第1,598回 72年目9月 さいたまドーム決戦
72年目9月
最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合はサキタンVS山科瞳。新人のサキタン、まだまだスタミナに難があり、山科のエルボーを食らって8分53秒、敗北。サキタンの初勝利が遠い・・・・
続く第2試合は野村あおばVS秋川美喜子。野村が先輩の貫録で積極的に攻め、エルボーで秋川を流血に追い込み、ネックブリーカーでグロッキー状態に追い込み、最後は巻投げからそのまま丸め込んで3カウント奪取。勝負タイム10分13秒。
第3試合はベテランの神田幸子が登場。後輩の小早川志保とタッグを組んでエレンシア・サンチェス、タンナ・カルロスと対戦。相手チームの素早さに苦しんだ神田と小早川だったが、最後は裏拳を決めて相手のペースをかき乱してから強引にロープに振ったところを背面トペで押しつぶして神田がサンチェスからフォール勝ち。勝負タイム15分50秒。その試合が終わると休憩。
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休憩明け第4試合はダークヴィーナス、ダークジョーカーの2人が登場。元世界タッグ王者のレッドロシアン、ダイナマイト・へリングと激突。外人2人おパワー攻勢に苦しんだダークヴィーナス。ラリアットで吹っ飛ばされるなど苦しい展開。それでもダークヴィーナス、シャイニングウィザードで逆転勝利に成功。勝負タイム18分39秒。
セミ前はNOTORI VSメアンドロスのシングルマッチ。Sクラ準優勝という結果を引っ提げて一流レスラーの仲間入りをかけてメアンドロスに挑んでいったNOTORIだが、空中戦ではメアンドロスの方が一枚上。NOTORIも懸命にタイガードライバーで応戦したが、メアンドロスがムーンサルトを決めて、NOTORIを振り切った。
セミは小川あかりVS長原ちづる。あばしり王者同士の対戦だが、小川あかりのぐだぐだっぷりはますます磨きがかかっており、たまにしか反撃できない。そのままズルズルと試合が進んでゆく。何とか勝負をかけたSTFはあまりにもロープに近い。
「でえええい」
長原のブレーンバスター2連発に、小川あかり、13分42秒、あっさりやられてしまった。
この結果を新宿の経営する食堂「ザ・ガロニ」で見た小川母、テレビ電話をかけてオーロラビジョン越しに出演し、
「あかり、やっぱりあなたは三下レスラーよ」などと口撃。
しかし小川あかり、気にも留めず花道をスタスタと引き揚げた。
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そのあとセブン山本統括部長がリングへ。
「ムハハハハ、玄海恵理はレディーXの手により重傷を負った。あの横スペ大会の攻防の中でレディーXは玄海の脇腹をワンインチパンチで破壊したのだ。ムハハハハ」
館内ドン引き。
「玄海が来月までにリング復帰の具体的日程を発表しない限りSPZマッチメイク委員会はSPZシングル・タッグベルトの返上勧告を行う」
そしてメインはカガミ・アスカVS菊次莉乃。8月Sクラの公式戦で菊次があと一歩まで追い込んだので再戦が組まれた。エルボーをガスガス入れて優位に立った菊次、延髄一発!
返すカガミ、ならばと菊次、もう一発延髄
なおもカガミ返す!
「うおあー」
菊次ラリアット!しかしカガミ返す、驚異の粘りだ。
しかしカガミ様子がおかしい、腕を取りに行く動作も緩慢。
ならばと菊次、間合いを取って、ぐんと踏込み、2度目のラリアット!
「ぐぼ」
崩れ落ちるカガミ、フォールする菊次、これで3カウントが入ってしまった。
ええええええええええ?
ドームのメイン、SPZ悪の軍団アポカリプスの総帥・カガミ・アスカ敗れる。本部席のセブン山本も呆然。いよいよSPZ70期、入社3年目の菊次莉乃がトップグループに割って入ってきた。
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