第1,545回 恨みはらさでおくべきか!
70年目3月シリーズ
最終戦、さいたまドーム大会
セミはカガミ・アスカVSペガサス藤原。実力者同士の対戦だが、ペガサス藤原の動きがかなり悪く、カガミのインド式ねちねちレスリングについていけない。そして息が上がったところをあっさりとカガミがDDTで屠った。勝負タイム18分54秒。
「・・・っふ。敵を始末した後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」
そしてカガミワールド。
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そしてメインイベントはSPZ選手権試合、王者北条咲に対する挑戦者は玄海恵理。
「いざゆけ若鷹軍団」が流れるや場内どよめき。
試合前に玄海恵理がマイクを取った。
「よう、ぎっくり腰女」
昨年11月のタイトルマッチで勝った際、対戦相手をパワーボムで無理矢理担いだ後遺症で2か月の欠場を余儀なくされた北条咲。
「北条・・・・さん、また腰を壊されたいのか、あー?あのあとしばらく自宅から出歩けず、3食寿司とピザの出前で済ませたんだってなー、ワハハハハ」
場内爆笑。プロレスラーの私生活などこんなものだ。
北条、ムッとした表情で
「ほざいてろ、あの時の恨みはらさでおくべきか!!」
そしてゴング。
「もう、すべての面であたしの方が上だ!」
玄海の規格外のパワー。頭突きをごっすんごっすんごっすんごっすん打ち込んでゆく、しかし北条も鋭いタックルで玄海の岩のような肉体を弾き飛ばす。
肉が弾ける、骨がきしむ。この2人にしかできないド迫力の攻防
。しかし玄海のラリアットが効いたのか北条苦しい表情、そこへ
「どうるやあああ」
玄海ノーザンライト、北条返してラリアットで反撃。たじろぐ玄海。
「おらあああ」
北条、本気のラリアットをもう一回、玄海ダウン、続いて北条、ジャーマンを狙ったが必死に玄海回転エビに切り返す。場内どよめき。
「うおーーーー」
北条、ここで秘密兵器のビッグブーツ。しかし玄海2で返す。
どどどどどど
「行くぞこのヤロウ!!!!」
北条、ありったけの力を右腕に込めて、玄海の首めがけて振りぬいた。
「ぎうっ」
当たった瞬間よりも頭からマットに落ちた衝撃が痛い。玄海悶絶、押さえ込む北条
ワン、トゥ、スリ
レフェリーがマットを3つ叩く
29分20秒、北条咲、2度目の防衛に成功。
「勝った・・・」
息も絶え絶えの状態で勝ち名乗りを受ける北条。壮絶なシバキアイを何とか制した。
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