第1,528回 70回目のSPZクライマックス(2)
第70回SPZクライマックス
第3戦は一気に名古屋へ飛んで、しゃちほこドーム大会。
小川(4点、逆片エビ固め 12.12)F三井寺(2点)
一昨日まさかの大金星を挙げた小川あかり、この日は先輩のF三井寺と対戦。さすがに三井寺先輩の意地で試合ペースを握るが、
「もう逃げられないわよ!」
STFで形勢逆転に成功。何とか振りほどいた三井寺だがここで動きが止まってしまい、続く逆片エビ固めに屈した。小川あかり、まさかの2連勝スタート。
「ま、まぐれです・・・でも、ちょっとうれしいです」
神田(2点、裏拳からの体固め 23.35)カガミ(2点)
対照的なファイトスタイルの両者が対戦。殴ってなんぼの神田、寝かしてグラウンド地獄に持ち込もうとするカガミ。神田も足殺しを耐えきってステップキック。これがアタマに入ってぐらついたカガミ。動きがおかしい。
「遊びじゃないんだ」
裏拳で殴りつけた神田。カガミ返せず試合終了。
北条(4点、シャイニングウィザードからの片エビ固め26.35)P藤原(0点)
「昨日のあれ?あれは完全に玄海ちゃんが油断してたんでしょ。まともにやれば100パー勝てるのに」
「ただ」
北条、リングシューズを履きながら
「ひとの心配をしている余裕はこのシリーズには無い」
北条咲、今日の相手は先輩のP藤原、レスリングセンスはあるので要警戒の相手だが、頭突きやレッグドロップで相手尾パースを崩すことに成功。
―藤原さんはがーっと来られるのに弱いから
タイガードライバー、重爆ドロップキックでいためつけ、伝家の宝刀ラリアットを狙うがP藤原飛びのいてかわす。場内ドワアアア
ならばとラリアットへ行くふりをして北条バックドロップ2連発、これで非力となったP藤原へ、北条シャイニングウィザード!一度は返す粘りを見せたP藤原だったが立て続けに2度目を食らっては返せなかった。
「しんどいですね」
P藤原、敗れはしたものの26分の熱戦を繰り広げ、健在を印象付けた。
玄海(2点、ラストライドからのエビ固め 7.08)NOTORI(0点)
「オラオラオラー」
昨日の反省か、早い段階で仕掛けた玄海、組みとめるや無理矢理ラストライド!これは返したNOTORIだが、玄海容赦せずもう一発ラストライド。立て続けに2回も高いところから落とされては、NOTORI、沈没するしかなかった・・・・
**************************
シリーズ4戦目はなにわパワフルドーム大会。
神田(4点、DDTからの片エビ固め 11.26)小川(4点)
殴って蹴ってペースをつかんだ神田。小川あかりは悪い時のズルズルパターン。頭突きでひるませてのビッグブーツ。小川、STFで逆転をかけるが神田も落ち着いて振りほどいてDDTで小川を仕留めた。小川あかりの連勝は2でストップ。
NOTORI(2点、農鳥からの片エビ固め 11.0)F三井寺(2点)
この試合はNOTORIのペースで進み、農鳥をかっこよく連発で決めたNOTORIが初日を出した。
北条(6点、バックドロップからの片エビ固め 14.02)カガミ(2点)
実力者同士の一戦。しかし北条の頭突きがカガミの鼻に入ってしまいカガミ流血、苦しいファイトをしいられ、得意のインド式レスリングに持ち込めず、バックドロップに敗北。
玄海(4点、スリーパーホールド 10.22)P藤原(0点)
「まあ、胸を借りますよ」
絶対王者に向かっていったP藤原、しかし重量感に満ちた攻勢にタジタジ。P藤原、得意のジャーマンを繰り出すも玄海、カウント1で返して得意のラストライド炸裂!
「ぐうううう」
頭真っ黒状態でフォールは何とか返したP藤原だったが、頭を打ってしまったらしくもう動けない。察した玄海がスリーパーで締め上げた。察したセブン山本レフェリーが試合を止めた。P藤原はダメージが深く担架で運ばれた。
第70回SPZクライマックス、リーグ戦3試合を消化して、北条咲が3連勝スタート。玄海、小川、神田が4点で追う展開・・・・
最近のコメント