第1,562回 小川さんとか、小川さんとか、小川さんとか
第71回SPZクライマックス最終戦、セミ前の試合でペガサス藤原が小川あかりをDDTで下し引退試合を白星で飾った。
「ありがとうございました!」
そのあと一礼して引き揚げたペガサス藤原。「相手が小川さんでしたのでレスリングを目いっぱいやれました。これでもう悔いはありません」とコメントを出して控室に入った。
北条(8点、ラリアットからの片エビ固め6.52)ダークヴィーナス(4点)
横スペ大会セミに北条が登場
「いくぞっ」
早い段階で北条が剛腕ラリアットをさく裂。一度は返したダークヴィーナスだったが、立て続けに2発目を食らって万事休する。北条完勝。
「8点ですからね、全然納得してません」
玄海はともかくカガミやNOTORIにまで負けてしまったので憮然とした表情で北条引き揚げた。
玄海(14点、ハイキックからの片エビ固め 10.20)カガミ(8点)
「さーて、全勝優勝で飾るか!」
玄海、バックドロップで優位に立つや、もう一度バックドロップを決めてぐらつかせてブレンバスター、掌底の猛攻、カガミが場外に逃げても場外乱闘で圧倒し、
「おうらあ」
巨木が襲い掛かってくるようなハイキック。こんなの受けきれるはずもなくカガミは沈んでしまった・・・・
この結果、優勝は全勝で玄海が3連覇、
メイン終了後、表彰式が行われた。
「まあ、当然の結果だけどな、えへへへ」
玄海恵理、笑顔で賞金の300万円と副賞のダイヤネックレスを受け取った。準優勝には何と神田幸子が10点で入り、賞品の横浜中華街お食事券を受け取った。
3位にはカガミ、北条、NOTORIが8点で並んだが、直接対決の結果では両者に勝っているカガミが3位扱いとなり、賞品のスポーツドリンク1ケースを受け取った。
「私の口には合いません。」とか言って若手の菊次に命じ、リングサイド最前列の観客にスポーツドリンク缶を配らせるカガミだった。
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表彰式のあと、ペガサス藤原引退セレモニー。私服に着替えたペガサス藤原がリングへ。10カウントゴングのあと、SPZ社長杉浦美月から記念品の贈呈、そして、
「ふ、ふじわらさん・・・・」
リハビリ中のハルカが約1年ぶりに公の場に姿を表し、ペガサス藤原に花束を渡した。VIP時代の激闘の記憶はないが、ハルカ、壮絶な戦いを繰り広げた記録は残っているので、関係者に促され引退式に駆け付けた。場内どよめき。そのあとVIP戦線で激闘を繰り広げた北条、神田、ハルカ、P藤原の4人で記念撮影。場内はSPZコールに包まれた。
「一つの時代が終わりましたね・・・」(杉浦社長)
そのあとペガサス藤原がマイクを取って、ファンに最後のあいさつ
「私は、今日をもってレスラーを引退します。でも、SPZの歴史はこれからも、小川さんとか、小川さんとか、小川さんとか、あと、後輩のみんなが継いでくれるはずです!ありがとうございました!」
あらかじめ考えていたセリフで小川あかりをいじりつつ、最後の挨拶をしたP藤原、「勇者の挑戦」が流れる中、大声援を受けて引き揚げた。
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ペガサス藤原
SPZ62期
2070年5月4日、カイメッセ山梨大会での対 村上千秋戦でデビュー。2079年8月16日、横浜スペシャルホール大会での対 小川あかり戦で引退。稼働月数112ケ月、概算出場試合数808試合
タイトル歴
第189代・第199代SPZ世界王者
(通算防衛回数3)
第129代SPZ世界タッグ王者(パートナーは小川あかり)
第68回SPZクライマックス優勝
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