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2013年6月28日 (金)

ケツ決めもシューティングもプロレスですよ

別冊宝島のうさんくさいマット界裏情報雑誌

「プロレス偽装のリング」1000えんを買ってしまった。全日がこういう状況なので!

白石さんが25ページにわたって持論を展開している。

読んで半分は納得して半分はあきれた。

「今までと同じことをやっていたのでは、全日本は潰れる」

経営者としてこの問題提起は理解できる。

「私が社長になったからにはケツ決め(あらかじめ事前の打ち合わせで試合の勝敗を決めること)は許さない」

この部分に関しては何を言っておるのかとも思う。

プロレスは表面上格闘技の体裁をとっている壮大かつ胡散臭いショーなのです。でなければ年間100試合もできませんし、ガチンコだったら50代60代の選手は存在しなくなるでしょう。とはいえ、受け身をミスったら死ぬわけですから、高い技量と身体能力が要求される競技であることは間違いありません。

90年代前半の全日本がなぜあれだけ支持されたのか。

すごい男がそろっていたからだと思います。

ジャンボ鶴田さんがその身体能力とレスリングセンスで三沢川田小橋ら超世代軍が束になってかかってくるのを余裕で撃退していた。(たまにキレることがあったけど)あの時の鶴田さんは怪物と呼ばれていて、それに潰されるのを恐れず真っ向からファイトする三沢川田小橋もまたすごい男かつイケメン。そして鶴田軍を支える相撲上がりの好漢、田上明と参謀の渕正信、小川良成で鶴田軍を形成して、三沢ら4人の超世代軍と日々全国津々浦々で壮絶な軍団抗争を繰り広げていました。

リングアウトや反則決着を撤廃してスポーツライクなものにしたとはいえ、地方のタッグマッチでは20分越えのファイトを繰り広げた後、最後には鶴田軍なら渕さんか小川がつかまって、超世代軍なら菊池がつかまってやられてしまうという結末は、当然事前に仕込まれてものと思われます。しかし私たちは試合の流れそのもの、20分前後の抗争ファイトを楽しんでいたのであって、最後誰が負けるかというのは大した問題ではありません。

また、脇を固める外人も今と違って錚々たるメンバーがそろっており、ハンセン、ゴディ、ウイリアムス、スパイビーの外人4強は日本人選手には出せないスーパーヘビー級のド迫力。これに日本人選手がガッツで向かっていくのも凄い男のありようを見せてくれました。これに峠を越えたベテランのドリー、アンドレ、ブッチャーが健在ぶりを示し、クロファット、ファーナス、ディートンらそこそこのB級外人が絡む構図も面白かった。

私が自分の中で最高の試合だと思っている92年10月の馬場ハンセンドリーVS鶴田アンドレゴーディの6人タッグ戦も、あとから何回も見ると、「最後はドリーのスピニングトーホールドを鶴田が丸め込んで、スモールパッケージの応酬やってドリーが3カウント取られて終わり」という結末は事前に決められていたことが推測されます。丸め込みの負けなのでドリーもそれを応援するファンもあまり傷つかない・・・といった配慮があったことがうかがえます。

でもあの試合は世界最強の選手が6人、15分ちょいの試合の中で歴史と品格と個性のある攻防を展開された素晴らしい試合でした。

話を戻して、新しい全日本がまずやることはケツ決め撤廃の前に、誰をスターとして売り出すのかという看板路線の明確化でしょう。あとはガタイのいい外人を毎シリーズ何人か呼んで、地道に各選手のファンを作ってゆくしかないと思われます。各選手の人気の総和が観客動員となって現れるので、地道に試合内容に手を入れつつ各選手の人気を作ってゆく。それしか全日の観客動員を上げる方法はないと思われます。

正直地方の全日の試合を見ると、25名前後のレスラーが、全6試合の中で淡々と各自の持ちネタを展開して終わり。これで特リン7000円を支払う価値はあるのかと思うこともあります。

ブッチャーさんが自伝で述べていますが、プロレスは「芸術的な暴力」。殺し合いではないがそれに近いものを見せ続けないといけないと。

ケツ決めでもシューティングでも、それをすべて包容したものが純プロレスではないか、そう思っております。

観客がおおっ!と思うか、また来たいと思うか。高いチケット代を払うに値するものだと認めていただくか、そのためにどんな戦術を立てるかが白石さんが今後判断して実行してゆくところだと思われます。

私の20年来の娯楽であったプロレス観戦ができなくなろうとしていますので、

最近のごたごたで思っていることを打ってみました。

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