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2013年4月19日 (金)

第1,483回 そろそろ…潮時です。

68年目1月
元SPZ王者、セイウン草薙が引退表明。
「そろそろ…潮時です」

絶対王者としての力に陰りが見えたので「強い草薙流戦士のイメージを壊さないまま退きたい」と申し出たので、セイウン草薙はSPZを退職することになった。

そのセイウン草薙、初戦山梨カイメッセ大会では、盟友・フォルトゥナ紫月と最後のタッグを組んで、北条咲、神田幸子組と対戦。やはりもう北条のパワフルな動きについていけず、重たい攻めを食らって場外でのびてしまった。孤立したフォルトゥナがラリアット2連発、合体パワーボムを食らって試合は終わった。勝負タイム28分3秒。

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その翌々日別府大会ではセイウン草薙、新人の時以来の第1試合に登場。小早川志保と対戦。
小早川のドロップキック、チョップをあえて受けたセイウン。相手が少し攻めづかれたのを見計らって、草薙流兜落とし、空気投げ、そしてノーザンの波状攻撃で8分29秒、小早川を仕留めた。

第3戦宮崎ではアプリコットつばさ、第4戦ではフェアリー三井寺の挑戦を退けたセイウン草薙。第5戦熊本ではセミでNOTORIと対戦するカードが組まれた。

(その前の試合でSPZ王者北条がノンタイトルながらカガミ・アスカに返し技でフォール負けしてしまったので場内どよめき。)

NOTORIのトラースキック、農鳥を食らいながらも、バックドロップで反撃したセイウン草薙、最後はノーザンライトSHで12分3秒、NOTORIから勝利。

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第6戦佐賀大会ではセイウン草薙VSカガミ・アスカの試合がセミで組まれた。

(この子のインド式は…要注意・・・・)
カガミの足殺しにはまってしまったS草薙、アキレス腱固めで悲鳴を上げる。痛む足を引きずりながら草薙流兜落とし、空気投げ、バックドロップで反撃するが、いつものようなキレがない。
「せいっ」

パワーボムも仕掛けたが、足が痛むのか押さえ込みが不十分でキックアウトされる。
「ウフフフフフ」
カガミ、スクラップバスターで逆襲。20分21秒、セイウン草薙はこの一発で沈んでしまった。場内ええええの声。やはりカガミの足殺しが相当効いていたようだった。

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その翌日は長崎で試合。

「まあ、今日の相手は軽量の選手ですから・・・」
セミで組まれたセイウン草薙VS小川あかり。なにぶん相手は線が細いので、グラウンドで攻め込まれてもさして体力を消耗しない。

「これでっ!」

小川あかりのSTF、しかしS草薙落ち着いて顔のロックをはずし、
「はぁぁぁぁ」
伝家の宝刀、草薙流兜落とし。10分54秒、この一発で小川あかりを完全ノックアウト。
「のこり、あとひとつですね・・・・」

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長崎大会メインはSPZ戦、王者・北条咲に挑むのはペガサス藤原。レスリングセンスの良さを買われて王座挑戦者に選ばれた。さすがに組みつくとすぐ投げ技に移行するあたり只者ではない。しだいに北条、あせりの色を浮かべる。

「うらあああっ!」
北条、大ぶりのラリアットを繰り出したが、一発ならP藤原もきっちり受けられた。これで決められないと北条は苦しい。

「てやああああ」
P藤原、バックに回ってタイガースープレックス。そのまま腕をフックしてフォール。
ワン、トゥ・・・スリ!
北条、薄れゆく意識の中、足をばたつかせたが力なく、肩を上げることができなかった。24分51秒、王座移動。

「やりました!!」
ペガサス藤原が第199代SPZ王者に返り咲いた。

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