第1,498回 勝ちどきあげろ!
第7戦は仙台アリーナ大会。
P藤原(6点、ブレーンバスターからの片エビ固め 18.45)神田(5点)
このカードは順当にペガサス藤原が神田を仕留めた。フィニッシュはこのシリーズ多用しているブレーンバスターだった。ともかくこれで6点目。
「3位争いですか・・・・ハァ。」(P藤原)
玄海(12点、キャプチュード 7.12)NOTORI(5点)
一方的に攻めた玄海がキャプチュードで難なく6勝目を挙げた。NOTORI,ここまで5点は善戦といってよいが、負けた試合の内容がかなり悪い・・・
カガミ(7点、変形アキレス腱固め 19.50)F紫月(3点)
技巧派同士の試合はお互い相手のムーブを警戒して単調な攻防が目立つ試合となりたちどころに15分経過したが、このあたりでスクランブルをかけたカガミ、執拗な逆片エビ固めで動きを止めての足殺しでフォルトゥナ紫月からギブアップを奪った。これで3位争いでは半歩リード。
北条(12点、パワーボムからのエビ固め 9.19)小川(0点)
「用心に越したことはない」
あいての寝技を警戒してロープ際でファイトし、組みついての力押しで優位に立つ北条、最後はパワーボムで小川を始末した。
小川あかり、初めてのシングルメインは苦かった・・・
これで北条と玄海の両者が6連戦で横スペへ。勝ったほうがSPZクライマックス優勝である。
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そして最終戦横スペ大会。公式戦最後の4試合。
神田(7点、裏拳からの片エビ固め 28.40)F紫月(3点)
過酷なリーグ戦のラストということで両者疲弊していたが、勝利への執念は神田が勝り、最後は裏拳をさく裂。一度は返したF紫月だったが立て続けに2発目をもらってはF紫月、マットに沈むしかなかった。
「・・・・・っ」
団体最古参のF紫月、リーグ戦は3点という惨憺たる結果に終わった。
P藤原(8点、ブレーンバスターからの片エビ固め 11.55)小川(0点)
リングサイドでフローラ小川が見守る中のファイトとなった小川あかりだが、やはり10分経つと息切れしてしまった。そこへレッグドロップ、DDTの波状攻撃を食らってしまう。頭を抱えるフローラ小川。最後はブレンバスターで敗北した小川あかり、黒星7つを並べて初めてのリーグ戦を終えた。
カガミ(9点、変形アキレス腱固め 13.28)NOTORI(5点)
勝てば単独3位のカガミだが、NOTORIの変幻自在のスピードに苦戦。それでも相手のスタミナ切れを待って関節地獄発動、最後は伝家の宝刀サウンドクリエーター足殺しでギブアップ勝ち。
「敵をタップさせた後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・スポーツドリンクはわたくしの口には合いません」
もらった3位の賞品「アクアライナー1ケース」をその場でばらしてセコンドの小早川に指示し、特別リングサイドの観客に1本ずつ配ったカガミさんであった。
玄海(14点、ラストライドからのエビ固め 13.59)北条(12点)
かくて千秋楽結びの一番、ごつごつした攻防が続く、前半は一進一退の展開だがシャイニング、バックドロップを決めた北条が優位、しかし玄海もノーザンライトで盛り返すと
「おらああああ」
右肺がここで唸りを上げた
北条懸命に返してサソリ固め反撃しかしロープに近い
「ウオオオオオー」
玄海ここで切り札投入、組み合って、上からグリップを取って高々と担ぎ上げた
「いくぞーーーーー」
バァンッ
ひときわ大きな音が響く
ラストライドがさく裂、
北条、懸命に足をばたつかせようとするが肩が上がらない。ガイア尾白川レフェリーがマットを3つ叩いた。
「ま、当然の結果だけどな、フフフッ」
玄海恵理SPZクライマックス初優勝、賞金200万円と副賞のブランド腕時計を手に入れてご満悦。
「自分にも甘い面があったな・・・」
敗れた北条は準優勝、横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。
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