第1,596回 玄海恵理偉業4連覇
72年目8月
SPZクライマックス。
リーグ戦も佳境に。
シリーズ7戦目は仙台大会。
菊次(4点、エルボーからの片エビ固め 13.17)小川(1点)
小川あかり絶不調。菊次にエルボーをガスガス撃ち込まれてそのままズルズルと・・・・
菊次は地元ということで積極的ファイト。最後は鮮やかなエルボーで小川を沈め2勝目ゲット。
レディーX(10点、キャプチュード 13.33)神田(3点)
SPZの古参として存在感を発揮したかった神田だったが、打撃戦でもXに押されていって、最後はキャプチュード2連発に沈んだ。
カガミ(8点、エルボーからの片エビ固め 20.35)NOTORI(8点)
ここまで玄海に負けただけの1敗で来ているNOTORI、持ち前のスピードプロレスが冴えているようだ。この日はアポカリプスの同門対決でカガミと対戦。しかしこの日はカガミが得意のインド式レスリングで優勢。最後はカウンター気味にエルボーが入り3カウント。これでNOTORI2敗となり、優勝戦線から脱落。
玄海(12点、掌底からの片エビ固め 7.39)ダークV(2点)
アポカリプスの核弾頭・ダークヴィーナスが玄海に向かっていったのだが、その打撃は玄海の岩のような肉体には通じなかった・・・・
かくて優勝の行方は全勝の玄海と1敗のレディーXに絞られた。
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最終戦は横スペ大会。
NOTORI(10点、タイガードライバー 15.12)菊次(4点)
目まぐるしく攻防が変わる両者の激しい試合。一進一退の末接戦をものにしたのは、NOTORIだった。タイガードライバー2連発で粘る菊次を振り切って5勝目ゲット。今シリーズのNOTORIは調子がいいようだ。表彰式に出られる可能性があるので帰らず、控室でジャージ姿で待機。
ダークV(4点、バックドロップからの片エビ固め 19.03)小川(1点)
横スペ大会セミ前は最下位決定戦。例によってグダグダファイトの小川、逆転をかけてのSTFはロープに近い。そしてズルズルと行ってしまい、ダークヴィーナスのバックドロップに敗北!小川あかり、わずか1点でリーグ戦を終える醜態をさらした・・・・
神田(5点、裏拳からの片エビ固め 27.36)カガミ(8点)
神田の打撃をかいくぐって組みついてグラウンドに引きずり込む動きのカガミ。本格的レスリングの攻防に横スペにつめかけたファンはうなった。しかし以前のような粘りがなくなっている神田、時間経過とともに古傷がうずくのか動きが止まってしまう。
―一撃ずつ当ててゆくしか・・・・・
カガミ、力のこもったパイルドライバーで優位に立つ。しかしこれ以上受けきれないと判断したのか神田がここで裏拳一発。
ワン、トゥ、ドドドド
神田、ここを先途と2発目の裏拳!!!!
崩れ落ちるカガミ!
ワン、トゥ、スリ
相羽レフェリーがマットを3つ叩いた。ベテランの神田が5点でリーグ戦を終えた。
「去年の半分ですけど、ボロボロでとった5点ですから」
優勝候補の一角として名を連ねていたカガミだが、8点でリーグ戦を終えた。
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かくてメインイベント。玄海は引き分けても優勝だが、レディーXが勝てば同一カードで優勝決定戦となる。
玄海(14点、ラストライドからのエビ固め 10.27)レディーX(10点)
「山本さんがどこでコネつけてきたから知らんけど、全力でやるだけ」
玄海、相手のグラウンド攻めをひとしきり受けるや重さのこもった攻めを見せてラリアット、ノーザンライトで優位に立つ。そしてスクラップバスター。徐々に追い込まれるレディーX
「オラオラオラー」
パワースラム、なんとか場外へ逃げたレディーXだが玄海は場外でノーザンライトスープレックス!!完全に機能停止したレディーXを玄海、リング内に引き入れて、
「うおらああー」
最後は伝家の宝刀ラストライドで決めた。勝負タイム10分27秒、終わってみれば玄海快勝。
「へへへへへっ、ドーモドーモ」
玄海恵理、SPZクライマックス4連覇!偉業と言っていいだろう。笑顔で賞金300万円と副賞のブランドバッグを受け取った。
その次は10点でレディーXとNOTORIが並んだが、直接対決で勝っているNOTORIが準優勝となり、横浜中華街のお食事券を受け取った。3位はレディーXが入り、セブン山本が代理でスポーツドリンク1ケースを受け取った。
こうして第72回SPZクライマックスは終わった。
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