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2012年11月27日 (火)

第1426.5回 それぞれの幕間2074

時に西暦2074年、初秋

7月に現役を引退したブレード上原(本名:上原清香)、そのまま会社に残り「SPZミュージアム初代館長」の辞令を貰い、張り切って第2の人生を送っていた。

「2階はとりあえず往年の選手のリングシューズとかリストバンドとかサイン入り色紙とかを展示しましょう」

ブレード上原、自ら安全ヘルメットをかぶり工事中のミュージアムで指示を出していた。

「上原さん、京スポ新聞からお荷物です」

「ありがとう」

開けてみると昔のサイン入り色紙がぞろぞろ。選手のサインの横にその選手の好きな言葉が書き添えてあるのが味がある。「辛抱 フローラ小川」とか「道 イージス中森」、変わったのでは「殺戮上等!ライラ神威」とか・・・・

SPZミュージアムのオープンを11月に控え、ブレード上原、休日返上でてんてこ舞い状態であった。

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東京、笹塚駅近くのマンション、母と娘のののしり合いが続いていた。

「やめておいたほうがいいわよ。へたすりゃほんとに死ぬわよ。私も生き延びたのは運が良かっただけ。現役のとき、このまま死んじゃうと思ったことが10回ぐらいあったわ」

 「母さんが何と言おうが、私の人生なので、私で判断する」

「・・・あかり!あなたは格闘技に向いてないのよ。力も大してないし、運動神経もそんなによくないから」

 「そのへんは、もっと努力する。母さんが何と言おうと、わたしはSPZの入門テスト受けるわ。命がけなんてのはわかってる。そもそもこの世に命がけじゃない仕事ってないでしょう」

「・・・・っ、勝手にしなさい!母さんは止めたわよ!」

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「静岡おでん、おいしい♪」

「だろー。この店は以前出張で入ったことがあったんだ」

ハルカ、2回目のデートは2人で新幹線グリーン車に乗って静岡。駅近くのお店で静岡おでんを食べていた。誘ったIT会社員・加藤貴明氏(31)もドヤ顔。

「黒はんぺん最高・・・・」

東京のコンビニで買うのとはまるで違う。どす黒い煮汁が具材に染みている。

「Sクラ3位入賞おめでとー」

「・・・うん、ありがと」

徐々にではあるが確実に距離が縮まっていく2人だった。

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