第1,549回 SPZ旗揚げ70周年記念試合
そのあと
「SPZ旗揚げ70周年記念試合」
お祭りのごちゃまぜ6人タッグマッチ。
まず青コーナー側から、おどろおどろしい音楽が流れ、ダークジョーカーが入場、
「遊びはもう終わりだ シンデレラは王子を食う」
そのあと「COLLECTIVE」が流れ、小川あかり、じゃなかった、閼伽裏が入場。SPZ格闘一家のプリンセスがまさかのグレてヒールターン。しかも今回はグラサン姿でチェーンを振り回しながら入場。
「オマイガーッ」
本部席で頭を抱える小川母(元SPZ世界王者フローラ小川)。
閼伽裏、リングに上がってダークジョーカーと「ウルトラ・グレンタイ」の横断幕を掲げる。メモリアルマッチが・・・・
んで、そのあと「いざゆけ若鷹軍団」がかかり、とうとう丸腰になってしまった玄海恵理が入場。リングインするやロングガウンを脱ぐ。閼伽裏とは目も合わせない。
そして赤コーナー側、ユーロビート音楽が鳴り響きEWAのシューティングファイター、ウトン・ヴェゲアラカが走って入場。
そのあと「勇者の挑戦」がかかり、SPZ団体最古参、ペガサス藤原が入場。場内大歓声。
最後に「HALLUCINO」が流れ、インド式レスリングの達人にしてサウンドクリエーター、カガミ・アスカが入場。
これだけで場内どよめく。超豪華6人タッグマッチ。
裁くレフェリーはセブン山本。
「ファイッ」
先発を買って出たのは玄海とカガミ。
「どうりゃ」
いきなりチョップ、頭突き、ボディスラム2連発で先手を取った玄海、しかしカガミも足を取って反撃し、P藤原につなぐ。
青コーナー側は玄海が出ずっぱり。P藤原を軽くひねり、こんどはヴェゲアラカを痛めつけてから
「ほらよ」
流れの中で閼伽裏にタッチ。
閼伽裏はヴェゲアラカとひとしきりやりあったのち、ペガサス藤原とも攻防を展開。
「藤原行きます」
強烈ジャーマン、閼伽裏頭からマットへ。
「危ない」
これはジョーカーがカット。閼伽裏、はうようにしてジョーカーにタッチ。そのあとジョーカーとP藤原がひとしきりやりあったあと、また玄海にタッチ。
「オラオラオラー」
今度は早くも玄海が決めに来て、強烈なキャプチュードでP藤原を投げ捨ててそのまま押さえ込む。閼伽裏とジョーカーはスッと赤コーナー前でカット防止の構え。11分35秒、あっさり記念試合が終わった。
右手を上げて勝利をアピールしてから一人引き揚げる玄海、頭を押さえて引き揚げるP藤原。それを気遣うヴェゲアラカ。
リング上にはカガミ、閼伽裏、ダークジョーカーの3人が残った。
「ダークヴィーナスさん、NOTORIさん!」
なんと閼伽裏が休憩後の試合に出た2人を招き入れ、新・グレンタイ誕生を宣言。
「SPZを征服してやるッ!これがウルトラ・グレンタイだ!!」
5人で横断幕を掲げて記念撮影。
「あわわわわ」
小川母、本部席に突っ伏してしまった・・・・
そのあとカガミを除く4人がリングを降り、カガミがひとりでお茶会。場内大笑い。
「っふ・・・・70周年を祝って飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・」
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そしてメインイベントはSPZ戦、王者北条咲、防衛戦の相手はリアルブラッディクイーン。SPZとGWAの頂上決戦である。
―70周年のメイン、負けられない
タックルの打ち合いは互角。ならばと北条、掌底で攻撃し、ぐらつかせてからタックル、そしてドロップキック、頭突き。流れるような攻めを見せる。
しかしリアルクィーンもGWAのトップとして意地を見せ、ボディスラムを連発、そして
「バスターローズ!!」
瞬くフラッシュ。得意のバスターローズ炸裂、北条、懸命にフォールを2で返す。
「このうっ」
北条、組みついてバックドロップ、起き上がってくるところを
「せえいっ」
剛腕ラリアット炸裂、これで3カウントが入った。
20分23秒、王者が3度目の防衛に成功。
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