第1,487回 フォルトゥナ紫月負けたら即引退マッチ
68年目2月
スノーエンジェルシリーズ
最終戦は横スペ大会。第1試合は小早川志保がマスクドミスティの動きについていけず、ソバットの連発に敗北。勝負タイム9分7秒。
第2試合はNOTORI VSアニー・ライズ。
新外国人のライズ、力まかせの動きで主導権を握る。そのまま優位に試合を運び、8分41秒、ニーアタックで3カウントを奪った。
休憩前第3試合にアイドルタッグが登場。フェアリー三井寺、アプリコットつばさが登場し、イタリアンマスク、ブラディキラー1号と対戦。4人が4人とも持ち味をぶつけあういい勝負になったのだが、ブラディキラーの重爆ミサイルキックが立て続けに決まり、流れを持っていかれる。それでもフェアリー三井寺が粘りを見せ、最後はニーアタックでイタリアンマスクをなぎ倒し、3カウントを奪取。勝負タイム15分33秒。
そして休憩後は前世界タッグ王者チームの北条咲、神田幸子が早くも登場。ダークジョーカー、ベケシャ・ウトンと対戦。
「また一からやり直しだ」
このクラスの相手なら何とかなる。神田が落ち着いてウトンを裏拳で下した。勝負タイム8分32秒。
続いて3大シングルマッチ。
セミ前は小川あかりVSフォルトゥナ紫月。この試合は
「フォルトゥナ紫月負けたら即引退マッチ」
として企画された。ベテランのフォルトゥナ紫月、最近は動きが落ちてきているので、山本統括部長が査定マッチを組んだ。
しかしシングルマッチではまだまだ小川あかり、試合を支配する力はない。F紫月が執拗なスリーパー狙いを見せる。ピリピリした戦いが続く。しかしパイルドライバーで小川の動きを止めたF紫月、デスクロノグラフで小川からギブアップを奪った。勝負タイム15分53秒。
「私の勝ち・・・」
フォルトゥナ紫月、とりあえず即引退は回避された。
セミファイナルは「200万円争奪マッチ」として組まれた。玄海恵理VSハイサスカラス・エスプレッシーボ。SPZの山本統括部長とAACのエージェントがそれぞれ100万円を供出し、本部席の手提げ金庫に預けられ、勝ったほうがその賞金を手にできるという制度だ。
「うおおお」
玄海、相手の攻めをしのいでラストライド!しかしハイサスカラスもギリギリで返す。ならばともう一発!しかしハイサスカラスこれもギリギリで返す
ドドドド
―なぜだ?
玄海、ラストライド2発を返された例は今までなかったので動揺してしまったのか、ハイサスカラスEsprの延髄切りをもろにくらって倒れこみ、すかさずムーンサルトを食らってフォール負け。勝負タイム11分39秒。ハイサスカラスは200万円を手にしてコーナーで勝利をアピール。
そしてメインはSPZ戦、王者ペガサス藤原に対するはカガミ・アスカ。SPZのエースが勝つか、サウンドクリエーターが勝つか、見逃せない一戦。
おきまりのセレモニーの後、午後8時22分、ゴング。
「インド式レスリングの真髄を見せてあげます」
序盤はグラウンドの静かな攻防。P藤原もスリーパーで逆襲するなどこの戦いについて行く。P藤原、チョップでなぎ倒しレッグドロップ。掌底で応戦したカガミだったが、P藤原も2冠王の意地。
「行きまーす!!」
ジャーマンをぶっ放す。2で返したカガミ、アキレス腱固めで反撃するがロープに近い。
「これでどうだ!」
ペガサス藤原、レッグラリアット。カガミ返す。カガミ、ストレッチプラムを見せたがやはりロープに近い。
「トゥッ!」
ペガサス藤原、組み手争いの攻防から一瞬の隙をついてDDTを決めた。頭を強打したカガミ、無念の3カウントを聞いた。勝負タイム54分48秒。王者が初防衛に成功。
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