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2013年5月31日 (金)

プロレス技シリーズ55 ヘッドバット

今回ご紹介するのは、

原始的な技なのですが意外と効く打撃技、頭突き、ヘッドバットです。

単純に仕掛ける方が自分の頭を勢いつけて、相手の頭にぶち当てるだけの攻撃です。

ただ、頭の固さには個人差があるようでして、石頭の選手が好んで使っています。オーソドックスな入り方は両腕で相手の頭部を固定しておいて、その状態で頭をぶつけるフォームです。

この技の威力を知らしめたのが黒人レスラーとして有名なボボ・ブラジル。長身を利したジャンプしての一撃は「ココバット」と呼ばれ、若き日の馬場さんを大いに苦しめました。少しでも衝撃を緩和すべく、馬場さんがブラジルと対戦するときは髪を少し伸ばしていたのは有名な話です。

少し前ではダイナマイト・キッド。小柄な選手なのですが、破天荒らしさをアピールするためか、ばこばこばこばこばこと、5連発程度をワンセットで繰り出していました。あとはブッチャーも試合の流れを変えたり、地獄突きへのつなぎで多用されていました。あとはなんといってもアンドレ・ザ・ジャイアント。相手との身長差を利用して高いところから「ホゥアー」という掛け声とともに巨大な頭を落としてくるのだから一発で相手をたじろがす威力を持っていました。

小橋健太のデビュー戦の相手だった大熊元司選手は相手の鼻をめがけて頭突きを行う「ハナバット」を得意にされていました。確かに鼻を狙われるとものすごく痛い。

WASでも実装されています。パワー技が得意な選手が最初に繰り出してペースをつかむ技となっていますが、レベル1であれば新技取得で覚えさせやすいので、フローラ小川とか華奢な選手に引き出しの一つとして覚えさせても面白いです。

2013年5月30日 (木)

7時間目の音符・セミファイナル

最近、毎月24日に発売される「まんがタイムきららフォワード」を買っています。

紀伊国屋にも並んでいないマイナーな月刊漫画誌なのですが、学園ものイチャラブ漫画としておもしろい「7時間目の音符」のために買っています。

んで、さる5/24、会社の昼休みに新宿のアニメイトで買って、近くのパスタ屋さんでニヤニヤしながら読む。

やはり次回で連載終了であり、今回はいわばセミファイナル。吹奏楽部の先輩3人が卒業する卒業式のお話。

メインカップルの葉平くん(2年)とあずみさん(3年)が安定のイチャラブで、前回で吉成くん(2年)と鶴ちゃん(1年)もくっついてしまったので、もう残るネタは教師と生徒の禁断の恋、米くん先輩(3年)と佐藤米子先生(30)の行く末のみという状況で卒業式。

20130521_18


単行本2巻末の時点で携帯の待ち受け画像に自分の写真が使われているのを見て、米くんの自分への恋心に気付いて戸惑う先生。そして合コンでばったり、文化祭デート、米子先生がダウンして看病イベントなどを経て、フラグが立った状態で?卒業式。

「これ以上俺からは追いかけない、あとは米子ちゃん次第」と遠まわしに答えを迫る米くん。そして先生が出した答え。

おそらく最終回はメイン2人が軸となると思われるので、齢の差12歳カップルがいちゃいちゃするシーンは描かれないものと予想されますが、落とすまでの過程で充分楽しませていただきました。

2013年5月29日 (水)

クーラー入れます120529

こんばんわ、WAS没頭中筆者@konnoです。

春から夏への季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。

■プロレス

全日本5月シリーズは西日本各地を巡業中。渕さんはバーニング方についてのファイト。オーナー問題ですが、6月1日付で白石氏が社長に就任するとの報道が。(公式サイトには何も出てないが)方針に合わない選手とは契約しないとか。嵐が始まる予感・・・

■相撲

大相撲夏場所、白い子と稀勢の里のマッチレースは14日目に直接対決があり、白い子勝利。25回目の優勝。ピークは過ぎたとの声もあったが、テレビで見た限りでは負けない相撲に磨きがかかり円熟の境地に入ってきたか。これは優勝回数31回越えあるで。

■野球

中村ノリ350二塁打。プロ野球36人目。長打力いまだ衰えず。通算400本塁打まであと3本。股関節痛で体調は万全ではないが、5番の中村が打っていればブランコさまと勝負せざるを得ないので、DeNAのもしかするとあるかもしれないクライマックス行きのカギを握る男。

岩瀬12セーブ。劇場絶賛展開中。ヒットは打たれてもセーブは稼ぐ。

■マラソン

川内優輝、黒部名水ロードレース大会新で優勝。

次回出走は翌週の千歳ハーフ。

今週はこんなところ。

2013年5月28日 (火)

第1,508回 ドラグノフを持ち込んだ小川母

69年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。

第3戦岡山大会でSPZタッグ戦が組まれた。王者北条・神田のコンビに挑むのはペガサス藤原・小川あかり組。

「藤原・・・さん、もういつまでもあなたの時代じゃないんだよ」

北条が重量感あふれる攻撃。新人の時にかわいがられたのをいまだに根に持っているのか。しかしペガサス藤原、パートナーがあてにならないということは理解しているので出ずっぱりでファイト。神田をジャーマンで投げ切るなどいい動き。

しかし20分を過ぎると攻め疲れがみえてきて、北条のラリアットで吹っ飛んでしまうなど劣勢が目立つ。代わって出てきた小川もまったくのぐだぐだぶり。かくて再度P藤原が出てきたが、北条、落ち着いてシャイニングウィザードを決めて3カウント奪取。王者組が危なげなく2度目の防衛に成功。勝負タイム42分5秒。

シリーズはそのあと四国各地を巡業、そして最終戦、新日本ドーム大会。

***************************

第1試合は新人対決。野村あおばVS大竹玲子。この試合はタイミングよくニーアタックを決めた野村が3カウント奪取。勝負タイム8分12秒。

第2試合はNOTORI、小早川志保VSアーニー・ストリーム、ダークジョーカー組。この試合は外人組のパワーが勝り、ダークジョーカーがミサイルキックを連発して粘る小早川を仕留めた。勝負タイム11分13秒。

休憩前の試合は小川あかりVSレッドロシアン。

「我が娘に何としても白星を・・・・・・」

例によって小川母がセコンドについて、ライフル・ドラグノフを構えてレッドロシアンの射殺をもくろんだが、スコープの扱いに手間取っているうちに距離を詰められエプロンから蹴り落とされてしまった。いったい何しに来たのかというファンの哄笑。

でもって試合が始まるや小川あかりのグダグダファイト。ああいつものパターンだなとお客さんも苦笑。しかし10分過ぎにグラウンドでもみ合いの攻防になった際に小川母がエプロンで叫んだ。
「あかり、今よ!」

小川あかり、ここでSTFを繰り出した。きれいに入ったので。たまらずレッドロシアンはギブアップ。場内どよめき。

小川母、リングに上がりガッツポーズ。そのあと2人で手上げ。親バカだ。ああ親バカだ。

有力外人を倒したから次はSPZ王座に挑戦よとか狂ったことを言う小川母。苦笑する小川あかり。いったいこの先どうなるのかと思わせる休憩前の試合だった。

***************************

休憩後の試合はタッグマッチ。アプリコットつばさ、フェアリー三井寺のアイドルタッグとヴェゲアラカ・ウトン&ブラディキラー92号が激突。しかし三井寺があっさりつかまってしまい、ニーアタックにあえなくフォール負け。勝負タイム14分37秒。

セミ前は神田幸子が登場、メキシコの国民的英雄レスラー、メアンドロスと対戦。ひさびさのビッグマッチでのシングル戦に燃えた神田だったが、メアンドロスの空中殺法に防戦一方。しかしそれでもあきらめずファイトした神田、裏拳がクリーンヒットしてメアンドロスをくらっとさせることに成功

「よし、いける」
すかさずタイガードライバーを決めて3カウント奪取。強敵メアンドロスを下した。勝負タイム9分45秒。

セミはペガサス藤原VSカガミ・アスカ。いつも通りインド式レスリングの秘術を尽くして戦うカガミに場内拍手。だがこの一戦はペガサス藤原がジャーマンで主導権を握り、15分38秒、フロントスープレックスからの片エビ固めでカガミを振り切った。

*************************

そしてメインはSPZ世界選手権試合、王者北条咲に対するは、玄海恵理。
「ラストライドで沈めてやんよ」

試合が始まるや玄海が重量感にあふれた攻撃を見せる。単純なスクラップバスターでもこの人がやると破壊力満点、北条は確実に追い込まれていった。ヘッドバットで反撃するも単発。

「倒れろぉぉぉぉぉぉ」
玄海、北条が棒立ちになったのを見て掌底。前のめりに崩れ落ちる北条。ひっくり返してカバー。
ワン、トゥ。スリ
セブン山本レフェリーが3カウントを叩いた。
玄海恵理、第202代SPZ世界王者に返り咲き。王者は4度目の防衛に失敗。

2013年5月27日 (月)

SPZスター選手列伝87 フォルトゥナ紫月

SPZスター選手列伝87
従業員コード:102
疾風星 フォルトゥナ紫月

本名:伊吹香月、2053年12月27日、富山県八尾市出身。柔道の経験があり、SPZにスカウトされる。2069年6月15日、周南体育館での対 セイウン草薙戦でデビュー。通好みのねちっこいファイトスタイルで固定ファンも多い。力も意外とあり、コブラツイストでセイウン草薙からギブアップを奪ってSPZ王者になった一戦はファンの語り草になっている。ベテランの域に入ってもなお、カガミとタッグ王者に輝くなど活躍。得意技はデスクロノグラフ、ムーンサルトプレス。

2077年10月22日、新日本ドーム大会での 対 小川あかり戦で引退。稼働月数101ケ月、出場試合数(概算)722試合

タイトル歴
第183代SPZ世界王者
第186代SPZ世界王者
第188代SPZ世界王者
第191代SPZ世界王者
第194代SPZ世界王者
第197代SPZ世界王者
第183代SPZ世界王者
(通算防衛回数2回)

第130代SPZ世界タッグ王者(パートナーはカガミ・アスカ)

セブン山本統括部長コメント:

ねちっこいグラウンドレスリングを多用して相手のスタミナをじわじわと奪う地味だけどハードなレスリングのできる名選手だった。得意技の変形スリーパー・デスクロノグラフの威力は強烈で、相手を失神に追い込むパターンも多く、セイウン草薙はこの手でしばしば防衛ロードを止められた。もっとも本人は「同期なので相手の動きはみんな知っているからできたことです」とよく言っていた。そのせいかペガサス藤原や北条咲のような、一気にたたみかけてくる相手には分が悪かったが、これは仕方のないところ。

選手生活の後半、ハルカが倒れる直前の試合で60分フルタイムドローの好勝負を演じたが、フォルトゥナはこの一戦をハルカの身体に異変を起こしてしまったと、あとあとまで悔やんでおり、東京にいるときはハルカの病室日参を欠かさなかった。キャリアの晩年は小川あかりの壁役として貫録のファイトを見せていた。引退後は都内で個人事務所を構え、マルチタレント兼コラムニストとして、週刊誌にスポーツコラムを書いたりして生計を立てているらしい。

2013年5月26日 (日)

SPZスター選手列伝86 セイウン草薙

SPZスター選手列伝 86

従業員コード:101

草薙流の伝承者

セイウン草薙

本名:非公開。2053年11月21日、山形県朝日町出身。あの草薙みこと、スイレン草薙を輩出した草薙神社から推薦があり、SPZ61期として入門。2069年4月12日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 初瀬唯戦でデビュー。草薙流古武術で培った投げ技のキレを生かしてぐんぐん出世し、入社1年余りでSPZ世界王者に輝き、SPZの絶対的エースとして君臨。得意技は草薙流兜落とし、空気投げ。

2077年1月15日、新日本ドーム大会での対 フォルトゥナ紫月戦で引退。稼働月数94ケ月、出場試合数(概算)687試合

タイトル歴

第176代SPZ世界王者
第179代SPZ世界王者
第182代SPZ世界王者
第185代SPZ世界王者
第187代SPZ世界王者
第190代SPZ世界王者
第193代SPZ世界王者
第195代SPZ世界王者

通算防衛回数22回(歴代6位)

第64回SPZクライマックス優勝
第65回SPZクライマックス優勝
第66回SPZクライマックス優勝
第67回SPZクライマックス優勝

山本統括部長コメント:

キャリアの大部分をトップ戦線で活躍された名選手。過去の大横綱クラスのチャンピオンたちと比べても遜色ない戦績を残し、SPZ世界王者防衛回数22回という記録を残した。草薙流出身者らしく組みついてから投げるまでのスピードが人間離れしており、幻の大技「空気投げ」をマスターするなど天性の素質を持っていた。一方でプロレスの受け身、技の練習にも真剣に取り組み、弱らせたところをパワーボムで決めるという展開を好んで使っていた。

また少々守勢に回った時も、ある程度相手の攻めを受けきってから猛反撃に転じて勝ってしまうという芸当のできる選手で、全盛期はこの選手に勝つには絞め落とすしかないといわれ、同期で手の内を知られているためか、フォルトゥナ紫月には比較的分が悪かった。

引退後は故郷山形に帰り、草薙神社の神職として朝夕の勤行に参列しつつ、地元の少年少女に武術を教えているらしい。

2013年5月25日 (土)

SPZスター選手列伝85 中森あずみ

SPZスター選手列伝 85

従業員コード:99

「SPZの技巧派」
中森あずみ

本名・同じ。2051年10月29日。徳島県阿波池田市出身。SPZ59期として採用され2067年6月10日、山口周南大会での対真鍋つかさ戦でデビュー。スパーリングで覚えた内容を着実に本番でも披露する地道なファイトで順調に出世し、VIP入りを果たしSPZ世界王者に輝く。得意技はSTF,コブラツイスト。

2076年5月25日、横浜スペシャルホール大会での対 相羽和希戦を最後に無期限休養。稼働月数108ケ月、出場試合数(概算)840試合

タイトル歴
第171代SPZ世界王者
第173代SPZ世界王者
第175代SPZ世界王者
第177代SPZ世界王者
第180代SPZ世界王者
(通算防衛回数1回)

セブン山本統括部長コメント:

とにかく基礎のできているレスラーで、長い試合に持ち込んで相手のスタミナを奪って、丸め込み、押さえ込みで勝利するという芸当のできる数少ない選手だった。危険度の高い大技は繰り出さないスタイルながら、そのドラゴンスリーパーは魔性と呼ばれ、相手を意識朦朧とさせるえげつない攻めであった。そつのない戦いぶりでトップグループに君臨し、SPZ世界王者にも5回輝いた隠れた実力者。ただセイウン草薙、ハルカとのトップグループ争いでは絶対的な必殺技がないためどうしても一歩後れを取っていた感は否めない。

それでも基本に忠実にやればここまで戦績を伸ばせるといういい手本になったと思われる。
ただ長時間の試合が多いせいか選手生活の後半は怪我に悩まされ、最後は腰をやってしまって無念のリタイアとなった。引退試合は行えず無期限休養という形でリングを去ることになってしまったのは彼女にとっても悔やまれる結末だったろう。引退後は会社に残り、古傷の腰の治療の傍ら総務部員として選手社員の給与計算をされている。

2013年5月24日 (金)

第1,507回 69年目12月 タッグリーグ優勝戦

69年目12月 

タッグリーグ戦もいよいよ佳境に。

第7戦は九州ドーム大会。
ウトン、ブラディ92号○(6点、エビ固め 11.10)ストリーム、サンチェス×(4点)

外人同士のカードはウトン組が制した。最後はブラディキラーが巧みにサンチェスを丸めこんだ。

玄海○、NOTORI(12点、ラリアットからの片エビ固め 11.10)小川×、小早川(0点)

玄海組が6連勝で最終戦のさいたまへ。小川の攻めを軽く受けきった玄海がラリアットでなぎ倒し勝利。

カガミ○、ロシアン(9点、ニーアタックからの体固め 9.49)ケンズリー、キッパー×(2点)

カガミ組が9点目。カガミがキッパーへリングをあっさりニーアタックで料理した。

北条○、神田(11点、サソリ固め 10.55)F三井寺、Aつばさ×(4点)

「すぐ終わらせると福岡のお客様に悪いから」

10分間だけアイドルタッグの攻防に付き合った北条、10分経過とともに力任せにアプリコットをなぎ倒し、続けてサソリ固め。神田がすかさずエプロンの三井寺を突き飛ばしてフォロー。

かくて、優勝の行方は北条組と玄海組の最終戦直接対決次第ということになった・・・・

************************

最終戦はさいたまドーム大会。

ストリーム○、サンチェス(6点、ストリームキックからの体固め 12.26)ケンズリー、キッパー×(2点)

外人対決はストリーム組が制した、。独特のモーションから入るジャンピングキックでキッパー悶絶。

ウトン○、ブラディ92号(8点、キャプチュード 17.27)F三井寺、Aつばさ(4点)

アイドルタッグ、外人チームに力負け。4点でリーグ戦を終えた。

カガミ、Rロシアン○(11点、合体パワーボムからのエビ固め 16.24)小川、小早川×(0点)

「ぐあああっ・・・・・!!」

カガミがインド式レスリングのムーブで小川あかりを痛めつける展開が続く。小川が悲鳴を上げるたびに場内どよめき。(今回はリーグ戦なので小川母はセコンドについていない)

「うふふふ、もっといい音を聞かせて・・・・」

ちょっとやばい雰囲気の試合になってきました。これで小川が戦線離脱してしまい、孤立した小早川を集中砲火。最後は合体パワーボムで勝利。

小川・小早川組、0点でリーグ戦を終えた・・・

北条、神田○(13点、ビッグブーツからの片エビ固め 23.22)玄海、NOTORI(12点)

最終戦のメインイベント、勝ったほうが優勝となる大一番(引き分けた場合は玄海組が優勝)
「オラオラオラアア」
玄海がまず神田に狙いを定め猛攻、パワースラムで戦闘不能に追い込む。しかし代わった北条もラリアット、ブレーンバスターの猛攻で玄海を追い込むいい試合となった。

そして再び玄海と北条の局面、
グシャッ!!

玄海の掌底で北条が鼻からおびただしい出血。これで北条の動きが止まった。

神田が出てきて懸命に流れを変えようとするが、玄海、今度はキャプチュードでたたきつける。そのあとは4人が入り乱れる展開となった。ほどなく玄海と北条が場外でもみ合う展開。

ああこれは終わるなという空気の中、リング上には神田幸子とNOTORIが残った

神田、足を大きく上げてNOTORIにビッグブーツ。一度は返したNOTORいだったが、ふらふらと起き上ったところに2発目のビッグブーツをもらってしまって、3カウントを許してしまった・・・

「まあ当然の結果。次もこの場所に立てるように努力する」(北条)
「結果が全てですから」(神田)

北条・神田組優勝。賞金600万円と副賞のセーシェル諸島旅行券を手に入れてにっこり。

年末のプロレス大賞は玄海恵理が2冠王の北条を抑えて受賞。しかし新人賞、ベストバウトはいずれも獲得できず、エンターテイメント路線への移行で内容の薄さがばれてきているのか。

2013年5月23日 (木)

第1,506回 勝敗などどうでもいいこと。いい音を紡ぐだけですわ。

69年目12月

引き続きタッグリーグ戦の模様を。

第4戦は名古屋しゃちほこ大会。
ストリーム○、サンチェス(4点、ストリームキックからの体固め 11.09)F三井寺×、Aつばさ(2点)
アイドルタッグ、外人組のパワーに屈した・・・・

ケンズリー、キッパー○(2点、コブラツイスト 18.57)小川×、小早川(0点)

ケンズリー組が初日を出した。キッパーが拷問コブラツイストで小川からギブアップを奪った。小川組、初白星が遠い・・・・

玄海○、NOTORI(6点、掌底からの片エビ固め 14.57)カガミ、Rロシアン×(4点)

2連勝同士のカードは玄海組が制した。分断作戦をさっくり決めて、玄海がレッドロシアンを殴り倒した。
「さあ残り4つ勝ち進んで賞金もらおーか!」

北条○、神田(6点、パワーボムからのエビ固め 13.0)ウトン、ブラディ92号(0点)

北条組も3連勝スタート。外人コンビを余裕で退けた。

+++++++++++++++++++++++

第5戦はなにわパワフルドーム大会。
F三井寺○、Aつばさ(4点、STF、12.59)ケンズリー×、キッパー(2点)

アイドルタッグが2勝目。うまく分断作戦を成功させ1対1の状態を作り、フェアリー三井寺がSTFを決めた。

ウトン○、ブラディ92号(2点、ラリアットからの体固め 11.22)小川×、小早川(0点)

3連敗同士の対戦はウトン組が制した。小川あかり。自分が頑張ろうと思うとつかまってしまうパターン。

玄海○、NOTORI(8点、キャプチュード 11.29)ストリーム、サンチェス×(4点)

玄海組4連勝。外人チームを寄せ付けず。最後はエレンシア・サンチェスを孤立させてキャプチュードで屠った。

北条、神田(7点、時間切れ引き分け)カガミ、Rロシアン(5点)

3連勝の北条組と1敗のカガミ組が大阪で激突。

「勝敗なぞどうでもよいこと。北条さんからいい音を紡ぎだすだけですわ。私はサウンドクリエーター」

とにかく隙あらば関節を狙ってくるカガミ。さすがの北条もやりづらそうだ。そのまま時間だけが過ぎて行ってタイムアップドローとなった。

「ク…1点ロスしてしまったか」(北条)

++++++++++++++++++++++++

第6戦は広島若草アリーナ大会。
ウトン○、ブラディ92号(4点、ビッグブーツからの体固め 13.3)ケンズリー、キッパー×(2点)

外人対決はウトン組が制した。

カガミ、Rロシアン○(7点、ラリアットからの体固め 11.08)ストリーム、サンチェス×(4点)

カガミ組がストリーム組みを下した。前日の大阪で30分やって疲れているのか、カガミはレッドロシアンのフォローに徹していた。それが却って好結果。

玄海、NOTORI○(10点、ネックブリーカーからの体固め 13.02)F三井寺×、Aつばさ(2点)

玄海組5連勝。格下のアイドルタッグとの試合、前面に出て攻防を展開していたのはNOTORIのほうで、そのままネックブリーカーで三井寺から3カウントを奪った。

北条○、神田(9点、パワーボムからのエビ固め 14.16)小川、小早川×(0点)

このカードも実力の差は歴然。北条のラリアットで小早川が1回転してしまうシーンには沸いた。これで小川あかりが粘らざるを得なくなったが、小川も非力なので北条の勢いを止められない。最後は小早川が北条に玉砕覚悟でぶつかっていったが、北条があっさりとパワーボムで返り討ち、完勝を収めた。

69年目のタッグリーグ戦、玄海組が10点でトップ、北条組が9点で追う展開

(続きます)

2013年5月22日 (水)

橋下さん消されるんじゃないか130522

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

春から夏への季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週のスポーツニュース行きます。

■プロレス

・全日本に謎のペイント外人、ドラガン・オケッチ現る

Dragan

MAZADAのコネクションで来日したらしい。コワイ顔。

・渕正信久々の2週間シリーズ参戦

開幕戦では大森のアックスボンバー食らって敗北。しかし59歳で大森とシングルマッチッて・・・・KENSOが負傷したので人件費枠に空きができたか、生活苦なのかシリーズ出場。カードを見る限りでは秋山の陰謀か、バーニング側で出場。怪我なく完走してくれることを祈るばかり。

■相撲

・稀勢の里9連勝、白い子と並走(5/21時点)

いいぞ、いいぞ、マレス。とうとう悲願の初優勝が狙えるところまで来たか!いやいやまだまだ油断できん。去年のような例もあるし・・・

・関脇バルトひざ負傷、休場

エストニアの怪人バルトコンベアーが大ピンチ。関脇で3勝4敗8休なので、来場所は前頭3枚目あたりに下がるだろう。古傷なので完全回復は難しいとは思うが、名古屋に出ないと十両転落してしまうのでなんとか治してほしい。

■野球

広島・石井琢朗コーチ ブログの更新をズル休み

広島連勝の願掛けでほぼ毎日続けていたブログの更新を休止。CS進出でブログ更新再開となると永久に更新できない可能性が高い。でも今年のセリーグは巨人1強なので2位3位争いはどうなるかわからぬ。暴走高木中日が調子出てきたし。

■マラソン

川内優輝、岐阜ハーフマラソンに出場も1時間5分台の14位

序盤からトップグループのハイペースについて行ってしまい、失速。不本意な結果に終わったが、たぶんこれは結果度外視でスパートの訓練をしていると思われる。次回出走は5月26日の黒部名水ロードレース。月間5本もハーフマラソンを走る独特の調整法。

■その他

橋下さん本音を語りすぎ

言っていることは間違ってはいないと思うのだが、公職にある人は本音と建前の使い分けが大事だと思います。痛いところを言われて激怒したアメリカのすごく偉い人が「潰せ」とか今頃そんな話になっているのではないか。

ただ、「よそも似たようなことやっていたのに、なんで自分のところだけ責められるんですか、おかしいです」というのはあまり良い言い訳ではない(少なくとも会社で上司にこう言ってしまったらアウト)

まあ当時はタコ部屋とか悪徳周旋屋とかが暗躍して今より人権に対する考え方がかなり希薄だったので多少ムチャクチャなこともできたという時代背景があったにせよ、ああいった慰安所が存在したことは、今から考えると恥ずかしく、遺憾に思う・・・・・・といった優等生の回答ができないものか。これで維新の会も終わりだ。民主党はあのていたらくだし、アンチ自民の投票行動の行き場は無くなるのは痛い。

今週はこんなところ

2013年5月21日 (火)

第1,505回 ペガサス藤原、逃げたな。

69年目12月

ペガサス藤原ファースト写真集「Rabbit」発売。峠を越えた選手なので写真集出してもいいだろうということになった。

カガミアスカのファンクラブがようやく結成された。

復活2年目のタッグリーグ、エントリーは下記の8チーム。

北条咲、神田幸子組

玄海恵理、NOTORI組

フェアリー三井寺、アプリコットつばさ組

小川あかり、小早川志保組

カガミ・アスカ、レッドロシアン組

ウトン・ヴェゲアラカ、ブラッディローズ92号組

デイジー・ケンズリー、キッパー・へリング組

アーニー・ストリーム、エレンシア・サンチェス組

******************************

「今年はメンツが弱いね」

「どう見ても玄海組と北条組のマッチレースやん」

ファンの反応もあまり芳しくなかった。

2戦目の札幌どさんこドーム大会からリーグ戦スタート。

F三井寺○、Aつばさ(2点、コブラツイスト 18.06)小川、小早川×

ペガサス藤原が写真集撮影で休場したため、小川あかりのパートナーには若手の小早川志保が起用された、がパワー不足は明白、小川あかりも実力微妙なのでグダグダした試合展開となった。4人が入り乱れる展開を制したのはベテランのフェアリー三井寺。コブラツイストで小早川を仕留めた。

カガミ○、Rロシアン(2点、ダブルインパクトからの体固め 27.20)ウトン、Bキラー92号×

友達の少ないカガミ・アスカ・・・・誰ともタッグを組んでもらえず?外国人のレッドロシアンと組んでのエントリーとなった。それでも淡々とファイトするところが彼女らしい。即席タッグなので連携など望むべくもない状態だったが、なぜか最後ダブルインパクトを決めて勝ってしまうあたりはさすが。

玄海○、NOTORI(2点、キャプチュード 10.51)ケンズリー、キッパー×

玄海組が白星発進。力でキッパーへリングをねじ伏せた。

北条○、神田(2点、パワーボムからのエビ固め 10.46)ストリーム、サンチェス×

北条神田も死角なし。2連破へ向けて完勝発進。

「ペガサス藤原、逃げたな。パートナーが大概だから」(北条)
タッグリーグの季節なのに写真集撮影に行ってしまったP藤原を引き合いに出す北条さんだった。

*************************

3戦目は仙台大会。

ストリーム○、サンチェス(2点、ストリームキックからの片エビ固め 15.41)小川、小早川×(0点)
「イッツショータイム!」

などと言って小早川にストリームキックをかましたストリームがフォール勝ち。初日を出した。

カガミ○、Rロシアン(4点、背面トペからの体固め 14.34)F三井寺、Aつばさ×(2点)

アイドルタッグ、善戦したのだが、カガミのインド式レスリングに歯が立たず・・・・

玄海○、NOTORI(4点、ラリアットからの片エビ固め 14.13)ウトン、ブラディ92号×(0点)

玄海組、全く危なげなく2連勝、外人チームを寄せ付けなかった。

北条、神田○(4点、タイガードライバーからのエビ固め 14.21)ケンズリー×、キッパー(0点)
北条組も手堅くファイトして、最後は分断作戦を決めて神田がケンズリーを押さえた。

69年目のタッグリーグ戦、北条組、玄海組、カガミ組が2連勝スタート。

(続きます)

2013年5月20日 (月)

第1,504回 69年目11月 ダイヤモンドシリーズ

69年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

負傷欠場を続けていた元SPZ王者、ペガサス藤原が復帰。初戦青森大会で復帰戦、大柄な外人選手、アーニー・ストリームの攻めを耐えて、最後はタックルでなぎ倒して3カウント奪取。

「最終戦でタイトル戦なので、調子上げていきます」

************************

第3戦山形大会のセミは通好みのカード。

玄海恵理VS小川あかり
「きょうはイージーマッチだなあ。さくっと片付けてやんよ」

いきなり頭突き連打で先手を取った玄海。小川あかりもドロップキックで活路を開かんとするも
「効かねえよ」

弾き飛ばされる始末。ならばとSTFを繰り出すが力ずくで振りほどかれ、
「人間を痛めつけるってのはこうやるんだ!」

問答無用のキャプチュード、小川あかり無念の3カウントを聞いた。勝負タイム11分34秒。
「チッ、10分かかってしまったか」

************************

シリーズ第7戦、千葉大会ではメインがSPZ世界タッグ選手権、王者北条咲、神田幸子に挑むのは、ヴェゲアラカ・ウトン、デイジー・ケンズリー(初来日)組。

「外人戦か。明日のこともあるし手堅くやろう」
先発は神田とウトン。しかし神田の打撃が今日はよく決まり、外人チームをたちまちのうちに追い込んでゆく。最後は2冠王の北条が特別出演し、ラリアットでウトンを仕留めた。勝負タイム25分38秒、王者組が初防衛に成功。

最終戦は横スペ大会。

外人同士のシングルマッチのあと、第2試合は野村あおばVSアンリ・スペンサーのシングル対決。しかし新人のあおばには荷が重すぎたのか。5分1秒、あっさりとアキレス腱固めにギブアップ負け。

第3試合はアプリコットつばさ&フェアリー三井寺のアイドルタッグが登場。小早川志保&大竹玲子の若手新人コンビと対決。しかしアイドルタッグの抜群のタッチワークに新人若手の2人が太刀打ちできず、最後は

「今日は、重い試合が多そうだから、そろそろ終わらせるよ!」

などと客席にアピールしたアプリコットつばさが大竹を場外へ連れ出して分断。孤立した小早川をF三井寺が逆片エビ固め。

「アーーーッ!!」

こらえきれず小早川がギブアップ。勝負タイム8分55秒、その試合が終わると休憩。

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休憩後第4試合は神田幸子&NOTORIが登場。対戦相手はデイジー・ケンズリー&キッパー・へリングの初来日組。パワーの外人組と神田の打撃が正面からぶつかり合ういい試合となったが、最後はNOTORIが農鳥を決めて3カウント奪取。勝負タイム18分50秒。

セミ前は小川あかり劇場。例によって小川母がいっしょに登場、対戦相手はヴェゲアラカ・ウトン。

「我が子に何としても白星を・・・・ええええい!」

ぼすん!

試合前、小川母がエプロンに立ってマインスロアーを発射したが、かわしたヴェゲアラカ、マインスロアーの弾はコーナーポストに激突。一拍おいて爆発音に場内どよめき。

ぼん。

あわてて2発目を発射すべくマインスロアーを構えた小川母だが、
「いいかげんにしなはれ」

ヴェゲアラカが赤コーナー側へ歩み寄りロープ越しのラリアット。小川母は場外マットに落下しそのまま動けなくなった。場内失笑。

試合のほうは小川あかりがやられっぷりを発揮し、9分52秒、キャプチュードにあえなく敗退。

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セミはカガミ・アスカVS玄海恵理。

次期SPZ王座挑戦のことを考えるとお互い負けられない試合。しかしパワーに勝る玄海が主導権を握る。
「オウァアアアアア」
そして必殺ラストライド。これでカガミを沈めた。勝負タイム12分16秒。

メインはSPZ選手権、王者・北条咲に対するは挑戦者ペガサス藤原。
「今できることを、目いっぱいやります」

気が付けば団体最古参。ペガサス藤原、そのレスリングセンスは健在。しかしパワーでは完全に上をゆく北条が優位に試合を運ぶ。P藤原もジャーマンを繰り出すなど手数は返したのだが

「よっ」

北条のバックドロップを受けきれず、無念の3カウントを聞いた。勝負タイム16分32秒。王者が防衛に成功。内容もいいとは言えない試合だった。

試合後玄海がリングに上がり「今度こそお前を潰す」 と挑発。北条が「ふん。お前は馬力だけなんだよ。まあ歯ごたえがありそうだから来年1月のドームで受けてやる」というアクションがあった。

2013年5月19日 (日)

第1,503回 フォルトゥナ紫月 引退セレモニー

「これで・・・・」
フォルトゥナ紫月、滞空時間の長――――いブレーンバスター。残り時間5秒のアナウンスとともに派手に叩きつけられた小川、フォールを返せなかった。勝負タイム29分59秒、フォルトゥナ紫月がラストマッチを白星で飾った。

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第6試合・セミファイナルは玄海恵理VSウトン・ヴェゲアラカ。
「セミ前が長引いたからさくっといくよ」

なんと玄海、少々手合わせした時点でいきなりラストライド。一度はフォールを返したヴェゲアラカだが、もう足が立たなくなっていた。

「これで終わりだ」
立て続けに2発目のラストライド。ヴェゲアラカ返せず。勝負タイム4分49秒、一方的な展開に場内凍りついた・・・

玄海、本部席前へ歩み寄りマイクを取って一言。

「今度は北条さんがこうなる。以上」

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メインはSPZ戦、王者北条咲に挑むのは前王者のカガミ・アスカ

「サウンドクリエーターの本領を出せば」

「そんなことはさせん」

試合は北条が馬力で押す展開。しかしカガミも要所で脇固めで反撃し流れを止めるハイレベルな攻防。

「おおおっ」

北条がタイガードライバーを2連発、この後のラリアット、一度はかわされたがすかさず2度目のトライで命中。

くずれおちるカガミ、がっちり押さえる北条、これで3カウントが入った。カガミ、サウンドクリエーターの本領発揮はならなかった・・・・勝負タイム21分15秒、王者が2度目の防衛に成功。

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メイン終了後、フォルトゥナ紫月の引退セレモニー。

私服に着替えたフォルトゥナ紫月がリングに上がり、支援者著名人、杉浦社長らから花束贈呈、そのあと、マイクを取った。

「まだ・・・・ハルカ先輩は・・・・まだ目覚めていません。ハルカ先輩がこんな状況の中、自分だけリングを離れる・・・こと…本当にごめんなさい!」

ファンへの感謝の言葉ではなく、謝罪で締めくくった。

引退セレモニー定例の10カウントゴングは無かった。

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フォルトゥナ紫月

2069年6月15日、周南体育館での対 セイウン草薙戦でデビュー。2077年10月22日、新日本ドーム大会での 対 小川あかり戦で引退。稼働月数101ケ月、出場試合数(概算)722試合

タイトル歴

第183代SPZ世界王者

第186代SPZ世界王者

第188代SPZ世界王者

第191代SPZ世界王者

第194代SPZ世界王者

第197代SPZ世界王者

第183代SPZ世界王者

(通算防衛回数2回)

第130代SPZ世界タッグ王者(パートナーはカガミ・アスカ)

2013年5月18日 (土)

第1,502回 フォルトゥナ紫月 最終試合

そして最終戦は新日本ドーム大会。
「フォルトゥナ紫月最終試合」

の大看板が掲げられた。

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その日、フォルトゥナ紫月は愛車のベンツを駆って横浜市内から都内へ。会場入り前に都内のアポカリプス病院に顔を出す。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

最上階の特別病室、ハルカはまだ目を覚まさない。つながれた点滴チューブが痛々しい。

ー2年前の宇都宮、ふつうに流れでやったはずだった。だがハルカさんは試合後倒れ、リング復帰どころか意識も戻らない状況。

「・・・・・っ」

ハルカさんがリングに戻ってくるまで、待っていようと思ったが、その前に自分の体が言うことをきかなくなってしまった。

ガラス越しに、眠りつづけるハルカの姿を見てから、フォルトゥナ紫月、駐車場へ取って返して、最後の闘いの地、新日本ドームへ向かった。

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第1試合は野村あおばVS大竹玲子、新人同士の対戦。

「大竹選手、入門前は空手をやっていたらしいので打撃は見るべきものがありますよ」

(解説の杉浦社長)

その指摘通りチョップ連打で野村をたじろがせた大竹だが、攻め疲れたのか動きが止まってしまう。そこへ野村のネックブリーカー。これを何とか返した大竹、2発目のネックブリーカー狙いをうまく背面トペで押しつぶして8分41秒、勝利。

第2試合でフェアリー三井寺&アプリコットつばさのアイドルタッグが早くも登場。ブラディキラー81号・ブラディキラー82号と対戦。フォルトゥナ紫月を破るなど最近実力をつけてきた三井寺だが、この日は外人チームの連携につかまってしまい、最後は13分45秒、パワースラムに沈没。

第3試合は小早川志保VSアーニー・ストリーム。入社2年目の小早川がストリームにどこまでついていけるかが焦点の試合だったが、ストリームのパワフルな攻めになすすべなく、小早川、延髄斬りに3カウントを聞いた。勝負タイム5分8秒。

続く前半最後の第4試合は神田幸子、NOTORI組が登場し、レッドロシアン、ブルームズ・ベリー(初来日)と対戦。一週間前にタッグベルトを争った2人がコンビを組んで外人チームと相対したが、外人チームの連携が思いのほかよく、
「キェヘヘヘヘヘエ」
合体パワーボムに神田が沈んでしまった。勝負タイム19分44秒の熱戦。その試合が終わると休憩。

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そして、

「次の試合に登場するフォルトゥナ紫月選手はこの試合が最後のファイトとなります、ファンの皆様、より一層のご声援をお願いいたします。」

定型文がアナウンスされる。場内ドワアアアア

対戦相手は因縁の抗争相手?小川あかり。セコンドには小川母がついている。

「赤コーナー、富山県出身、ふぉるとぅなー、しずーくー!!」

ドワアアアアアアアアア

紫の紙テープが舞う舞う舞う舞う。

「レフェリー、セブン山本」

レフェリーチェックの際、小川母の武器攻撃を警戒したのか、鋭い眼光で青コーナー側を見据えるフォルトゥナ。しかしさすがにスター選手の引退試合ということで小川母もやりかねたのか、そのままリング下へ下がる。

いきなりスリーパーで攻めてきたフォルトゥナ、しかし小川あかりも懸命に防戦してチョップで反撃、そしてドロップキック、倒れたところへレッグドロップ。

「相変わらず重さが足りない。」

フォルトゥナ紫月、タックルでなぎ倒すや脇固めの刑。
「ギギギギ」
小川あかり、苦しみながらもロープへ。

「お返し・・・です」
小川あかりも脇固めで反撃。

「そろそろ立ち技・・・混ぜます」

ブレーンバスター、ショルダータックルで仕掛けてきたフォルトゥナ、小川もSTFで反撃するがフォルトゥナ力任せに振りほどく。そしてフォルトゥナ、ニーアタック、ブレーンバスターと一つ一つの技を確実に決めてゆく。こうなってくると小川苦しい。ネックブリーカー2連発で懸命に反撃した小川だったが、

「これで・・・・」

フォルトゥナ紫月、滞空時間の長――――いブレーンバスター。

残り時間5秒のアナウンスとともに派手に叩きつけられた小川、フォールを返せなかった。勝負タイム29分59秒、フォルトゥナ紫月がラストマッチを白星で飾った。

「良かった・・・・・」

フォルトゥナ紫月、リング上で一礼してから引き揚げた。

2013年5月17日 (金)

第1,501回 フォルトゥナ紫月引退ロード

69年目10月
フォルトゥナ紫月が引退を表明。
「そろそろ潮時かなって・・・・」

SPZ61期、離脱中のハルカを除く団体最古参選手としてファイトし続けてきたが、最近はビッグマッチでも小川あかりの壁役として使われるのが定着し、限界を感じていたようだ。

このシリーズ、フォルトゥナ紫月は初戦の沖縄と2戦目の静岡でメインに起用され、トップどころに競り負けた後は、前座戦線で若手中堅選手とシングルマッチの連戦を行った。まず第3戦岐阜ではアプリコットつばさを15分53秒、執拗なコブラツイストでギブアップ勝ちを収めた。

第4戦三重サンシャインアリーナ大会第2試合でフォルトゥナ紫月VSフェアリー三井寺のシングルマッチ。お互い基礎はしっかりした選手なのでじっくりとしたレスリングの攻防で観客を10分以上も引っ張った。後半は腕に狙いを定めたフォルトゥナだが、ロープ際で闘った三井寺が決定的ピンチを作らず、最後は攻め疲れの見えてきたフォルトゥナからDDTで3カウントを奪取。勝負タイム24分47秒の熱戦を制した三井寺がラストチャンスでフォルトゥナ越えを果たした。

三重大会メインはSPZタッグ戦、王者玄海恵理、NOTORIに対するは北条咲、神田幸子のコンビ。
「玄海を叩き潰して2冠王を取る」

「ヘッ、北条さんを潰せばもう一度シングルに挑戦できるからね。このチャンスはものにするよ。神田さんは狙わない」

先発を買って出たNOTORIと北条、ひとしきりやりあったあと玄海が登場。ド迫力の肉弾戦をやってのける。さすがに正面から衝撃を受けると北条苦しくなり

「ちょっと動きとめてくれ」
神田にタッチし、神田がアウトレインジ戦法で殴る蹴る、これで玄海にいやな顔をさせる。
「てめえええ」

痛みをこらえてラリアットで反撃する玄海。吹っ飛ぶ神田。
「代われ、あとはじぶんがやろう」

ローンバトル気味になってきた玄海だが、北条にもラリアットを叩き込む。しかし北条組は連携に活路を求め、合体パイルで玄海を悶絶させる。こうなっては王者チーム、NOTORIにつなぐほかなかった。

「うおおおおっ」
北条、ここが勝負どころとみて、軽量のNOTORIへパワーボム一撃。これをNOTORI返せず。26分14秒、北条がタッグ王座も奪取した。

***********************

第5戦滋賀大会。ここからフォルトゥナ紫月、若手教育マッチ3連戦。まず入社2年目の小早川志保の挑戦を受ける。小早川の素早い動きにやや戸惑ったフォルトゥナだったが、捕まえてしまえばこっちのものとばかりに、脇固めで悲鳴を上げさせる。そしてパイルドライバーで動きを止めてからストレッチプラムで11分42秒ギブアップ勝ち。

第6戦和歌山大会ではフォルトゥナ紫月VS大竹玲子というカードが組まれた。大竹の打撃を二つ三つ受けるや、ストレッチプラムで決めにかかる。ギブアップの言葉は吐かなかった大竹だが、フォール勝ち狙いに切り替えたフォルトゥナ、すかさずスクラップバスターを決めて3カウント。7分47秒。

第7戦長野大会ではフォルトゥナ紫月は新人の野村あおばを軽くあしらい、最後は脇固めで一蹴。勝負タイムは5分24秒だった。
「さあ、あと一つ・・・・」
そして最終戦は新日本ドーム大会。

2013年5月16日 (木)

プロレス技シリーズ54 ムーンサルトプレス

今回ご紹介するのは、

小橋健太選手の引退試合でもフィニッシュで使用された大技、

ムーンサルトプレス。

まず相手をボディスラムか何かであおむけに倒してから、場外方向を向いたかたちでコーナーポスト最上段に登り、勢いよくジャンプして体のバネを利して後方宙返りして、空中で270度回転したのち相手の体へボディプレス状に落下する大技です。

バック宙をしながら落ちるので、ダイビングボディプレスより難易度が高く、与えるダメージも大きいとファンに解釈されています。しかし、相手に背を向けた状態でジャンプするのでかわされやすく、ひざで迎撃されることも多いリスクの高い技で、しかもこの技を多用すると膝を打ってしまい、負傷につながる危険もはらんでいます。武藤選手はこの技の使い過ぎで歩行も困難な状況に追い込まれています。

この技の開発者は初代タイガーマスクとされていますが、必殺技として使い出したのが武藤敬司と小橋健太。小橋が超世代軍のナンバー3としてヘビー級戦線に割って入るときにこの技をフィニッシュにつかっていて、仕掛ける前に「青春の握りこぶし」のポーズを決めてからムーンサルト…というムーブで人気を集めていました。

90年代前半の全日地方興行では鶴田軍VS超世代軍の6人タッグで、20分越えのいい試合をしたのち、ムーンサルトで小橋が渕または小川からフォール勝ち・・・・という結末がよく見られていました。

見栄えがいいのでテリー・ファンクやベイダー、ヘッドハンターも使われていました。スーパーヘビー級の選手が使うとおおっ!と会場が沸きます。

WASでも飛び技の大技として設定されており、けっこう重宝しますが、必殺カード発動時以外に使うと自爆というケースもよくあります。チョチョカラスが切り札で使ってくるとまず返せないというイメージがあります・・・・

2013年5月15日 (水)

小橋引退20130515

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

■小橋健太引退試合

全日本黄金期をほうふつとさせる武道館17000名超満員札止め。首とか膝とか満身創痍でもう「小橋健太のプロレスはできない」と悟り、引退を決意。ただ「ファンにけじめをつけるため」、最後に1試合完全燃焼して引退。馬場さん、三沢さんも引退試合はできなかった。

メインの8人タッグマッチでかつての付け人達(潮崎金丸KENTAマイバッハ)と真っ向勝負。最後はムーンサルトで金丸を沈めて現役生活に別れを告げた。

第2試合終了後に引退セレモニー。ジョニーエースやハンセンがVTRメッセージ。馳、蝶野、百田や川田も駆けつけて労をねぎらった。全日本黄金期を彩り、馬場さん還暦試合でタッグを組んだ川田、渕、小橋の3ショットが実現。

渕さん59歳は「全日本以外のリングには上がらないが、小橋から頼まれたので」第1試合に登場し、ノアの新人・熊野をバックドロップで仕留める。後輩が先に引退ということで渕さんの胸中はいかばかりか。

■KENSO 肺気胸で次期シリーズ全休

肺に穴が開いた状態ではファイトは難しい。手術するかどうか・・・という状況らしい。全日選手の中ではキャラが立っている人なのでしっかり治して復帰してほしい。それで人件費枠が空いたのか、渕さん次期シリーズ2週間フル参戦・・・・・

■野球

DeNAがまだ3位につけている件

ブランコが脅威の4番で、その後を打つ中村も絶好調なので打線が破壊力が出てきたし、代打に多村とか金城とか後藤とかラミレスとかがいるので相手ベンチに相当なプレッシャー。投手陣のしょぼさは変わっていないが、多少のビハインドならひっくりかえせるので、これはひょっとすればひょっとすると・・・・・(いやいやまだまだ油断できん)

岩瀬9セーブ(5/11時点)

セーブ数では西村(12S)に次いで2位につけています。劇場気味ではありますが、最後の1イニングを経験と度胸と名前で抑えており、高木監督の信頼もまだつながっている模様。(田島もおかしくなりだしたし、中日のほかの中継ぎも相当やばいのだが)このままシーズン通じて守護神の座を維持できるか。

■マラソン

川内優輝は5/12仙台ハーフマラソンに出走。1時間3分台のタイムを出すが順位は10位。次回出走は5/19岐阜でハーフマラソンに参戦予定。

今週はこんなところ。

2013年5月14日 (火)

第1,500回 そして輝くウルトラソウル

69年目9月
「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

SPZクライマックスを制した玄海恵理の勢いが止まらず、初戦山梨大会でもメインの6人タッグで対戦相手の北条、神田、F紫月組をパワーで圧倒。最後は16分7秒、地元凱旋のNOTORIが脇固めで神田からギブアップ勝ち。

+++++++++++++++++++++++++++

第5戦鹿児島大会メインでSPZ世界タッグ戦。王者フォルトゥナ紫月、カガミ・アスカに対するは玄海恵理、NOTORI組。4人が4人とも実力派なので好勝負が期待された。先発を買って出たのはフォルトゥナと玄海、。

「うおおおお全員ぶっ潰してやる」
いきなりエンジン全開の玄海恵理、ボディスラム4連発でフォルトゥナを痛めつける
「ググググ」

フォルトゥナ紫月、相手のパワーになすすべなくラリアットももらってしまいこうなってはカガミにタッチするほかなかった。しかし挑戦者チームの勢いはとまらず、ダブルドロップキック、サンドイッチラリアットも決める。

「いいかげんになさい!」
カガミも掌底で殴りつけて形勢打開を図るが

「くらいやがれ」
力のこもったノーザンライトSH、しかも2連発
「は・・・・おっ」
カガミ、これでふらついてしまい、玄海の必殺ラストライドを食らってしまう。カガミ、なんとかロープに逃れ、足殺しを決めて玄海をたじろがせなんとかフォルトゥナにつなぐも、フォルトゥナも疲れ切っており苦しい展開、デスクロノグラフを仕掛けたがロープに近い。しかもパートナーのカガミは場外でのびてしまった。

「おラオラ行くぞ」
サンドイッチラリアット、合体パイルドライバーの集中砲火を浴びたフォルトゥナは無念の3カウントを聞いた。これで玄海、NOTORI組みが新王者に輝いた。
「よっしゃあああこの勢いでシングルのベルトもぶんどってやるぜええええ」

++++++++++++++++++++++++++++++++

んで、最終戦のさいたまドーム大会。

休憩前のタッグマッチはアプリコットつばさ、フェアリー三井寺のアイドルタッグが登場したが、ブラディキラー1号、2号のあくどい連携の前にフェアリー三井寺がつかまってしまい、10分14秒ラリアットでフォール負け。

そしてセミ前は小川あかりVSフォルトゥナ紫月。SPZエンタメ路線を象徴するカードとなったこの試合、また小川母が試合前に登場し

「わが子に何としても白星を」

なんとこんかいは原始的にも、ダイナマイトにライターで火をつけて青コーナー側に控えるフォルトゥナの足元めがけて
「えいっ」
投げつけた。
場内失笑。フォルトゥナ紫月、とっさにリング下に降りて身をかがめて防御。
ZUDOOOM!!

ダイナマイト、爆発したが空振り。
「えっそんな、じゃあもう一回・・・」
小川母、エルメスのハンドバッグから2本目のダイナマイトを取り出したところで

フォルトゥナ紫月が間合いを詰め小川母をグーパンチで殴りつけた。
「痛―い!!」

そのまま小川母、場外でのびてしまった。いったい何しに来たのだと場内爆笑。

あとは通常の試合、デスクロノグラフ、ストレッチプラムで攻め立てたフォルトゥナが優位に立ち、最後は意外にもフランケンシュタイナーで3カウントを奪った。勝負タイム23分41秒。

***************************

セミは神田幸子VSカガミ・アスカ。先日のSPZクライマックスで時間切れ引き分けに追ったカードの再戦。前半はグラウンドで優位に立ったカガミだったが後半は打撃を入れられて動きが止まり試合は膠着。そしてそのまま両者決め手を欠きまたしてもタイムアップとなった。

そしてメインはSPZ戦、王者北条咲に対するは玄海恵理

「北条さん、いつまでもあんたの時代じゃないんだ。ラストライドでばらばらにしてやるぜ」

「・・・・」

力のこもった攻防となった試合、玄海の強烈ラリアット、しかし北条も剛腕ラリアットでやり返す。そしてバックドロップ。

「ぐあああ・・・・」

これで頭を打ってしまった玄海、北条はサソリ固めで追い打ち

―これ以上は・・・・

受けられないと判断した玄海、パワースラムを仕掛けたが北条は2で返してジャーマン、玄海これも返す。

「ならば・・・」
北条ビッグブーツ。しかし玄海これも返す、玄海2度目のパワースラム、しかし北条これも返した。

ワーワーワーワー
「うおおおー」

玄海ここで渾身のラストライド、しかし叩きつけた後体制が崩れ、すぐにフォールに行けず。カバーした際にはロープに近く、北条が懸命に右足をサードロープへ。

「があああっ!!」

北条、起き上がっての反撃、今度はパワーボム!玄海を叩きつけ、そのまま上に覆いかぶさり3カウントを奪取。24分37秒、王者が初防衛に成功。

「位置取りに救われた。あのラストライドが中央でもらっていたら返せたかどうか・・・まあ、ツイてた」(北条)

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筆者より、どうにか連載1,500回まで来ました。ズタズタの状態は変わらないのですが、気力の続く限り頑張っていきますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

2013年5月13日 (月)

第1,499回 69年目9月時点のプログラムから

69年目9月
恒例のプログラムから。

静かなる狙撃者 ハルカ

本名:大月遥、2052年11月23日、神奈川県大和市出身。SPZ60期として採用され2068年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 中森あずみ戦でデビュー。上背を生かした打撃技はただただ脅威。ジャンピングハイキックは「アルティマシュート」と呼ばれ、猛威を振るう。そしてついにSPZ世界王者に輝き、第63回SPZクライマックスでも優勝し、団体トップにのし上がる。2075年、宇都宮での試合後に脳血管疾患で倒れ、長期入院中。一日も早い回復が待たれる。得意技はアルティマシュート、ニーアタック。
入場テーマ曲:Rumbling Hearts(栗林みな実)

疾風星 フォルトゥナ紫月

本名:伊吹香月、2053年12月27日、富山県八尾市出身。柔道の経験があり、SPZにスカウトされる。2069年6月15日、周南体育館での対 セイウン草薙戦でデビュー。通好みのねちっこいファイトスタイルで固定ファンも多い。力も意外とあり、コブラツイストでセイウン草薙からギブアップを奪ってSPZ王者になった一戦はファンの語り草になっている。ベテランの域に入ってもなお、カガミとタッグ王者に輝くなど技術は健在。得意技はデスクロノグラフ、ムーンサルトプレス。
入場テーマ曲:キャプチュード

SPZ新時代のエース ペガサス藤原

本名:藤原寿子。2055年2月23日、栃木県宇都宮市出身。中学時代からスポーツ万能で、SPZスカウトの目に留まりSPZ62期として2070年5月4日、カイメッセ山梨大会での対 村上千秋戦でデビュー。得意のジャーマンで頭角を現し、SPZ世界王者にも輝く。得意技はジャーマンスープレックスホールド。
入場テーマ曲:勇者の挑戦(ドラゴンクエスト)

期待の新星 アプリコットつばさ

本名:非公開。2056年2月28日、愛媛県松山市出身。スポーツ経験を買われてスカウトされ、SPZ63期として2071年5月20日、松山市武道館大会での対 ペガサス藤原戦でデビュー。体格やパワーに難があるものの身のこなしが軽く、前半戦を沸かせる。得意技はシューティングスタープレス。
入場テーマ曲:ディヴェルティメントK137 第2楽章(W.A.Mozart)

不屈の闘志 フェアリー三井寺

本名:石山法子、2055年10月3日、滋賀県大津市出身。SPZの新人テストに合格し、SPZ63期として2071年5月15日、岡山武闘館大会での対 真鍋つかさ戦でデビュー。練習には熱心に取り組み、パワーをつけさらなる飛躍をうかがう。得意技はSTF。
入場テーマ曲:TOY BOY(シニータ)

みなぎるパワー 北条咲

本名・同じ。2057年3月7日、富山県射水市出身。学生時代は弓道に打ち込むが、SPZのスカウトの目に留まり、SPZ64期として2072年4月16日、京都府立体育館大会での対 フェアリー三井寺戦でデビュー。持ち前の馬力でデビュー3連勝という団体初の離れ業をやってのける。鍛え上げた体から繰り出すラリアット、パワーボムなどの大技は破壊力抜群で、順当にトップグループに入りSPZ世界王者に輝く。得意技はラリアット、パワーボム。
入場テーマ曲:チゴイネルワイゼン(サラサーテ)

一撃必殺 神田幸子

本名・同じ。2056年12月7日、茨城県ひたちなか市出身。SPZの新人テストに合格し、2072年4月22日、どさんこドーム大会での、対フェアリー三井寺戦でデビュー。デビュー戦を勝利で飾る。練習熱心な性格で暇さえあればサンドバッグを叩いて打撃の強化に励んでいる。守勢に回った時の対応が今後の課題。得意技はステップキック。
入場テーマ曲:メイキング・ラヴ(イングヴェイ・マルムスティーン)

インドの魔豹 カガミ・アスカ

本名・加賀美明日香。2058年1月15日、長崎県諫早市出身。柔道の経験を買われ、SPZにスカウトされ、2073年4月17日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 神田幸子戦でデビュー。抜群のルックスとスタイルで会場人気を集めたが、突如2075年にインドにレスリング修行に出る。約1年の修行でインド式レスリングを伝承体得し、カガミ・アスカとして再デビュー。独特の入り方の関節技で上位戦線をかきまわし、SPZ世界王者に輝く。得意技はアキレスけん固め。
入場テーマ曲:HALLUCINO(KOTOKO)

玄界灘の鷹 玄海恵理

本名:古賀恵理、2058年9月13日、福岡県北九州市出身。170cmの大柄な体格を見込まれ、SPZにスカウトされる。2074年4月16日、京都府立体育館大会での対 神田幸子戦でデビュー。鍛え上げた大柄な体に秘められた馬力はなかなかのものがあり、順当に出世街道を駆け上がり、SPZ世界王者に輝く。得意技はラストライド。
入場テーマ曲:いざゆけ若鷹軍団

山奥のくの一 NOTORI

本名:非公開、生年月日、非公開。山梨県早川町出身。奈良田忍者養成所で忍者としての基礎を叩き込まれ、対人格闘能力向上のためSPZに武者修行に預けられる。SPZ66期として2074年8月2日、釧路厚生年金アリーナ大会での対ジョーカーウーマン戦でデビュー。忍者の経験を生かした素早い戦闘で、上をうかがう。得意技はフェイスクラッシャー。

SPZの闘う3代目 小川あかり

本名:西明里。2059年11月28日、東京都渋谷区出身。母親は元SPZ王者のフローラ小川、祖母はSPZ1期生の小川ひかるというプロレス家系に生まれ、SPZの新人テストに合格し、SPZ67期として2075年4月21日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 相羽和希戦でデビュー。プロレス一家の血筋で将来を嘱望されたが、守勢に回った時のもろさに難があり、会社としても扱いに困っているという噂が。得意技はSTF。

イナズマガール 小早川志保

本名:同じ。2061年1月16日、福島県白河市出身。運動神経の良さを見込まれ、SPZ68期として2076年5月12日、カイメッセ絵山梨大会での対 相羽和希戦でデビュー。すばしっこい動きで対戦相手をかく乱するファイトで前座戦線を盛り上げる。得意技はミサイルキック。

リングのひまわり 野村あおば

本名:同じ。本名:2062年2月29日、愛媛県新居浜市出身。学生時代は器械体操と陸上で体を鍛え、SPZ69期として2077年5月8日、新潟市体育館大会での対 エナ・リチャーズ戦でデビュー。パワーに難はあるものの抜群の運動神経を生かしてリング上を飛び回る。得意技はエルボー、ミサイルキック。

入場テーマ曲:恋はピンポン(リチャード・クレイダーマン)

瀬戸内の弾丸少女 大竹玲子

本名:同じ。2062年9月12日、広島県東広島市出身。幼少のころから空手を習得し、SPZ69期として2077年6月11日、山口周南大会での対 小早川志保戦でデビュー。ルックスもよくキックの科学的測定では団体でもトップクラスの数値をたたき出すので未来のエース候補として嘱望されている。得意技はニーアタック。

入場テーマ曲:協奏曲集「調和の幻想」第11番(RV356)第3楽章(A・ヴィヴァルディ)

レフェリー セブン山本

本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。最近は社歴も長くなったので、SPZ営業統括部長に就任し、外人選手のマネージャーを買って出てマイクを握ることも多い。趣味は英会話教室通い。

チーフレフェリー ガイア尾白川

本名・尾白川舞 2047年2月16日、福島県須賀川市出身、SPZの入門テストに合格し、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 ミントス・フジニャーノ戦でデビュー。2069年7月、現役引退しレフェリーに転向。現役時代の身のこなしを生かしたレフェリングで人気を博し、タイトル戦を裁くチーフレフェリーとなる。

レフェリー 村上千秋

本名・同じ 2046年12月5日、鳥取県米子市出身。米子市レスリングスクールからの推薦でSPZ入り、SPZ54期として2062年5月6日、カイメッセ山梨大会での対 杉浦美月戦でデビュー。2070年、現役引退しレフェリーに転身。若手選手を叱りつけながらのレフェリングで前座戦線を沸かせる。

レフェリー チェリー・クリム

本名・非公開。2053年、イギリス・ロンドン出身(自称)。EWAマット2071年、レスラーとしてデビューするもまったく芽が出ず、EWAフロントから半ば見放される形で日本に留学に出される。その3か月後、SPZ道場でのスパーリング中にコーナーポストから足を滑らせ落下し、右ひざ骨折の大けがを負う。使えないので本国送還も検討されたが、EWAとの関係を考慮し、レフェリーとしての雇用が決まる。現在は第1試合で頼りにならないレフェリングで笑いを取る。

リングアナウンサー 奥森豊
2020年6月11日、東京都瑞穂町出身、2043年入社、学生時代はコーラス同好会に在籍していた経験を買われ、新卒で巡業部に配属され、後半戦のアナウンスを担当。趣味は旅行。

リングアナウンサー 鈴木たくろう

2034年6月30日、神奈川県横須賀市出身。2057年入社。グッズ販売やリングアナ、雑用まで何でもこなすSPZ期待の中堅社員。趣味はDTM。

リングドクター ハルシオン六条

本名・六条美也。2047年4月21日、北海道せたな町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務する傍ら、SPZのリングドクターに就任し、首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2013年5月12日 (日)

第1,498回 勝ちどきあげろ!

第7戦は仙台アリーナ大会。

P藤原(6点、ブレーンバスターからの片エビ固め 18.45)神田(5点)

このカードは順当にペガサス藤原が神田を仕留めた。フィニッシュはこのシリーズ多用しているブレーンバスターだった。ともかくこれで6点目。

「3位争いですか・・・・ハァ。」(P藤原)

玄海(12点、キャプチュード 7.12)NOTORI(5点)

一方的に攻めた玄海がキャプチュードで難なく6勝目を挙げた。NOTORI,ここまで5点は善戦といってよいが、負けた試合の内容がかなり悪い・・・

カガミ(7点、変形アキレス腱固め 19.50)F紫月(3点)

技巧派同士の試合はお互い相手のムーブを警戒して単調な攻防が目立つ試合となりたちどころに15分経過したが、このあたりでスクランブルをかけたカガミ、執拗な逆片エビ固めで動きを止めての足殺しでフォルトゥナ紫月からギブアップを奪った。これで3位争いでは半歩リード。

北条(12点、パワーボムからのエビ固め 9.19)小川(0点)

「用心に越したことはない」
あいての寝技を警戒してロープ際でファイトし、組みついての力押しで優位に立つ北条、最後はパワーボムで小川を始末した。
小川あかり、初めてのシングルメインは苦かった・・・

これで北条と玄海の両者が6連戦で横スペへ。勝ったほうがSPZクライマックス優勝である。

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そして最終戦横スペ大会。公式戦最後の4試合。

神田(7点、裏拳からの片エビ固め 28.40)F紫月(3点)

過酷なリーグ戦のラストということで両者疲弊していたが、勝利への執念は神田が勝り、最後は裏拳をさく裂。一度は返したF紫月だったが立て続けに2発目をもらってはF紫月、マットに沈むしかなかった。
「・・・・・っ」
団体最古参のF紫月、リーグ戦は3点という惨憺たる結果に終わった。

P藤原(8点、ブレーンバスターからの片エビ固め 11.55)小川(0点)

リングサイドでフローラ小川が見守る中のファイトとなった小川あかりだが、やはり10分経つと息切れしてしまった。そこへレッグドロップ、DDTの波状攻撃を食らってしまう。頭を抱えるフローラ小川。最後はブレンバスターで敗北した小川あかり、黒星7つを並べて初めてのリーグ戦を終えた。

カガミ(9点、変形アキレス腱固め 13.28)NOTORI(5点)

勝てば単独3位のカガミだが、NOTORIの変幻自在のスピードに苦戦。それでも相手のスタミナ切れを待って関節地獄発動、最後は伝家の宝刀サウンドクリエーター足殺しでギブアップ勝ち。
「敵をタップさせた後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・スポーツドリンクはわたくしの口には合いません」

もらった3位の賞品「アクアライナー1ケース」をその場でばらしてセコンドの小早川に指示し、特別リングサイドの観客に1本ずつ配ったカガミさんであった。

玄海(14点、ラストライドからのエビ固め 13.59)北条(12点)

かくて千秋楽結びの一番、ごつごつした攻防が続く、前半は一進一退の展開だがシャイニング、バックドロップを決めた北条が優位、しかし玄海もノーザンライトで盛り返すと
「おらああああ」
右肺がここで唸りを上げた
北条懸命に返してサソリ固め反撃しかしロープに近い

「ウオオオオオー」
玄海ここで切り札投入、組み合って、上からグリップを取って高々と担ぎ上げた
「いくぞーーーーー」

バァンッ

ひときわ大きな音が響く

ラストライドがさく裂、

北条、懸命に足をばたつかせようとするが肩が上がらない。ガイア尾白川レフェリーがマットを3つ叩いた。
「ま、当然の結果だけどな、フフフッ」
玄海恵理SPZクライマックス初優勝、賞金200万円と副賞のブランド腕時計を手に入れてご満悦。
「自分にも甘い面があったな・・・」
敗れた北条は準優勝、横浜中華街のお食事券5万円分が贈られた。

2013年5月11日 (土)

第1,497回 ビッグブーツ3連発

69年目8月 SPZクライマックス

第4戦は九州ドーム大会。
神田(4点、DDTからの片エビ固め 14.43)小川(0点)

「あんなのに負けるはずがないだろう」
神田が落ち着いて打撃を交えつつ堅実のファイトを見せ、最後はDDTで派手に頭を叩きつけてフォール勝ちをスコア。
小川あかり、やはり・・・というべきか、のっけから3連敗。

F紫月(1点、時間切れ引き分け)NOTORI(3点)

寝技中心に試合を支配していたのはF紫月。しかしNOTORIも要所要所で反撃したので盛り上がった。ただ時間だけが過ぎてゆく展開。フォルトゥナ紫月、パイルドライバーを決めるも、NOTORI懸命に返す。フォルトゥナ、息を吐いて次の技を狙おうとしたところで時間切れのゴングが。

玄海(6点、キャプチュード 13.13)カガミ(2点)

やはり玄海の言うとおり熾烈なシングルマッチの連戦はパワーのある選手が有利なのか。玄海がノーザンを乱発しカガミを追い込み、最後はキャプチュードで3カウント。
「行けるぞいけるぞー」(玄海)
2敗目を喫したカガミ、優勝の望みがほぼ、消えた・・・

北条(6点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 14.10)P藤原(2点)

北条咲も落ち着いて3連勝、前回優勝者のP藤原をラリアット、バックドロップ、シャイニングウィザード2連発の大技攻勢でP藤原を仕留めた。
「ううう・・・」(ペガサス藤原)
2敗目を喫してしまったP藤原、優勝争いから脱落・・・

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第5戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

F紫月(3点、ニーアタックからの片エビ固め 14.53)小川(0点)

この選手から勝ち点を得ないとのこる対戦相手から言って0点終了は確実な小川あかり、しかしフォルトゥナ紫月もリーグ戦ということできっちり勝ち点2を取りに来るファイト。力のこもったパイルドライバー、そしてコブラツイスト。
「ああああっ・・・・」
これで非力となった小川へニーアタックを決めたF紫月が初白星ゲット。

NOTORI(5点、裏拳からの片エビ固め 23.26)P藤原(2点)

優勝の望みが消えてもペガサス藤原はつらつファイト。しかし農鳥をもらってしまってから動きが止まり、ネックブリーカー、裏拳の波状攻撃を食らう。ざわつきだす場内
「消えろ」
2発目の裏拳でペガサス藤原が格下相手にまさかの3カウントを奪われた。場内ええええええの声。前年覇者が3敗目・・・・

玄海(8点、ドロップキックからの片エビ固め 10.22)神田(4点)

キャプチュード2連発は懸命に返した神田だったがもうこれで足腰が立たなくなってしまう。
「ラストライドで決めてやる」
しかし回転エビ固めで切り返した神田。
「じゃあ、これでっ!」
玄海重爆ドロップキック。神田、圧倒的肉体の前に屈した・・・

北条(8点、ビッグブーツからの片エビ固め 11.30)カガミ(4点)

優勝争いは北条と玄海のマッチレースと化した。ここは取りこぼせない北条、ビッグブーツ3連発という荒々しい攻めでカガミを下した。
「きょうは落とせない試合。組み合って仕掛けると万一のことがあるから打撃で決めた」(北条)

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第6戦は札幌どさんこドーム大会。

P藤原(4点、ブレーンバスターからの片エビ固め 23.20)F紫月(3点)

ベテラン同士の対決はP藤原が制した。サソリ固めで弱らせてのブレーンバスター2連発で粘るフォルトゥナを振り切った。

神田(5点、時間切れ引き分け)カガミ(5点)

カガミは神田幸子をどうも苦手にしているようで、なかなか得意の寝技に引きずり込めない。組み合う前に打撃が襲い掛かってくるからやりづらいのだ。けっきょく両者決め手を欠き、時間切れ引き分けとなった。

玄海(10点、ラストライドからのエビ固め 10.06)小川(0点)

小川のグラウンドレスリングに少しだけ付き合った玄海、
「サービスタイム終了。じゃあそろそろ沈めてやる」
頭突き、ラリアット。スクラップバスター。もうこれは公開SMショーだ。
「おらああああ」
今シリーズ初めてラストライド炸裂。まともに食らった小川は3カウントを奪われた後も起き上がれず、担架で運ばれた・・・・
「ま、きょうは安パイ」(玄海)

北条(10点、コブラツイスト 8.36)NOTORI(5点)

「NOTORIも藤原さんに勝ってるからね。油断はできない」
そう考えて力押しで攻めた北条、つなぎのつもりで仕掛けたコブラツイストにNOTORIたまらずギブアップ。札幌のメインは8分で終わってしまった。

2013年5月10日 (金)

第1,496回 フローラ小川の口利き?

69年目8月
恒例のSPZクライマックス。出場メンバーは以下の8人、久々の所属選手のみでのリーグ戦開催。

◆フォルトゥナ紫月(24)

6年連続6度目の出場
「すでに全てのカードは私の手中にあります」

◆ペガサス藤原(22)

4年連続4回目の出場
第68回大会優勝
「優勝狙っていきます!」

◆北条咲(20)

2年連続2度家の出場
「SPZ王者として、全部勝つ。」

◆玄海恵理(18)

3年連続3度目の出場
「こういう過酷日程じゃあ馬力のあるやつが有利!賞金はもらうぜ」

◆神田幸子(20)

2年連続2度目の出場「一人でも多く大物食いをする」

◆カガミ・アスカ(19)

2年連続2度目の出場
「記者会見で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」

◆NOTORI(18)

初出場
「奈良田の里のため・・・・賞金を頂く」

◆小川あかり(17)

初出場
「えっ、えーと、その・・・・頑張ります」
なぜ小川あかりがエントリーできたのか。一説によるとフローラ小川の口利きがあったかららしいが・・・

2戦目の大阪から地獄のリーグ戦がスタート。

NOTORI(2点、パイルドライバーからの片エビ固め15.15)小川
農鳥で小川に決定的ダメージを与えたNOTORI、すかさずパイルドライバーを決めて小川をマットに沈めた。

P藤原(2点、サソリ固め 19.11)カガミ

例によってカガミのインド式レスリングに手を焼いたP藤原だが、
「うーりゃー!!」
得意のぶっこぬきジャーマンでカガミの意識を飛ばし、相手が非力となったところをサソリ固め。危険と判断した山本レフェリーが試合を止めた。

「まずは第一関門突破」
ペガサス藤原がV2へ向けて難敵を下した。

玄海(2点 キャプチュード 14.04)F紫月

フォルトゥナ紫月のデスクロノグラフを力ずくで振りほどいた玄海、スクラップバスターで叩きつけて最後は派手にキャプチュードでフォルトゥナを退けた
「よっし!練習通り!」
なんでもドラゴンスリーパーの振りほどき練習を積み重ねて対策を立てていたらしい。

北条(2点、バックドロップからの片エビ固め 15.16)神田

大阪大会メインはタッグパートナー同士の対決となったが、落ち着いてファイトした北条咲、バックドロップ2連発で白星発進。
「打撃には気を付けた。まあ、向こうの技は全部知ってますから。まあ、1試合1試合を大切に、ね」(北条)

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第3戦は広島若鯉球場大会。
神田(2点、裏拳からの体固め 14.07)NOTORI(2点)

神田の打撃がなかなか当たらない展開。それでも動きが落ちてきたころあいで捕まえ、ヘッドショットキックを叩き込む
「ギギギ」
NOTORI苦しそう。これで動きの鈍ったNOTORIへ派手に裏拳を叩き込み殴り倒す。これで3カウントが入り、神田が初日を出した。

カガミ(2点、DDTからの片エビ固め 14.26)小川(0点)

「インド式レスリングの恐ろしさを見せてあげますわ」
グラウンドで攻めつつ、小川の息切れを待って掌底で殴りつけ鼻から流血させるえげつないファイトを見せたカガミ。あとはもう小川得意のズルズルグダグダパターン。足殺しを懸命に耐えて粘った小川だが、
「しつこいと嫌われますわよ」
フォール勝ち狙いに切り替えたカガミ、DDTを決めてカウント3奪取。

「敵を始末した後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」(カガミ)

玄海(4点、ハイキックからの片エビ固め 12.49)P藤原(2点)

玄海のガタイをジャーマンで投げ切ったP藤原に場内どよめき。しかし玄海もラリアット、スクラップバスターで反撃。そしてノーザン。圧倒的肉体がP藤原を襲う。
「オラオラオラー」
さいごはリーグ専用の秘密兵器なのか、あまり見せない右ハイキック。圧倒的一撃をもらってP藤原、敗北・・・・
「おおっしゃあー、調子上がってきてるぜ」(玄海)

北条(4点、ラリアットからの片エビ固め 20.18)F紫月(0点)

元SPZ王者のF紫月、もうシングルマッチでは劣勢を打開できないのか北条の力押しにズルズル後退してしまう。
「行くぞっ」
ラリアット、1度は2で返したフォルトゥナだったが2度目を食らってはいかんともしがたく・・・

第69回SPZクライマックス、北条咲、玄海恵理が2連勝スタート、

2013年5月 9日 (木)

第1,495回 69年目7月 サマースターナイツシリーズ

69年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。

第6戦宇都宮大会、セミ前で注目のカード、小川あかり対SPZ王者カガミ・アスカ。小川あかりもSTFであわやという場面を作ったのだが、耐えきったカガミがスクラップバスター2連発で小川を片付けた。勝負タイム11分26秒。

セミはフォルトゥナ紫月VSペガサス藤原。この両者のシングル対決も久しぶり。やはり最後はフォルトゥナがスタミナ切れを起こしてしまい、19分28秒、ブレーンバスターで終了。

そして、その翌日の幕張大会でSPZタッグ戦。2か月連続ドローに終わったカードの再戦。

カガミアスカ、フォルトゥナ紫月VSペガサス藤原、小川あかり。

一進一退の攻防が続いたが、40分過ぎにP藤原がつかまってしまう。まずフォルトゥナのデスクロノグラフが決まる。これは小川がカットしたが、ペガサス藤原はこれでぐったりとしてしまい、そこへカガミが満を持してストレッチプラム。小川は場外へ突き落された。これではP藤原、ギブアップするしかなかった。王者チーム4度目の防衛に成功。

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は野村あおばVS大竹玲子。勝ったほうがプロ初勝利の一戦。エルボーの打ち合いを制したのは野村つばさ。大竹をなぎ倒して7分0秒、プロ初勝利を挙げた。

第2試合はNOTORI対ウトン・ヴェゲアラカ。相手のパワーに押されたNOTORIだが、農鳥で活路を開くと、パイルドライバー2連発でウトンを仕留めた。勝負タイム15分45秒。

外人同士のタッグ戦を挟んで休憩明けの試合はアイドルタッグ、フェアリー三井寺、アプリコットつばさVSペガサス藤原、小早川志保。

キーパーソンとなったのは小早川志保。アイドルタッグの攻めを受けきって藤原につなぐのか、それともその前に沈んでしまうのか。小早川が懸命のファイトを見せ、三井寺のDDTを返してソバットを叩き込む、しかしSTFでぐったりしたところを合体パイルでトドメを刺され小早川が沈んでしまった。それでも23分55秒の熱戦を展開したのだから大したもの。

セミ前は恒例の小川あかりVSフォルトゥナ紫月。前月同様小川母が参戦し、アメリカ軍の横流し品と称する粒子ビーム砲を発射しようとしたが反動が強すぎたのかフォルトゥナどころかドームの天井へ発射してしまい場内爆笑。

「今度は当てる、エネルギー充填時間は2秒なの」

2発目を起動しようとした小川母だが、生命の危機を感じ取ったのかフォルトゥナ紫月がペットボトルの水を粒子ビーム砲本体にぶちまけた。シュウウウと音を立てて粒子ビーム砲は起動停止。そのすきにタックルで場外転落させた。あとはいつも通りの通常の試合が。

これはもう語るまでもなく小川あかりがぐだぐだとやられる展開。さして見せ場もなく25分49秒、デスクロノグラフでギブアップを奪ったフォルトゥナが勝利。

セミは玄海恵理VS神田幸子。ひさびさにビッグマッチでセミ起用された神田が入れ込んでい打撃をガンガン繰り出すも玄海の岩のような肉体の前には通じず、玄海のパワースラムで派手に叩きつけられて怯んだところを掌底を食らって11分23秒終了。

そして新日本ドーム大会メイン。王者カガミ・アスカに対するは北条咲。

パワーで上をゆく北条が力強い攻めを見せるが、カガミも要所要所で腕関節を取って反撃、いつカガミが得意の足殺しを仕掛けるかが注目されたが、その前に仕掛けた北条がタイガードライバー、、バックドロップの猛攻、これで頭を打ってしまったのか、カガミがふらついてしまい、そこへ強烈なシャイニングウィザードをもらってしまい、18分28秒、さしていいところなくカガミ敗北。北条咲が第201代王者に返り咲いた。

2013年5月 8日 (水)

全日本はどうなってしまうのか20130508

皆さんこんばんわ。初夏へと移ろいゆくこの頃いかがお過ごしでしょうか

■チャンピオンカーニバルは秋山が制す

諏訪間は準決勝にものこれず。真田とKAIが準決勝進出って。これで6月の両国で諏訪間VS秋山。バーニング全ベルト独占か。出戻りなのに・・・・

■全日本プロレス内部でガタガタ

馬場さんが天国で泣いておるぞ。スポンサーの白石オーナーはガチンコとかセメントとか言い出したあげく、撤退を考えている様子。武藤社長復帰。しかし不入りが続く全日、スポンサーがつかないともうやってられないのも事実だろう・・・

■野球

中村紀日米通算2000安打(5/1)

名球会入り達成。しかし本人は「メジャーでの5本はなかったことにしたい」という意向なのであくまでNPB2000安打を区切りにしたい模様。2年前はバッティングセンターで練習していたのに、あきらめないことの大切さを思い知らされました。

中村紀NPB通算2000本安打達成(5/5)

古巣の中日3連戦でヒット5本打って達成。最後の一本は中田から打った追加点の2点タイムリーツーベース。あの国民栄誉賞授賞式とかぶりスポーツ紙の一面は取れないと思うが、国内5球団を渡り歩いて作った記録。

■マラソン

川内優輝、2日連続ハーフマラソン参戦

5/4春日部、5/5札幌豊平川とハーフマラソン2連戦。いい練習になったとのこと。このまま世界陸上までの間レースに出まくって調整を続けるらしい。次回出走は5/12の仙台ハーフマラソン。

今週はこんなところ。

2013年5月 7日 (火)

第1,494回 69年目6月 バトルアトランティス

69年目6月
「バトルアトランティス」開幕。

初戦の山口大会で大竹玲子のデビュー戦、1期先輩の小早川志保に物怖じせずドロップキックを叩き込み、エルボーも何発か入れたが、息が上がったところをソバットで蹴られ、最後はアームホイップで投げられて3カウント。勝負タイム8分16秒。

「なかなか負けん気が強そうですね、育てればそこそこのところまで行くんじゃあないでしょうか」
杉浦社長がぼそりと。

山口大会メインは玄海恵理、NOTORIとカガミアスカ、フェアリー三井寺組が対決。玄海がものすごいブルファイトでカガミを追い込む、

「どしたおらあ、その程度か!」

「…しつこいと嫌われますわよ」

カガミの足殺し炸裂。これはなんとかロープに逃れた玄海だったが
「チャンス到来ですね」

伏兵、フェアリー三井寺がここでSTFに捕らえた。NOTORIがカットに入ろうとするがカガミがスッと入り絡み付いて阻止。

「がががが・・・くそ・・・」
玄海まさかのアイドルレスラー相手にギブアップ。場内どよめき。

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シリーズ第4戦神戸大会でSPZタッグ戦、先月ドローに終わったカードの再戦である。カガミアスカ、フォルトゥナ紫月に対するはペガサス藤原、小川あかり。

「先月の恥をそそぐ」(P藤原)

先月のSPZタイトル戦でギブアップした屈辱をぶつけるかのように攻め込んでゆく。カガミ相手に目の色を変えて攻め込んでゆくが逆にストレッチプラムに切り返される。んでもって最後は小川あかりがつかまってしまい万事休すかと思われたが、手を伸ばして懸命に藤原にスイッチ。時間切れ間際にP藤原がフォルトゥナにジャーマンを仕掛けたが、フォルトゥナ紫月返した。ドドドドドッド

両者ダウンしたまま時間切れのゴングが鳴った。王者チームが3度目の防衛に成功。

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最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は小早川志保VS大竹玲子。新人の大竹の東都デビュー戦だが、ここは先輩の小早川が貫録を見せてソバットで3カウント。

続く第2試合は新人の野村つばさが登場、初来日外国人のAJフラップスと対戦。野村つばさ何もできず、スクラップバスターに敗北。勝負タイム6分20秒。

外人同士のタッグマッチの後休憩。
休憩後にアイドルタッグのアプリコットつばさ、フェアリー三井寺が登場。神田幸子、NOTORI組みと対戦。
シリーズ初戦で玄海からギブアップを奪うなど調子のいいフェアリー三井寺だが、この日は実力者の神田の打撃をもらってしまって苦戦。最後は神田が裏拳でアプリコットつばさを沈めた。

セミ前は恒例の抗争カード、フォルトゥナ紫月VS小川あかり、例によって小川母が助っ人参戦し、火炎放射器を発射したがスッとかわしたフォルトゥナ紫月、小川母に蹴りを入れて場外転落させた。場内笑い。

んで、試合本番が始まるといつも通り小川がやられ続ける展開。小川、STFで逆転を狙ったがフォルトゥナもよじって振りほどく。最後はフォルトゥナ紫月がデスクロノグラフで小川からギブアップを奪った。勝負タイム25分37秒。

セミファイナルは100万円争奪マッチ。北条咲VSペガサス藤原。SPZ次期挑戦権のことを考えるとお互い負けられない試合。しかしこの試合は剛腕ラリアットを決めた北条が16分14秒、フォール勝ち。

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そしてメインイベント、SPZタイトル戦、王者カガミ・アスカに対するは玄海恵理。

「何がインド式レスリングだ、ぶっ潰してやるけん」

いきなりパワフルな猛攻を仕掛けた玄海。しかし落ち着いて猛攻をさばいたカガミ、頃合いを見計らって足殺し、変形のアキレス腱固めに捕らえた。

「ぐわあああああ・・・・っ」

「どう、痛い?痛い?ウフフフ・・・・もっと叫ぶ声を聞かせて・・・・」

痛みに耐えきれず玄海ギブアップ。勝負タイム10分45秒、タイトル戦にしては短い試合だったが、観衆はカガミの技術に大声援。

「ふっ、力押しで勝てるほどプロレスは甘くないですわ。ベルトを守った後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」
69年目7月

2013年5月 6日 (月)

第1,493回 200代目のチャンピオン

69年目5月シリーズ

最終戦、横浜スペシャルホール大会。

セミファイナルは100万円争奪マッチ。玄海恵理VS北条咲。

2月の同種の試合で借金100万を背負っている玄海が猛然と攻めるが、北条もラリアットで反撃、実力派同士の攻防だが、先に仕掛けたのは玄海。

「これが受けられるか?」

ラストライド炸裂。北条、フォールを返せず無念の3カウントを聞いた・・・・

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メインはSPZ戦、先月の再戦で王者ペガサス藤原に挑むのはカガミ・アスカ。カガミがグラウンドと打撃で攻めればP藤原は目にもとまらぬ速さでフロントスープレックス。一進一退の攻防が繰り返されたが、先に仕掛けたP藤原がジャーマン!

ワン、トゥ・・・ドドドドド

返したカガミ、えっという表情の藤原。ここでカガミが仕掛けた。スッとタックルで倒し手足を取って変形のアキレス腱固め!

「ひぎゃああーーーー」

「ふふふふf、フフフフフッ、もっといい音を聞かせて・・・・」

右足を襲う激しい痛み。これ以上我慢したら壊れてしまうと直感的に感じたペガサス藤原、レフェリーのガイア尾白川の手を叩いてギブアップの意思表示。勝負タイム29分30秒。

カガミ・アスカ、とうとうSPZベルト奪取!パートナーのフォルトゥナ紫月が上がって祝福、そしてベルトが腰に巻かれる。

「ベルトを取った後に飲む紅茶もまた格別・・・・」

SPZはじまってから、200代目のチャンピオンだった。

2013年5月 5日 (日)

第1,492回 取説ちゃんと読んだのに

79年目5月

新人テストで大竹玲子を獲得。ルックスがよく、空手の経験があるので実戦向きだと判断された。

初戦新潟大会第1試合で野村あおばのデビュー戦。相手はエナ・リチャーズ。TWWA系の中堅外人。やはりまだまだ勝負にならず攻め込まれっぱなしのあおば、最後はスタミナが尽きたところをスリーパーで絞められて敗北。勝負タイム7分1秒。

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初戦新潟大会、メインで組まれたのはSPZタッグ戦、王者カガミアスカ、フォルトゥナ紫月組に対するはペガサス藤原、小川あかり組。

「ベルトなどどうでもよいこと。私はいい音を作りたいだけ」(カガミ)

「・・・・・・・」

挑戦者チームは小川あかりがつかまる展開。カガミのインド式レスリングの前に防戦一方。それでもなんとか攻勢をこらえてペガサス藤原につなぐが。ペガサス藤原もカガミの関節地獄に苦しむ。

―紫月さんを狙うしかない・・・・

しかしフォルトゥナ紫月も懸命のファイトを見せ、けっきょく試合は60分フルタイムドローとなった。王者チームが2度目の防衛に成功。

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シリーズ最終戦は本拠地に戻って横スペ大会。

第1試合、「恋はピンポン」がかかり、新人の野村あおばが東都デビュー戦。小早川志保と対戦したが、地力の差は歴然で、ソバットをもらって敗退。勝負タイム7分36秒。

外人同士のシングルを挟んで、第3試合は神田幸子、NOTORIが登場、ブラッディ・ユゲス、ボクオーンマスクと対戦。この試合は熱戦の末、神田が裏拳でユゲスを退けた。勝負タイム15分21秒、その試合が終わると休憩。

後半第4試合にアイドルタッグが登場、フェアリー三井寺&アプリコットつばさ。対戦相手はブラディキラー1号&2号。これもいい試合となり、15分9秒、フェアリー三井寺がSTFで1号を仕留めた。

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そしてセミ前、恒例の小川あかりVSフォルトゥナ紫月。

「我が娘に何としても勝利を・・・・」

またも小川母が親バカ助っ人参戦し、陽電子砲でフォルトゥナ紫月の殺害を図ったが、発射に手間取ってしまう、

「おかしいわね。取説ちゃんと読んだのに・・・こうでしょ、こう、・・・」

バシュウッ!

陽電子砲の光線を場外へ飛びのいてかわしたフォルトゥナ紫月、
「も、もう一発」

しかしエネルギー充填までしばらくかかるようで、その間に間合いを詰められてしまい、フォルトゥナ紫月のタックルを食らって起き上がれなくなった。いったい何しに来たんだこのおばさんわ・・・・という空気の中始まった試合本番、

小川あかりのぐだぐだっプリはいつも以上で、フォルトゥナの重さのこもった攻めに防戦一方。STF、逆片エビ固めで勝負をかけた小川だが、受けきったフォルトゥナ紫月がフランケンシュタイナーで小川を仕留めた。勝負タイム27分23秒、小川あかり、いい試合はするのだが・・・・

小川母ことフローラ小川(元SPZ世界王者)観客の冷笑の中、担架で運ばれて退場した・・・・・

(続きます)

2013年5月 4日 (土)

第1,491回小川あかり、小川母 VS フォルトゥナ紫月

そして、試合、フォルトゥナ紫月、小川あかりの順に入場し、そのあと、23年ぶりに「ディヴェルティメントK138」がかかる。思いもよらぬサプライズの登場に場内どよめき大爆発。
黒いジャンプスーツを着込み、背中には「母」とプリントされている。そして何やら武器のようなものを持って入場。

「赤コーナー、神奈川県出身、小川―、母―。」
かくてSPZ史上初のハンディキャップマッチに。呆然とする観客と小川あかり。

「もう現役離れてだいぶ経ってますから、抜本的な手段で瞬殺します」

小川母は手に持っていた武器のようなもののビニルカバーを外すと、

ロケットランチャーを構えた。

「えっ」
場内固まる。

「ネット通販で買いました。アメリカ軍の放出品で意外と安かったの」

ドカーン。

フォルトゥナ紫月、こんなのを食らったら死んでしまうのでとっさにマットに伏せた。ロケット弾は青コーナーに当たり、リング上は大爆発音と煙が。

「けほけほ。あー、はずしちゃいましたか―、仕方ありません。ンじゃあ、引退後に修得したCQCで・・・」

「はっ」

この隙を見逃さずフォルトゥナ紫月が小川母へスピアータックル。
「ひぎぃっ」
これで腰を打ってしまった小川母、

「こ、腰が・・・・」

悶絶。リング下で倒れこんでしまった。

あとは小川あかりVSフォルトゥナ紫月の普通のシングルマッチが展開されたが、内容は推して知るべし。小川あかりの攻めを澄ました顔で受けきったフォルトゥナ紫月。相手が攻め疲れてきたところへ、力のこもったブレーンバスターで反撃。小川がふらふらになったところへ、
「えいっ」

エルボー一撃。小川あかりはこれで沈んでしまった。それでも勝負タイム29分52秒のいい勝負が展開された。やはり母親がリング下で観ているということで小川も気合がいつも以上に入ったのだろうか。

マットに倒れ伏す小川あかりを一瞥してから小川母が場外で横たわったままマイクを取った。

「つ、次はこうはいきませんわ。大人をなめてはいけません。親バカですから・・・・陽電子砲でも手配します」

次回参戦あるんかい、けっきょく小川母は担架に乗せられて退場した。

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セミは北条咲が登場。前月ベルトどりに失敗したのでセミに回った。初来日の悪役外人レスラー、ブラッディ・ユゲスと対戦。相手のラフファイトをひとしきり受けた北条、頃合いを見計らってパワーボムでユゲスを退けた。

「今日はうまく試合を作れた。ベルトどり?会社が判断することだが、焦らず次のチャンスを待つ」

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そしてメインはSPZタイトル戦、王者ペガサス藤原、3度目の防衛戦の相手はカガミ・アスカ。前月のタッグ戦でP藤原から足殺しでギブアップを奪った実績が評価された。

「インド式レスリングの恐ろしさを見せてあげますわ」

「こういう選手権試合でものをいうのは技ではなく気迫と根性。」

カガミは独特のムーブでP藤原に向かっていったが、ペガサス藤原もチョップやエルボーで手数を返す。早い段階で大技を出すとどう返し技を食らうかわからないので彼女なりに考えた戦法。焦れたカガミがアキレス腱固めを仕掛けるもロープに近い。蹴り連打でペースをつかんだかに見えたP藤原だったが、ジャーマンを狙ったところで60分時間切れのゴングが鳴った。両者ダウン。王者が3度目の防衛に成功した。

2013年5月 3日 (金)

プロレス技シリーズ53 ラストライド

今回ご紹介するのは

「ラストライド」

直訳すると「最後の乗り物」

相手の腰に手を回してパワーボムの要領で相手を抱え上げて、そこから腰に回した手ををいったん離し、腰の両サイドに手を当てて(タイツをつかむ場合もある)相手の尻を自らの頭上まで高ーく抱え上げて、そこから勢いよくマットに叩きつける大技。

見た目も派手な技なので、大柄な選手がフィニッシュムーブとして使用されています。

この技の創始者はWWEで活躍されたジ・アンダーテイカー。全日外人のマイクバートンも一時期使っていました。日本人では諏訪魔がフィニッシュムーブとして使っています。大柄でパワーのある選手が使うとものすごい威力なのでしょう。筆者は一度諏訪魔選手のこの技を目前で観たことがありますが、(食らったのは大和ヒロシ)

バァンッ!!というキャンバスの受け身音がものすごい音だったことを今でも覚えています。

WASでは実装されていませんが、スプラッシュマウンテンの名前替えで玄海恵理選手に使わせています。

2013年5月 2日 (木)

7時間目の音符25話

マイナー系雑誌、まんがタイムきららフォワード(紀伊国屋では並んでいなくて隣のアニメイトで買うほかない)で連載されている

吹奏楽部イチャラブコメディ、

7時間目の音符。第25話。

単行本4巻で完結させるとなると、おそらく次の次で連載終了すると思われるので、今回はいわばセミ前。

高校3年の2月14日までストーリーは進行。

3組のカップルを描写していますが、今回は葉平くんの友達、三島吉成くん(高2)と、鶴ちゃんこと新入生坂本美鶴がくっつくお話。

部活で同じパートの優しい先輩ということで少しずつ吉成先輩を意識するようになった鶴ちゃん。バレンタインデーに手作りチョコを渡す。へタレの吉成くん「鶴ちゃんの気持ちはうれしいけどうまく立ち回る自信がない」などとのたまう。鶴ちゃん怒りながらの告白!

「以前失敗したからってなんですか そんなんでこの先どうするんですか!!」

で、鶴ちゃんは吉成先輩からネクタイ貰ってさっそく翌日から着用。あずみ先輩に「よくこんな恥ずかしいのずっとしていられますね」とこぼす。笑った。

でも女の子の方から告ってくるってのはぐっときます。

おそらく次回はセミファイナル。いよいよ禁断カップル、米子先生30歳ともうすぐ卒業の米くんの関係、その答えが出る。志摩先生がどう描くか楽しみです。

2013年5月 1日 (水)

GWなのに20130501

皆様こんばんわ。初夏の陽気が近づくこの頃いかがお過ごしでしょうか

今週のスポーツニュースのようなもの

■靖国問題再燃す

総理大臣が自重したのに副総理兼財務相が参拝したら中国韓国が怒る。先の大戦で心ならずも命を落とした数百万人へ不戦の誓いのために参拝しているのに、先方はそうは思わない。「A級戦犯が合祀されている靖国に参拝するのは右傾化だ、歴史を反省していない」と言われてしまう。ボタンの掛け違いもここまで来ると滑稽だ。ただ根っこはもうメンツの張り合いなんだろうな。どちらもこの問題で「負けブック」を飲みたくないという。

解決策は政府としてA級戦犯の合祀を認めないという声明を出すか(これは靖国サイドの判断で合祀されたというのもある)、ストロングマシーンの覆面をして参拝するのが良い。

■全日本プロレス

アジアタッグも鈴木青木に取られました。ジュニアは金丸がSUSHIの挑戦を退けました。これで4大タイトルのうち3つがバーニングに・・・・

チャンピオンカーニバル、この原稿を書いている時点では

■野球

・巨人ボウカー、小指骨折、長期離脱へ

 

寺内のスクイズ失敗で三塁ランナーのボウカーがあわてて三塁に戻ろうとしたところを、小指を痛めてしまう・・・・・2年目で開花した近年まれにみる努力型外人だっただけに残念です。早期復帰を期待します。

・広島前田智、尺骨骨折長期離脱へ

ヤクルトの新人投手にデドボールを食らって骨折。野村監督に「長い間お世話になりました」と(冗談だと思うが)引退を示唆とも取れる言葉を。年齢が年齢だけに治癒は遅くなりそうだが・・・代打の切り札を欠いた広島カープ・・・・

・巨人17-1DeNA(4/23)

「プロのレベルではないものを見せてしまった」(中畑監督)DeNAは無力な球団だ。金曜日の試合で3番梶谷って・・・・ブランコはともかくラミレスは劣化してるし、中村紀は年齢的にフル出場させられないし筒香やモーガンは2軍だし・・・・・投手陣はボロボロなのは変わらない。

■マラソン

川内優輝世界陸上出場決定

働きながらトップランナーの争いに割って入り2大会連続で世界陸上を決める。「まだスタートに立っただけ」本気で入賞を狙っているぞ。そのためにいろんな距離のレースに出まくる独自の調整法。いままでのセオリーを踏襲しない。練習漬けの実業団選手も発奮したのだろうか、2時間8分台の好記録がぽんぽん出るようになり、日本男子マラソン界に川内効果が出てきている。

今週はこんなところ。

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