第1,532回 さっさとハローワーク行きなさい
70年目9月シリーズ
最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合は菊次莉乃VS長原ちづる。新人同士のぎこちない攻防。しかしこの試合は菊次の蹴りが入ったのか、長原苦しそうな表情。その流れのまま押し切った菊次、タックルでなぎ倒して10分31秒、フォール勝ちをスコア。
続く第2試合に早くもSPZタッグ王者のNOTORIが登場し、大竹玲子と対戦。やはり実力差は歴然で、NOTORIが終始圧倒し、さいごは得意の農鳥で7分55秒、快勝を収めた。
休憩前第3試合はアイドルタッグが登場。フェアリー三井寺&アプリコットつばさ。
しかし今日の相手はダークジョーカー&ベッツィ・ビートン(初来日)の悪女コンビ。せこい反則を乱発する2人に場内ブーイング。顔面かきむしり、首しめ、グー殴り・・・・
「まあ5カウント以内なら反則にはならないので・・・・その辺のところがうまいですね」(かいせつの杉浦美月)
んで、試合の流れをつかみ損ねたアイドルタッグ、そのままズルズルと押し切られ、最後はアプリコットつばさがベッツィのエルボーを食らって敗北、勝負タイム15分32秒。
休憩後、外人同士のタッグマッチを挟んで、3大シングルマッチ。
まずセミ前はカガミアスカVS神田幸子。
打撃が得意の神田と寝かせてなんぼのカガミ。よく言えば緊張感のある試合、悪く言えばかみ合わない攻防が続く。例によってカガミは神田の右足に狙いを定めるが、焦れた神田も裏拳、頭突きで反撃。
神田のステップキックで動きが止まったカガミ、これ以上は受けられないと判断したのかストレッチプラム。
「グッ」
脱出できないと悟った神田、無念のギブアップ。勝負タイム27分36秒。
カガミは勝ち名乗りを受けた後、恒例のお茶会パフォーマンス。復帰してから勝ち試合では必ず行っている。
「ふぅ・・・・敵を屠った後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」
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セミは小川あかり登場、ペガサス藤原と対戦。
「まだプロレスやってるの、この落胆のブタが・・・」
小川母(元SPZ世界王者:フローラ小川)が3か月ぶりにSPZマット登場してマイクアピール。小川あかりのあまりの弱さにあきれてついに見切りをつけて、こんどは小川あかりをマット界から追放しようともくろむ役どころになった。実の娘を落胆のブタ呼ばわり。冷酷非道!
ハルカ引退やSPZクライマックスがあって本来のストーリーラインが止まっていた。
「わ、私だってSクラで6点取ったんだから」
コーナーで思わず笑ってしまうペガサス藤原。
「まああいいわ。藤原さんに制裁されなさい。あなたは運動神経がないから格闘技に向いてないのよ。覚えてる?あなたが6歳の時、区民プールでおぼれて救急車が出動したのを」
フローラ小川の暴露話に場内爆笑。
そして試合が始まるや小川あかり、先輩の元気な攻めにズルズルと。えげつないジャーマンで頭から落とされてグロッキー状態に。
これで足元が定まらなくなった小川あかり、続くDDTに散った・・・・勝負タイム13分21秒。ペガサス藤原が先輩の貫録を示した。
「ふがいないわね。落胆のブタ。さっさとハローワーク行きなさい」
ダウンする小川あかりに追い打ちの言葉を浴びせる小川母。場内爆笑。
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そしてメインはSPZ戦、王者玄海恵理に挑むのは北条咲。
「ほかに挑戦者はいないのかい」
北条、場外でのラリアット、ラフ殺法、シャイニングウィザードと持てる技をフル動員したが、玄海の牙城厚く、キャプチュード、ノーザンライトSHの大技攻勢に屈した。
勝負タイム21分54秒、王者が7度目の防衛に成功。
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