っちゃってわけわかんなくなった。」(B上原)

そして名古屋のメインでS草薙がまたもハルカに敗北。蹴りを警戒してのファイトになってしまい、本来の彼女の動きではなくなっていた。けっきょくズルズル攻め込まれてしまい、DDTに敗北。

「明日の大阪、覚悟して」(ハルカ)

珍しく本部席前でマイクパフォーマンスをしたハルカ。買った場合はしゃべれと会社サイドから指示されていたらしい。

セイウン草薙、ベルト防衛に暗雲が漂った・・・

「まあ、2連敗した事実は消えませんから、明日は明日で開き直ってやります」(S草薙)

*************************

そしてその翌日は、なにわパワフルドーム大会。

―私も若い選手に食われる立場になってしまったか・・・

第3試合でこの日もブレード上原VS北条咲。馬力なら断然北条なのだが、B上原には修羅場をかいくぐってきた経験とスピードがある。北条の頭突きでよろめくもドロップキックを返す。しかし北条もタイガードライバーで追撃。
「ぐううう」
これで頭を打ってしまったB上原、動きに精彩がなくなり、さらにニーアタック2発を食らってしまう。
「せいっ!」

2度目のタイガードライバーは場外に逃れたB上原だが、場外乱闘でもペースをつかめず逆に場外でタイガードライバーを食らってしまい、リングに戻ったところを4度目のタイガードライバー、ブレード上原の意識は闇に落ちた。

勝負タイム17分46秒、北条咲、ブレード上原に2連勝。

「・・・・・うううう・・・・」
セコンドの三井寺に背負われて引き揚げたB上原、控室でぶっ倒れた。若手がリングシューズのひもを解く。

―もう、このへんなのかな・・・
ブレード上原、初めて限界を感じた。

大阪大会メインはSPZ戦、

王者セイウン草薙に挑むのはハルカ。仙台・名古屋でS草薙に2連勝してタイトル戦を迎えたが、S草薙、いきなりの草薙流兜落とし。ベルトを守るべく、完全に相手をつぶしに来ている。そして空気投げ、ノーザン。

ならばとハルカもアルティマシュートを繰り出すが当たりが浅く、S草薙素早く起き上がってバックドロップ2連発

「ぐうううう」
これで頭を打ってしまったハルカ、続くフランケンシュタイナーに沈んでしまった。勝負タイム10分48秒。セイウン草薙が一方的に攻めて初防衛に成功。

「うう・・・・何が何だか・・・わからない・・・・」
呆然とした表情で引き揚げるハルカだった。

**************************

第6戦広島大会でも波乱。若手の有望株、北条咲がREIKOもラリアットで下した。
そして第7戦九州ドームでも波乱。北条咲がラリアットでこの日もREIKOを下し、メインではセイウン草薙がノンタイトル戦ながら、フォルトゥナに絞め落とされてレフェリーストップ負け。年の瀬なのに個人闘争は白熱するいっぽう。

そして最終戦はさいたまドーム大会。

2012年10月27日 (土)

第1,409回 65年目11月 横浜決戦

最終戦は横スペ大会。

地元の常打ち会場での興行なので超満員札止めの盛況。

第1試合はアプリコットつばさVS加賀美明日香。デビュー以来勝ち星のない加賀美。この日もおっとりとしたファイトに終始。飛び回って試合をリードしているのがAつばさ。
「これでっ」

最後は素早くコーナーに登ったアプリコットつばさがミサイルキックを決めて3カウント。勝負タイム9分4秒。加賀美明日香、初白星が遠い・・・・

第2試合は神田幸子VSフェアリー三井寺。3年近くこの団体でもまれて、意外とパワーのあるフェアリー三井寺。この日も神田のエルボーやキックを巧みにさばいて攻勢に転じ、最後は体重のよく乗ったラリアットで13分41秒、神田を仕留めた。

そして第3試合はブレード上原VS北条咲。入社2年目の若手有望株と百戦錬磨の勇士がここで対戦。

―向こうは馬力だけだ。こっちには修羅場をかいくぐってきた経験がある!!

突っ込んでくるところをエルボーを入れて迎撃。
―相手の力を使うのもプロレスだ!!

そして北条が不用意に組みついてきたところをバックドロップ。北条、これ以上は受けられないと、ラリアット、ブレーンバスターで勝負をかけるが、しのぎきった上原が
「そろそろ本気で行くよ」
2度目のバックドロップ。落とす角度がそれなりにえぐい。目の前が真っ黒になった北条は続くフォールを返せなかった・・・

ブレード上原、大先輩の貫録を見せつけた。

休憩前第4試合はREIKO VSペガサス藤原。VIP経験のあるベテランと若手の一戦。

相手の打撃を警戒したのか、P藤原組みついて組みついて攻めようとするが、読んでいたREIKOも不意打ちのジェットスマッシュ。試合は盛り上がったが、逆エビで痛めつけたP藤原が、ブレーンバスターで投げつけてあっさりと3カウント奪取。勝負タイム12分31秒。

***********************

休憩後はVIPの対戦カード。まずは相羽和希VSアメリカンマスクの一番から。5位のハルカに追いかけられている現在4位の相羽、ここは確実に勝っておきたいところ。バックドロップを手堅く決めてフォール勝ちを収めた。勝負タイム13分5秒。相羽ここまでの通算で10勝14敗。

セミファイナルは、セイウン草薙VS神塩ナナシー。神塩ナナシーのファイトには独特の「間」があり、今シリーズのセイウン草薙もそれにやられて第6戦の前橋で不覚を取っている。それでも強引なフランケンシュタイナーで流れを取り戻すと、ようやく得意のノーザンを連発で決める。
「・・・・・」
これで非力となった神塩ナナシー。バックドロップに3カウントを許した・・・・勝負タイム24分44秒。セイウン草薙は22勝2敗の驚異的ペース。神塩は13勝10敗1分けで3位をキープ。

メインイベントはフォルトゥナ紫月VSハルカ。SPZ王座から転落したフォルトゥナだが、相変わらずの落ち着き払ったグラウンド攻め。しかし、ハルカの膝が入って口元から流血。それでもポーカーフェースを崩さない。淡々と反撃。それが却って不気味である。

ハルカ、それでもニーリフト連打でフォルトゥナを膝まづかせる。これでざわつきだす場内。
そしてシャイニングウィザード炸裂。一度は返したフォルトゥナだったが、たてつづけに2度目を食らってはどうにもならなかった・・・・勝負タイム56分51秒の激戦。

息を乱しつつ勝ち名乗りを受けるハルカ。まだまだこの選手トップ戦線で通用する実力を持っている。
ハルカ、今シリーズだけで7勝を挙げ、7勝17敗と5位に順位を上げ、4位の相羽と3ゲーム差。フォルトゥナは14勝9敗1分けで2位につけている。

2012年10月26日 (金)

第1,408回 ハルカ復帰戦

65年目11月

SPZ60期ハルカは8月のSクラ公式戦で受け身に失敗し首を痛めてしまい、2か月間リングを離れての療養を余儀なくされた。

16時ころ横浜戸塚の道場に顔を出し、ストレッチやプールトレーニングなど軽めの調整で2時間ほど汗を流す日々。

(こうして何もない日々を過ごしていると、リングに上がるのはいやになる・・・・)

とはいえ、負傷欠場中は出場給が支払われないので、基本給10万円とグッズ販売の選手取り分のみの収入となる。手取りで給与は30万を切ってしまった。

練習を終えたハルカ(本名・大月遥)は、しばし自宅でくつろいだのち、夕食を取りに戸塚裏通りの居酒屋食堂「すずなみ」へ向かった。

(なんだろう、会えるか、気になる・・・・)

「いらっしゃい」「あ、大月さんこんばんわ」

名刺交換をしたIT会社員、加藤貴明氏とは「すずなみ」の常連どうし。居合わせることも多い。

「大丈夫なの、レスラーなのにそんな毎日飲んで」

「ふしょー欠場中です。マネージャーさんからもオーバーワークするなっていわれてるんで・・・」

といいつつ日本酒のグラスをくいーっとやるハルカ。要するにプロレスで受けた痛みとか心労とかをまぎらわすために飲み始めた酒だがだんだん量が増えてしまったというダメな人パターン。

「あー働きたくない、人生は無意味だ・・・うにゃー」

すっかり酔ってしまったハルカ。となりの席で苦笑する加藤貴明氏だった。

*********************************

そして10月末、都内のアポカリプス病院へ向かったハルカ、医者の診察を受け「んーまあ大丈夫なんじゃないかな」という診察結果を受け、次期シリーズからの戦列復帰が発表された。

(やるしかないんだ)

リングに上がって月間8試合やりさえすれば、月収は手取りで100万を超える。

「あ、足がちょっと」

今度は中森あずみが負傷欠場。古傷の右足首が重症化してしまったらしい。

11月シリーズ「ダイヤモンドシリーズ」開幕。首の負傷で2か月休んでいたハルカが復帰。初戦青森大会ではセミ前の位置でリザーバーのアメリカンマスクと対戦。

「怖くないって言ったら嘘になりますけど・・・・やるしかありません」

アメリカンのパイルドライバーを3発食らってしまうなど、攻め込まれたハルカだったが、
「手加減は、しません」

シャイニングウィザードを決めてきっちり3カウント。13分15秒復帰戦を飾った。

「まあ…感覚はまだ戻ってませんけど、戻しながらやっていきたいと思います」(ハルカ)

青森大会メインはSPZタイトル戦、王者フォルトゥナ紫月に挑むのはセイウン草薙。

―一気に攻めて、逆転の目を潰す。

セイウン草薙がノーザン、バックドロップの猛攻。グラウンドでもアキレス腱固めを仕掛けるなど、攻めて攻めた。そしてフォルトゥナ紫月が弱ってきたのを見るや、

「はっ」
高く抱え上げてパワーボムでたたきつけた。これで3カウントを奪取。王者は2度目の防衛に失敗。セイウン草薙が187代目のチャンピオンに返り咲いた。

「休んで隙を見せたら、相手に仕掛けられてしまうので、攻め続けるしかないと判断しました。結果が残せてうれしいです」(S草薙)

******************************
そして、最終戦は横スペ大会。

2012年10月25日 (木)

第1,407回 65年目10月 ビッグパワーシリーズ

65年目10月

「ビッグパワーシリーズ」開幕。

入社3年目のアプリコットつばさが右ひじ負傷で欠場。また、VIPのハルカも首の負傷が完治せず欠場となった。

沖縄大会のあと、東海地区を転戦して、最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は加賀美明日香VSフェアリー三井寺。入社3年目のフェアリーが主導権を握り、立ち技でもエルボーバットを連発して加賀美を怯ませ、
「てぇいっ」
最後はDDTで終了。勝負タイム9分48秒。

続く第2試合は北条咲VSストリームマスク。初来日外人の素早い攻めに苦しんだ北条だったが、タイガードライバー一発で逆転の3カウント。勝負タイムは9分11秒。

そして第3試合はREIKO VS神田幸子。神田が先輩相手に容赦のない蹴りを叩き込んでゆくが、これにムッとしたREIKOがバックドロップ一閃

「うがががが・・・」

これで頭を打ってしまった神田幸子、ふらふらと起き上がったところを、トドメの掌底をぶち込まれて敗北。勝負タイム10分28秒。

「まだちょっと、受け身に難がありますねえ」
解説の杉浦美月が辛口のコメント。

休憩前第4試合はペガサス藤原VSブレード上原。

最古参のブレード上原、相手の猛攻を受けきれず。ブレーンバスター3連発で弱った後にタイガースープレックス。一度目は返したものの、間髪入れずに2度目のタイガースープレックス。今度は腕のフックがしっかりしており振りほどけなかった。勝負タイム12分40秒。ブレード上原、これはもう落日なのか。

**************************

休憩後はVIP(SPZの上位選手6人)の登場カード。まずは神塩ナナシーVS中森あずみ。神塩のゆったりペースにはまってしまった中森あずみ。最後は息切れしたところをミサイルキック、ダイビングプレスの空爆攻勢に沈んでしまった。勝負タイム24分40秒。神塩ナナシー、ここまで10勝5敗1分けの好成績。敗れた中森は5勝11敗。

セミには無敵のSPZ前王者、セイウン草薙が登場し、リザーバーのアメリカンマスクと対戦。このカードははっきりいって結果が見えていた。危なげなく試合を運んだS草薙、3発目のバックドロップで試合は終わった。勝負タイム8分28秒。

セイウン草薙、ここまで15勝1敗という驚異的なペースで独走態勢に入りつつある。

そしてメインイベント。
SPZ王者・フォルトゥナ紫月、初防衛戦の相手は、VIP復帰したばかりの相羽和希。先シリーズフォルトゥナに2連勝した実績が評価された。

―このチャンスを逃したら、次はない。
大相撲に例えるなら小結くらいの立ち位置。次タイトルマッチをやらせてもらえる保証はない。
懸命にフォルトゥナに組みついて行った相羽だが、相手も真剣そのもの。エルボーをぶち込んで流血に追い込む。そして執拗なスリーパー攻め。
―うう・・・っ
これ以上受け続けると流れを変えられないと判断した相羽は早くも得意のノーザンを観光。しかしフォルトゥナは2でクリアして、スクラップバスター、パイルドライバーの猛攻
「これでおしまい」
ムーンサルトはなんとか2で返した相羽だったがもう目が死んでいた。フォルトゥナ、ここはさらに弱らそうとしたのか、ドラゴンスリーパーでぐったりとさせてから、
「はっ」
裏投げ炸裂。これは相羽返せず。25分16秒試合終了。相羽ちゃん。奇跡の王座どりはかなわなかった・・・・

2012年10月24日 (水)

徹夜明けで体調不良だよ20121024

こんばんわ。もうすぐ10月も終わりに近づき、マフラーを巻いて会社に行くようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

水曜日恒例のいつものやつ行きます

■プロレス

全日愛知大会の三冠戦船木VS大森は、船木が6分で大森に勝利

大森の攻めをひとしきり受けるや、殴って蹴ってハイブリッドブラスターで勝利。防衛に成功しました。次の挑戦者は大森のパートナー征矢学。12月シリーズ長野大会でぶつかるらしい。船木は「自分が負けたら全日本を去ってもいい、お前が負けたらゲットワイルド解散な!」などとのたまう。いまの征矢では三冠戦自体荷が重い。これはついにゲットワイルド解散か。

アジアタッグは田中金本のジュニスタが本間宮本との王座決定戦を制しました。

世界最強タッグリーグ戦

ことしは10チームが2ブロックに分かれてやることになった。諏訪魔ドーリング、ケア真田、船木河野、ゲットワイルド、KENSOサスケ、曙浜、関本岡林、ジュニスタ、本間宮本、謎のヨーロッパ外人2人と結構いいメンツだと思う。諏訪間ドーリングが空中分解するかどうかが見どころ。

■野球

クライマックスシリーズは金満巨人が制しました。

老将ジョイナス高木監督が死んだふり作戦で3連勝したまではよかったが、そこであと1勝で行けると意識してしまったのか、そこから3連敗してしまった。第5戦の9回裏の岩瀬起用をめぐって高木監督と権藤コーチがまた衝突したらしい。

同点だからまだ浅尾や山井を出す場面ではない、下位打線だから岩瀬でも抑えられるだろうと判断した権藤コーチだが、もはや名前で抑えている岩瀬の衰えは明らかで、背信投球でワンナウト満塁のピンチを作り、あわてて山井を出すも、代打の切り札石井にサヨナラヒットを浴びてしまう。

あれで巨人は最終戦イケイケになったとおもわれるので、(そもそも巨人相手に同点で9回までたどり着けること自体僥倖だろう)あの場面は回の頭から浅尾でよかったのではと思う。サヨナラ負けを喫した後高木監督71歳は瞬間湯沸かし器の本性が出て報道陣を「オラァ!」と一喝。こういう70代にはなりたくないと思った。

高木監督と権藤コーチのおじいちゃんバトルが来年も続くのかと思うと胸が熱くなるが(前任の落合監督がつんでれ采配だっただけに面白い)、まあ金満巨人と老獪中日のがっぷり四つの大勝負が6戦続いて野球の楽しさ奥深さを再認識したファンも多かったのではないでしょうか。(仕事が忙しくリアルタイムで観戦できなかったのが残念至極)

今週はこんなところ。学王やりたい。

2012年10月23日 (火)

第1,406回 犬にでも噛まれたと思うしかありません

「セイウン草薙、失神KO」

「絞め落とされて、担架送り」

衝撃的な幕切れとなったタイトルマッチの結果をスポーツ各紙は一面で報じた。目の焦点が合っていない写真は使わないでくれとSPZサイドは圧力をかけたが、2紙は落とされた直後の写真を使ってきた。

「後味が悪いですね・・・・草薙さんには済まないと思っています」(フォルトゥナ紫月)

それでもセイウン草薙、控室で横になってなんとか感覚を取り戻し、村上千秋の運転する営業車で宿舎ホテルへチェックインした。

*******************************

翌日佐賀大会

「昨日のことは忘れました。犬にでも噛まれたと思うしかありませんよ。」

前日のタイトルマッチで、フォルトゥナ紫月に絞め落とされてしまったセイウン草薙だが、さばさばとした表情でコメント。何事もなかったかのように巡業バスに乗り込み、佐賀大会に出場。

前日のショックを感じさせず、メインイベントに登場。落ち着いて中森あずみを攻め込み、最後はここのところ多用しているフランケンシュタイナーで中森を退けた。

++++++++++++++++++++++++

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は加賀美明日香VSアプリコットつばさ。

加賀美が逆片エビでAつばさを痛めつけたが、
「えいっ」
アプリコットつばさ、アームホイップでころばすやささっとコーナーに登りダイビングプレスで落下。12分39秒、これで試合は終わった。加賀美、初白星が遠い。

第2試合は神田幸子VSフェアリー三井寺。

神田が打撃を効果的に入れて優位に試合を運び、最後はタックルでなぎ倒して3カウントを奪取。勝負タイム11分23秒。

そして第3試合はブレード上原VS北条咲。

あのブレード上原が若手教育マッチにまで立ち位置を下げてくるとは・・・・
北条、大先輩相手に臆せず攻め、ラリアット2連発でB上原を吹き飛ばす。
「じゃあそろそろ本気で」
B上原、豪快なフェイスクラッシャー。1度は返した北条だったが2度目を間髪入れず食らってついに力尽きた。勝負タイム14分51秒。

休憩前第4試合はペガサス藤原VS REIKO。

怪我の影響もあってアンダーカードに下がったP藤原、相手の打撃を受けながらも投げまくってREIKOを追い込む。そのままブレーンバスターを決めて3カウント。

その試合が終わると休憩。

**************************

休憩後はVIPカード。まずセミ前は相羽和希が終始自分のペースで試合を進め、最後は教科書通りのノーザンライトSHで11分11秒、セモポヌメを沈めた。これで相羽、VIPレースの初月を5勝3敗で終えた。

セミは神塩ナナシーVSフォルトゥナ紫月。

晴れてSPZ新王者になったフォルトゥナだが、神塩の老獪なプロレスに大苦戦。ドラゴンスリーパーで反撃するも神塩、手を当てがってするっと振りほどく。その後も攻めあぐね、30分時間切れドローとなった・・・神塩は4勝3敗1分け。フォルトゥナは3勝4敗1分け。

さいたまドーム大会メインイベントはセイウン草薙VS中森あずみ。

いつものようにセイウンペースで試合は進み。中森が適度に反撃するも流れは変えられず、最後はS草薙のノーザンで幕。勝負タイム19分59秒。セイウン草薙7勝1敗、中森は4勝4敗。

2012年10月22日 (月)

第1,405回 これ以上は危険だ、止めるよ、いいね!

65年目9月

「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

「く、首が・・・・」

ハルカが首の痛みを訴え欠場。SPZクライマックスの最終戦セイウン草薙戦で受け身に失敗してやってしまったらしい。

しかたがないのでリザーバーには強豪外人セモポヌメを充当した。

初戦カイメッセ山梨大会

「VIPに帰ってきましたッ」

相羽和希が2年2か月ぶりにVIP復帰。やはり相当いれこんでいて、初戦の相手、フォルトゥナ紫月をエルボー連打で追い込むも、フォルトゥナもいつも通りの落ち着いたファイトで応戦。そして相手の動きが鈍ったのを見てドラゴンスリーパーで絞める。

しかし相羽も
「ボクは、ここで勝ち進む!!」
鬼気迫る表情で裏投げ3連発。26分28秒これでフォルトゥナから3カウント奪取。

相羽和希、そして第2戦の大分大会でもフォルトゥナを破り2連勝スタートを切ったが、そのあと神塩ナナシーの変幻自在戦法にはぐらかされて3連敗。やはり猪突猛進型ファイトの限界が見えた。

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第5戦熊本アクエリアンドーム大会のメインはSPZ戦。王者セイウン草薙の相手は元王者、フォルトゥナ紫月。

「はっ」

タックルやドロップキックで挑んでいったフォルトゥナだが、S草薙、草薙流兜落としで流れを変えるやあとはもうずっとS草薙のペース。しかし結末は突然に。

「これでっ」

締まらないファイトをしていたフォルトゥナがリング中央でいきなり絡み付いて、変形のドラゴンスリーパーで絞めあげた!

「ぐt・・・・が・・・あ・・・・っ」

懸命にこらえるセイウン草薙。

―うわやばい。

レフェリーのガイア尾白川が表情を曇らせる。この選手は死ぬまでマイッタをしないひとだ。こういう場合自分の判断で試合をストップさせなければならない。

絞め続けるフォルトゥナ。ふっとS草薙の体から力が抜ける。

「これ以上は危険だ。止めるよ!!いいね!!」

無反応のS草薙を見て、ガイア尾白川レフェリーは本部席へ試合終了のサインを送った。

えええええええええええええええええええええ!!

毒蛇は二度刺す。
フォルトゥナ紫月、セイウンの快進撃をまたしても止める。

落とされたS草薙、ブレード上原がリングへ上がり活を入れたがぼうっとした表情。起き上がれない。

「担架もってこい」

セイウン草薙は王座を手放した挙句、担架で運ばれる屈辱を味わった。

フォルトゥナ紫月の腰にベルトが巻かれる。第186代王者となったが、浮かない表情をしていた。

―絞め落としてまで勝っても・・・いや、自分がやらなければ向こうがやっていただろう・・・

**********************

SPZ世界選手権試合(60分1本勝負)

(挑戦者)フォルトゥナ紫月(17分47秒、変形ドラゴンスリーパー)セイウン草薙(王者)

第185代王者が初防衛に失敗、フォルトゥナ紫月が186代王者となる

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2012年10月21日 (日)

第1,404回 65年目9月時点のプログラムから

65年目9月
恒例のプログラムから。

最終砲撃 ブレード上原

本名:上原清香。2050年1月31日、沖縄県石垣市出身。幼少の頃から琉球空手で身体を鍛える。たまたま出た空手大会で入賞したのをきっかけにSPZにスカウトされ、SPZ57期として2065年4月16日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。空手の経験を生かした蹴りで存在感を発揮し、SPZ世界王者に輝く。得意技はティロフィナーレ、トラースキック。

入場テーマ曲:アナザーマン(DAG KOLSRUD)

南国の太陽 神塩ナナシー

本名:同じ。2050年11月12日、沖縄県石垣市出身、ブレード上原は同じ中学の一期先輩。ブレード上原に紹介されてSPZ58期でデビュー。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ジュリア渡辺戦でデビュー。おっとりとした性格ながらリング上では思い切りのいいファイトを見せる。第61回SPZクライマックスで優勝し、先輩の上原といよいよトップ争い。自分のペースで試合を作れるうまさに磨きをかけ、SPZ世界王者に輝く。得意技はアラビアンプレス。ネックブリーカードロップ。

入場テーマ曲:リバース・オブ・ザ・ビート(サンディ・ネルソン)

破壊皇女 REIKO

本名:柏木玲子。2050年11月12日、広島県呉市出身。2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ガイア尾白川戦でデビュー。ルックスが良く、アイドルレスラー候補として採用されたが、見かけによらずけっこう体力があり、順調に成長してゆきSPZクライマックス出場を果たす。得意技はジェットスマッシュ、ハイキック。

入場テーマ曲:CAR WARS(トム・スコット)

情熱バカ 相羽和希

本名:同じ。2051年7月12日、石川県金沢市出身、SPZ59期として、2067年4月19日釧路厚生年金アリーナ大会での対 村上千秋戦でデビュー。荒削りだが、スタミナ切れを恐れない当たって砕けるファイトで場内を沸かせる。得意技はノーザンライトスープレックス。
入場テーマ曲:胸を張ろう!(夏樹リオ)

SPZの技巧派 中森あずみ

本名・同じ。2051年10月29日。徳島県阿波池田市出身。SPZ59期として採用され2067年6月10日、山口周南大会での対真鍋つかさ戦でデビュー。スパーリングで覚えた内容を着実に本番でも披露する地道なファイトで順調に出世し、VIP入りを果たしSPZ世界王者に輝く。得意技はSTO,コブラツイスト。

入場テーマ曲 ジャスト・コミュニケーション (TWO=MIX)

静かなる狙撃者 ハルカ

本名:大月遥、2052年11月23日、神奈川県大和市出身。SPZ60期として採用され2068年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 中森あずみ戦でデビュー。上背を生かした打撃技はただただ脅威。ジャンピングハイキックは「アルティマシュート」と呼ばれ、猛威を振るう。そしてついにSPZ世界王者に輝き、第63回SPZクライマックスでも優勝し、団体トップにのし上がる。得意技はアルティマシュート、ニーアタック。

入場テーマ曲:Rumbling Hearts(栗林みな実)

草薙流の伝承者 セイウン草薙

本名:非公開。2053年11月21日、山形県朝日町出身。あの草薙みこと、スイレン草薙を輩出した草薙神社から推薦があり、SPZ61期として入門。2069年4月12日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 初瀬唯戦でデビュー。草薙流古武術で培った投げ技のキレを生かしてぐんぐん出世し、入社1年余りでSPZ世界王者に輝き、SPZの絶対的エースとして君臨。得意技は草薙流兜落とし、空気投げ

入場テーマ曲:暉映の戦場(信長の野望)

疾風星 フォルトゥナ紫月

本名:伊吹香月、2053年12月27日、富山県八尾市出身。柔道の経験があり、SPZにスカウトされる。2069年6月15日、周南体育館での対 セイウン草薙戦でデビュー。通好みのねちっこいファイトスタイルで固定ファンも多い。力も意外とあり、コブラツイストでセイウン草薙からギブアップを奪ってSPZ王者になった一戦はファンの語り草になっている。得意技はドラゴンスリーパー、ムーンサルトプレス。

入場テーマ曲:キャプチュード

ヤングライオネス ペガサス藤原

本名:藤原寿子。2055年2月23日、栃木県宇都宮市出身。中学時代からスポーツ万能で、SPZスカウトの目に留まりSPZ62期として2070年5月4日、カイメッセ山梨大会での対 村上千秋戦でデビュー。得意のジャーマンで頭角を現し、SPZクライマックス出場を果たす。得意技はジャーマンスープレックスホールド。

入場テーマ曲:勇者の挑戦(ドラゴンクエスト)

期待の新星 アプリコットつばさ

本名:非公開。2056年2月28日、愛媛県松山市出身。スポーツ経験を買われてスカウトされ、SPZ63期として2071年5月20日、松山市武道館大会での対 ペガサス藤原戦でデビュー。体格やパワーに難があるものの身のこなしが軽く、前半戦を沸かせる。得意技はシューティングスタープレス。

入場テーマ曲:ディヴェルティメントK137 第2楽章(W.A.Mozart)

不屈の闘志 フェアリー三井寺

本名:石山法子、2055年10月3日、滋賀県大津市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ63期として2071年5月15日、岡山武闘館大会での対 真鍋つかさ戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、練習には熱心に取り組み、先輩越えをうかがう。得意技はSTF。

入場テーマ曲:TOY BOY(シニータ)

みなぎるパワー 北条咲

本名・同じ。2057年3月7日、富山県射水市出身。学生時代は弓道に打ち込むが、SPZのスカウトの目に留まり、SPZ64期として2072年4月16日、京都府立体育館大会での対 フェアリー三井寺戦でデビュー。持ち前の馬力でデビュー3連勝という団体初の離れ業をやってのける。得意技はラリアット、タイガードライバー。

入場テーマ曲:チゴイネルワイゼン(サラサーテ)

一撃必殺 神田幸子

本名・同じ。2056年12月7日、茨城県ひたちなか市出身。SPZの新人テストに合格し、2072年4月22日、どさんこドーム大会での、対フェアリー三井寺戦でデビュー。デビュー戦を勝利で飾る。練習熱心な性格で暇さえあればサンドバッグを叩いて打撃の強化に励んでいる。守勢に回った時の対応が今後の課題。得意技はステップキック。

入場テーマ曲:メイキング・ラヴ(イングヴェイ・マルムスティーン)

リングの魔豹 加賀美明日香

本名・同じ。2058年1月15日、長崎県諫早市出身。柔道の経験を買われ、SPZにスカウトされ、2073年4月17日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 神田幸子戦でデビュー。抜群のルックスとスタイルで会場人気急上昇中。得意技は逆片エビ固め。

入場テーマ曲:HALLUCINO(KOTOKO)

レフェリー セブン山本

本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。最近は社歴も長くなったので、外人選手のマネージャーを買って出てマイクを握ることも多い。趣味は英会話教室通い。

チーフレフェリー ガイア尾白川

本名・尾白川舞 2047年2月16日、福島県須賀川市出身、SPZの入門テストに合格し、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 ミントス・フジニャーノ戦でデビュー。2069年7月、現役引退しレフェリーに転向。現役時代の身のこなしを生かしたレフェリングで人気を博し、タイトル戦を裁くチーフレフェリーとなる。

レフェリー 村上千秋

本名・同じ 2046年12月5日、鳥取県米子市出身。米子市レスリングスクールからの推薦でSPZ入り、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 杉浦美月戦でデビュー。2070年、現役引退しレフェリーに転身。若手選手を叱りつけながらのレフェリングで前座戦線を沸かせる。

レフェリー チェリー・クリム

本名・非公開。2053年、イギリス・ロンドン出身(自称)。EWAマット2071年、レスラーとしてデビューするもまったく芽が出ず、EWAフロントから半ば見放される形で日本に留学に出される。その3か月後、SPZ道場でのスパーリング中にコーナーポストから足を滑らせ落下し、右ひざ骨折の大けがを負う。使えないので本国送還も検討されたが、EWAとの関係を考慮し、レフェリーとしての雇用が決まる。現在は第1試合で頼りにならないレフェリングで笑いを取る。

リングアナウンサー 奥森豊

2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、後半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。

リングアナウンサー 鈴木たくろう

2034年6月30日、神奈川県横須賀市出身。2057年入社。グッズ販売やリングアナ、雑用まで何でもこなすSPZ期待の中堅社員。趣味はDTM。

リングドクター ハルシオン六条

本名・六条美也。2047年4月21日、北海道せたな町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務する傍ら、SPZのリングドクターに就任し、首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2012年10月20日 (土)

第1,403回 優勝・・・日頃の修練のたまものでしょうか。

第65回SPZクライマックス!

10点のセイウン草薙を9点のハルカが追う展開

第7戦は仙台アリーナ大会。

神塩(7点、アラビアンプレスからの体固め 8.17)ロッコ(2点)

神塩ナナシー快勝。ロッコバロッコをスパッと片づけた。ある意味10分以内に片が付く神塩ナナシーの試合というのも珍しい・・・

ハルカ(11点、ネックブリーカードロップからの片エビ固め 12.30)アメリカン(0点)

ハルカが危なげない試合運び。10分経過とともにラッシュをかけて、ネックブリーカーでトドメ。失点1で優勝の可能性を残したまま最終戦の横浜・セイウン戦へ。

F紫月(7点、時間切れ引き分け)ダークフローラ(5点)

CQCの使い手というふれこみでSPZに初参戦したダークフローラだが、思うような結果を残すことができない。この日はフォルトゥナ紫のグラウンド地獄にはまり、負けはしなかったもののドローに終わった、

「使えないやつめ。やはりお前を拾ってきたのは失敗だったようだな」
とか言って試合後のマイクを切り上げたセブン山本。

S草薙(12点、ノーザンライトSH 11.33)セモポヌメ(4点)

セイウン草薙、全く危なげなし。セモポヌメの凶暴ファイトを真っ向から受け止めたうえでバックドロップ、レッグラリアットの猛反撃。最後はノーザン連発で勝ちを収めた。

*************************

そして最終戦は横スペ大会。

ダークフローラ(7点 ハイキックからの体固め11.53)ロッコ(2点)

外人同士の試合はダークフローラが制した。ヨーロッパからこの選手を仕入れてきたセブン山本レフェリー。ノーコメントで会場を後にした。

神塩(9点、バックドロップからの片エビ固め 16.30)セモポヌメ(4点)

神塩ナナシー、9点でリーグ戦を終えた。セモポヌメの攻めを受けきってからじっくり反撃開始。バックドロップで勝利。神塩ナナシー健在を印象付けた。

F紫月(9点 コブラツイスト 14.06)アメリカン(0点)

フォルトゥナ紫月も9点でフィニッシュ。全敗のアメリカンを手堅く攻めてコブラツイストで勝利。これで神塩と同率3位を決め、スポーツドリンク12本入りの袋をもらって引き揚げた。

S草薙(14点、パワーボムからのエビ固め 11.0)ハルカ(11点)

勝ったほうが優勝のカードだったのだが、セイウン草薙強い。ハルカを寄せ付けず、ノーザン、バックドロップの猛攻。そしてパワーボム。あっけなくハルカを退けた。

「優勝・・・・日頃の修練のたまものでしょうか」

セイウン草薙、2連覇で賞金500万円をゲット。ハルカは準優勝となり、横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。

2012年10月19日 (金)

第1,402回 ウチはオオサカ、ホンマニスキヤデ!!

64年目8月 SPZクライマックス

第4戦はなにわパワフルドーム大会

セモポヌメ(4点、バックドロップからの体固め 14.14)ロッコ(2点)

「セモポヌメ!セモポヌメ!!」

ノリのいい大阪のファン、セモポヌメコールまで出た。気をよくしたセモポヌメ、バックドロップでロッコを退けた。

「ウオオオオー、敵を投げ飛ばした後のビールもまた格別!!ウチはオオサカ、ホンマニスキヤデ!!」

例によって缶ビールを飲み干すパフォーマンスをしたあと、セモポヌメは引き上げた。

ダークフローラ(2点、アキレス腱固め 10.31)アメリカン(0点)

ダークフローラが初日。この日はセブン山本氏はセミとメインを裁く予定のため、がなりは無し。ダークフローラがCQCの動きを見せて、アメリカンをアキレス腱固めで退けた。

ハルカ(5点、時間切れ引き分け)F紫月(4点)

ハルカここで1点ロス。フォルトゥナのグラウンドレスリングに付き合いすぎてしまった。

S草薙(6点、バックドロップからの片エビ固め 14.49)神塩(1点)

セイウン草薙が貫録勝ち。神塩ナナシーを投げ飛ばして勝利。
「神塩さんへの対応の仕方はよくわかっています。攻めて攻めることです」

**********************

第5戦名古屋大会。

ダークフローラ(4点、ハイキックからの体固め 12.19)セモポヌメ(4点)

ダークフローラが2勝目。実力派外人対決を制した。蹴って蹴って蹴りまくってセモポヌメを戦闘不能に追い込んだ。

神塩(3点、アラビアンプレスからの体固め22.28)アメリカン(0点)

まだ白星のない両者の対戦。アメリカンも持ち前のパワーでよく攻めたが、最後はパイルドライバー、アラビアンプレスと大技攻勢をかけた神塩が勝利した。

ハルカ(7点、ネックブリーカードロップ からの片エビ固め 10.59)ロッコ(2点)

ハルカが危なげない試合運びでロッコバロッコを退け、2勝目を挙げた。

S草薙(8点、パワーボムからのエビ固め 11.12)F紫月(4点)

因縁の対決が名古屋で。S草薙は紫月に敗れて長期政権から落ちたことがある。しかしこの日はロープに足の届く位置でファイト。

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第6戦札幌大会。

入れ替え戦は中森あずみがREIKOを下して4勝目を挙げ、VIP残留を決めた。

神塩(5点、バックドロップからの片エビ固め 25.53)ダークフローラ(4点)

「ヘイッ!レディスアンドジェントルメン」
よくわからない山本レフェリーのあおり。新外国人のマネージャー役を買って出てあおりマイクを決める
「これはな、ただの新外国人じゃあない。パネェ選手だ。なにしろドイツの居酒屋で(以下略)」
試合が始まるや、シビアな攻防。そのCQC仕込みのムーブに神塩も戸惑い気味。それでもダイビングプレス2連発、バックドロップとつないで初顔を撃破した。

F紫月(6点、ドラゴンスリーパー 20.38)ロッコ(2点)
ロッコのフロントスープレックス連発をしのいだフォルトゥナがドラゴンスリーパーでギブアップ勝ち。

ハルカ(9点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 13.23)セモポヌメ(4点)

ハルカが落ち着いてファイトし、打撃で徐々に優位に立って、シャイニングで終了。5年前の優勝者セモポヌメ、なかなか星が上がらない。

S草薙(10点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 6.30)アメリカン(0点)

このカードはセイウン草薙の完勝に終わった。6分そこそこでアメリカンを下して終了。

第65回SPZクライマックス、全勝のセイウン草薙を1点差でハルカが追う展開

(続きます)

2012年10月18日 (木)

第1,401回 やらないか?プロレス。

65年目8月
恒例のSPZクライマックス。

◆神塩ナナシー(22)2年ぶり5度目の出場
第61回大会優勝
「ファンのため、ベストを尽くします」

◆ハルカ(20)3年連続3度目の出場
第63回大会優勝 上期レギュラーシーズン2位
「えっと・・・あのう・・・・頑張ります」

◆セイウン草薙(19)2年連続3度目の出場
SPZ世界王者 下期レギュラーシーズン1位
「チャンピオンなので、負けられません」

◆フォルトゥナ紫月(19)初出場
「運命を感じる」

団体所属はこの4名だけで、あとは招待選手。

◆ユーリ・セモポヌメ(年齢非公開)2年ぶり5度目の出場
第60回大会優勝
「ウァーハハハハハ、全員ぶっ潰してやる」

◆ロッコ・バロッコ(24)初出場
「最高のパフォーマンスを発揮するのみ」

◆ハイパー・アメリカン・マスク(2年連続2度目の出場)
「アメリカンレスリングの真髄を見せてあげるわ」

◆ダークフローラ・クオーター(22)
「まだプロレスに転向して日が浅いので、大きなことは言わないでおこう」

初戦京都でダークフローラがガウンを脱いだ。対戦相手は「VIPから落ちたのでSPZクライマックスにも出られなくなった」ブレード上原。

―けっこう鍛えてはいるようだな・・・・

しかし試合が始まるやブレード上原の表情が一変。

―なんだこの力そして強引な動きは・・・

蹴りベースで試合を組みたててくるのだが一撃一撃が重い。ブレード上原、ろくに反撃できぬまま変形のDDTにやられてしまった。

「私のCQC、その片鱗を見せただけだ」
勝負タイム14分59秒。あのブレード上原が一方的にやられるとは。これは公式戦が楽しみである。

******************

2戦目の九州ドームからリーグ戦がスタート、

セモポヌメ(2点、ラリアットからの片エビ固め 11.13)アメリカン

リーグ戦のオープニングマッチに登場したセモポヌメ、ラフファイトを織り交ぜつつアメリカンマスクを追い込み、最後は豪快なラリアットで白星発進。

「ウオオオオー。勝利の後のビールもまた格別・・・・」

試合後、コーナー最上段で缶ビールを一気飲みするセモポヌメであった。

F紫月(1点、時間切れ引き分け)神塩(1点)

これはもう神塩ワールド。フォルトゥナ紫月もファンクラブができたのに、相変わらず無理をしないファイトに終始したためあっという間に30分時間切れドロー。場内は「もうこれは伝統芸能だよな」という空気。ビールが進んで酔ってしまうファン多数・・・

ハルカ(2点、DDTからの片エビ固め 11.28)ダークフローラ

九州ドーム大会セミファイナル。

「ヘイッ。レディースエンドジェントルメン」

スーツ姿のセブン山本がマイクで叫ぶ。前半の試合をさばいたので今日はもう出番がないはずなのに。

「これは私がヨーロッパで仕入れてきた大物外人。ダークフローラ・クオーターだ」

場内失笑。

「聞いて驚くな。私がドイツのパブで酔っ払いに絡まれたときに助けてもらったのだ。私は思わず言っちゃったね、やらないか?プロレス。って。」

酔っているファン失笑。要するに居酒屋の用心棒をプロレスにスカウトしたというギミック。
肝心の試合のほうはハルカが相手の蹴りを警戒したのか一気に仕掛けてニーリフトからのDDTで仕留めた。

S草薙(2点、アキレス腱固め 6.59)ロッコ

セイウン草薙、一瞬の隙を逃さずアキレス腱固めでくいっと勝利。省エネプロレスで初日を出した。
「お客さんも疲れてましたから・・・ね」

***********************

第3戦は若鯉球場大会

ロッコ(2点、ノーザンライトSH 13.51)アメリカン(0点)

ロッコバロッコが初日を出した。得意のスープレックス攻勢で追い込み、ノーザンでトドメ。
「ただ、真正面から行くタイプですので、SPZの上位相手には厳しいと思いますよ」

解説の杉浦美月が指摘。

F紫月(3点、ブランケンシュタイナー、26.25)セモポヌメ(2点)

セモポヌメも得意のラリアット、バックドロップを決めるなど大いに健闘したのだが、この猛攻をしのいだフォルトゥナがフランケンシュタイナーで押さえ込んで3カウント。フォルトゥナ紫月がリーグ戦初勝利。

「NO――――」

いい勝負をしていただけに悔しがるセモポヌメだった。

ハルカ(4点、アルティマシュートからの片エビ固め 26.08)神塩(1点)

「優勝候補は、神塩さんに引き分けじゃなく勝たなきゃあいけませんね。Sクラの1点は重いですから」
杉浦美月が指摘する。

神塩、勝つ気でやっているのかどうか疑わしいのらりくらりファイト。しかし15分過ぎにハルカのニーアタックが入り流血。これで神塩弱ったか。アラビアンプレスで反撃するもハルカ返す。そしてノーザン、アルティマシュートとつないで3カウント。

S草薙(4点、フランケンシュタイナー 10.50)ダークフローラ(0点)
「ヘイッ!!」
試合前悪のマネージャー役のセブン山本が拡声器でしゃべる。

「これは私がヨーロッパで発掘してきた選手だ。なにしろクローズクオーターコンバットの使い手だからな。」
しかしセイウン草薙の強さはさらにその上を行く。ダークフローラの掌底にも動じずフランケンシュタイナーで3カウント。
鳴り物入りで初参戦したダークフローラ、いきなりハルカセイウンの2強に当てられたのは不運。

第65回SPZクライマックス。リーグ戦2試合を消化してハルカとセイウン草薙の2人が連勝スタート。

(続きます)

2012年10月17日 (水)

忙しくって20121017

朝晩は寒さを感じるようになってきました。もうジャンバー1枚で足りないと感じるようになったのは、歳取った証拠なのでしょうか。

今週のスポーツニュース行きます。

■プロ野球クライマックスシリーズ

金満巨人への挑戦権を得たのは中日でした。打つ方がかろうじて機能し、投手陣も大崩れすることなくあのヤクルト打線を3試合とも1点ずつに抑えた。田島山井浅尾岩瀬のリリーフ陣はここ数年で最強ではないか。

■プロレス

全日本プロレスは九州巡業に入りました。各地で三冠前哨戦と称して大森組VS船木組のタッグマッチが組まれております。最終戦の名古屋大会へ向けて盛り上げに余念のない全日本サイド。大森はここ数か月ワイルド要員と化しているので、どう考えても船木が有利だと思うのだが。最強タッグを前にゲットワイルドは解散してしまうのか。それが気がかり。

■個人的なこと

電波ソング集CD(avenew)の「ぱるちゅのおやCHU」アマゾンで購入。便利な世の中になったものだ。最後の「はぁとピヨピヨ☆ラブにゅうにゅう!!」がハマる。中毒性高し。

忙しいときほど旅に出るべきなので山梨県の山に久しぶりに登ってきた。そして下山後のお楽しみは小作のほうとう&アワビの煮貝。ああ、WAS本編がじぇんじぇん進まないよう。

2012年10月16日 (火)

連載1400回まで書き進めて

みなさんこんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

2007年1月にスタートしたこの連載も5年9か月が経過し、

連載回数は1,400回になりました。

自分はいったい何をやっているのか・・・と我に帰るときもありますし、

休みが火曜しかない状況下でリプレイを更新するのは至難なのですが、

1回の分量を減らしたり、ほかのネタで伸ばしたり、してなんとか

途切れることなく続いております。

いま本編は65年目7月まで連載していますが、実際のプレイは70年目4月まで進行し、5年近くのストックがありますので、なんとか連載1,500回まではこぎ着けられそうですが、その先の予定は全く立っていません。

リプレイの阻害要因としては

1.仕事(月間労働時間330時間)

2.ほかの趣味(登山とか読書とか)

3.ほかの一般ゲーム(信長の野望は無性にやりたくなる時があります、バイオ6も攻略予定なので・・・ああもう)

4.エロゲー(学王やりたい!絵がきれいなので)

5.飲酒による寝落ち

などがあります。

まあ、可能な範囲で頑張ってまいりますので

今後ともよろしくお願いいたします。

2012.10.09 k.konno

【本編の今後の展開予定インフォメーション】

なにゆえもがきいきるのか。SPZ60期ハルカはプロレスの痛みが嫌で嫌で辞めたくてたまらなかったがカネのためしかたなくプロレスをやっていたが居酒屋で加藤貴明氏と運命的な出会いを果たし交際するようになってしまい1年たったら2人でホテルに投宿する関係となりプロレスとは違う肌と肌との触れ合いに人生そんなに捨てたものじゃないと思い直すハルカ。出会いは人を変える。人が変わったように明るくなり、後輩の指導もこなすようになったハルカ、しかし、光あるところまた闇あり・・・・・・

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お兄さんは高幡スタイル

昼間は会社で黙々と働く男

昼食を10分で済ませキーボードを叩く男

定時が夜11時だと言い切る仕事漬けの男

そんな男

でも内面は変態欲望の塊な男

休みの火曜日は小川ひかるや南利美のエロSSをWordに打つ男

山歩きしながら小川ひかるのリングシューズは何色がいいか妄想する男

そんな男

かわいい君、そうまさに君

小川さんかわいいよ小川さん

いまから画面の中の世界に没入してみようか

お兄さんは高幡スタイル

2012年10月15日 (月)

第1,400回 出会いはオクセンマンの胸騒ぎ

(1400回記念というわけではないのですが、書き下ろし)

時に西暦2073年夏、

SPZ60期、ハルカ。もう団体トップグループの域に達してきている名選手なのだが、メンタル面の弱さは相変わらずだった。

先シリーズのセミファイナルでは先輩の神塩ナナシーと当ったが、神塩のお得意のらりくらりファイトに引きずり込まれて30分時間切れドローとなった。SPZ王者セイウン草薙とはちょっとまだ差があるというのが大方の見方であった。

しかし本人はそんなことはあまり意に介していない。

(その日その日で納得のいく仕事をしていくしかない・・・・)

痛いのが大嫌いなハルカ、早いとこ引退したいのはやまやまだったが、年俸1300万円という高給につなぎとめられていた。

(以前ネットカフェで読んだ漫画に描いてあった・・・この世の本質は、カネの奪り合い・・・)

辞めるときは自分を守るものをきっちり作ってから、それまでは我慢しよう。そうハルカは最近思うようになった。

「こんばんわ・・・・」

「あ、いらっしゃい」

新日本ドーム大会が終わった夜の12時過ぎ、ハルカは行きつけにしている居酒屋食堂「すずなみ」の暖簾をくぐった。

カウンター席に腰を下ろすハルカ。

「ビールと、串カツ、あとにら玉のライスセット下さい」

 「きょう遅いのね~、総店長上がっちゃったからおいしくないけど勘弁してね~」

ハルカ、手酌でビール大瓶をグラスに注ぐ。

ーおいしい。

ガラッ

そこへ背広を着た30歳くらいのサラリーマン客が入ってきた。

「鈴さんこんばんわー」

 「あ、タカくん、どうも、遅いのね」

「参ったよもー、終電帰りが続いてサー、要件定義の打ち合わせがまとまんなくてまとまんなくて、もう大変だよ、鈴さん、日本酒2合冷やと、とんかつのライスセット」

 「はーい」

にら玉を作り終わった店長、ハルカに

「あ、こちらはうちのお得意さん、タカくん」 

紹介されたサラリーマンは内ポケットの名刺入れから名刺を差し出す。

「加藤です」

(株式会社コンテック 流通機器2部 担当課長 加藤貴明)

ハルカ、持っていたトートバッグから名刺を取り出す。

(株式会社スーパースターズプロレスリングゼット 巡業部主任 大月 遥)

「・・・・大月です」

「えっ、あのSPZ・・・・」

驚く加藤氏。

【この出会いが、ハルカの運命を・・・・・・・大きく変えることになる】

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東京笹塚のスポーツジムで、

「なつかしいわねー、私これ大昔やったわよー」

西花子(47歳)がチェストプレスのマシンを見て一言。きょうは娘に連れられて、1日利用料2000円を払ってスポーツジムへ足を運んだ。

「母さん母さん、わたし60kgできるようになったの」

「ふっ、ふっ、ふっ・・・ふっ・・・・!」

マシンに座り10回、60キロのウエイトをがんばって動かす西明里13歳。この年齢この体重でチェストプレス60kgは驚異的だ。週3回通い続けていた効果か。

「明里、ちょっとかわって」

花子がちょっと厳しい口調で

「100kgできなきゃ、あなたが行こうと思っている世界では厳しいわよ」

といってウエイトの差し込みピンを一番下に差し替える。

「母さん、大丈夫なの?」

「私は元フローラ小川よ。」

といって目を閉じる元フローラ小川

「久しぶりだけど、10回くらいならわ、わけないわよ。若いころはこのウェイトで100回5セットやるまで帰れなかったから・・・はっ、はっ、はっ、はっ・・・・!!」

元フローラ小川、ちょっと眉根をゆがめながら両腕のパッドを押す。

(母さん・・・・)

西明里、自分が行こうとしている世界に少し恐怖した。

「7.8・・・・.9・・・・っ」

しかしやはり達人でもブランクはあると筋力は落ちるのか、元フローラ小川の表情がゆがみだして、

「じゅう・・あ、アッー」

ブチッ

がしゃん!

不吉な金属音を立ててウェイトが落下する。

「大丈夫ですか」

ムキムキイケメンのインストラクターさんが駆け寄ってくる。

「だ、だだ大丈夫よ、あ、あかり、あなたが思うほどエスピーゼットは易しいところじゃないのよ、う、うっ、うー・・・・」

とかいいながら西花子はロッカールームに消えた。

(元フローラ小川、靭帯損傷で全治2か月の重傷を負い、レストランの仕事を休む破目になった・・・)

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いっぽうそのころ、戸塚のSPZ本社では・・・・

セブン山本レフェリーが記者会見でSPZクライマックス出場者名簿を読み上げていた。

◆神塩ナナシー(22)
◆ハルカ(20)
◆セイウン草薙(19)
◆フォルトゥナ紫月(19)

◆ユーリ・セモポヌメ(年齢非公開)
◆ロッコ・バロッコ(24)
◆ハイパー・アメリカン・マスク(年齢不詳)
◆ダークフローラ・クオーター(22)

日本人の4名は妥当な人選。外人も3名はここのところSPZで暴れているメンツ。

「ダークフローラ・クオーターってどんな選手ですか?」

京スポ新聞の記者が質問。

「ふふふふ、それわですね・・・・」

(セブン山本、ドヤ顔)

2012年10月14日 (日)

第1,399回 じゃあな、腐れSPZファン!

65年目7月

サマースターナイツシリーズ

第4試合の村上千春VSREIKO戦。この試合は村上千春の最終試合。

ワン、トゥ、スリー
ガイア尾白川レフェリーがマットを3つ叩いた。勝負タイム18分19秒。

「・・・・ハァ、ハァ・・・・」

勝利したREIKO,深々と一礼するや引き揚げた。これで来月はふたたび中森との入れ替え戦となる。

そしてセコンドの村上千秋コーチに起こされた千春、負けた結果を悟り、頭を押さえてちっと舌打ち。そのあと転がってリングを降り、痛々しい表情で引き揚げた。このときはさすがにチハルコールが起こった。

その試合が終わると休憩。そして休憩後第5試合、因縁の抗争?ブレード上原VS相羽和希。勝ったほうがVIP昇格を決める大一番。両者の気迫のこもった大一番となったが、相羽が裏投げ。これで頭を打ってしまったブレード上原、フォールを返す力は残っていなかった・・・

勝負タイム22分33秒。

真正面からブレード上原を破った相羽が2年半ぶりにVIP昇格を決めた。

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そして上半期VIP戦最後の3試合。まずはフォルトゥナ紫月VS中森あずみ。テクニカルなグラウンドレスリングが長く長く続き、そのまま両者相譲らず30分時間切れドローとなった。
フォルトゥナ紫月、25勝10敗4引き分けで全日程を終え、堂々の1位フィニッシュ。1000万円の小切手を受け取って笑顔を見せた。中森あずみは11勝27敗1分けの5位に終わり、8月はREIKOとの入れ替え戦に回ることになった。

「この結果を受け止めて、REIKOさんにぶつかってきます」

そしてセミの神塩VSハルカ戦も時間切れ引き分けでのドロー。これはいつもの神塩さんの独特の間合いで試合が進んでしまった。神塩はこれで15勝19敗5分けで日程を終え、4位に終わった。ハルカは24勝12敗3分けの3位。

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新日本ドーム大会メインはセイウン草薙VSペガサス藤原。これはセイウン草薙が横綱プロレス。得意の空気投げを連発して主導権を握り、あとはお決まりのコース。

フィニッシュはなぜか飛びつき腕ひしぎ逆十字だった。勝負タイム15分34秒。

セイウン草薙22勝17敗の3位でフィニッシュ。3位とはいえ不戦敗16なので、普通の負けはハルカ相手の1しかない。ペガサス藤原はせっかく昇格したのに負傷に見舞われるなど不運もあり、6勝32敗1分けで全日程を終えた。

「もう一度鍛えなおして、必ず後半の試合に戻ってきます」(P藤原)

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メイン終了後、私服(なぜか黒のパンツスーツ)に着替えた村上千春の引退セレモニー。

「辞めたくなったから辞める。それだけだ。じゃあな!腐れSPZファン!!」

きっぷのいいファイトでSPZマットを沸かせた名わき役がリングを降りた。

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村上千春

SPZ57期

2065年6月11日、山口周南大会での対hibari戦でデビュー。2073年7月23日、新日本ドーム大会での対 REIKO戦で引退。稼働月数98ケ月 出場試合数(概算)708試合

タイトル歴なし

2012年10月13日 (土)

第1,398回 ま、こんなもんだろう

65年目7月
「ま、こんなもんだろう」

SPZ57期の村上千春が引退を表明。破天荒なファイトで会場を沸かせたが、全身にガタがきておりこの辺が潮時だと判断したようだ。

首の負傷で戦列を離れていたペガサス藤原が復帰。初戦青森大会セミ前の試合に登場したが、まだ実戦カンがつかめず、ハルカに蹴り倒されて敗北。

青森大会セミでは腰痛で2か月間戦列を離れていたセイウン草薙が復帰。体調万全で戻ってきたようで、バックドロップで中森あずみを沈めて健在を印象付けた。

上半期VIPレース賞金争いも熾烈。1位のフォルトゥナ紫月をハルカが猛追、第5戦いわき大会での直接対決で勝てば追いつけるところまで来たが、フォルトゥナ紫月、相手の攻めを懸命に耐え、30分時間切れドローとなった。

いわき大会メインはSPZ戦、王者神塩ナナシーに対するは復活したセイウン草薙。やはりというかなんというかセイウン草薙が圧倒的な投げ技攻勢でペースを離さない。神塩はいつもの自分のレスリングができないとなると苦しい。そのまま手数を返せず、フランケンシュタイナーで押さえ込まれて敗北。セイウン草薙が7か月ぶりにベルトを奪還した。

「何とか勝てました。神塩さんのペースにはまらなかったので。」(S草薙)

第7戦幕張大会メインの神塩ナナシーVSハルカ戦。神塩のバックドロップに苦杯を喫したハルカ。これで最終戦を待たずにフォルトゥナ紫月の1,000万円獲得が決定。もっともセイウン草薙の負傷欠場の余波でそうなっただけかもしれないが・・・

「人生万事塞翁が馬です。まあ欲深いので(笑)もらえるものはもらっておきます」

目録を手ににっこりほほ笑むフォルトゥナ紫月だった。

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最終戦は新日本ドーム大会。

「村上千春最終試合」の大看板が掲げられた。

第1試合は神田幸子VS加賀美明日香。神田が1年先輩の意地を見せて攻め立て、7分46秒エルボーでなぎ倒しての体固めで加賀美を下した。

第2試合は北条咲VSアプリコットつばさ。北条が力強く攻め込み、6分19秒、タイガードライバーでアプリコットを倒した。

第3試合はフェアリー三井寺VSユーリ・セモポヌメ。

「ウァハハハハ、お前をつぶしてやるぜえ」

一方的な展開となったこの試合、セモポヌメの残虐ショーが繰り広げられ、6分55秒、最後はラリアットでセモポヌメ完勝。

そして続く第4試合

「次の試合に登場する村上千春選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」
定型アナウンスの後村上千春がリングイン。羽織っていた黒いメタルTシャツを脱ぐ。

さすがに神妙な表情。

対戦相手は1期下のREIKO。

序盤は基本に忠実なレスリングをやって、そのあと打撃の撃ち合いが展開された。村上千春、情念をぶつけるようにヘッドバット。REIKOもエルボーでお返し。

がすっ

しかし頭突きを仕掛けた村上千春のほうが苦しい表情、首に電気が走ったらしい。

(痛み止め、切れんのはえー・・・・)

REIKO、エルボーで追い込む、そしてスリーパー。千春が苦しげな表情を浮かべたのを見るや

てやっ!!

ジェットスマッシュ炸裂、崩れ落ちる千春。押さえ込むREIKO

2で返す千春

REIKO,相手がふらふらと起き上がるのを見て、もう一度ジェットスマッシュ!
崩れ落ちる千春

ワン、トゥ・・・ドドドドド!!

しかしREIKO、千春の首根っこをつかんで起き上がらせるや、
ガシイッ

至近距離からの掌底!!!!

前のめりに崩れる千春。ひっくり返してカバーするREIKO、
ワン、トゥ、スリー
ガイア尾白川レフェリーがマットを3つ叩いた。勝負タイム18分19秒。

2012年10月12日 (金)

第1,397回 65年目6月 バトルアトランティスシリーズ

65年目6月。

「バトルアトランティス」開幕。

負傷者2人の怪我が治らないので、S草薙、P藤原は引き続き欠場となった。S草薙のリザーバーには引き続きロッコ・バロッコ。P藤原のリザーバーには久々来日のユーリ・セモポヌメがはいった。

初戦山口大会メインでいきなりSPZ戦が組まれた。

王者神塩ナナシーに挑むのはハルカ。しかしこの日も神塩ののらりくらりペースにハルカがはまってしまい、ハルカが打撃を入れてもエスケープや間合いを取ったりして波状攻撃をさせない。そのまま時間だけが過ぎて行って60分時間切れドロー。

神塩ナナシー、3連続時間切れ防衛。P藤原、フォルトゥナ、ハルカ相手に負けないプロレスを貫徹。いったい何者なのだ。

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シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はアプリコットつばさVS加賀美明日香(新人)。

このシリーズからフル参戦の加賀美、東都デビュー戦である。基本的な攻防をひとしきりやった後、アプリコットつばさがダイビングプレス。一度は返す粘りを見せた加賀美だが、立て続けに2発目を食らって終了。勝負タイム7分55秒。

第2試合は神田幸子VSフェアリー三井寺。入社2年目の神田幸子、そろそろ上を目指してほしいところだが、この日はフェアリー三井寺のコンパクトに打ち抜くラリアットをもらって苦しむ。
「はい、これで終わりです」
フェアリー三井寺、DDTでトドメ。勝負タイムは10分31秒。

第3試合は北条咲VS村上千春。入社2年目の北条咲が、VIP経験のある村上千春にどこまで食らいつけるかが焦点の試合だったが、村上千春が終始余裕の試合運び、
「ヒャッハー」
蹴りまくって観客にアピール。しかし北条も懸命にこらえてタイガードライバー、ブレーンバスターで反撃。

「このっ」
小癪なと向かってくるところへニーアタック、ブレーンバスター。これには千春も少したじろいで
「これで終わりにしてやるよ」
本気のハイキック連打で北条を沈めた。勝負タイム24分22秒。

第4試合はREIKO VSスカルマスク(初来日)。初来日のスカルマスクは素早い動きだけが取り柄のレスラーで、若手新人の壁としては機能しただけ。この日もいいところなくREIKOに殴り倒されて終了。勝負タイム13分20秒。その試合が終わると休憩。

休憩後の第5試合は相羽和希VSブレード上原。

このカード、4月は相羽の勝ち、5月はB上原の勝ち。VIP復帰を占ううえでも重要な一戦。ブレード上原がティロフィナーレを繰り出せば相羽は裏投げ。お互い正面からぶつかり合った。

―えぐい攻めだな・・・・・

2発目の裏投げを食らって、ダウンしたまま顔をしかめるB上原、そこへ相羽が歩み寄り引きずり起こしてクラッチ、
「てやあっ」
ノーザンライトスープレックス。13分8秒、これでブレード上原から3カウントを奪取。

この後のカードはVIPが登場。まずはフォルトゥナ紫月VSロッコ・バロッコ。

ロッコ・バロッコも地力はある選手なのでフォルトゥナと静かでシビアな攻防を展開。フォルトゥナもストレッチプラムで決めにかかるがロッコも粘る。ならばとフォルトゥナ、走りこんでニーアタック。これでなんとか3カウントを奪った、勝負タイム29分57秒の激戦を制した。

フォルトゥナ紫月、ここまで21勝8敗2分けの好成績で首位をキープ。来月はS草薙との対戦はないので優勝の望みも十分ある。

セミはハルカVS中森あずみ。ここまで10勝20敗と苦しい星勘定が続く中森あずみ。この日もハルカに攻められっぱなしで、シャイニングウィザードをカチこまれて27分36秒、フォール負け。これで10勝21敗の5位となり、4位のセイウン草薙が来月復帰戦が予定されているので、入れ替え戦が濃厚となった。ハルカは19勝11敗1分けの2位につけている。

さいたま大会メインは神塩ナナシーVSセモポヌメ。

久々にロシアから来日した悪役レスラーのセモポヌメ。SPZクライマックスで優勝したこともある実力派。ドームのメインに起用されてハッスルし、ラフ殺法を織り交ぜながら神塩へ向かっていく。だが、神塩のダイビングプレスで流れが変わり、神塩がアラビアンプレス、2度目のダイビングプレスと畳み掛け、最後は3度目のダイビングプレスで3カウント奪取。勝負タイム19分10秒。神塩ナナシーはここまで14勝13敗4分けの3位。

2012年10月11日 (木)

プロレス技シリーズ32 地獄突き

アブドーラ・ザ・ブッチャーの代名詞、

「地獄突き」

単純な技ですが、ダメージが大きいとおもわれます。

手を手刀の形にして、手のひらをあお向けにしながら、相手のノドをめがけ突き込む技です。

ノドは鍛えようがないため、この技を食らった相手は悶絶して苦しみ、ダウン。そこへエルボードロップを落とすというのがブッチャーの勝ちパターンでした。

もともとは空手の貫手という技らしく、少年時代にカナダで空手をかじったことのあるブッチャーがこの技を自分のムーブとして取り入れたようです。アメリカマットで生き抜くための差別化として空手パフォーマンスを取り入れ、かつ相手にダメージを与えるために地獄突きを使うようになりました。

「客が何に対しカネを払ってるのかよく考えろ」と新人時代ブッチャーは先輩から言われ、ブッチャーなりに出した答えの一つが地獄突きを自分の代名詞として取り入れることだったのでしょう。

もともと空手の素養があり、かつテーピングで指を固めた状態で撃っているので、食らった相手はものすごく痛いのではないかと思われます。最後の試合となった今年1月2日の試合も、場外から渕、西村らに地獄突きをかましていました。

ブッチャーのほかには新崎人生、天山らが時折見せています。

WASでは実装されていません。ライラ神威あたりに修得させると面白そうなのですが。

(参考文献「幸福な流血」アブドーラ・ザ・ブッチャー著)

2012年10月10日 (水)

ゲームに充てる時間がない20121010

こんばんわ。WAS没頭中筆者のkonnoです。

日増しに秋めいてきた今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます

■プロレス(主に全日本)

スコット・ノートン全日参戦。初戦の後楽園大会では武藤と組んでケア渕と対戦。渕正信58歳をラリアットで沈めて健在をアピール。ネットで観た限りではあのガタイは健在。一気に最強外人の座をつかむか。

新設されたGAORA王座、決勝は真田VS中之上。変形ドラゴンスリーパーで真田が勝利。3冠を狙ってほしい選手なのですが・・・

GETWILD解散危機?船木が最終戦の三冠戦で「もうゲットワイルドもマンネリだろう。負けたら頭を坊主にしてスタックアームズに入ってもらう」などと発言。大森さんどうするどうなる。あのテーマ曲は盛り上がるので聴けなくなるのは困る。

※負傷欠場していた中西学が1年4か月ぶりに復帰。永田ストロングマンと組んで飯塚組との6人タッグ第1試合に出場。飯塚のアイアンフィンガー地獄突きを食らって敗れたものの動きは戻っている模様。

■プロ野球

石井琢朗24年間の現役生活に幕。

ハマスタでのDeNA戦で最終試合、1番ショートでフル出場。球場全体からの大声援。3打数無安打ながら2四球を選ぶ。4年前に横浜から戦力外通告され、広島に移籍して燃え尽きるまでプレーし、若手を指導し、ついに引退を判断。24年間お疲れ様でした。

ハマスタ最終戦中畑監督のあいさつが面白い

12球団一弱いDeNAと発言、それなのに最終戦満員の観客が集まったこと(まあ石井琢効果だが)にお礼したあと、マエケン(広島投手の前田健太)にやられ続けて悔しいと言い、来年CSに出られなければ私はクビです!で締めくくる。(辞めますではなくクビですというところが・・・・)来年こそめざせ5位。

岩瀬(おそらく)最後のセーブ王

33S、バーネット(ヤクルト)と分け合う形になったがセーブ王のタイトル獲得。前半戦で稼いだのが良かったか。ただもう衰えがささやかれており高木監督も固定守護神岩瀬としての起用はしないフシがあるので来年以降の見通しは暗いと思われる。

今週はこんなところ。

2012年10月 9日 (火)

第1,396回 ブレード上原、ここで負けたら終わりだぞ!

65年目5月
セイウン草薙(腰痛の悪化でまともに歩けず)、ペガサス藤原(首をやってしまった)が負傷欠場。そして新人の加賀美も基礎が習得できていないので道場に閉じ込めて練習。

しかたがないので5月シリーズは。セイウン草薙のところにリザーバーとして新外国人ロッコ・バロッコ、ペガサス藤原のところに常連外人アメリカンマスクを起用した。

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第5戦愛媛大会でSPZ戦、最有力挑戦者とみられていたS草薙が負傷欠場したため、前王者のフォルトゥナ紫月が挑戦者に起用されたが、毎度おなじみの神塩ナナシーのペースにはまってしまう。ゆったりとした試合ペースで酒を飲み始めるファン多数。そのまま60分時間切れ引き分けとなった。勝たないけど負けないチャンピオン?神塩ナナシーが2度目の防衛に成功。

最終戦は横スペ大会。メインのカードが弱かったので満員どまり。

第1試合は神田幸子VSアプリコットつばさ。エルボーをガスガス入れた神田が11分42秒、フォール勝ちを収めた。

第2試合は北条咲VSフェアリー三井寺。力ずくで攻めた北条、タイガードライバーを早い段階で決めて相手を弱らせ、最後はボディスラムで3カウント奪取。勝負タイム8分8秒。

第3試合は村上千春VS REIKO。今回の対戦はREIKOが掌底、ジェットスマッシュと猛攻を見せ、相手が倒れたところをダイビングプレス。これはぎりぎりで返した千春だったが、
「たあーーーーーーッ!!」
2度目のジェットスマッシュ。まともに入った。片エビでがっちりフォールするREIKO,3カウントが入った。

休憩前第4試合はブレード上原VS相羽和希。先月の新日本ドームと同じカードだ。

「ブレード上原、ここで負けたら終わりだぞ!!」

ファンからこんな声援も飛ぶ。先月負けた相手に2連敗は許されない。しかし相羽の正面切ってのスープレックス攻勢にタジタジ、なんとかフェイスクラッシャーで手数を返したが、相羽、起き上がって今度は上から組みついてパイルドライバーの態勢――

「うおーっ」

ブレード上原、なんとか下からリバースで返した。そのままのしかかって3カウント。土壇場での踏ん張りがB上原に勝利をもたらした。

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後半に入ってVIP激突のカード。セミ前は中森あずみがさくっとストレッチプラムでアメリカンマスクを下して終了。わずか8分53秒。

セミはハルカがフォルトゥナ紫月をガスガスとニーリフトで攻めて、最後はブレーンバスター、DDTの大技で沈めて3カウント。これも勝負タイム11分4秒と短め。

メインはわれらがSPZ王者、神塩ナナシー登場。対戦相手は新外国人、ロッコ・バロッコ。キックとスープレックスというEWAベーシックスタイルで攻めてくる相手に苦しんだものの、神塩ミサイルキックから反撃、最後はロープに振られたところを背面トベで切り返してそのまま押しつぶし3カウント。勝負タイム19分43秒。渋く神塩が勝った。

2012年10月 8日 (月)

第1,395回 65年目4月 新日本ドーム決戦

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は北条咲VS神田幸子。お互い入社2年目に入りどちらが先にブレイクするかが問われた試合だが、気迫に勝った北条が押し切り、7分53秒、ヘッドバットでなぎ倒して3カウント。
「もう新人ではありませんので、一戦一戦取りに行きます」

第2試合はフェアリー三井寺VSアプリコットつばさ。今回の対決はフェアリーが主導権を握り、ラリアットでなぎ倒して3カウント。

そして第3試合はREIKO VS村上千春。

打撃戦を得意とし、勝気な両者の対戦。しかしこの試合は蹴り連打を決めた千春が優位に立つ。そこへDDT、延髄斬りと畳み掛けた千春が11分9秒、フォール勝ち。

「あんなのとはものが違うんだよ。蹴りはこっちのほうが年季はいっとるわ!」

休憩前の第4試合は相羽和希VSブレード上原。

「はぁーっ!」

なんとこの試合、相羽和希が一方的に攻めてブレード上原っを追い込み、最後は裏投げで完璧に頭から落として3カウントを奪った。
勝負タイム14分47秒。

「やられたよ。目の前が真っ黒になったのは久しぶり。まあ相羽ちゃんもこんな所で燻ってるのが不思議な子だからさ」

ブレード上原の背中に哀愁。

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休憩後はVIPカード。

まずは中森あずみVSジョーカーウーマン。SPSクライマックス優勝経験もあるジョーカーウーマンがラフ殺法を織り交ぜながら中森を追い詰めたが、中森も起死回生の裏投げを決めて19分44秒、フォール勝ち。

「取り返していかないと」

中森あずみ、ここまで4勝11敗、最下位で推移しているので頑張らないといけない。

そしてセミファイナルはフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原。

ハイスパートプロレスができるペガサス藤原、ルックスもいいので人気も全国区になっていた。パワーに裏打ちされた落ち着いたファイトとどことなくミステリアスな風貌で人気のフォルトゥナと対戦。

「はーっ!」

ペガサス藤原が積極的に仕掛け、ジャーマンを2発決めて追い込むも、、フォルトゥナもストレッチプラムで盛り返し、裏投げで粘る藤原を振り切った。勝負タイム23分26秒。
「自分にはまだ、決める力が足りないんでしょうね」

フォルトゥナは8勝6敗1分け(2位)、P藤原は4勝10敗1分けの5位。

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新日本ドーム大会メインはSPZ頂上決戦、セイウン草薙VSハルカ。ハルカの打撃攻勢を耐えきったS草薙がアキレス腱固め、パワーボムで反撃に転じ、

「勝たせていただきます」

伝家の宝刀・草薙流兜落としで3カウント。17分17秒の時間の割に密度のある攻防を制した。セイウン草薙はここまで14勝1敗でトップ。敗れたハルカは6勝9敗の3位。

2012年10月 7日 (日)

とんだいっぱい食わせ者 4

そこへクレアのかかと落としが決まった。
「ギッ」

小川前のめりにダウン。前のめりに崩れることでダメージの大きさを表現している。

クレアひっくり返してカバー。
「ワン、トゥ、スリ」

井上霧子が3カウントを叩いた。

「10分47秒、踵落としからの体固めでクレア・テンプレトンの勝ち」

勝利をアピールしてから意気揚々と引き揚げたクレア。小川はもらった打撃のダメージが深いのか、その間ずっとマットにあおむけに横たわっていた。

本部席から社長がリングに入り、セコンドの新人と一緒に小川の様子を確認する。これも「相手にしばかれて大ダメージを負った小川ひかる」を強調するギミック。

とんだいっぱい食わせ物外人を第3試合で起用したが、終わってみると小川ひかるお得意のやられムーブで終わったのは小川がうまくまとめたというほかない。序盤は上手く打撃を警戒しながら立ち回っていたけどパンチ一発で形勢悪化して場外で痛めつけられて踵落としでトドメ・・・というパターン。「外人パワーに屈したベビーフェース」を演じきった。

(小川さんもやられるのがうまくなったな・・・・)

痛々しそうな表情を浮かべながらマットに横たわる小川ひかるを見て社長はつぶやいた。こういう役割をきっちりやってくれる選手はなかなかいない。

ややあって、小川ひかる起き上がり、深々と一礼してリングを降りて、新人レスラーの肩を借りながら痛々しく花道を引き揚げた。沸き起こる拍手。

控室のドアを開けて、ペットボトルの水を飲む小川。

「お疲れ様」

セミの試合に出る南利美が出迎える。

「見てたけど、それなりに面白い試合だったわ。やられっぷりもそんなにわざとらしくなかったし」

「・・・ありがとう」

小川ひかる、そんなに息が乱れてない。きょうは力ずくでたたきつけられたり、頭から落ちる危険なシーンもなかったので、彼女にとっては比較的負担の少ない試合だった。

メイン終了後、

「小川さんいい試合だったよ。とりあえずあの外人さんのカード残り6つ全部小川さんとのシングルで行くから、うまくやっといて」

「・・・はい、わかりました」

2試合見て、あまりにも使えないファイトだったので、第3試合あたりで小川相手にリードしてもらって試合を成立させるほかない・・・と社長は判断した。

地方巡業はあの流れで何とかなる。ただ最終戦は横浜総合体育館での興行で、目の肥えたファンが多いからそうはいかない。

―ちょっと、考えないと・・・・

小川ひかるは巡業バスに乗り込んだ。

それから東北巡業の5試合、小川ひかるはクレア・テンプレトンあいてにやられ続ける役割をこなした。第3戦山形では上段蹴りが入って動きが止まりやられてしまって、第4戦秋田では掌底顎突きがクリーンヒットしてぶざまに昏倒したところを押さえ込まれ、第5戦青森では豪快な飛び蹴りを食らってやられてしまって、第6戦盛岡ではグラウンドで押していたのだがボディパンチで形勢逆転され、最後は二段蹴りを食らって敗北、第7戦仙台ではタイミングよく入ったハイキックに沈むという負けブックをこなした。

「試合前練習のスパーリングでお互いの動きを確認してからやってますので、100パーセント使えない選手ということでもないと思います。とりあえず5分過ぎにいい打撃もらって動き止まって・・・というパターンでやってますから。」

「ここのところクレア・テンプレトンとのシングルマッチが続く小川ひかるだが、パワー不足の弱点を突かれ、強烈な打撃で動きを止められてフォール負け・・・・という試合結果が続いている、小川の非力ぶりは今に始まったことではないが、万全の状態で得意の関節技を仕掛けられないと小川は苦しい。小川ひかる21歳、試練の日々は続く。」

京スポ新聞には「小川と空手レスラーが抗争中」という記事を書いてもらい、表面上は抗争しているということにしてもらっている。

そしてシリーズ最終戦は横浜大会。

(続きます)

2012年10月 6日 (土)

とんだいっぱい食わせ者 3

「はっ」
掌底、何とか上体をのけぞらしてかわす小川、しかしここでクレアは踏み込んで小川の腹部に正拳突きを撃ち込んだ。

「がはっ」

前のめりに倒れこむ小川。腹を押さえてバタバタともがき苦しむ。場内どよめく。

(ベタな演技ね・・・・・)
控室でモニタ越しに見ていた南利美が苦笑する。要するにラッキーパンチが入ってしまったというギミック。

井上レフェリーが血相を変えて小川に近寄る。苦悶の表情を浮かべる小川。

「ワーン、ツー、スリー、フォー」

ダウンカウントを数えだす井上レフェリー。そんなに効いているのかと場内どよめき。悠然と見下ろすクレア。

「ファイーブ、シクース、セブーン、エイート」

なんとかカウント9で立ち上がった小川だが足元がふらついている。

「ハアアア」

そこへクレアが寄ってきてローキック、ミドルキックの連打。たまらず小川は倒れこみそのまま転がって場外へエスケープ。

「うううう」

小川コールが自然発生するが、小川ひかる場外で苦悶の表情。クレアが場外に自ら追撃せんと降りて、うずくまっている小川を捕まえて、
ガシャン!

力任せに場外フェンスに振った。
「あああ・・・・っ」

背中を抑えてその場に崩れる小川。

「HAHAHAHAHAHAHA」

倒れた小川の喉元にブーツを当てるクレア。場内ブーイング。そのあと小川を引きずり起こし、肩を使って場外フェンスへガッシャンガッシャン押し付ける。場内さらにどよめく。

「ああっ」

バランスを崩した小川、そのままリングサイド最前列席との隙間に転落してしまった。
「ううっ」

なんとか起き上がったところをクレアがパイプイスで背中を一撃。

パシーン

このあたりで井上レフェリーが止めに入った。

「リング内でやりなさい!ゲディンバック!」

しぶしぶ椅子を手放しリングに戻るクレア。しかし小川はイス攻撃のダメージが深いのか場外マット上でうずくまってしまった。

「イレブーン、トゥェールブ」

場外カウントを数えだす井上レフェリー。なんとかカウント19で戻った小川だがもう目はうつろだった。

こうなるとサンドバッグ状態。蹴りが面白いようにヒットしてのた打ち回る小川。痛々しい表情でマットを転げまわる小川。やられっぷりムーブ全開のシーンだ。

「はああっ!」

小川ひかる、それでもクレアが不用意にはなったミドルキックの蹴り足をつかんでアキレス腱固めに捕らえた。

「ウガアアアア」

たちまち攻守逆転。懸命に絞り上げる小川だが、クレアがもがいて抵抗して、なんとかロープに手が届いた。これで逆転できないとなると小川苦しい。

しかしその直後、相手の隙をついて小川、足を取ってスクールボーイ状に丸め込んだがこれは仕掛けがやや強引すぎカウント2。一瞬の丸め技も返されたとあっては苦しい。

「10分経過、テンミニッツアゴーン」

小川、息も絶え絶えな表情で相手に組みつこうとしたが、待っていたのは

ガシッ

強烈な掌底顎突き。ふらつく小川、場内ドワアアアの歓声。

「ハアアア」
そこへクレアのかかと落としが決まった。

「ギッ」

小川前のめりにダウン。クレアひっくり返してカバー。
「ワン、トゥ、スリ」
井上霧子が3カウントを叩いた。

2012年10月 5日 (金)

とんだいっぱい食わせ者 2

「とにかく!私はあんなのの相手は願い下げです」

当初予定のカードでは、明日以降の興行でメインやセミのタッグマッチで伊達遥や草薙みことといったトップどころと抗争させるつもりだったが、とんだいっぱい食わせ物レベルのクレア・テンプレトンでははっきり言って荷が重すぎると感じた社長は、団体1期生の小川ひかるを呼んだ。

「お呼びですか?」

「うん…明日からのカードなあ…割り返そうと思うんだ」

割り返しというのはすでに組んであったカードを何らかの理由で変更することである。

「はい」

「悪いんだけどさあ、あのダメ外人の相手してくれないかなあ、小川さんだったらうまくまとめてくれそうな気がするんで」

小川ひかるのプロレスは強さを前面に出すスタイルではない。やられっぷりで試合を作るタイプだ。使えない選手とはいえ、テンプレトンを前座で伸び盛りの若手新人と当てて、惨敗させようものなら間違いなく提携団体の顔に泥を塗ることになる。そうなるとあとが怖い。数少ない強豪選手をブッキングしてもらえなくなるリスクが出てくる。

「まあ、『うまくやって』よ、小川さん」

「・・・・わかりました」

真に優秀なレスラーはホウキ相手でもプロレスができるといわれている。使えない外人選手でも小川ひかると連日当てればいいところを引き出してもらえるだろう。そう社長は判断した。

シリーズ第2戦の群馬前橋大会。クレア・テンプレトンの相手は第3試合で小川ひかるとのシングルマッチに変更された。

「Excuse me・・・」

小川ひかる、開場前に外人組の控室を訪ね、事前の打ち合わせを入念に行った。技量の低い選手とやるときは事前の打ち合わせが欠かせない。

そして前橋大会第3試合。小川ひかるVSクレア・テンプレトンの試合のゴングが鳴った。
「ファイッ」

井上霧子レフェリーが試合開始を宣する。

小川ひかる、いつものように組みつこうとするが、いきなりテンプレトンがミドルキックで牽制。後ずさりして距離を取ったままにらみ合う両者。場内少しどよめく。

そのあとも距離を詰めようとする小川ひかる。密着しての攻防を避けるべく「寄らば蹴るぞ」ということで足技をちらつかせるクレア。緊張感ある出だしとなった。

「これならっ」

距離を詰めようとにじり寄る小川。しかしキックで迎撃せんとするクレア。その動きを読んでいた小川、自ら後方に受け身を取る要領で倒れこんで、そのまま転がり、テンプレトンの足をからめてカニばさみの要領で膝をつかせた。豊富な練習量に裏打ちされたこの辺の技量はさすが。

「いまだ・・・っ」

寝かせてしまえばこっちのものとばかり腕関節を取ってゆく小川。

「アアウウウウ」

痛がるクレア。しかし小川の腕関節攻めは「とりあえず出しておく」レベルの攻め。なんとかもみ合ううちにクレア、ロープに逃れた。

「ブレイクッ」

井上レフェリーがブレイクを命じる。ここはクリーンに分かれて、両者また起き上がった状態でにらみ合う。

そのあとは蹴りを一発当てられたものの、なんとか回り込んでバックを取った小川、今度は後ろから相手の腕関節を取って悲鳴を上げさせる。

「アウウウウウ」
「これ、でっ」

相手がひるんだすきにいきなり首固めを仕掛けた小川。早い仕掛けに場内どよめき。
「ワン、トゥ」

カウント2でホールドを緩めた小川、なんとか肩をはね上げるクレア。

「5分経過、ファイブミニッツパス」
本部席の社長兼リングアナがぼそりと告げる。

(ここまでは予定通り・・・・)

小川ひかる、また右方向に回り込んでから組みつこうとしたが、こんどはクレアがこの動きを読んでいたのか、

「はっ」

掌底、何とか上体をのけぞらしてかわす小川、しかしここでクレアは踏み込んで小川の腹部に正拳突きを撃ち込んだ。

「がはっ!」

前のめりに倒れこむ小川。腹を押さえてバタバタともがき苦しむ。場内どよめく。
(続きます)

2012年10月 4日 (木)

とんだいっぱい食わせ者 1

本業超激務で本編が全然進まないので、書き溜めていた外伝をさらしてお茶を濁します。お察しください。

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レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル 外伝
「とんだいっぱい食わせ者」

時に西暦、2015年

横浜のお嬢様プロレス団体の本社オフィス。
深夜でも明かりがついている。この団体の社長はゼニゲバなので本社スタッフの人員を増やさず、必要最低限のスタッフで回しているので、社長も現業をこなさなければならなかった。

「ええっ?マリアさんが来られない?」

「本国のサーキットの都合で参戦できなくなったとのことです」

国際電話で話していた井上霧子が社長に報告する。どうやら提携していたアメリカの団体から参戦予定の選手が来日できなくなったという連絡を受けていた。

プロレスの楽しさの一面は日本人VS外人にあるという信念を持つ社長はうろたえた。体格やパワーに勝る外人を、ガッツある日本人選手が迎え撃つ。この図式は試合内容が多少粗雑でも観客が乗ってくれる。なのでこの団体は資金繰りがかつかつでも毎シリーズ3-4名の外人選手を招聘していた。

「参ったな」

あてにしていた外人選手が来ないと、巡業に出る選手が奇数になってしまう。となると経験を積ませなければならない若手新人選手が試合できないという事態になりかねない。社長はしばし沈思したのち井上霧子に告げた。

「代役呼んでってネゴして。ギャラはマリアさんと同額払うから」

井上霧子が流暢な英語で先方のエージェントと国際電話で交渉する。さいわい交渉がまとまったらしく3分くらいで話は終わった。

「社長、マリア選手の代役ですが」

「うん・・・・」

「先方から推薦があったのがクレア・テンプレトン選手、22歳、アメリカでKARATEをマスターしていて打撃戦はいいものを持っているとのことです」

「しゃあないな。呼ぶしかない。実力未知数だけど」

初来日外人ははっきり言ってカケである。センスとパワーある強豪か、日本のプロレスに順応できる技巧派か、それとも馬力だけの全く使えないデクノボーか。呼んでみないとわからないのである。提携団体に「試合内容のビデオをくれ、それ見て判断したい」と言おうものなら提携打ち切りをちらつかされるので、先方の推薦した選手をそのまま呼ぶしかないのである。

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そして2週間後、謎のヴェールに包まれた女空手ファイター、クレア・テンプレトンが来日した。先方のエージェントが「ハードな打撃がウリ」と推していたので、シリーズ初戦の山梨大会は団体一のシューター、南利美とのシングルマッチを組んだ。

しかしー、

「社長、なんであんなの呼んだんですか」

試合後の控室、南利美がちょっと怒った表情で社長に詰め寄る。山梨大会のセミ前、6分2秒でクレアを回転エビ固めで破ったが、相手があまりにも歯ごたえがなかったので社長にクレームをつけてきた。

「受け身が全然できてない。あんなんでジャーマンとか裏投げとかやったら事故が起こる。グラウンドの技術もない。あーもう試合作るのに苦労したわ。あんなのに大技出せないから丸め込むしかなかったけど、アメリカに帰した方がいいと思うわ」

南利美の査定では「とんだいっぱい食わせ物」だったらしい。

「でもねえ南さん、先方のメンツもあるから、1試合だけでのしつけて送り返すわけにもいかないのですよ」

社長が頭を抱えながら諭す。本部席で観ていても酷い内容の試合だった。あれでは南利美の魅力の1割も伝えきれていないだろう。

(たぶん下部組織の基礎のできていない兼業レスラーを急きょ送り込んだんだろうな・・・・)
社長も苦々しい表情。アメリカ本国でも本業は別にあって、スモールハウスの興行の前座に小遣い稼ぎで顔を出すレスラーは多くいる。

「とにかく!私はあんなのの相手は願い下げです」

当初予定のカードでは、明日以降の興行でメインやセミのタッグマッチで伊達遥や草薙みことといったトップどころと抗争させるつもりだったが、はっきり言って荷が重すぎると感じた社長は、団体1期生の小川ひかるを呼んだ。

(続きます)

2012年10月 3日 (水)

いろいろと大変です20121003

みなさんこんばんわ。WAS没頭中・筆者のkonnoです。

台風17号の日も夜11時半まで働かされていました。

今週のスポーツニュース行きます。

■横綱日馬富士土俵入り

性格はミニ朝青龍っぽいところがあるのだが、まあ横綱は東西2人いた方が興行的に盛り上がるので。11月場所は上位陣7名そろうので期待できそうです。

■石井琢朗引退試合

9/30阪神戦にて引退試合は1番ショートでフル出場し2安打。一部報道では引退後はコーチとして広島に残るらしい。10/8でハマスタで最後の雄姿。

■セリーグのセーブ王争いが面白い

西村か、バーネットか、岩瀬か。しかし所属する上位3チームは少ない残り試合でCSに向けてテストしなければいけない選手が多いので、このまま西村が逃げ切りそうな予感。

■プロレス

近藤修司、GHCジュニア王者奪取。

最凶キングコングなので、ファイトスタイルと体格はむしろヘビー級っぽいところがあるのだが、まあめでたいことであります。6月の出雲で観た時は前半KENSOを攻めまくっていたけど。

今週はこんなところ。

2012年10月 2日 (火)

第1,394回 加賀美明日香デビュー

65年目4月

「長崎県に身体能力の高い子がいます」

スカウトからの連絡を受けて、SPZの黒田宏社長が口説きに行った。

実家が地元の名士ということで大きな屋敷に通され、入団交渉。彼女の父親は、娘をそんな危険なところで働かせるわけにはいかんと難色を示したが、そこは黒田社長、前職で培った交渉力を活かして説得した。

「うちの会社は練習をしっかりやっており、選手間の人間関係を大切にしていますので、試合中の事故で大事に至るケースは60余年の歴史の中で数えるほどしかありません。」

「・・・・・・・」

本人が東京で活躍したいという気持ちがあったので、契約金1500万でどうにか交渉がまとまった。

数日後、新人の加賀美明日香の入団が発表された。ルックスもスタイルもかなりいいので大化けするかもと社長は感じた。

「どこかが凄く痛いです」

神塩ナナシーが負傷欠場。長い試合ばかりするから慢性的な痛みが蓄積するのである。

VIP選手が欠場したので、リザーバーはAACからジョーカーウーマンを呼んだ。

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旗揚げ64周年記念エッセンシャルシリーズ開幕。

シリーズ初戦釧路大会。寒空の中、古びた大きい体育館での興行。

「さ、寒い・・・・ですわ」

長崎出身の加賀美明日香、4月中旬の釧路の寒さに慄然。

「寒いとこ悪いんだけどよ」

試合前の練習後、レフェリーの村上千秋が声をかける。

「千春の肘がちょっと練習でやっちゃったからよう、大事とって欠場させるわ。ちゅうことで第3試合に三井寺ちゃん回すからアスカ第1試合やれ、デビュー戦だ。」

「えっ・・・・」

「黒田さんから言われてるだろ、次のシリーズデビューさせるかもしれないからコスチュームとシューズはもって巡業行けって。やれるよね」

「は、はい!」

ということで釧路で組まれた第1試合、加賀美明日香デビュー戦、相手は神田幸子。

午後6時30分、ゴング。

―負けたらシャレにならない。

神田幸子が決然と見据える。間合いを取ってエルボーを入れる。場内張りつめた空気。
加賀美明日香、物おじせず試合前練習と同じ動きで相手の腕を取ってゆく。

神田、グラウンドは不得手なので立ってタックルで吹き飛ばす。そして相手がぐらついたところでエルボーを入れる。よく粘った加賀美だが、神田が

「このへんでいいだろ」

えぐい顔面蹴り一撃。のた打ち回る加賀美、そこを押さえ込んで3カウント。勝負タイム12分26秒。

試合後の控室、村上千秋レフェリーが声をかける。

「デビューおめでと。動きは悪くなかった。あとは気合いだね。まあ明日からは先輩たちの試合を見てプロレス勉強してな」
「あ、はい・・・」

2012年10月 1日 (月)

第1,393回 石にかじりついてでも

64年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズである。

初戦青森大会のセミファイナル。新たにVIP昇格したペガサス藤原が登場し、フォルトゥナ紫月と対戦。

「フォルトゥナさんとは何回もやってますので、自然体でいきます」

しかしフォルトゥナ紫月のねちねちした攻めについていけず、最後は14分33秒、コブラツイストにギブアップ負け。

第4戦水戸大会が駅前で起こったマシンガン乱射事件の影響で中止となり、VIP公式戦は1試合減って全39試合で争われることになった。

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第5戦宇都宮大会メインでSPZ戦が組まれた。王者神塩ナナシー、初防衛戦の相手は新VIPのペガサス藤原。

「VIPの先輩方はみんなすごく強いんですけど、1日も早く互角に戦えるようになるためにも結果を出したいです」

「SPZの宇都宮では何かが起こる。」という伝説があるので、あえて新VIPのP藤原を挑戦者に抜擢したが、タイトル戦特有の雰囲気にP藤原のまれていたのか、神塩の余裕を消せない。

しかし神塩もP藤原のスープレックスを警戒したのか、必要以上に深追いをしない。そのまま探り合いのような攻防が続き、いつのまにか60分時間切れのゴングが鳴った。王者が初防衛に成功。

「何か・・・・神塩さんにていよくあしらわれた感じがします」(P藤原)

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最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は北条咲VSフェアリー三井寺。
―もう入社1年、足踏みしてらんない。
しかしそのはやる心を衝かれたのか、試合中盤までは押していたにもかかわらずがっちりSTFを決められて12分12秒、北条咲の逆転負け。

続く第2試合はアプリコットつばさVS神田幸子。神田の打撃に苦しんだAつばさだったが、9分38秒、逆転のシューティングスタープレスで勝利。

そして第3試合は村上千春VS相羽和希。
「無様な姿さらしな」
村上千春がキック、キックで相羽をいたぶる。これでムッとした相羽、逆転の裏投げ。頭から落ちた千春痛がる。何とか起き上がったがドロップキックで倒され、続くカバーを返せなかった。15分39秒の熱戦を制したのは相羽。さすがに蹴られた側頭部を押さえていた。

休憩前の試合にブレード上原が登場。それだけでどよめき。

「査定試合は全部勝ちますよ」
その言葉通りREIKOを圧倒し、15分15秒、延髄斬りで仕留めた。

**************************

休憩後はVIPの直接対決。

セミ前はハルカ VSペガサス藤原。晴れてVIP入りしたもののここまで5敗1分けと芽が出ないペガサス藤原。この日は実力者のハルカと対戦。

「これで決めます」

ハルカ、対戦相手の攻めを受けながらも要所を締めるファイトで応戦し、アルティマシュート、シャイニングウィザードで追い込む。しかしP藤原もシャイニングを返して

「これで・・・っ!!」

タイガースープレックスホールド。高いブリッジで腕のフックもしっかりきまっていた。ハルカ返せず終了。勝負タイム29分58秒の大熱戦を制した。

「意識飛びそうでしたけど、なんとか1勝を挙げることができました。石にかじりついてでもVIPで闘います」

セミはセイウン草薙VS中森あずみ。

中森も地味で堅実なグラウンド攻めで存在感は残したのだが、ノーザンライトを2連発でもらって12分14秒、無念の3カウントを聞いた。

「腰の状態も良くなってきました。そろそろベルトを取り返しに行きます」(S草薙)

セイウン草薙、7連勝スタート。

メインは神塩ナナシーVSフォルトゥナ紫月。例によって神塩がぐだぐだファイトを仕掛け、フォルトゥナもそれに愚直につきあったので、あっという間に時間が経過する。けっきょくこのカードは60分時間切れ引き分けとなった。

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