プロレス技シリーズ54 ムーンサルトプレス
今回ご紹介するのは、
小橋健太選手の引退試合でもフィニッシュで使用された大技、
ムーンサルトプレス。
まず相手をボディスラムか何かであおむけに倒してから、場外方向を向いたかたちでコーナーポスト最上段に登り、勢いよくジャンプして体のバネを利して後方宙返りして、空中で270度回転したのち相手の体へボディプレス状に落下する大技です。
バック宙をしながら落ちるので、ダイビングボディプレスより難易度が高く、与えるダメージも大きいとファンに解釈されています。しかし、相手に背を向けた状態でジャンプするのでかわされやすく、ひざで迎撃されることも多いリスクの高い技で、しかもこの技を多用すると膝を打ってしまい、負傷につながる危険もはらんでいます。武藤選手はこの技の使い過ぎで歩行も困難な状況に追い込まれています。
この技の開発者は初代タイガーマスクとされていますが、必殺技として使い出したのが武藤敬司と小橋健太。小橋が超世代軍のナンバー3としてヘビー級戦線に割って入るときにこの技をフィニッシュにつかっていて、仕掛ける前に「青春の握りこぶし」のポーズを決めてからムーンサルト…というムーブで人気を集めていました。
90年代前半の全日地方興行では鶴田軍VS超世代軍の6人タッグで、20分越えのいい試合をしたのち、ムーンサルトで小橋が渕または小川からフォール勝ち・・・・という結末がよく見られていました。
見栄えがいいのでテリー・ファンクやベイダー、ヘッドハンターも使われていました。スーパーヘビー級の選手が使うとおおっ!と会場が沸きます。
WASでも飛び技の大技として設定されており、けっこう重宝しますが、必殺カード発動時以外に使うと自爆というケースもよくあります。チョチョカラスが切り札で使ってくるとまず返せないというイメージがあります・・・・
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