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2013年6月23日 (日)

第1,524回 ハルカ引退試合(下)

70年目7月

ハルカ引退試合

北条咲、ペガサス藤原、ハルカ VS小川あかり、大竹玲子、野村あおば

SPZ60期、ハルカ、3年ぶりの復帰戦は引退試合となった。はっきりいって闘えるコンディションではないので、ハルカはコーナーに控えていたが、5分過ぎ、

P藤原、ハルカにタッチ!

どわああああああああああああ

ハルカ、3年ぶりのリングイン、

かつての付け人小川あかりと相対!!

ドワアアアアアああ

ハルカ、3年のブランクに記憶障害で受け身もろくにとれる状態ではない。彼女の全盛期を知るファンはハルカの激やせぶりに慄然とした。

こんなんで試合ができるのか。

小川あかりが踏みこんで組みつく。

「は・・・っ」

小川あかり、手加減してのボディスラム、ハルカ、ぎこちない受け身で痛がる。

ハールーカー!!ハールーカ!!

ものすごいハルカコール

かなりの時間をかけて起き上がったハルカ。小川あかり自らロープへ走って、そしてドロップキック!

もんどりうって倒れるハルカ。倒れ方もぎこちない。

「小川やめろおおおおおおおお」

「ひとでなっしいいいいい」

場内、超ハイテンションマックス!!!!

ハルカ、懸命に起き上がり、

「うわあああ」

にじり寄ってくる小川あかりを力まかせに突き飛ばし、

赤コーナー側に逃げる、北条がハルカの身体を叩いてリングイン。

ハルカは場外で倒れこんでしまった

ドワアアアア

「小川、ええかげんにせえよ!」

普段はクールな北条が絶叫、

まず小川をラリアットで悶絶させ、代わって出てきた野村あおばにも
「おらああああああ」

剛腕ラリアット一閃。ぼろ雑巾のように弾き飛ばされた野村、

がっちりと片エビに固める北条、

P藤原がスッとリングインし、コーナーに控える小川と大竹をグーで殴って場外に落とす。

ワン、トゥ、スリ

セブン山本レフェリーがマットを3つ叩いた

「10分19秒、ラリアットからの片エビ固めで北条咲、ペガサス藤原、ハルカ組の勝ち」

(いったい、何が起こったの・・・)

ハールーカ!!ハールーカ!!

場内のものすごい声援にハルカ戸惑い気味

どこかで、そう、どこかで・・・

ハルカの奥底にある痛みの記憶が・・・目を覚ました

ハルカ、自らリングに上がり、北条、P藤原と握手。そして3人で手上げ。

****************************

そしてメインイベント、玄海恵理VSウトン・ヴェゲアラカのシングルマッチ。

セミがどういう流れになるかわからなかったので、玄海圧勝と思われるカードをメインにもってきた。

「どうりゃ」

玄海、相手の攻めをひとしきり受けるやヘッドバットで反撃開始、バックドロップ、ニーアタックで追い込むと、

「オラオラオラー」

得意のパワースラム炸裂、玄海、全く危なげない試合運びでヴェゲアラカを下した。勝負タイム11分12秒。

*****************************

メイン終了後、ハルカの引退セレモニー。
ここでも耳をつんざく、ものすごいハルカコール!!!!!

「わ、私は・・・・エスピーゼット60期、ハルカ。皆さん・・・声援・・・ありがとう・・・ほんとに」

どわああああああああ

死の淵から生還したハルカ、ファンに別れの挨拶を告げ、レスラー生活に別れを告げた。

ハルカ

SPZ60期

2068年5月11日、カイメッセ山梨大会での対 中森あずみ戦でデビュー。2078年7月23日、新日本ドーム大会での対小川あかり&大竹玲子&野村あおば戦(パートナーは北条咲&ペガサス藤原)で引退。稼働月数123ケ月、出場試合数(概算)960試合

タイトル歴

第178代SPZ世界王者

第181代SPZ世界王者

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