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2012年11月30日 (金)

第1,427回 どこかがすごく痛いです~

66年目9月
「どこかが凄く痛いです」

スタッフはあわてて神塩ナナシーを都内のアポカリプス病院に連れて行った。

神塩ナナシーが首の痛みのため欠場。リザーバーにはいつも通り?セモポヌメが起用された。

第2戦うどん県大会が駅前で起こった乱射事件の影響で中止。
SPZクライマックスを制したセイウン草薙だが、地方興行で取りこぼすことが多くなってきた。

9月シリーズは初戦の岡山大会でハルカに蹴り倒され、第4戦の高知大会ではフォルトゥナに絞められタップ。力にかげりが出てきているのか。それとも地方のノンタイトル戦では無理をしない方針に変えたのか。

***********************

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は新人同士の対戦。玄海恵理がヘッドバットでNOTORIをなぎ倒してプロ初勝利を収めた。

第2試合は神田幸子VS加賀美明日香。若手同士の対戦は積極的にボディスラムを連発した神田が優位に立ち、最後はヘッドバットでなぎ倒して勝利。前の試合と同じ終わり方だ。勝負タイム14分20秒。

第3試合はアプリコットつばさVSフェアリー三井寺。アプリコットつばさが動き勝ち、最後は得意のシューティングスタープレスで3カウント奪取。

第4試合は北条咲VS相羽和希。上原もREIKOも引退したので、次のVIP昇格枠はこの2人が軸になるとみて間違いない。入社3年目の北条、動きにもだいぶ自信が出てきて、先輩宛に物怖じしないファイト。

「はあっ」
北条咲、右腕を思い切り振りぬいてのラリアット。これは何とか返した相羽だが、ブレーンバスター、ニーアタックと畳み掛けられてフォールを返せなかった。勝負タイム13分16秒。
「このくらい当然です」
横たわる相羽を一瞥した後、北条は悠然と引き揚げた。その試合が終わると休憩。

***********************

休憩明け第5試合はSPZ前王者・フォルトゥナ紫月が登場し、セモポヌメと対戦。いきなりエルボーの撃ち合いで場内盛り上がる。セモポヌメ、頭突きでひるませてフロントスープレックス、アームホイップの攻め。そのあともラリアットやバックドロップでフォルトゥナを追い込む。

が、パイルドライバーを食らってこれ以上受けられないと判断したフォルトゥナがすっと体制を入れ替え変形のドラゴンスリーパー(デスクロノグラフ)に捕えた。たまらずセモポヌメはギブアップ。勝負タイム24分53秒の熱戦だった。

セミはハルカVS中森あずみ。せっかくVIPに再昇格した中森だが、ここまでセモポヌメに1勝しただけの1勝5敗でここまできている。この日もハルカの蹴りにタジタジ。ドラゴンスリーパーで反撃したが、ロープに逃げられ、最後はハルカの長身を生かしたDDTを食らって終了。ハルカは6勝1敗でシリーズを終えた。

メインはSPZ戦、王者ペガサス藤原、初防衛戦の相手はSPZクライマックス覇者、セイウン草薙。まず王者防衛の可能性は低いとみられていた。なにしろ修羅場をかいくぐってきた経験が全然違う。

「はっ!」
セイウン草薙、ノーザンで叩きつけて怯んだところをアキレス腱固め、そして動けなくなったところへパワーボム。これであっさりとカウント3が入った。ペガサス藤原、存在感を発揮できず完敗。

勝負タイム20分19秒。セイウン草薙がSPZ新王者に返り咲いた。彼女はこれで6度目のベルト戴冠である。

2012年11月29日 (木)

プロレス技シリーズ37 ドロップキック

37回もこのシリーズをやっているのに ドロップキックがいまだに登場していないことに気が付いたので。

ドロップキック。ある意味最もプロレス的な技です。

自ら走って(その場で飛ぶ場合もあります)勢いよくジャンプし、両足裏で相手の胸元あたりをめがけて蹴りつけ、空中で体をひねってうつ伏せ状態で受け身を取るのが主流です。

誰もが使う技だけに、この技がきっちりできるかどうかがいっぱしのレスラーかどうかを見るポイントでもあります。

フォームの美しさ、打点の高さ、蹴り終わって受け身を取るまでの一連の流れ。各選手のそれを見比べてみるのも面白いです。

重量級外人のジャイアント・キマラがこの技を繰り出すと場内どよめきに包まれます。スタン・ハンセンも晩年までこの技を使っていました。巨体なので重爆という表現がぴったりきます。

ジャイアント馬場さんも全盛期は「32文人間ロケット砲」として必殺技として使っていました。

大森隆男も若手の頃、馬場さんに「ドロップキックだけはうまいな」と褒められており、この技を得意にされています。

WASでは当然のように実装されており、試合序盤のつなぎ技として頻繁に出てきており、武藤めぐみあたりはこの技を試合中に5-6回使っています。

2012年11月28日 (水)

急に寒くなってきた20121128

ことしも残り30日あまりとなりました。

急に寒くなってきたこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日ついにセラミックヒーターを使い始めました。

■プロレス

世界最強タッグリーグ開催中

KENSOのパートナーのサスケが地方興行で肩を負傷し、リーグ戦は全戦不戦敗となりました。12月シリーズ最終戦で征矢が船木に勝てるとは思えないので、(負けたら解散と船木から強要されている)希代のネタコンビ・GETWILDはひょっとしたらこれで見納めになるかもしれない。いや、斜め上をゆくストーリーラインができているのかもしれないけど。

■野球

ボウカー巨人残留

年俸は3000万に減ったものの日本シリーズの活躍が評価されて残留。日本シリーズでのあの活躍はクビがかかっていたから・・・なのか。できないスタッフも使いようでは・・・といういい例。

DeNA 細山田年俸1900万→600万

これは酷い。税金とか考えたら(住民税は前年の所得をベースに課税されるので)手取りは会社員以下にになることが容易に想像される・・・・(一軍に上がれば最低保証があるので別だが)高城を育てながら使うようだし、控え捕手も鶴岡がFAで戻ってきたから、立ち位置がなくなってしまって大減俸をのまざるをえなくなったようだ。でもこれは会社員社会にも通じます。誰かが入ってきて自分のポジションを奪われる可能性は常にある。安定は幻想なんよ。

■相撲

白い子23回目の優勝。

もう一人横綱ができてのびのびと本来の実力を発揮したのか、それともこれまでの2場所はわざと負・・・げふんげふん。白い子は恐ろしい子。やはり脅かす存在は出てこないのか。

新横綱・日馬富士 屈辱の5連敗で9勝6敗に終わる。

どこか負傷しているのかもしれないが、横綱がこの成績では。軽量だけに気迫が落ちるとボロボロ負けてしまうのか。調子が悪いなりにまとめるということができないと。

今週はこんなところ!

2012年11月27日 (火)

第1426.5回 それぞれの幕間2074

時に西暦2074年、初秋

7月に現役を引退したブレード上原(本名:上原清香)、そのまま会社に残り「SPZミュージアム初代館長」の辞令を貰い、張り切って第2の人生を送っていた。

「2階はとりあえず往年の選手のリングシューズとかリストバンドとかサイン入り色紙とかを展示しましょう」

ブレード上原、自ら安全ヘルメットをかぶり工事中のミュージアムで指示を出していた。

「上原さん、京スポ新聞からお荷物です」

「ありがとう」

開けてみると昔のサイン入り色紙がぞろぞろ。選手のサインの横にその選手の好きな言葉が書き添えてあるのが味がある。「辛抱 フローラ小川」とか「道 イージス中森」、変わったのでは「殺戮上等!ライラ神威」とか・・・・

SPZミュージアムのオープンを11月に控え、ブレード上原、休日返上でてんてこ舞い状態であった。

**************************

東京、笹塚駅近くのマンション、母と娘のののしり合いが続いていた。

「やめておいたほうがいいわよ。へたすりゃほんとに死ぬわよ。私も生き延びたのは運が良かっただけ。現役のとき、このまま死んじゃうと思ったことが10回ぐらいあったわ」

 「母さんが何と言おうが、私の人生なので、私で判断する」

「・・・あかり!あなたは格闘技に向いてないのよ。力も大してないし、運動神経もそんなによくないから」

 「そのへんは、もっと努力する。母さんが何と言おうと、わたしはSPZの入門テスト受けるわ。命がけなんてのはわかってる。そもそもこの世に命がけじゃない仕事ってないでしょう」

「・・・・っ、勝手にしなさい!母さんは止めたわよ!」

**************************

「静岡おでん、おいしい♪」

「だろー。この店は以前出張で入ったことがあったんだ」

ハルカ、2回目のデートは2人で新幹線グリーン車に乗って静岡。駅近くのお店で静岡おでんを食べていた。誘ったIT会社員・加藤貴明氏(31)もドヤ顔。

「黒はんぺん最高・・・・」

東京のコンビニで買うのとはまるで違う。どす黒い煮汁が具材に染みている。

「Sクラ3位入賞おめでとー」

「・・・うん、ありがと」

徐々にではあるが確実に距離が縮まっていく2人だった。

2012年11月26日 (月)

第1,426回 66年目のSPZクライマックス(下)

第7戦は仙台大会。
神塩(7点、アラビアンプレスからの体固め 22.1)ハルカ(6点)

ハルカ3敗目。神塩独特の間に惑わされ、ズルズルといってしまい最後はアラビアンプレスで敗北。

「」ペースをつかみ損ねました・・・・」(ハルカ)

ハイサスカラスEspr(8点、ムーンサルトプレス 9.32)Jウーマン(2点)

外人同士の試合はハイサスカラスExprに凱歌が上がった。

F紫月(7点、変形ドラゴンスリーパー 26.55)P藤原(6点)

先月のSPZタイトル戦のカードがここ仙台で実現。押していたのはフォルトゥナ。スクラップバスター、レッグドロップで優位に立つ。必死に耐えるP藤原、ジャーマンで反撃するもフォルトゥナ返す。そしてコブラツイストで弱らせて
「行きます」
変形ドラゴンスリーパー。タイトル戦の時と逆の結果。ペガサス藤原無念のタップ・・・

S草薙(12点、パワーボムからのエビ固め 8.53)セモポヌメ(0点)

勝てば最終戦を待たずして優勝の決まるセイウン草薙。しかし今日の相手はここまで0点のセモポヌメ。余裕のファイトでセモポヌメを下したセイウン草薙、SPZクライマックス優勝決定。

「まあ、ホッとしました。」(S草薙)

*************************

そして最終戦は横スペ大会。消化試合ではあるがリーグ戦最後の4試合。

P藤原(7点、時間切れ引き分け)神塩(8点)

一歩も譲らぬ熱戦となったこの試合、神塩のアラビアンプレスを返したP藤原、ニールキックで反撃するももうひと押し足りず、時間切れ引き分けとなった・・・

「全然納得していません、チャンピオンとして恥ずかしい成績です」(P藤原)

ハルカ(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 9.46 )セモポヌメ(0点)

ハルカは8点でリーグ戦を終えた。セモポヌメを落ち着いて蹴って、弱らせたところをシャイニングウィザードを叩きこんで快勝。
「UUUU」
セモポヌメ、6年前の優勝者なのだが、まさかの全敗に終わった・・・

F紫月(9点、脇固め 15.16)Jウーマン(2点)

ジョーカーウーマンもラフ殺法で食い下がったのだが、しのいだフォルトゥナ、バックの取り合いからスッと腕を極めた。
「ヒギィ」
たまらずジョーカーウーマンはタップ。フォルトゥナ紫月の技術がギラリと光った一戦。

S草薙(14点、草薙流兜落としからの片エビ固め 10.39)ハイサスカラスEspr(8点)

SPZとAACのエース対決。ハイサスカラスのムーンサルトをしのいだセイウン草薙が渾身のパワーボムでたたきつける。何とか返したハイサスカラスだったが息が上がってしまった、そこへ満を持して草薙流兜落とし。これでカウント3が入った。

セイウン草薙、堂々の全勝優勝。
「優勝・・・日頃の修練のたまものでしょうか。」
セイウン草薙がSPZクライマックス3連覇達成。準優勝は9点のフォルトゥナ紫月が入り、横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。3位はハイサスカラスEspr、神塩ナナシー、ハルカの3人が8点で並び、直接対決の結果も3すくみなので賞品のスポーツドリンクは8缶ずつ分配された。

2012年11月25日 (日)

第1,425回 66年目のSPZクライマックス(中)

第66回SPZクライマックス

第4戦は広島若鯉球場大会。

神塩(4点、アラビアンプレスからの体固め 24.20)セモポヌメ(0点)

神塩ナナシーがのらりくらりファイトで応対。セモポヌメのラフファイトを受け流してゆく。セモポヌメもバックドロップを5発放つなど勝負をかけたが、受けきった神塩がアラビアンプレスで勝利。

P藤原(2点、ブレーンバスターからの片エビ固め 16.19)Jウーマン(2点)

SPZ王者・ペガサス藤原が初日。ジョーカーウーマンのずるい攻めをこらえて、最後はブレーンバスターでジョーカーウーマンを仕留めた。

F紫月(4点、コブラツイスト 20.57)ハイサスカラスEspr(2点)

フォルトゥナのじっくりペースにはまり、本来の機動力を生かしたプロレスができなかったハイサスカラスEspr、そのままグラウンドの攻防で体力を消耗させられ、20分過ぎにフォルトゥナが仕掛けたコブラツイストにとらえられてしまった・。
「グアアアアア」
ハイサスカラスEspr、無念のギブアップ、早くも2敗目を喫してしまった・・・

S草薙(6点、ノーザンライトSH 15.19)ハルカ(4点)

2連勝同士の対戦だが、セイウン草薙が落ち着いてハルカを投げまくる。倒れたところへアキレス腱固めをしかけて動きを封じる。もうこうなればS草薙のもの。頃合いを見てノーザンで試合終了。セイウン草薙が単独トップに立った。

+++++++++++++++++++++

第5戦は九州ドーム大会。
P藤原(4点、ジャーマンSH 12.45)セモポヌメ(0点)

ペガサス藤原2勝目。セモポヌメのラリアットを受けて闘志に火が付いたのか、見事なジャーマンを決めてセモポヌメから3カウント奪取。6年前の優勝者セモポヌメ、1勝が遠い・・・

ハルカ(6点、ノーザンライトSH 14.43)Jウーマン(2点)
ジョーカーウーマンのラフファイトに手を焼いたハルカだったが、最後はきっちりとノーザンライトSHで勝利。

ハイサスカラスEspr(4点、ムーンサルトプレスからの体固め 11.21)神塩(4点)
AACの看板選手ハイサスカラスEspr、さすがに3連敗はできないと神塩を猛然と攻め込み、ムーンサルトでトドメ。

S草薙(8点、フランケンシュタイナーからの体固め 15.0)F紫月(4点)

セイウン草薙、ベルトを過去3度奪われているキラー、フォルトゥナと対戦。同期だがじわじわと攻めてくるタイプなのでやりづらい相手。5分過ぎにいきなり草薙流兜落とし、空気投げを仕掛け流れを取り返しにかかる。そしてノーザン連発。フォルトゥナ、あわててドラゴンスリーパーで反撃するもロープに近い!
「勝たせていただきます」
セイウン草薙、フランケンシュタイナーを鮮やかに決めて勝利。

+++++++++++++++++++++++++++

第6戦は名古屋しゃちほこドーム大会。
P藤原(6点、エビ固め29.57)ハルカ(6点)

ハルカの蹴りが鼻に入って流血の憂き目にあったペガサス藤原、しかし王者の誇りで懸命のファイト、バックに回ってジャーマン。
―ぐ・・・・目の前が・・・
しかしかろうじてフォールを返したハルカ。しかし藤原も追撃の手を緩めずレッグラリアット!吹っ飛ぶハルカ。懸命にカバーするP藤原、
ワン、トゥ・・・ドドドドドド!!
ハルカ返した。

―・・・これ以上はダメ受けられない、何か気持ち悪いし・・・・

「アルティマシュー!!え?わあっ!!」

アルティマシュートを狙ったが直前でよけられ、空振りに終わった。マットに体を打ったハルカ。この隙に足を持って強引に押さえ込むP藤原。ハルカが身をよじってフォールを返す前にセブン山本がマットを3つ叩いた。

「えt・・・」
試合終了三秒前、ハルカがP藤原にやられてしまった。これで1敗がいなくなった・・・

P紫月(5点、時間切れ引き分け)神塩(5点)

のらりくらりファイトの神塩と地味に関節や絞めで対抗するフォルトゥナ。たちまち30分が経過し時間切れ引き分けとなった。

ハイサスカラスEspr(6点、ムーンサルトプレス 12.34)セモポヌメ(0点)

外人対決はハイサスカラスEsprが制した。ムーンサルトで華麗に決めて3勝目。

S草薙(10点、フランケンシュタイナーからの体固め 7.51)Jウーマン(2点)
この試合はセイウン草薙の完勝。投げまくって弱らせたところを、このところ多用しているフランケンシュタイナーで押さえ込んだ。これで無傷の5連勝。

第66回SPZクライマックス、全勝はS草薙ただ一人、2敗でハルカ、P藤原、ハイサスカラスEsprが追う展開。(続きます)

2012年11月24日 (土)

第1,424回 66年目のSPZクライマックス(上)

66年目8月 SPZクライマックス。

2戦目の札幌から地獄のリーグ戦がスタート
Jウーマン(2点、レッグドロップからの体固め 13.35)セモポヌメ

Sクラ優勝経験のある強豪外人同士の対戦はジョーカーウーマンが制した。ラフファイトの応酬に場内盛り上がったが、突進してきたセモポヌメにカウンターで凶器を突きたてて試合の流れを決定づけた。

ハルカ(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 25.42)F紫月

「賞金・・・?興味ない」
ハルカがゆったり目のファイトで追い込む。ニーリフト連発で悶絶させてからDDT、シャイニングウィザードの猛攻。これで白星発進。

ハイサスカラスEspr(2点、裏拳からの片エビ固め 8.12)P藤原

SPZの新チャンプ・ペガサス藤原、いきなりAACのトップスターと対戦。しかし試合序盤からフランケンシュタイナー、レッグドロップを受けてしまうなど苦しい展開。ジャーマンで反撃するも単発。
「行きます」
逆にハイサスカラスのバックブロー2発、ミサイルキックの猛攻でグロッキー状態に、そして3度目の裏拳で力尽きた。
SPZ王者がわずか8分でやられてしまった。
「エスピーゼットチャンプ、ヨワイヨワイ」
やはり海外での他流試合をしたことのないいまのSPZ選手は初物に弱いのか・・・

S草薙(2点、パワーボムからのエビ固め 14.12)神塩

神塩ののらりくらりペースにはまりかけたS草薙だが、
「上原さん、技を借ります。ティロフィナーレ!!」
場内爆発。あの堅物セイウン草薙がティロフィナーレ。レッグラリアットをくらって大きく吹っ飛んだ神塩へパワーボム。これで試合が終わった。

*************************

第3戦はなにわパワフルドーム大会。
神塩(2点、ダイビングプレスからの片エビ固め22.11)Jウーマン(2点)

「そおれっ!!」

この試合は神塩が確実に2点を取りに来て、相手の攻めをある程度受けるとダイビングプレスの連発でジョーカーを仕留めた。しかしこの内容でも試合時間が20分越えてしまうのだから神塩のペースは・・・・

F紫月(2点、スクラップバスター時からの片エビ固め 17.32)セモポヌメ(0点)

ラフ殺法を織り交ぜながら、F紫月を追い込んだセモポヌメ。しかし2度目のバックドロップを空中で切り返され腰を強打したセモポヌメ、これで動きが止まってしまった。
「アツツツ」
そこへスクラップバスター、フォルトゥナが手堅く初日を出した。

ハルカ(4点 ブレーンバスターからの片エビ固め11.19)ハイサスカラスEspr(2点)

なんとハイサスカラスEsprは打撃にはもろかった。ニーリフトをガスガス叩き込むと怯んでしまう。そこへハルカがトドメのブレーンバスター。勝負はあっけなくついた・・・

S草薙(4点、ノーザンライトSH 14.41)P藤原(0点)

試合をが始まるやセイウン草薙が一方的に攻めまくる展開。どちらがチャンピオンかわからない。P藤原、ジャーマンだけはやらせてもらえたが。すかさずセイウンのノーザンで逆襲されフォール負け。

第66回SPZクライマックス。セイウン草薙、ハルカの2人が2連勝スタート。

(続きます)

2012年11月23日 (金)

書き下ろしSS  軽減税率

時に西暦2015年

「参ったよなあ・・・・」

横浜のお嬢様プロレス団体の社長がつぶやく。

4月から消費税が10%に上がってしまう。

「特リン1万円から上げられないんだよ」

8%に上がった時も税込のチケット代は据え置きにして、実質値下げで対応した。しかし税率10%で再度値下げとなると、確実に会社の収益を圧迫する。旗揚げ6年を迎えたとはいえ、資金繰りは綱渡り状態なのは変わらない。

「それにね、消費税が上がるとこういうどうでもいい消費は真っ先に控えられちゃうんだ」

社長が慨嘆する。

「・・・・・何か対策を考えないといけないですね」

井上霧子秘書も浮かない顔。観客動員で苦戦するとスタッフの賞与に影響が出てしまうのだ。

「特リンで1万円払ったらそのうち909円は国にぶんどられてしまう・・・そうお客さんが我にかえっちゃうんだよね」

「・・・・・・・」

しかしその頃、スポーツ観戦に5%の軽減税率が適用されるという話ができつつあった。

「野球観戦、サッカー観戦などに5%の軽減税率が適用されるって?」

 「・・・はい、スポーツ観戦は『青少年の健全育成に資する』ということらしく」

「凄い理屈だな・・・んで、プロレス観戦も対象にできないかな」

 「財務省に申請を出して通ればということらしいですので、出すだけ出してみたらどうでしょうか」

その数日後、

「・・・・ダメそうだ」

 「えっ」

「財務省窓口のやつら『プロレスはやる前に勝敗が決まっている演武でしょ』ってヌカシテきた。したがってスポーツ観戦に当たらないって。サーカスや劇団と同じ扱いらしい」

「・・・・そうですか」

「・・・そりゃまあ地方では事前の打ち合わせもあるし、ケツギメしている試合がないとは言わないけどさあ、表に出ていない以上そんなの部外者の憶測でしかないし、うちはビッグマッチはガチでやってるよ、もうあーイラッとする。大相撲は申請通るらしいのに。あれだって半分くらい演武だろ」

「・・・・・・親会社を通してみてはいかがでしょうか」

この団体の親会社は上場しているIT企業だ。政財界にもコネクションがあるのでそのルートで軽減税率を申請してみてはどうかと井上霧子が提案した。

「・・・・なるほどね。」

その2週間後、

「通るかもしれない。

「そうですか!」

「事前の打ち合わせのエビデンスが存在せず、かつ選手の練習時間の3分の2以上が体力筋力トレーニングに充てられている以上、演武ショーであるとまではいえない。って言ってきた。」

「・・・・・・・」

「このための資料作りも大変だった」

選手の練習スケジュールとかカード編成会議の議事録とか段ボール1箱分の資料を提出しなければならなかった。

「で、申請を通すにはやはり条件があるっぽい」

「なんですかそれは」

社長が重い口を開く

「OBの天下りを1人受け入れろってさ」

「うっわー、やはりそう来ましたか・・・・どうしようもない奴らですね」

「でもまあ売上がガタ落ちすることに比べれば天下りの一人くらい安いもんだ」

その一か月後、横浜のお嬢様プロレス団体の興行は「青少年の健全育成に資するプロスポーツ興行」に認定され、軽減税率適用の対象になった。

「きょうから監査役をお願いすることになりました、蒲原さんです」

「よろしく」

戸塚本社の一角に「監査役室」が設けられ、財務省OBの60代のおじさんが年俸1500万で着任することになった。と言っても特段仕事もなく、役員会に出席するほかは、週2回程度顔を出してお茶を飲むだけという待遇だった。

」2015年、軽減税率制度がスタートしたが、導入当初から適用基準のあいまいさが指摘され、波乱のスタートとなった。

2012年11月22日 (木)

プロレス技シリーズ36 ボディスラム

36回もこのシリーズをやっているのにまだボディスラムが入っていないことに気が付いたので。

誰もが使う基本技、ボディスラム。

右手を相手の股間から差し入れるように尻の部分(またはタイツ)をつかみ、もう片方の手は肩口(または首筋)をつかみ、相手を背中から叩きつける技。

試合序盤、最初に出てくる投げ技です。バァンッという受け身、そしてリング板が鳴る音で沸かせます。

現代プロレスではこの技で決まってしまうケースはまずなく、試合序盤から中盤にかけての痛め技という位置づけです。

基本技だけにバリエーションも多彩で、ブルーザー・ブロディは片腕だけで投げつけるワンハンドスラムを得意として、パワーを誇示していました。ジャンボ鶴田はボディスラムの入りから相手を抱え上げ、トップロープめがけて相手を放り投げるという軽量選手いじめ?的な技を使っていました。

アンドレ・ザ・ジャイアントは全盛期250kgの体重なのでまず投げることができず(本人が協力すれば別)、このレスラーをボディスラムで投げることがレスラーにとっての勲章となっていました。猪木、ハンセン、カネックら数えるほどしかいなかった。

「俺は本当に気心の知れた奴にしかスラムを許さなかった」(アンドレ)

この技を見せ場に漬かっているのが渕正信選手です。老齢で腰痛持ちそれでも連発で仕掛けるということで、ファンに気迫、闘志をアピールしているのでしょう。

WASでは当然実装されています。習得レベルが低いので誰もが使う技になってしまっています。

参考文献:魂のラリアット(スタン・ハンセン著)

2012年11月21日 (水)

WASがプレイできない20121121

・平均夜11時まで働かされている

・酒におぼれている

・6時間は寝ないとダメ

・週に一度の休みの日は旅行に出ている

以上の理由でPS2の電源すら入れられません。

気を取り直して今月のスポーツニュース

■プロレス

・最強タッグ開幕

暮れの祭典が開幕。ゲットワイルドは船木組を破り白星スタート。曙も全日本復帰を果たしたが、リーグ戦初戦は新顔外人2人に敗北。多分優勝は諏訪魔ドーリングじゃないかなと思う

・12.15全日ファン感謝デーに武田梨奈参戦

今度は武藤、カズ、大食いファイター三宅智子と対戦するらしい。またあの蹴りまくりが見られるのか。エロ・ハヤシとの絡みなど見どころたっぷり。

■相撲

全勝の白い子を1敗の日馬が追う展開。

さすがに今場所は白い子が優勝するのではと思われる。3場所連続で優勝を逃しているので。もう一人の横綱もできたことで負担も減ったので。

■プロ野球

・元横浜の佐伯、ロッテの入団テスト不合格。

42歳という年齢がネックなのか。これで引退に限りなく近づいた。

・ボウカー来季も契約へ

レギュラーシーズンで2割打てなかったダメ外人だが日本シリーズで2発打ったのでもう1年様子を見ようということになったか。

■12.16解散総選挙

どこに入れたらいいんだという問題はさておき、皆さん投票に行きましょう。

今週はこんなところ。

2012年11月20日 (火)

第1,423回 栓抜き攻撃の洗礼

65年目8月
恒例のSPZクライマックス。

エントリーは下記の8名。

◆「南国の太陽」神塩ナナシー(23)

2年連続6度目の出場
第61回大会優勝
「ファンのため、ベストを尽くします~」

◆「アルティマシュート」ハルカ(21)

4年連続4度目の出場
第63回大会優勝 上期レギュラーシーズン1位
「えっと・・・あのう・・・・頑張ります」

◆「草薙流伝承者」セイウン草薙(20)

3年連続4度目の出場
下期レギュラーシーズン1位
第64回・第65回大会優勝
「ベルトを奪還するためにも負けられません」

◆「魔性の女」フォルトゥナ紫月(20)

2年連続2度目の出場
下期レギュラーシーズン2位
「運命を感じる」

◆「新時代のエース」ペガサス藤原(19)

初出場 SPZ世界王者
「が、頑張ります!!」
団体所属はこの5名だけで、あとは招待選手。

◆「ロシアの凶暴狼」ユーリ・セモポヌメ(年齢非公開)

2年連続6度目の出場
第60回大会優勝
「ウァーハハハハハ、全員ぶっ潰してやる」

◆「極悪魔女」ジョーカーウーマン(23)

2年ぶり3度目の出場
第62回大会優勝
「ククククク」

◆「メキシコの女帝」ハイサスカラス・エスプレッシーボ(年齢不詳)

初出場

「AACから来た。日本マットがどんなものかわからないが、全力を尽くす」
セブン山本レフェリーが補足。
「ハイサスカラス・エスプレッシーボ選手は、AACマットで最近急速に力をつけてきており、スターダムにのし上がり昨年の冬から最強の闘士に許される称号・ハイサスカラスを名乗るようになりました。今回SPZは初参戦となりますが、必ずや我々の期待をいい意味で裏切ってくれることでしょう」

********************

シリーズ初戦釧路大会、まだ公式戦は行われず特別試合のみ。

第1試合でNOTORIのデビュー戦。相手は何とジョーカーウーマン。Sクラ優勝経験のある大物外人だ。

「ケケケケケケ」

ボディスラム、掌底を打ち込まれ一方的な展開。やはりデビュー戦の相手が外人というのは酷なカードだったか。

「この痛みはどうだ」

DDTを食らったがNOTORI、転がって場外へ逃げる、場内おおとどよめき。
だが、
「甘いなあ」
なんとコーナー最上段から場外へ向けてのミサイルキックをかましたジョーカー、悶絶するNOTORIを捕まえて、リングシューズを探り、NOTORIの喉をめがけ栓抜き攻撃!!

「ギギギ」

ダウンしてのたうち回るNOTORI。強烈なプロレスの洗礼だ。

デビュー戦の相手にそこまでやるか。場内は凍りついた。なんとか場外カウント19でリングに戻ったNOTORIだが、もう立っているのがやっとで、続くスクラップバスターに力尽きた。勝負タイム7分45秒。

「BOOOOOOOOOOO」

ブーイングの中悠然と引き揚げるジョーカーウーマン。ともかくこれで奈良田忍者養成所第4の戦士がSPZマットに登場した。

********************

釧路大会セミファイナル。

―この選手・・・・できる・・・

鍛えこまれた肉体を見て中森あずみの表情が険しくなる。Sクラ参戦するAACのトップ外人、ハイサスカラスEsprと相対。そして試合が始まるや空中殺法に翻弄される。

―けっこう力もある

レッグドロップ、裏拳を食らって非力になったところへフランケンシュタイナー、バックドロップを食らって中森あずみ、あえなく敗北。

「エスピーゼットのファイター、全員倒す」

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釧路大会メインはVIP入れ替え戦。今回は一発勝負で争われることになった。

フォルトゥナ紫月VS北条咲。表向きは北条咲の技量的なものを勘案したので一発勝負にしたようだが、フォルトゥナがSクラに出るためというのもある。

入社3年目でVIPの入口に立った北条咲。先輩の紫月のねちっこい攻めを懸命にこらえる。

「はあッ」

北条、気合い一閃、得意のラリアットを叩き込んだが、フォルトゥナさして効いたそぶりも見せず、コブラツイストで反撃。こらえきれず北条はギブアップ。勝負タイム19分4秒。北条のVIP挑戦は幕を閉じた。

「結果を出せなかった。それだけ。もっと力をつけて紫月さんの余裕を消す」(北条)

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2戦目の札幌どさんこドーム大会から地獄のリーグ戦がスタート。

第2試合開始前に恒例の入場式。名前の入ったタスキをかけた選手がリング上に会する。

例によってセモポヌメがチェーンを振り回しながら吼えるパフォーマンス。場内どよめく。

しかし通いなれた常連ファンがおやっと思ったのは、

ハルカがリングコスチュームの上に羽織っていた黒いTシャツ。

いつもはSPZのTシャツや自分のグッズのハルカTシャツを羽織っているハルカだったが、この日は違っていた。

そのTシャツは「黒部峡谷」と正面にプリントされていた。

2012年11月19日 (月)

第1,422.5回 これってデートみたいだったんじゃないの?

時に西暦2074年

SPZ60期のハルカは、いつものように戸塚の居酒屋「すずなみ」でにら玉を肴にビールを飲んでいた。

ー最近は酒に逃げるしかなくなった。アスリートにとっては良くないんだけど・・・

ガラ

その時、居酒屋の常連客、加藤貴明氏(31)が入ってきた。

「いらっしゃい」鈴波総店長が挨拶する。

「日本酒冷やとイカ塩辛」

そう注文してから、加藤貴明はハルカの方に向き直り

「試合観たよ。こないだの新日本ドーム。特別リングサイド1万円高いねえ」

 「えっ・・・・あ、ありがとうございます」

「なんちゅうか、すごい世界だね。本気で殴り合ったり投げたりしているのがようわかる」

 「・・・・・・・・・」

「最後の前の試合で大月さん出てたよね、最後、必殺技を仕掛けるときにアルティマシュート!って叫んでたのが印象的だった」

 「あ、あれは会社からそうやれって言われてるだけで」

「でもね、最初の試合から見て、大月さんの抱えてる苦しみや悲しみがちょっとだけわかったような気がする。」

 「・・・・・・・・」

「辞めようとは思わなかったの。いままで。自分も駆け出しのSEで徹夜続きの時はやめようと思ったよ何度も」

ハルカ、ビールをあおってから

 「・・・・・・辞めたいのはやまやま。でも・・・・」

ハルカ、少し考えて

 「辞めるのは、いつでもできる。でもその時を伸ばすほど、この先いい人生が送れるような気がする」

「・・・・そうだね」

 「上原さんも辞めた。自分もあと2-3年がいっぱいいっぱいだと思う。腰とか長い時間座ってると痛いし」

「・・・・・」

 「あー、来月エスクラだよー。出たくない、ズル休みしたいー、やーだー」

「大月さん・・・・・今度の日曜、気分転換に遊びに行かない?まだオフでしょ」

 「え・・・・・・・」

「大月さんに見せたい景色があって」

普段のハルカならその申し出を峻拒していたところだが、酔った勢いもあって「うん、わかった」などと言ってしまった。

「じゃあ、待ち合わせは新宿の1番ホームの前、9時で」

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ハルカ、家に帰った時はどうしてその約束を受けてしまったんだと後悔したが、生来の生真面目さか。ジーンズにジャケットのラフな服装で、だてメガネで変装して、新宿駅に向かった。

乗ったのは松本行の「ウルトラあずさ」だった。新幹線なので松本までは一時間かからない。そのあとオオイト線の快速に30分ほど揺られて、シナノオオマチという駅に着いた。

ここで2人はタクシーに乗り込んだ。

「扇沢まで」加藤貴明が告げる。

「やっぱり自然はいいなーって思うのよ。仕事がなんだってね。僕は仕事に詰まったらよくここに来るんだ」

タクシーに30分揺られてオオギサワに着いた。

「ここでトロリーバスに乗り換えるんだ」

武骨なバスに乗る、観光客で一杯だ。トロリーバスは長いトンネルの中を疾走する。やがて終点というところで降ろされ、トンネルを少し歩いてハルカが目にしたものは、

「凄い・・・・・」

圧倒される、巨大な人工建造物だった。

黒部第4ダム。

コンクリートの巨大な壁が眼下へ落ちている。そして水飛沫が勢いよく落ちている。

「この景色をあなたに見せたかった。人間は力を合わせるとこんなものまで作れるって、そう思うんだ」

「・・・・・・・・」

そのあと、一時間ほどいて、またトロリーバスに乗って引き返して、信濃大町の駅前でランチを食べてから、ウルトラあずさで夕方ころ新宿へ戻った

「それじゃあ、また」

手を振って加藤貴明は新宿の雑踏に消えた。

「・・・・うん」

ーこれってデートみたいだったんじゃないの・・・・・

帰りの湘南新宿ラインの中で、ハルカ、ちょっと動揺していた。

2012年11月18日 (日)

第1,422回 ペガサス藤原の戴冠

66年目7月

シリーズ最終戦新日本ドーム大会。

そしてVIP同士の対戦カード。

セミ前は相羽和希VSセモポヌメ。不調だった今シリーズの相羽。ここまで3勝35敗のふがいなさ。9月からはアンダーカードで再起を期すことになる。

「はっ!」

この日はセモポヌメを落ち着いて攻め、最後にノーザンを決めて3カウント。最後にセモポヌメを3タテして、4勝35敗でレースを終えた。

セミはハルカVS神塩ナナシー。すでに1位フィニッシュを決めているハルカが落ち着いて攻める。途中、アラビアンプレスを食らうなど危ない場面もあったが、

「アルティマシュート」

出ました必殺のアルティマシュート。ハルカ勝利。1位の賞金1000万円の小切手を掲げて記念撮影。棚ボタだけど。
ハルカは25勝12敗1分けの1位。神塩は21勝15敗3分けの2位に入った。

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そしてメインイベントはSPZ戦。新王者フォルトゥナ紫月、初防衛戦の相手は、ペガサス藤原。

―このチャンス、絶対ものにする・・・・

入れ込んでいたのはペガサス藤原の方。しかしフォルトゥナは巧みにリング中央へ誘導させる。失神スリーパーを狙っているのか。ペガサス藤原も気を抜いたらやられるという警戒したファイト。

「はっ」

20分過ぎ、フォルトゥナが攻勢に出てニーアタック。そしてエルボー。
ワン、トゥ・・・
P藤原返す。

(まだ力がある・・・)

フォルトゥナ、ミサイルキックを繰り出したがP藤原立ち上がってジャーマン!!しかしフォルトゥナも2で返す。

―心臓がバクハツしそう・・・・でも、ここは休めない

藤原、ソバット、ブレーンバスター、DDTで追い込む。そしてサソリ固めで絞り上げる、フォルトゥナ懸命にロープへ。

―いける、いけるわ。

2発目のソバット。倒れるフォルトゥナ、

がっちり片エビに固める。

ワン、トゥ、スリ。
セブン山本レフェリーがマットを3つ叩いた。

51分20秒、ペガサス藤原SPZ王座戴冠!!

「と、獲った・・・・」

かくて、ペガサス藤原が第189代SPZ王者に輝いた。コーナーに駆け上がりポーズを取るP藤原。入門してからの苦労が報われた瞬間だ。

さて上半期VIPリーグ、3位は22勝17敗(勝率561)でセイウン草薙、4位は20勝16敗3分け(勝率556)でペガサス藤原、5位にはフォルトゥナ紫月が20勝17敗2分け(勝率541)で入った。

この結果、8月の入れ替え戦はフォルトゥナ紫月と北条咲で争われることが決まった。

2012年11月17日 (土)

第1,421回 奈良田忍者養成所第4の戦士

66年目7月

ブレード上原とREIKOの2名が引退し、SPZは人員が減ったので、黒田社長はコネクションのある「奈良田忍者養成所」に連絡し、「若くて伸びしろのありそうなくのいち」を1人貸してもらうことにした。本名は西山節子。

しかし本名は出さない約束なので、例によって忍者風の覆面をかぶせ、近くの山にあやかって「NOTORI」のリングネームでデビューさせることにした。REKI,RIKKA、NARATAに続く第4の戦士である。しばらくは横浜の道場に閉じ込めて、プロレスの受け身を覚えさせた。

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「ちょっと傷を負ってしまいました」

セイウン草薙先シリーズ最終戦、絞められる前に受けたコブラツイストでまた腰をやってしまった。大事を取って7月の興行は休み、8月のSPZクライマックスに照準を合わせるようにした。

しかたがないので7月シリーズのVIPリザーバーにはセモポヌメが起用された。これで1000万円レースの行方は混とんとしてきた。勝率6割あたりにハルカ、フォルトゥナ、神塩の3名。この3人にチャンスがある状況。

第3戦山形大会メインでフォルトゥナがフランケンシュタイナーでハルカを押さえ込み、ついに勝率625.でトップに並んだ。しかし第4戦水戸ではハルカが蹴りまくってフォルトゥナを倒して再び単独トップに。

第5戦宇都宮大会のメインではハルカVSフォルトゥナの最終戦。ハルカが積極的にしかけていって、膝蹴りで弱らせて長身を生かしたブレーンバスター2連発。これでなんとかフォルトゥナを撃破して、フォルトゥナに2ゲーム差をつけた。勝負タイム36分31秒。

そして第6戦群馬・7戦幕張とハルカが神塩に2連勝し、1,000万円獲得を決めた。

「・・・まあ、頂けるものは頂いておきます。引退後のこともあるので」

4位争いも熾烈。ペガサス藤原がフォルトゥナを2連破してゲーム差を0.5に縮めてきた。

そして最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は加賀美明日香VS玄海恵理。加賀美が1年先輩の意地を見せて掌底で殴りつける。倒れたところを逆エビでぐいぐいグイ!玄海、防戦一方。最後は片膝をついたところを背後から忍び寄ってスリーパー
「ぐううう・・・・」
玄海、無念のタップ。勝負タイム10分37秒。体格やパワーはいいものを持っているのだが、まだ守勢に回った時にもろい面がある。

続く第2試合は神田幸子VSアプリコットつばさ。アプリコットがスピードを生かして優勢に試合を運び、シューティングスタープレスを決める。これは返した神田だが、続く逆片エビ固めに無念のタップ。勝負タイム9分34秒。

第3試合は北条咲VSフェアリー三井寺。勝ったほうが入れ替え戦に出場できる大一番。

―今更こんな所で負けられない

北条が気合のこもった攻め。ブレーンバスターを連発して追い込む。フェアリー三井寺はSTFを狙うがロープに近い。北条、3度目のブレーンバスターで三井寺を仕留めた。勝負タイム9分25秒。

第4試合は中森あずみVSイレーヌ・シルバ。初来日のシルバ、前半の試合で奮闘したものの大きなインパクトを残すことはできなかった。この日も中森の理詰めプロレスに押され、スクラップバスターに敗北。勝負タイム11分18秒。中森はアンダーカードを1位で通過し、9月からのVIP復帰を決めた。

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そしてVIP同士の対戦カード。
(長くなるので続きます)

2012年11月16日 (金)

SPZスター選手列伝80 村上千春

SPZスター選手列伝80
従業員コード:095

「狙撃手」
村上千春
SPZ57期

本名:同じ。2049年12月12日、鳥取県米子市出身。姉はSPZ54期の村上千秋。姉の後を追うようにしてSPZに入門し。2065年6月11日、山口周南大会での対hibari戦でデビュー。同期のブレード上原と出世競争を繰り広げる。キックの威力はなかなかのものがあり、大物食いをやってしまうこともしばしば。得意技はハイキック、掌底。
2073年7月23日、新日本ドーム大会での対 REIKO戦で引退。稼働月数98ケ月 出場試合数(概算)708試合
タイトル歴なし

(奥森リングアナコメント)

とにかく気迫を前面に出してくる選手だった。ヒールタイプの選手だが、やられたら「いてーなオラッ」と5倍返し10倍返しをモットーとしている熱い選手だった。レスリングセンスはそんなになかったが、打撃攻撃には見るべきものがあり、上位の選手を苦しめることもしばしばで、ベテランの域に入ってからは若手新人の壁として立ちはだかっていた。

引退後はプロレスで貯めた金を元手に、都内でフードビジネスの会社を立ち上げるらしい。

2012年11月15日 (木)

プロレス技シリーズ35 顔面かきむしり

技ともいえない技ですが、

ヒール選手のよく使われるムーブとして有名な

「顔面かきむしり」

オーソドックスな作法としては

1.相手の額に親指以外の4本の指を突き立てる。(爪は立てない)

2.そのまま指を、顔面を縦断するように摩擦させながら引き下ろす。

それだけ。

仕掛けられた方は一瞬ひるんでしまうので、この技をきっかけに試合の流れが変わる・・というシーンがよく見られます。

元々はアメリカンプロレスで、ベビーフェイス(善玉)VSヒール(悪役)という図式が定番の頃、初見のお客様にはどちらがヒールなのかわからないので、それを明確化させるためにヒールがこの技を仕掛ける・・・というのが起源のようです。

確かに悪役のずるさ、あくどさを表現するにはうってつけの技です。

日本マットでは渕正信、小川良成選手がよく使われています。観客を刺激する悪役の技として意識して使われていたのでしょう。

WASには当選のことながら実装されていません。村上千秋あたりに覚えさせると面白そうなのですが。

2012年11月14日 (水)

バルト大関陥落20121114

日ごとに秋冬の冷気を感じるこの頃、

皆様いかがお過ごしでしょうか。いろいろ大変なこの頃です。

■プロレス

世界最強タッグ開催までもうすぐ

KENSOのパートナーはグレートサスケ。しかしシリーズ初戦の入場式には参加せず。早くも仲間割れの予感。

優勝候補筆頭は諏訪魔&ドーリングの「ラストレボリューション」。さすがにこの2人が組むと鉄壁だろう。最強タッグが開幕すると「ああ、今年も終わりだな」と思わせる。往年の片鱗しか残っていないけど、全日本40年の歴史を感じる。

われらが渕さん58歳は、シリーズ初戦の後楽園にしか参戦せず。(曙浜と組んで、KENSO中の上アンディと対戦)やはりギャラの問題もあってそうそう参戦させられないのか。

■プロ野球

アジアシリーズは金満巨人が制しました。まああの戦力ですから。拙宅にも「日本一御礼」ということでオレンジ色のタオルが届けられた。(読売新聞の読者なので)つまらん物を貰ってしまった

ストーブリーグ開幕

多村仁横浜復帰とか、金刃楽天トレードとか、東野オリックストレードとか。

■相撲

大関バルト2場所連続途中休場で大関陥落

まあ1月場所で10勝すれば大関に戻れるのでまだ大関復帰の目はある。規格外のパワーで白い子日馬ストップの一番手なので、ケガを治して初場所に臨んでほしいと思う。

■糸杉柾宏先生のエロマンガ新作「ひめくり」購入。

「あきそら」「うわこい」で人気のエロマンガ第一人者糸杉さんが出した新作は、少年が年上のお姉さんに・・・・という路線に特化した短編集。即買いしたけど。

今週はこんなところ。

2012年11月13日 (火)

第1,420回 ブレード上原の引退セレモニー

66年目6月シリーズ

さいたまドーム大会メインイベントのSPZ戦の結末は衝撃的なものとなった4.

「う・・・ぐぅ・・・・」
ガクッ
セイウン草薙の体から力が抜ける。

―これはやばい!!

セブン山本レフェリーが血相を変えて本部席に試合終了のサインを送った。

カンカンカンカン

ドワアアアアア

「29分17秒、デスクロノグラフでフォルトゥナ紫月の勝ち」

王座移動。セイウン草薙敗れる。毒蛇は三度刺す。

試合が終わってもなかなか意識が戻らないセイウン草薙、ちょっとした騒ぎになった。

「ドクターを呼べ!!」

控室からジャージに着替えたブレード上原が血相を変えて叫ぶ。ハードなシングルマッチがウリのプロレス団体であっても、興行会社として万が一のことはあってはならない。

「・・・・・っ」

六条レフェリーがリングに上がり容体を確認。応急措置をしてブスッと注射。これでセイウン草薙、意識は取り戻したもののまだ朦朧としている。目の焦点が合ってない。ギブアップの言葉を吐かず意識を失うまで抵抗したのは彼女の矜持のなせる業かもしれないのだが・・・

「担架を用意してください」

六条ドクターが指示。ざわついた雰囲気のまま若手選手が担架を用意し、そのままセイウン草薙は運ばれた。場内静まり返る。

フォルトゥナ紫月、188代目SPZ王者。ざわついた雰囲気のままフォルトゥナの腰にベルトが巻かれる。

「ファンの皆さん、本当にごめんなさい。こうでもしないとあの人には勝てないんです」

勝利者インタビュー、まず謝罪から入ったフォルトゥナだった。

受け答えもそこそこに、
「で、今日は、上原さんとREIKOさんの引退セレモニーがあります、上原さん?・・・」

その時ブレード上原はジャージ姿で、控室の床に横たわるセイウン草薙の容体を確認していた。

ー無茶しやがって・・・・

苦悶の表情を浮かべるセイウン草薙。

容態を見守る最古参選手、ブレード上原。

これは今夜一晩は様子を見る意味でアポカリプス病院に泊めざるを得ないか・・・・

引退セレモニーの予定があったことに気付いたブレード上原、

「ちょっと頼む、お客さんに挨拶だけしてくる」

ブレード上原、駆け出して花道を走ってリングへ。予定ではもっと感動的なセレモニーになるはずだったのだが、そんな状況ではなかった。

マイクを握ったブレード上原、

「ハァハァ・・・・バタバタしてすみません。まあこれも自分らしいですね(笑い)えー、セイウンの状態があれなので手短に。精いっぱいやってきました、応援ありがとうございました。それじゃ。」

ドワアアアアア!!

ブレード上原、息を弾ませながら、ファンに最後のあいさつをしてリングを降り、花道をダッシュして控室へ取って返し、迎えのクルマに乗り込み、セイウン草薙に同行して、都内のアポカリプス病院へ向かった。結局花束贈呈や記念品贈呈は割愛された。

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そのあとREIKOの引退セレモニー。こちらも人気の高い選手だったので声援が。
「バイバイ・・・・うううっ」

REIKOは泣いていた。こうして実力派2人の引退セレモニーは終わった。

ブレード上原

SPZ57期

2065年4月16日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 小嶋聡美戦でデビュー。2074年6月22日、さいたまドーム大会での対 REIKO戦で引退。稼働月数111ケ月、出場試合数(概算)808試合

タイトル歴

第168代SPZ世界王者

第170代SPZ世界王者

第174代SPZ世界王者

通算防衛回数12(歴代10位)

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REIKO

SPZ58期

2066年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 ガイア尾白川戦でデビュー。2074年6月22日、さいたまドーム大会での対ブレード上原戦で引退。稼働月数98ケ月、出場試合数(概算)712試合

タイトル歴 なし

写真集 1冊

2012年11月12日 (月)

第1,419回 毒ヘビは三度刺す

ドワアアアアア

最終試合を制したブレード上原、一礼してから花道を引き揚げた。
―終わった…自分の戦いは・・・・

そのあとREIKO、しんどそうに起き上って、一礼してから引き揚げた。ものすごい拍手。

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休憩後、VIPの対決。

まずセミ前は神塩ナナシーVS相羽和希。

絶不調の相羽ちゃん、ここまで1勝29敗。すでに最下位が確定し、9月からのアンダーカード落ちが決まってしまった。この日も神塩のペースにはまり、最後はダイビングプレスを食らってフォール負け。勝負タイム13分56秒。

セミはハルカVSペガサス藤原。アルティマシュート、膝蹴りと攻め立てたハルカだが。藤原も耐える。そしてDDT、ブレーンバスターで反撃。そしてペガサス藤原はサソリ固め、逆片エビでギブアップを迫るが、

「ああああああ」

うめき声をあげるハルカだったが、なんとか耐えきって時間切れ引き分けに持ち込んだ。ペガサス藤原ここまで12勝16敗3分けと、5位が濃厚な状況。

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メインはSPZ戦。王者セイウン草薙に対するは前王者フォルトゥナ紫月。

―攻めて落とすしかない

そう考えたのか、フォルトゥナ、序盤からタックルでなぎ倒してのスリーパー責め。そしてスクラップバスター、倒れたところをレッグドロップ。セイウン草薙もタックルで反撃。そして空気投げ、ドロップキック。流れるような攻めを見せる。

フォルトゥナ、頃合いを見て、セイウン草薙をとらえてコブラツイストに。

「あ・・・・・が・・・・」

けっこう長い時間決まってしまい、セイウン草薙はペースをかき乱された。

そしてフォルトゥナ、裏投げ!セイウン草薙頭からマットへ。

ワン、トゥ・・・
フォールを返したS草薙だが様子がおかしい。

「これでっ」

フォルトゥナ紫月、満を持して変形のドラゴンスリーパー

「う・・・ぐぅ・・・・」

ガクッ
セイウン草薙の体から力が抜ける。

―これはやばい!!

セブン山本レフェリーが血相を変えて本部席に試合終了のサインを送った。

カンカンカンカン

ドワアアアアア

「29分17秒、デスクロノグラフでフォルトゥナ紫月の勝ち」

王座移動。セイウン草薙敗れる。毒蛇は三度刺す。

*************************

試合が終わった後も意識が戻らないセイウン草薙、ちょっとした騒ぎになった。

「ドクターを呼べ!!」

六条レフェリーがリングに上がりセイウン草薙の容体を確認。応急措置をしてブスッと注射。これでセイウン草薙、意識は取り戻したもののまだ朦朧としている。

「担架を用意してください」

六条ドクターが指示。ざわついた雰囲気のまま若手選手が担架を用意し、そのままセイウン草薙は運ばれた。場内静まり返る。

フォルトゥナ紫月、188代目SPZ王者。ざわついた雰囲気のままフォルトゥナの腰にベルトが巻かれる。

「ファンの皆さん、本当にごめんなさい。こうでもしないとあの人には勝てないんです」

勝利者インタビュー、まず謝罪から入ったフォルトゥナだった。

2012年11月11日 (日)

第1.418回 ブレード上原・最終試合

66年目6月

SPZ57期・元SPZ王者のブレード上原が引退を表明。
「悔しいけど、ここが限界みたいです」

そしてSPZ58期のREIKOも引退を表明。
「もう若くないし・・・グスン」

ということで6月シリーズはこの2人の引退シリーズとして行われることになった。

シリーズ初戦は沖縄大会。ブレード上原最後の地元凱旋で玄海恵理と初対決。あっさり裏拳で殴り倒して、5分13秒、玄海の挑戦を退けた。
「馬力はあるから今後が楽しみだね」

第3戦岐阜大会、ブレード上原はフェアリー三井寺のDDTに不覚。やはり力の衰えが顕著なのか。

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そして最終戦はさいたまドーム大会。

試合前にブレード引退に伴う「おもしろビデオ」の上映。ブレード上原ファンクラブ協力で作成されたティロフィナーレ100連発の残虐映像に場内拍手。技名を叫んでから跳んで蹴るのがB上原流なのだ。

第1試合は玄海恵理VSアプリコットつばさ。玄海の東都デビュー戦だ。

「いざゆけ若鷹軍団」で入場した玄海恵理。場内はこれで盛り上がった。

玄海のけっこう大きいガタイに場内どよめき。しかし試合が始まるやアプリコットつばさのスピードが勝り、玄海にプロレスをさせなかった。

「てーやっ!!」
ミサイルキック一撃で玄海を沈めた。勝負タイム7分32秒。

「まだ、その、えー、玄海さんプロの動きに慣れていないですね」
解説の杉浦美月が冷静に話す。

第2試合は神田幸子VS加賀美明日香。神田の顔面キックが入って流血した加賀美だが、ひるまず応戦、しかし掌底でなぎ倒され、起き上がったところを神田のビッグブーツを食らって敗北。勝負タイム18分8秒。

そして第3試合は北条咲VSフェアリー三井寺。前回の査定試合では不覚を取っている北条、頭突きを織り交ぜワイルドに攻め立てる。三井寺もSTFを決めたがあまりにもロープに近い。
「ハーッ!」
裂帛の気合を込めた北条咲、シャイニングウィザード、ニーアタック、ブレーンバスターと畳み掛けてフェアリー三井寺を下した。勝負タイム11分49秒。

第4試合は中森あずみが登場したが、ジョーカーウーマンの反則攻撃にペースを乱され、そのままジョーカーアタックに屈した。

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そして、ブレード上原とREIKOの最終試合。

「次の試合に登場するREIKO選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援のほどよろしくお願い申し上げます」

まずREIKOが入場。

「次の試合に登場するブレード上原選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援のほどよろしくお願い申し上げます」

そのあと「アナザーマン」がかかり、ブレード上原が最後のリングへ向かう。例によってトップロープを飛び越え颯爽とリングイン。

にらみ合う両者。

午後7時52分、ゴング。

B上原が積極果敢にチョップ。そしてアームホイップ。序盤はブレード上原が優勢、万感の思いを込めてチョップを叩きこむ。

しかしREIKOもアームホイップで応戦。そしてスリーパーで絞める。弱ったところへ
「やーーー!!」

ドロップキック炸裂。しかしB上原もブレーンバスターで反撃。

REIKO、エルボーを叩き込んで挽回を図るが、B上原、転ばせて逆エビ責め、そして起き上がったところをトラースキック。ふらふらと起き上ったところを

がしっ!!

裏拳炸裂。REIKO返す。しかしブレード上原、もう一度構えて、裏拳を叩き込んだ。

「がっ・・・」
前のめりにダウンするREIKO、ひっくり返してカバー。

レフェリーの村上千秋がカウントを数える。
ワン、トゥ、スリ!!

「19分43秒、裏拳からの片エビ固めでブレード上原の勝ち」

ドワアアアアア

ブレード上原、一礼してから花道を引き揚げた。

―終わった・・・自分の戦いは・・・・

そのあとREIKO、しんどそうに起き上って、一礼してから引き揚げた。こちらもものすごい拍手。

2012年11月10日 (土)

第1,417回 66年目5月 相羽和希20連敗

レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記
輝くエッセンシャル

66年目5月

「バトルカデンツァ」開幕。新人の玄海恵理はまだ受け身に難があったので道場に閉じ込めて練習させた。

第3戦宮崎、第4戦鹿児島で波乱。SPZ世界王者・セイウン草薙がペガサス藤原相手に2連敗。宮崎ではジャーマンを返せず。鹿児島でもタイガーSHを返せなかった。なんとか第5戦の熊本ではバックドロップで1勝を返して面目を保ったが・・

相羽和希勝てない。なぜだか勝てない。第5戦の熊本まで怒涛の20連敗を喫したが、第6戦の佐賀でペガサス藤原を下して連敗をかろうじて止めた。

***************************

5月シリーズ最終戦は、横スペ大会。
第1試合はアプリコットつばさVS加賀美明日香。レスリングセンスでは加賀美なのだがアプリコットにはスピードがある。
「フフフ・・・・」
加賀美のアキレス腱固め、これでAつばさの動きが止まってしまった。右足を引きずるしぐさ。
「これでっ」
加賀美、逆片エビ固め。これでアプリコットつばさを仕留めた。13分27秒。

続く第2試合は神田幸子VS北条咲。64期の同期対決だ。
「は!」
ラリアットを決めた北条が優位に立つ。神田も裏拳で見せ場は作ったが、すぐ起き上がった北条が2度目のラリアットを叩き込んで12分54秒、3カウント。

第3試合はブレード上原VS REIKO。ベテラン勢の対戦は大いに盛り上がった。ブレード上原が必殺技名を叫んでティロフィナーレを繰り出せば、REIKOも負けじとジェットスマッシュ。両者ダウン。ワーワーワーワー。
先に起き上ったブレード上原がフェイスクラッシャーを決めて3カウント奪取。勝負タイム18分26秒。

休憩前は中森あずみVSフェアリー三井寺。査定マッチで休憩前までポジションを上げてきたフェアリー三井寺。しかしこの日はテクニシャンの中森あずみが相手なので苦しい。やはり攻め込まれてしまい、最後はスクラップバスターを3連発でもらってしまい、フェアリー三井寺は力尽きた。

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ここから後半の試合。
まずは相羽和希VSペガサス藤原。勝てない勝てない相羽ちゃん。第6戦金沢でようやくP藤原から1勝を挙げたものの、完全に自分のプロレスを見失っている。この日も後輩のP藤原に攻め込まれ、ジャーマンをもらって動きが止まってしまう。何とかフォールを返したものの起き上がれない!
場内の相羽コールに後押しされて何とか立ち上がった相羽だったが目の前にP藤原が突進してきていた!
タックル。激突。倒れる相羽、フォール。3カウント。ため息。

相羽和希1勝22敗。5位のP藤原とは大きく差がついてしまっている・・・・

セミファイナルはフォルトゥナ紫月VSハルカ。長くフォルトゥナの重いレスリングが展開されたが、
「アルティマシュート」

ハルカのジャンピングキック。これが試合の流れを変えた。フォルトゥナ苦悶の表情、しかしすっと間合いを取り波状攻撃を許さない。そのまま時間だけが経過し、30分ドローとなった。

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そして横スペ大会メインはSPZ戦、王者セイウン草薙に挑む今回の挑戦者は神塩ナナシー。

さすがにセイウン草薙も地方興行では研究されているのか取りこぼしが目立ち、ここまで15勝7敗というらしくない戦績。だが、ベルトのかかった試合となるとえぐく攻めてくるのがセイウン草薙。この試合もその通りで、ノーザン4連発で神塩ナナシーを潰した。勝負タイム17分51秒、王者が4度目の防衛に成功。

2012年11月 9日 (金)

第1,416回 187枚の額縁

横浜のお嬢様プロレス団体、SPZは旗揚げ65周年を迎え、老舗の女子プロレス興行会社として確固たる地位を築いていた。

創業時の経営理念が「本気、まごころ、手作り感」だったので、地方興行はともかく大会場のタイトルマッチでは本気の殴り合い極め合い投げ合いが繰り広げられたので、団体最強の称号であるSPZベルトの移り変わりも激しく、65年の歴史で187代のチャンピオンが誕生した。

変遷は下記のとおりである。(氏名の後の数字は防衛回数)

そして、創業者の社長がチャンピオンの写真を額縁に入れて本社の廊下や商談室に並べるということをやりだして、それがSPZの良き伝統?として続いたので、本社の廊下がえらいことになってしまった。

初代 伊達遥    0
2代目 草薙みこと 0
3代目 南利美   0
4代目 伊達遥  10
5代目 草薙みこと 1
6代目 伊達遥   2
7代目 南利美   0
8代目 吉田龍子  1
9代目 伊達遥   1
10代目 永沢舞  0
11代目 吉田龍子 0
12代目 伊達遥  0
13代目 草薙みこと4
14代目 永沢舞  0
15代目 上原今日子0
16代目 伊達遥    0
17代目 吉田龍子 1
18代目 永沢舞  1
19代目 伊達遥  0
20代目 吉田龍子  15
21代目 ハイブリッド南 0
22代目 新咲祐希子 0
23代目 永沢舞  0
24代目 吉田龍子 0
25代目 ハイブリッド南 1
26代目 新咲祐希子 0
27代目 永沢舞   2
28代目 ハイブリッド南 7
29代目 スイレン草薙 0
30代目 吉田龍子  4
31代目 ハイブリッド南 1
32代目 新咲祐希子 0
33代目 スイレン草薙 0
34代目 吉田龍子   1
35代目 ハイブリッド南 1
36代目 新咲祐希子 0
37代目 スイレン草薙 7
38代目 スターライト相羽 0
39代目 ボンバー来島 0
40代目 菊池理宇 1
41代目 スイレン草薙 1
42代目 ボンバー来島 4
43代目 ビューティ市ヶ谷 11
44代目 ナターシャ・ハン 1
45代目 ロイヤル北条 0
46代目 ボンバー来島 0
47代目 ビューティ市ヶ谷 5
48代目 ナターシャ・ハン 1
49代目 ビューティ市ヶ谷 1
50代目 芝田美紀 1
51代目 ロイヤル北条 0
52代目 ビューティ市ヶ谷 1
53代目 ラッキー内田 0
54代目 氷室紫月 1
55代目 ラッキー内田 1
56代目 ビューティ市ヶ谷 3
57代目 ラッキー内田 1
58代目 氷室紫月 1
59代目 マッキー上戸 0
60代目 武藤めぐみ 1
61代目 ジェナ・メガライト 0
62代目 武藤めぐみ 15
63代目 ノエル白石 0
64代目 ライラ神威 1
65代目 ジェナ・メガライト0
66代目 ノエル白石 0
67代目 武藤めぐみ 4
68代目 コンバット斉藤 0
69代目 ジェナ・メガライト 0
70代目 武藤めぐみ 4
71代目 コンバット斉藤 1
72代目 武藤めぐみ 3
73代目 コンバット斉藤 3
74代目 ローズ・ヒューイット 1
75代目 コンバット斉藤 9
76代目 ケンドー・カミスワ 0
77代目 ナイトメア神威 0
78代目 コンバット斉藤 5
79代目 ジェーン・メガライト 4
80代目 マイティ祐希子 0
81代目 コンバット斉藤 0
82代目 ナイトメア神威 1
83代目 マイティ祐希子 3
84代目 ジェーン・メガライト 0
85代目 マイティ祐希子 3
86代目 ジェーン・メガライト 0
87代目 マイティ祐希子 4
88代目 ジェーン・メガライト 0
89代目 霧島レイラ 0
90代目 マイティ祐希子 14
91代目 ジェーン・メガライト 2
92代目 マイティ祐希子 7
93代目 ロゼ・ヒューイット 0
94代目 霧島レイラ 0
95代目 グリズリー山本 15
96代目 ジェーン・メガライト 0
97代目 佐久間理沙子 1
98代目 ロゼ・ヒューイット 0
99代目 グリズリー山本 0
100代目佐久間理沙子 0
101代目ロゼ・ヒューイット 0
102代目グリズリー山本 1
103代目ダークスターカオス 1
104代目グリズリー山本 3
105代目佐久間理沙子 3
106代目フローラ小川 1
107代目グリズリー山本 3
108代目佐久間理沙子 3
109代目グリズリー山本 4
110代目フローラ小川 0
111代目ジャスティスえちご 0
112代目佐久間理沙子 3
113代目フローラ小川 0
114代目ジャスティスえちご3
115代目ダークスターカオス 4
116代目ジャスティスえちご 1
117代目コバトフ 2
118代目ジャスティスえちご 7
119代目白石なぎさ 15
120代目ダークスターカオス 0
121代目白石なぎさ 0
122代目近藤真琴 2
123代目白石なぎさ 15
124代目スーパーカオス 3
125代目サンダー龍子 0
126代目白石なぎさ 1
127代目近藤真琴 0
128代目サンダー龍子 0
129代目アデライーダ・アバチャ 0
130代目近藤真琴 1
131代目サンダー龍子0 返上
132代目スーパーカオス 4
133代目アデライーダ・アバチャ 6
134代目優香 2
135代目レディ・コーディ0
136代目ジーニアス武藤 0
137代目ソレッタ・フジニャーノ0
138代目優香 0
139代目アデライーダ・アバチャ 2
140代目優香 2
141代目ジーニアス武藤 1
142代目優香 0
143代目レディ・コーディ 3
144代目アデライーダ・アバチャ 4
145代目優香 0
146代目ジーニアス武藤 1
147代目レディ・コーディ 1
148代目ジーニアス武藤 1
149代目美冬 1
150代目サンダー龍子 3
151代目ジーニアス武藤 0
152代目美冬  6
153代目エアリアル菊澤 0
154代目ジーニアス武藤 0
155代目美冬 1
156代目ジーニアス武藤 2
157代目エアリアル菊澤 0
158代目美冬 7
159代目エアリアル菊澤 1
160代目美冬 5
161代目エアリアル菊澤0
162代目ソワール・ゾネック 0
163代目美冬 7
164代目ソワール・ゾネック 0
165代目美冬 0
166代目ソワール・ゾネック 1
167代目美冬 7
168代目ブレード上原 9
169代目神塩ナナシー 1
170代目ブレード上原 1
171代目中森あずみ 0
172代目神塩ナナシー2
173代目中森あずみ0
174代目ブレード上原 2
175代目中森あずみ0
176代目セイウン草薙 0
177代目中森あずみ 1
178代目ハルカ 1
179代目セイウン草薙 1
180代目中森あずみ 0
181代目ハルカ 1
182代目セイウン草薙 6
183代目フォルトゥナ紫月 0
184代目神塩ナナシー 3
185代目セイウン草薙 0
186代目フォルトゥナ紫月 1
187代目セイウン草薙 

もともとは本社に来たお取引先に会社のことを知ってもらおうと始めたことなのだが、ここまで額縁が増えると、戸塚本社のスペースに限りがあるので置き場所に困ってしまう。

かといって大昔のチャンピオンの額縁を倉庫にしまうのもあれだと考えた黒田社長が一言。

「博物館的なものを作りますか。」

横浜・関内のビルを改造し、SPZの歴史を知ることのできる記念館的なものを作ってしまおうと考えた。

「187枚の額縁とさ、人気のあったOGのガウンとかリングシューズとか展示してさ、過去の名勝負をビデオオンデマンドで観られるようにしたら、入場料500円くらいとってもいいんじゃないの」

この構想が具現化し、SPZサイドはOGに声をかけてリングシューズやリストバンド、ガウンを集めだした。

「上原さん、初代館長やってくれないかなあ」

「・・・・少し考えさせてください」

古参選手、元SPZ王者のブレード上原(本名:上原清香)、事実上の引退勧告を受けてちょっと落ち込んだ。

2012年11月 8日 (木)

プロレス技シリーズ34 キャメルクラッチ

今回ご紹介するのはキャメルクラッチ(ラクダ固め)

仕掛けているときの恰好がラクダの上に載って手綱をひいているみたいなので、この名前が付けられたようです。

原理としては単純で、うつぶせにダウンした相手の上に乗り、両腕で相手の顎をつかんでそのまま後方に反るかたちでひっぱり、相手を痛めつける技です。

仕掛ける方のパワーによっては相手の上体がけっこう反ってしまうので、痛みの伝わる技だと思います。

どちらかというと痛め技の部類ですが、地方のプロレス興行の前座試合では案外この技でギブアップ勝ちというケースがあります。

この技を得意にしていたのがアラビアの怪人、ザ・シーク。凶器攻撃で大ダメージを与えて、この技でギブアップを奪うこともありました。シークの甥のサブゥーもこの技をつなぎ技として使っていました。意外なところではスタン・ハンセンも痛め技として時たま使っていました。ハンセンは顎をつかむのではなく、鼻と口をふさぐ形で、相手に呼吸させない、意地悪い形で仕掛けていました。

WASでは残念ながら実装されていません。わかりやすい技なので村上千秋あたりに実装させたら会場が盛り上がりそうなのですが。

2012年11月 7日 (水)

PS2の電源が入れられない20121107

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュースのようなもの、行きます

■野球

・金満巨人、日本シリーズを制す

MVPは2勝を挙げた内海。去就微妙なボウカーがMVPだったら笑ったのに。

・中村ノリ年俸3000万に不満タラタラ

3番のレギュラーで出場して2割7分の結果をいちおう出したのに、倍増の年俸3000万の提示に不満顔のノリさん。しかしDeNAサイドは強気の交渉。39歳で上がり目はないと思われるし、楽天クビになって拾った経緯もあるし、首脳陣批判もやらかしたし、来年はブランコ取るので代打要員になるかもしれないので。

■プロレス

曙11.6後楽園で復帰戦、いきなりランバージャックデスマッチで大仁田とシングル戦。

急性肺炎で欠場していた曙がリング復帰。200kgの巨体なんだから無理するなよ・・・

■大相撲九州場所もうすぐ開幕

優勝争いは白い子VS日馬富士が軸か。悲願のキセノサト初優勝も見てみたいが。

琴欧洲、バルトコンベアー、奨菊の3カド番大関は復調しているかどうかも見どころ。

今週はこんなところ。

2012年11月 6日 (火)

第1,415回 旗揚げ65周年記念興行

66年目4月
新人スカウトで古賀恵理を獲得。福岡は小倉の出身で、けっこう馬力がありそうだったので採用した。

「旗揚げ65周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。

第4戦京都大会で古賀恵理改め玄海恵理のデビュー戦。福岡県の玄界灘にあやかってリングネームがつけられた。対戦相手は2期先輩の神田幸子。

「でやっ」

いきなり先輩を恐れずヘッドバット連発で攻めていった玄海恵理だが、神田もキックで流れを止めると

「よく見とけ、ヘッドバットていうのは、こうやるんだ!」

神田幸子も頭突きのお返し。もろに頭をぶつける。玄海、あえなくなぎ倒され3カウント。勝負タイム8分2秒。

***********************

最終戦は新日本ドーム大会。旗揚げ65周年記念興行の大看板が掲げられた。

第1試合は神田幸子VSアプリコットつばさ。神田がエルボーを連打してアプリコットつばさを下した。

第2試合は加賀美明日香VS北条咲。加賀美もこの1年SPZでもまれた経験をフルに発揮し北条を追い込んでゆくが、耐えきった北条がラリアット一撃でけりをつけた。

続く第3試合はREIKO VSフェアリー三井寺。欠場明けのREIKO、本来の打撃を叩き込むことができず逆に三井寺のSTFにとらえられ、無念のギブアップ負け。勝負タイム12分4秒。

休憩前第4試合は中森あずみVSブレード上原。一進一退の攻防を制したのは中森あずみ。延髄斬りでマットに這わせると、STFにとらえてギブアップ勝ち。勝負タイム14分46秒。
セミ前は神塩ナナシーVSペガサス藤原。この試合は神塩ナナシーのゆったりペースにP藤原がはまってしまい、時間切れ引き分け。

セミはフォルトゥナ紫月VS相羽和希。ここ数か月絶不調の相羽和希。勝てないのだ。この日は得意のノーザンを繰り出すなどF紫月を追い込んだが、ドラゴンスリーパーでぐったりしたところをスクラップバスターでたたきつけられ3カウント。29分57秒の苦闘報われず。相羽和希15連敗・・・・

ドーム大会メインはSPZ戦、王者セイウン草薙に対するのはハルカ。とりあえず組んだタイトルマッチ。

しかしタイトル戦になると無類の強さを発揮するセイウン草薙。全く危なげなく試合を運び、14分6秒、ノーザンライトSHでハルカを下した。王者が3度目の防衛に成功。

2012年11月 5日 (月)

第1414.5回 66年目に入る前の間奏曲

「だからぁ、加藤さんわー、受け身を取っている人の気持ちなんかわからないよ」

 「・・・・それ言っちゃ終わりだけど、お金稼ぐということはみんな苦しんでるんだよ。はっきり言って給料なんてのは苦痛への対価だからねぇ」

横浜戸塚の食堂「すずなみ」で、泥酔したハルカが加藤貴明氏と大議論を繰り広げていた。

「頭から落とされるたびに、目の前が真っ黒になって、苦しくて、痛くて、死んじゃうんじゃないかって思ってるんですよー、あーうー」

 「・・・・・」

「もういやだこんな人生、生きているのがつらい、しにたい」

 「あのねえ大月さん、それは言いすぎだよ。世の中、生きたくても生きられない人がいっぱいいるんだから」

「なーにー、上から目線だー、イラッとする・・・・」

 「大月さん、酔ってるねえ。まあ頑張んなよ、応援してるから、今度観に行くよ」

「やーだーもーうー」

 「店長お会計!」

しかし足元がおぼつかないハルカ、「すずなみ」を出て数歩歩いて派手にすっころんだ。

「いたっ・・・こんなところで受け身取っちゃった・・・」

「あーもーこのひとは・・・・リミットの7掛けで止めるのが大人の飲み方だよもう」

そして加藤貴明はタクシーを呼び、大月遥を乗せ自らも乗り込んだ。

 「で、大月さん、自宅どこなの」

「うーいー、キャンベラ・・・・」

 「真面目に答えなさい。じゃないとラブホ行くよ」

「うーいー、西戸塚三丁目のー、ディストラクションー」

 タクシーは西戸塚ディストラクションの前に着いた。

「で、部屋は?」

「309号室・・・・・」

ガチャコ

泥酔しているハルカを支えながら部屋の前まで。

「上がっていきたいのはやまやまだけど、まだ、そんな仲じゃないと思ってるから、ここで、じゃあな。仕事がんばれよ」

「うにゃー」

ハルカ、玄関先ダイブ。そのまま倒れこんでしまった。

その2時間後、

急な気持ち悪さで目が覚めたハルカ。

・・・口の中が酸っぱい・・・何この気持ち・・・・

トイレへ駆け込む余裕がなかったので、キッチンのシンクに縋り付き。

壮絶にリバースした。

(わたし、私・・・なにやってるんだろう・・・もう)

*************************

その翌日、横浜ベイサイドホテルのバンケットホールで、

「SPZ旗揚げ65周年記念パーティー」が行われた。

取引先、マスコミ各社を招待しての大宴会。テーブルの上にはフォアグラのソテー、エスカルゴ、ローストビーフなどの美味珍味が並べられ、選手スタッフは一心不乱に飲食した。

しかしハルカは壇上あいさつで顔を出しただけで、すぐにタクシーに乗って引き揚げた。

(ああもう、私、何てことを・・・・)

2012年11月 4日 (日)

第1,414回 65年目3月 セイウン草薙VSフォルトゥナ紫月

65年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズ。なんと第3戦第4戦と、セイウン草薙がフォルトゥナ紫月のドラゴンスリーパーに連敗。前哨戦のノンタイトルとはいえ・・・

しかしベルトがかかる試合になると凄みを見せるのがセイウン草薙。第5戦のジャンボパレット福島大会、フォルトゥナ紫月のスリーパー攻めに焦れたS草薙がいきなり草薙流兜落とし、空気投げ。

フォルトゥナもこれで頭を打ってしまい、懸命に腕関節を取ってゆくが力がない。

そしてセイウン草薙バックドロップ。フォルトゥナ紫月、これ以上は受けられないと魔性のドラゴンスリーパーで勝負をかけたが、S草薙、すっと自らの腕を差し入れて呼吸を確保。

―前の2試合をあえて捨てたのか。

リング下で観ていたブレード上原はいまさらながらS草薙の頭の良さに感心した。
「せいっ」
バックドロップ、パワーボムの猛攻で21分48秒、セイウン草薙が2度目の防衛に成功。

************************

「なんか最近・・・・爆弾テロ多くないですか?」
第6戦宇都宮大会、駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で3か月連続で1試合流れた。貧富の差が非常に拡大し、日本の治安も良くなくなってきている。

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はアプリコットつばさVS加賀美明日香。なんとこの試合、加賀美明日香がプロ初勝利。強烈な逆片エビ固めでアプリコットつばさを11分11秒、下した。

第2試合は神田幸子VSユーリ・セモポヌメ。セモポヌメに真っ向勝負を挑んだ神田、顔面に蹴りを叩き込んだが、受けきったセモポヌメ
「ウオーーーー」
パイルドライバー、そしてバックドロップの大技攻勢で神田を退けた。勝負タイム11分58秒。

続く第3試合は北条咲VSフェアリー三井寺。しかしこの試合は三井寺のDDTで北条の首が詰まってしまった。

「うわあああ」

痛がる北条。チャンスと見た三井寺がコブラツイスト!こらえきれず北条は14分27秒、ギブアップの言葉を吐いた。デビューから丸2年、デビュー戦で勝てた相手に足元をすくわれてしまった。

第4試合は中森あずみVSブレード上原。中森あずみが終始優勢に試合を進める。グラウンドだとブレード上原は歯が立たない。そのままズルズルと押し込まれ、11分36秒、ボディスラムで投げつけられてそのまま押さえ込まれ3カウントをきっした。

休憩明けはVIPのカード。まずはハルカVS相羽和希。

相羽和希今シリーズは絶不調でここまで6連敗という状況。この日もハルカにいいように蹴られてしまい13分43秒、アルティマシュートに敗北。

セミは神塩ナナシーVSフォルトゥナ紫月。ゆったりとしたグラウンドの攻防が30分続き、やっぱりそうかという空気が流れる中、時間切れ引き分け。

そしてメインはS草薙VSペガサス藤原。これはセイウン草薙が貫録勝ち。投げまくってバックドロップでトドメ。

2012年11月 3日 (土)

第1,413回 65年目2月 トーナメント戦

65年目2月
「まだ…大丈夫」
練習中、フォルトゥナ紫月の様子がおかしかったので医者に連れて行くや右ひざ負傷の重傷が判明。本人は表に出さなかったが相当悪いようだ。

「スノーエンジェルシリーズ」開幕。

見どころは何と言ってもブレード上原VS相羽和希のシングル7連戦。初戦山口大会では裏拳でぶん殴ったB上原が1勝。しかし2戦目の島根大会が爆弾テロ事件の影響で中止。
「最近こういうの多いですね」

物騒な世の中になってきている。第3戦鳥取でもティロフィナーレで勝利したB上原。王手をかけるべく第4戦神戸大会、しかし神戸大会では相羽のノーザンが決まり、3カウントを奪われた。そして第5戦福井でも裏投げを食らって敗北。対戦成績を2勝2敗とされた。
そしてだ6戦石川大会でもしのぎ合いの末ダイビングプレスで敗れ、2勝3敗と後のなくなったB上原。

第7戦の富山大会背水の陣で挑んだブレード上原だが、ティロフィナーレをブロックされ、バックドロップで力尽きた。勝負タイム14分17秒、相羽がVIPの座を守った。

***************************

そして最終戦横スペ大会。恒例のくじ引きトーナメント大会。今年からは何と本部席のパソコンを利用した電子抽選となり、結果がオーロラビジョンに映し出されるたびに盛り上がった。
中森(ボディスラムからの片エビ固め 12.51)北条
トーナメント最初の試合は若手の有望株・北条と中森あずみの対戦。中森の隙のないレスリングに北条、まったく歯が立たず・・・

P藤原(ジャーマンSH 8.10)Aつばさ
この試合は力関係から言ってペガサス藤原が圧倒的有利。アプリコットつばさの技をいくつか受けるや得意のジャーマンで終了。

ハルカ(アルティマシュートからの片エビ固め 12.53)B上原
この両者久しぶりの対戦。VIP復帰を果たせず失意のブレード上原。ハルカにティロフィナーレを決めるなど持てるすべてをぶつけたが、ハルカもアルティマシュートをさく裂。崩れ落ちたB上原、3カウントをきっした・・・・

S草薙(フランケンシュタイナーからのエビ固め 7.15)加賀美
まさかこの顔合わせが実現しようとは、新人VS団体エース。セイウン草薙がやや手加減モードで試合を進め、フランケンシュタイナーで加賀美を退けた。

そして準決勝。
P藤原(20.42、レッグラリアットからの体固め)中森

投げ技主体のP藤原とねちっこいレスリングが身上の中森あずみ。試合は白熱したが、消耗戦で先に息切れしたのが中森あずみ。
「これでどうだっ!」
ペガサス藤原、レッグラリアットを連発して勝ちをもぎ取った。

S草薙(3.39 パワーボムからのエビ固め )ハルカ

ブレード上原と1回戦でやって疲れているハルカ。無傷で1回戦を勝ち上がったS草薙。結果は見えていた。手堅くパワーボムでハルカを仕留めた。
10分のインターバルを置いた後、決勝戦。

S草薙(7.33フランケンシュタイナーからのエビ固め)P藤原

準決勝の激戦で疲労しているペガサス藤原、ジャーマンで大金星を狙ったが、受けきったセイウン草薙、サソリ固めで痛めつけてからのフランケンシュタイナーで優勝。賞金200万円を手に入れた。

2012年11月 2日 (金)

このマンガにはまる2012.11 ほか

(本編がちっとも進まないので)

WAS2(いまだに積みげー)で小川ひかるの声を担当されています柚木涼香さん、

歌がうまい。

http://www.youtube.com/watch?v=PkWlXDI57vc

ふわっFuワッホー☆メイプルまじっく!!

あべにゅうぷろじぇくとの電波曲CDを買ったのだが(白沢さんのラブにゅうにゅう目的)

7曲目に収録されていましてはまりました。

かわいくてツヤのある歌声です。

■このマンガにはまる

・なれる!SE(ファミ通コミッククリア 鶴山ミト 作画)

大人気ライトノベルのコミカライズ版。立華ちゃんがかわいくて狂暴。SEくずれとして、読んで痛々しい。でも面白い。困った一冊です。

・俺の後輩がこんなに可愛いわけがない(作画 いけださくら)

黒猫が主役の「俺の妹」コミカライズ版。原作の5巻くらいのところのストーリーをなぞっていますが、妙にエロい。「あなた・・・私に何をさせるつもりだったの・・・」のあたりなんかもう。黒猫かわいいよ黒猫。

・7時間目の音符(志摩時緒)

イチャラブを描かせたら恐ろしい破壊力の志摩さん。このためにまんがタイムきららフォワードを買い出しました。12月号では米子先生と米くんが文化祭デート。赤くなる米子先生。禁断の恋の行方が気になる。

2012年11月 1日 (木)

プロレス技シリーズ33 ブルドッキング・ヘッドロック

今回ご紹介するのは、

ブルドッキングヘッドロック。

相手の頭に腕を回し、ヘッドロックの体勢にとらえた後、ヘッドロックの体勢のまま自ら走り出して相手を引きずり、勢いよくジャンプして相手の顔面をマットに叩きつけるという荒っぽい技。

頭を押さえられて引きずられたあげく顔から叩きつけられるので、見た目より結構痛い技なのではないかと思われます。

引きずって、ジャンプして叩きつける豪快な技なので、パワーをアピールするにはうってつけの技でしょう。

この技を得意にされていたのがラッシャー木村さん。国際プロレスのころから使われていて、どちらかというとクロスチョップと並ぶつなぎ技でしたが、悪役商会あいてではこの技でしばしばフォール勝ちを収めていました。晩年になってもこのムーブを見せ、ダイナマイトキッドは自伝で「チャップリンの動きみたいだ」と評していましたが、それだけこの技にこだわりを持っていたのでしょう。

WASでは残念ながら実装されていません。中江里奈やフォクシー真帆あたりに実装させると様になるような気がします。

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