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2013年10月31日 (木)

第1,611回 クリス・モーガン(ついに)襲来!!

73年目4月
新人スカウトで新得亮子を採用。北海道地場のプロレス団体から「凄い素質の子が来た。世界と競わせた方がいい」という申し出があり、SPZで修業させることにした。

新人スカウトで堀咲子を採用。力はそこそこなので採用した。2人の新人は巡業に帯同させず、とりあえず横浜の道場で練習させた。

インド式レスリングの達人にしてサウンドクリエーターのカガミ・アスカが引退を表明。さすがにグラウンドで相手を支配できなくなり、思うような試合運びが出来なくなってきたので引退を決意した

「引退会見で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・」

「旗揚げ72周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。今月から世界最大最強のアメリカプロレス団体、IWWFとの提携が発表された。

シリーズ初戦釧路大会でいきなり

「SPZ VS IWWF 4対4シングル対決」

が組まれた。最初の試合は菊次が落ち着いてユン・メイファをダイビングプレスで下したが、ここからIWWFの主力級が登場。

「ぐわあつ」
レミー・ダダーンのパワーボムを食らって秋川美喜子が7分33秒、敗北。

そして3試合目は長原ちづるVSゴールドフェンリル。

「世界最強のプロレス団体はSPZです」

そう言い残して向かっていった長原だが、ゴールドフェンリルの怪奇派っぷりにペースをかき乱され、15分32秒、最後はコブラツイストにギブアップ。これでSPZは2敗目を喫してしまった。

そして4試合目ではIWWF世界王者クリス・モーガンが登場し、サキタンと対戦。サキタン全く相手にならず、一方的な展開。7分43秒、あっさりとブレーンバスターでモーガンが勝った。
「私と対等に戦える者はいないの?」

**************************

第2戦どさんこドーム大会。セミ前の試合に登場したクリス・モーガンはアポカリプスの一員、NOTORIと対戦。NOTORIのスピード先鋒に全く動じず。

「それがジャパニーズ・クノイチ?」
ボディスラムで動きを止めて強烈なレッグドロップ。これでNOTORI、顔色を変えて農鳥を繰り出すも受けたモーガン、

「遊びの時間はもう終わり」

伝家の宝刀ポセイドンボンバー炸裂!NOTORIもやられてしまった。勝負タイム12分52秒、NOTORIはそこそこ健闘したが力の差は歴然だった。

++++++++++++++++++++++++

札幌大会セミ、今シリーズ限りで引退するカガミ・アスカはセミで小川あかりと対戦。まず5分間おたがい延々とグラウンドの攻防をやってのける。大会場では珍しい攻防に場内どよめき。

「えい」

この流れを嫌った小川がヘッドバットで突破口を開く。しかしカガミも掌底でぐらつかせてタックルで反撃。おたがい一つ一つの技をしっかりと決めてゆくので場内沸く。

「えい」

小川あかり、勢いよくジャンプしてのレッグドロップで苦悶の表情に追い込んでから腕関節を取りに行く。なんとかロープへのがれたところをレッグドロップの追い打ち。

カガミ、得意の逆片エビで小川の動きを止めてからDDT、しかし小川返す。ドドドド。ならばとカガミ、エルボー、ジャンピングニーで追い込んでから

「ウフフフ、これで終わり」

ストレッチプラムが決まった。懸命にこらえた小川だったがついにギブアップ。25分49秒。技巧派同士の最後の対決を制したカガミ、お茶会パフォーマンス。

「敵にギブアップの言葉を吐かせた後で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」

+++++++++++++++++++++++

札幌大会メインはSPZ戦、王者メアンドロスに対する挑戦者は玄海恵理。流出した団体の至宝を獲りかえさないといけない。

いきなりスパートをかけた玄海、早い段階でラリアットを決める。そして力のこもったスクラップバスター。
「オラオラオラー」

ラストライド、一度は返したメアンドロスだが、玄海の隠し技キャプチュードで3カウント。団体の至宝を取り戻した。勝負タイム14分16秒。

「今日は内容よりも勝つことを優先した。ベルトが流出しっぱなしというのもよくないので」(玄海)

2013年10月30日 (水)

フルーツのおいしい季節です20131030

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■プロレス

全日両国大会

・ファンクス一夜限りの復活し西村・渕と20分時間切れドロー。

72歳ドリー、69歳テリー、スピードはさすがになかったが、意外と普通にプロレスをやっていた。72歳でダブルアームスープレックスにバックドロップって・・・

・曙が三冠王者

現地で生観戦してましたが、とにかく自分が動けなくなる前に諏訪間にダメージを与えまくる作戦を取った曙の作戦勝ち。フィニッシュはボディプレス3連発からのパイルドライバー。

・全日両国ガラガラ

ぱっと見では観衆3000名くらい。1階はともかく2階は・・・・ファンクスで集客を図ってもベースのファンが少なくなっている以上・・・・

■野球

日本シリーズ開幕。初戦は金満巨人が2-0で制す

2戦は不敗神話のマー君が勝利し、1勝1敗で東京ドームへ。

楽天側からすれば6回までにリードしないとマシソン山口西村が出てくるので厳しい。どうせ巨人が制すと思うのだが。ボウカー様の出番があるかどうか。

■マラソン

川内優輝 高島平20kmロードレース出場(10/20)

降りしきる雨の中を激走し59分17秒で2位。次回出走は10月27日の猪苗代ハーフマラソン。その次が11/3のニューヨーク。脅威の出走ペースは続く。

■その他

WASは77年目9月でストップ。残り300ヶ月をきったのだが毎日終電帰りでは・・・・・

今週はこんなところ

2013年10月29日 (火)

第1,610回 スターになりたいか

72年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。

東北地方を南下するシリーズ。世界王者のメアンドロスは今月も来日せず。

シリーズ第7戦幕張大会であばしりタッグ戦、王者NOTORI、ダークヴィーナスに対するは小川あかり、小早川志保組。

「いくぞっ」

久々のタイトル挑戦のチャンスに燃える小早川志保、しかしアポカリプスの悪の連携の前にタジタジ。場外で殴り合いの大立ち回りを小早川演じる。しかしダークヴィーナスも得意のダークVキック!これで流れがアポカリプスの方へ行き、最後はダブルインパクトを小早川に決めた王者組が2度目の防衛に成功。勝負タイム39分58秒の熱戦を制した。

********************

そして最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は山科瞳VSサキタン。進境著しいサキタン、今シリーズ地方でも山科には勝っているサキタン、鋭いトラースキックで山科から3カウント奪取し、15分4秒、大会場で改めて先輩越えを果たした。

続く第2試合は秋川美喜子VSフランチェスカ・コロン。やはり外人相手には荷の重かった秋川、鋭いローリングソバットをもらって10分25秒、フォール負け。

試合後、セブン山本がマイク。

「秋川美喜子よ、スターになりたいか」

「えっ」

「いまのままでは二流で終わるぞ、秋川さん。一度肉体改造チューンナップして世界を目指さないか」

セブン山本の甘言。

「・・・わかりました」

どわああああ

秋川美喜子、肉体改造を承諾。この後どうなるか、ファンは知る由もなかった・・・

++++++++++++++++++++++++

第3試合は小早川志保、野村あおばVSブルースナイパー、ホワイトスナイパーのタッグマッチ。やはり実力差は歴然で、一方的に痛めつけられたSPZ2人。最後は合体パワーボムで14分9秒、野村がやられてしまった。その試合が終わると休憩。

休憩後は長原ちづるVS NOTORIのシングルマッチ。

真正面からぶつかった長原だが、NOTORIが持ち前のスピードで翻弄。最後も得意の農鳥(急降下式ミサイルキック)で長原から3カウント。勝負タイム12分34秒。

第5試合は菊次莉乃VSカガミ・アスカ

アポカリプス首魁のカガミだが、最近は精彩を欠くファイトが続いている。この日も菊次にペースを握られっぱなし。そのままズルズルと進み、ダイビングプレスでカガミ、やられてしまった・・・・勝負タイム11分7秒、内容も悪すぎた。

セミは外人同士のタッグマッチ。

そしてメインはSPZタッグ戦。

王者ダークヴィーナス、ダークジョーカーに挑むのは玄海恵理、小川あかり。

「あいつ凶器持ってんじゃねえのか」

試合前から波乱含み。しかしレフェリーチェック中にいきなり玄海に襲いかかったダークヴィーナス。バタバタした試合が続く。試合中盤、小川がつかまる場面もあったが、しのぎきった小川が玄海にスイッチ。

「おら、あーーーっ!」

あとは玄海の猛攻が続き、16分47秒、パワースラムで玄海組が王座奪還。

2013年10月28日 (月)

第1,609回 フェアリー三井寺 最終試合

休憩後、いつものアナウンスが流れた。

「次の試合に登場するフェアリー三井寺選手はこの試合が最後のファイトとなります!ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします!」

ドワアアアア

「TOY BOY」がかかり、Tシャツを羽織ったフェアリー三井寺が入場。さすがに神妙な表情。

対戦相手は新人のサキタン。身軽な動きは要注意。

―時間かけて勝機を見出すしかない

昨日の長野で秋川相手に使った手でレスリングに活路を見出そうとした三井寺だが、サキタンもトラースキック、ドロップキックと果敢に攻める。

「くっ」

フェアリー三井寺、ここで得意のSTF,しかしあまりにもロープに近い!ならばとコブラツイストで追い打ちをかけるもサキタン腰投げで返す!

―なかなか動きが落ちませんねえ

そのあともコブラツイスト、逆片エビで追い込んだ三井寺だがサキタンことごとくロープへ。そしてサキタン、トラースキック2連発!

「がっ」

2発目のトラースキックで吹っ飛んだ三井寺。無念の3カウントを聞いた・・・・

勝負タイム16分47秒
サキタンこれがシングルマッチプロ初勝利。

肩を落として引き揚げるフェアリー三井寺。入場ゲートで深々と一礼して、バックステージでペットボトルの水を飲んでから「相手の動きが落ちませんでしたね」とコメントして控室へ向かった。

*************************

セミはタッグマッチ。カガミ・アスカ、NOTORIの前タッグ王者に対するは前あばしり王者のレッドロシアン、ダイナマイト・へリング組。先月のタッグリーグに続く対戦。4人の持ち味がよく出たいい試合となったが、最後はレッドロシアンが大ぶりのラリアットを狙ったところを巧みにかわしたNOTORIが逆にラリアットを叩き込んで3カウント奪取。

勝負タイム19分40秒。

横スペ大会メインはSPZタッグ戦、

王者玄海恵理、小川あかりに対するは、ダークヴィーナス、ダークジョーカー組。先月タッグリーグ最終戦で玄海小川が負けてしまったのでその再戦。一進一退の攻防が展開されたが、

25分過ぎにジョーカーが仕掛けた。リングシューズに隠していた釘のようなもので小川あかりの脳天を一撃!
「あがあー」
小川あかり悶絶。飛び散る鮮血!

BOOOOOOOOOOOOOO

ダークヴィーナスに玄海を突き飛ばさせてから、小川あかりへジョーカーアタック!飛び散る鮮血!!
顔面を真っ赤にしながらギリギリで返した小川だったが
「ヘイ、ヴィーナス」
合体パワーボム炸裂!!こんどは小川あかりフォールを返せず。アポカリプスにベルトが渡ってしまった・・・

「クはははは、小川あかり、ざまあねえな」

試合後も小川あかりをいたぶるダークジョーカー。正規軍の選手がリングへ上がり大乱闘となった。

***********************

メイン終了後、フェアリー三井寺の引退セレモニー

「みなさん、さよならです!」

トップは張れなかったが、抜群のインサイドワークでSPZの名わき役となった選手がリングを降りた。

フェアリー三井寺

SPZ63期

2071年5月15日、岡山武闘館大会での対 真鍋つかさ戦でデビュー。2081年2月15日、横浜スペシャルホール大会での対 サキタン戦で引退。稼働月数118ケ月、出場試合数(概算)852試合。

タイトル歴

第97代あばしりタッグ王者

2013年10月27日 (日)

第1,608回 72年目2月 スノーエンジェルシリーズ

72年目2月

スノーエンジェルシリーズ開幕。

SPZ王者のメアンドロスは本国のスケジュール都合で参戦せず!

「ごめんなさい、私そろそろ限界のようですわ」

SPZ63期、団体最古参のフェアリー三井寺が引退を表明。入院欠場を経て先月から再起を期して復帰したが怪我の具合が思わしくないため、引退を決意した。

第3戦三重サンシャインアリーナ第3試合で小川あかりと対戦したフェアリー三井寺、もう防戦一方となり、ストレッチプラムにうめき声を上げる。何とかスリーパーで反撃したが、受けきった小川、ブレーンバスターで投げて3カウント奪取。勝負タイム13分49秒。

「ナイスファイトでした!」
勝った小川の方が頭を下げていた。

三重大会メインはあばしりタッグ戦。王者NOTORI、ダークヴィーナスに対するは前王者チームレッドロシアン、ダイナマイト・へリング組。この顔合わせももう何度かなので引き締まった試合が展開され最後はタイミングを見計らって放ったダークヴィーナスのダークVキックが命中し、22分24秒ダイナマイトへリングからフォール勝ち。王者組が初防衛に成功。

シリーズ第7戦長野大会、フェアリー三井寺引退カウントダウン2の相手は秋川美喜子。よく大先輩に食らいついて行った秋川だが、最後はスタミナ切れに付け込まれ逆片エビに敗北。

++++++++++++++++++++

最終戦は横スペ大会。本拠地なので超満員札止め。

「ウェルカム トゥー 横浜」

セブン山本レフェリーが挨拶。

「まあうちのエース玄海はベルトを手放して今うちのベルト持ってるのがAACのメアンドロスさん。でもあの人もメキシコ本国でソート―忙しいみたいだから、来日できんかった。」

第1試合は山科瞳VSブラディキラー92号。第1試合に回された屈辱をぶつけるような92号の猛攻、力のこもったラリアットそしてボディスラム。最後は豪快な2度目のラリアットで山科を仕留めた。勝負タイム13分43秒。

続く第2試合は小早川志保VS秋川美喜子。新人の秋川、やはり小早川のスピードについていけない。一方的な試合の末ニーアタックを食らって敗北。勝負タイム8分55秒。

続く第3試合は早くもリアルクィーン様登場、ド派手な入場シーンに場内どよめき。きょうはブラディキラー91号を従えて、長原ちづる、菊次莉乃と対戦。リアルクィーンが大暴れ、若い2人を寄せ付けず。最後はパワーボムで大ダメージを折った菊次に91号がネックブリーカーを決めて勝利。20分34秒。

「このチームに勝たないと世界タッグのベルトを狙えない」(菊次)

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休憩後、いつものアナウンスが流れた。

「次の試合に登場するフェアリー三井寺選手はこの試合が最後のファイトとなります!ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします!」

(続く)

2013年10月26日 (土)

第1,607回 72年目1月タッグリーグ(下)

72年目1月

タッグリーグもいよいよ佳境

第7戦は長崎アリーナカブトガニ大会
菊次○、長原(6点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 19.25)リアルクィーン、92号×(8点)

リアルクィーン組2敗目。優勝の可能性がなくなった。若手2人のねばりの前に最後の一押しが出せず、、最後は92号がつかまってしまった・・・

Dヴィーナス○、Dジョーカー(6点、ダークVキックからの片エビ固め 8.26)コロン×、バウム(0点)

ダーク組が3勝目を挙げた。コロン組元気なく6連敗・・・・

Bスナイパー○、Wスナイパー(6点、裏投げからの片エビ固め 18.28)カガミ×、NOTORI(8点)

カガミ組も2敗目。スナイパーズの打撃に徐々に押されて最後はカガミが裏投げで悶絶・・・・

玄海○、小川(12点、裏拳からの片エビ固め 13.03)ロシアン×、へリング(4点)

勝てば優勝が決まる玄海組、この日も全く危なげない玄海の攻め、最後はレッドロシアンを捕らえて掌底殴り倒しで優勝を決めた。

************************

最終戦は新日本ドーム大会。

リーグ戦4試合は、消化試合となった・・・・

カガミ、NOTORI(9点、時間切れ引き分け)リアルクイーン、92号(9点)

8点同士の対戦は時間切れ引き分けに終わった。アポカリプス軍の2人は92号を攻めきれず、リアルクィーンもNOTORIを攻めきれず、タイムアップのゴングが鳴った。前年優勝チームのカガミ、NOTORI組は9点どまり。リアルクィーン組と並んで準優勝。

菊次○、長原(8点、延髄斬りからの片エビ固め 15.45)ロシアン、へリング×(4点)

若手コンビ、勝ち越しての8点でリーグ戦を終えた。

Bスナイパー○、Wスナイパー(8点、ビッグブーツからの片エビ固め)コロン×、バウム(0点)

外人対決を制したスナイパーズが8点でリーグ戦を終えた。

Dヴィーナス、Dジョーカー○(8点、エビ固め 15.54)玄海、小川×(12点)

すでに優勝を決めている玄海、小川組。この日はアポカリプス軍との対戦、小川がダークヴィーナスに殴られて苦しむシーンもあったが、変わった玄海がいつも通りの猛攻、しかしダークヴィーナスのダークVキックが炸裂。これで玄海が戦線離脱。孤立した小川へ集中攻撃。ダブルインパクトはカットに救われたが、玄海をダークヴィーナスが押さえつけている間に、のびてしまった小川をダークジョーカーが丸め込んで終了。玄海組、全勝Vはならなかった。

「ま、まあ最後はアレだったけど、当然の結果だよな!!」

小川のダメージが深いため、玄海がひとりで表彰式に出て賞金と副賞のノートパソコンを受け取った。

2013年10月25日 (金)

第1,605回 72年目1月タッグリーグ(中)

72年目1月

ウルトラタッグリーグ戦の続き

第4戦は鹿児島桜島アリーナ大会。

リアルクィーン○、92号(4点、ニーアタックからの片エビ固め 12.38)ロシアン、へリング×(2点)

外人対決はリアルクィーン組が制し2勝目ゲット。へリングが最後意地を張ってリアルクィーンを追い詰めたが、カウンターで待っていたのはクィーンのヒザだった・・・・

カガミ、NOTORI○(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 18.49)コロン、バウム×(0点)

前半はカガミがインド式レスリングでじわじわと攻め込み、相手が疲れてきたころあいを見計らってNOTORIが大技連発。役割分担がはまったアポカリプス軍が2勝目ゲット。

Bスナイパー○、Wスナイパー(4点、キャプチュード 13.37)Dヴィーナス、Dジョーカー×(2点)

スナイパーズが2勝目ゲット。アポカリプス軍も健闘したが最後はダークジョーカーがつかまってしまった・・・

玄海○、小川(6点、キャプチュード 22.31)菊次、長原×(2点)

「ぐあああっ・・・」
玄海のヘッドバットが鼻にはいって菊次流血の憂き目に。菊次の白いコスチュームが鮮血に染まる。場内どよめき。救援に入った長原も玄海の力押しの前にタジタジ。最後はキャプチュードで長原やられてしまった。鼻をタオルで押さえていた菊次、救援に入ることができなかった・・・

***********************
第5戦は熊本アクエリアン大会
カガミ○、NOTORI(6点、ラリアットからの片エビ固め 29.55)ロシアン×、へリング(2点)
アポカリプス軍と実力派外人コンビの激突は盛り上がった。バックドロップ、ラリアットの猛攻を受けたNOTORIだが懸命につなぐ。
「ウフ、もっといい音を聞かせて」
カガミがサウンドクリエーターの本領を発揮して腕関節でレッドロシアンに悲鳴を上げさせる。時間切れ近くまで粘ったレッドロシアンだが、最後は力押しでラリアットを狙ったところをかわされ、バランスを崩して向き直ったところをラリアットを逆に食らってフォール負け・・・

「ふふ、30分近く闘って勝った後に飲む紅茶もまた格別ですわ」

 菊次、長原○(4点、ノーザンライトSH 16.29)コロン、バウム×(0点)

若手チームが2勝目。粘るバウムをノーザンライトSHで退けた。

リアルクイーン、92号○(6点、ラリアットからの片エビ固め 15.51)Dヴィーナス×、Dジョーカー(2点)

リアルクィーン組、3勝目。ダーク軍の小ずるい攻撃をかいくぐって乱戦に持ち込み最後はダークヴィーナスを孤立させて集中攻撃。

玄海○、小川(8点、パワースラムからの片エビ固め 23.45)Bスナイパー、Wスナイパー×(4点)

玄海組無傷の4連勝。中盤ちょっと小川がつかまるシーンがあったものの、最後は玄海が無双ぶりを発揮。

******************

第6戦は佐賀大会。
カガミ○、NOTORI(8点、ダブルインパクトからの片エビ固め 24.15)長原、菊次×」(4点)

若手2人と、アポカリプス軍の対決。連携攻撃を軸に悪の2人を追い詰めてゆく菊次だったが、NOTORIが農鳥で流れを断ち切る。そして最後は菊次を捕らえてダブルインパクト葬。

リアルクィーン○、92号(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 13.15)Bスナイパー、Wスナイパー×(4点)

リアルクィーン組も1敗を守った。スナイパーズの攻めを一通り受けて最後はリアルクィーンが大技攻勢でたたみかけた。

Dヴィーナス○、Dジョーカー(4点、ダブルインパクトからの片エビ固め 22.59)ロシアン、へリング×(2点)

ダーク組が2勝目。4人の持ち味がよく出たいい試合をダブルインパクトで制した・・・

玄海、小川○(10点、合体パワーボムからのエビ固め 10.00)コロン、バウム×(0点)
玄海組楽勝で5連勝。ここまで白星のないコロン組をあっさりと倒した。

2013年10月24日 (木)

第1,604回 72年目1月 タッグリーグ(上)

72年目1月
1か月遅れでタッグリーグが開催。エントリーは以下の8チーム。

玄海恵理、小川あかり(SPZ世界タッグ王者)

カガミ・アスカ&NOTORI(前回優勝)

ダークヴィーナス&ダークジョーカー(暗黒アポカリプス)

菊次莉乃&長原ちづる(フレッシュスターコンビ)

リアルクィーン&ブラディーキラー92号

レッドロシアン&ダイナマイト・へリング(強豪外人)

フランチェスカ・コロン&イレーヌ・バウム(AAC代表)

ブルースナイパー&ホワイトスナイパー(TWWA代表)

2戦目の別府大会からリーグ戦がスタート。

○ロシアン、へリング(2点、バックドロップからの片エビ固め 13.17)コロン、バウム×
外人対決はロシアン組が制した。レッドロシアンのバックドロップがズバリ決まってバウムを悶絶させた。

菊次○、長原(2点、タイガードライバーからエビ固め18.11)Bスナイパー、Wスナイパー×
先シリーズ初来日した怪奇派ペイントレスラー、ブルースナイパーがパートナーにホワイトスナイパーを引き連れタッグリーグ参戦。正体はTWWAマットで暴れている若手レスラーらしいが。腕前は確か。外人コンビは鋭い打撃を連発して長原を追い込む。しかし菊次長原は同期の絆がある。

「長原さん!!」
15分経過とともに分断作戦。うまく分断に成功した。孤立したホワイトを菊次がダイビングプレス、タイガードライバーの波状攻撃で仕留めた。

カガミ、NOTORI○(2点、農鳥からの片エビ固め 12.35)Dジョーカー、Dヴィーナス×

大分大会のセミでアポカリプス同門対決。悪役レスラーとはいえ4人とも確かな技量を持っているので試合は盛り上がった。最後は4人が入り乱れる攻防の中、NOTORIが得意の農鳥を決めてダークヴィーナスを沈めた。

玄海○、小川(2点、ラリアットからの片エビ固め 12.13)リアルクィーン、92号×

玄海組みは手堅く白星発進。格落ちの92号を孤立させてさくっとラリアットで撃破。小川あかりの出番はほとんどなかった・・・

*******************
第3戦宮崎大会。
リアルクィーン○、92号(2点、バスターローズからの片エビ固め12.44)コロン×、バウム(0点)
リアルクィーンが得意のバスターローズをさく裂させ外人対決を制した。

Bスナイパー○、Wスナイパー(2点、レッグドロップからの片エビ固め)ロシアン、へリング×(2点)

こちらの外人対決はスナイパーズが制した。打撃で崩れ落ちたへリングの喉元へブルースナイパーがギロチンを連発して勝ちをもぎ取った。

Dヴィーナス○、Dジョーカー(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 15.18)菊次、長原×(2点)
4人が4人とも持ち味を発揮する好勝負となった。しかし最後は長原がつかまってしまう。ダーク軍の2人に場外で痛めつけられる長原。
「ぐわーっ!」
フェンス際でダークヴィーナスのエルボーを食らい観客席へ転落。何とかリングに戻ったがダークヴィーナスのシャイニングウィザードに屈した。

玄海○、小川(4点、キャプチュード 25.11)カガミ、NOTORI×(2点)

先月札幌のタイトルマッチと同一カードが宮崎で実現。しかし先月同様、NOTORIに狙いを定めた玄海が猛攻。ラストライドを食らってもうだめかと思われたがNOTORIぎりぎりで返し場内沸く。最近、玄海のラストライドは返されることが多くなってきた。それでもカガミを追い込み、ラストライドをさく裂させてグロッキーに追い込む。しかしカガミもサウンドクリエーターで応戦、玄海必死にロープへ!

最後は疲弊したNOTORIに再度照準を定めた玄海がみごとなキャプチュードで勝利。

72年目、新春のタッグリーグ、玄海・小川組が早くも単独トップ・・・・

2013年10月23日 (水)

紅葉観に行きたい20131023

こんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■広島カープ3タテで敗退

まさかの下剋上を期待して、いい夢見させてもらったが、金満巨人の圧倒的戦力に歯が立たず敗退。

■プロレス

大仁田VS高山電流爆破で激突

かつてのプロレス界の帝王が電流爆破・・・(10.14新潟)NOSAWAと組んで大仁田、田中と激突。大仁田は大やけどを負いながらも高山を爆破で戦線離脱させ、残ったNOSAWAをサンダーファイヤーパワーボムで仕留める。そしてシングルでの再戦決定。

■安倍首相靖国参拝せず真榊奉納するも

中国韓国との関係が悪化すると、アジアでもめ事を起こしたくないアメリカ様がいい顔をしないので安倍首相は参拝を断念し真榊を奉納。韓国は「供物を奉納することは参拝するのと同じだ」と言いがかり。もうこれはどちらが負けブックを飲むかという争い。

霊魂など科学的に考えて存在していないのだが、先の大戦で亡くなられた方々は「靖国で会おう」と言って散ったのだから、不戦の誓いのために靖国へ行くというロジックは間違ってはいないのだから・・・

今週はこんなところ

2013年10月22日 (火)

第1,603回 カンの鈍り

72年目12月

防衛期限の迫っているベルトの兼ね合いで、この時期恒例のタッグリーグは1月に延期し、通常のサーキットを行うことになった。

「まあ、ボチボチいけます」

8月のSPZクライマックスで脇腹を骨折し入院していた玄海恵理が4か月ぶりにマット復帰。初戦の京都ではメインの6人タッグに出場し無難な動きを見せ、2戦目の大阪ではメインイベントに出場し、カガミをパワーで圧倒し、ラストライドで退けた。

「まあ、欠場中もトレーニングで仕上げたからね」
第5戦名古屋では進境著しい菊次の挑戦を受け、
「なんじゃあ、このこそばゆいドロップキックは」
とか叫んで強烈な頭突き。
「うううう」
バックドロップを空中で切り返されるなどちょっと手間取ったものの、
「おうらあ」
ラストライド炸裂、しかし菊次、ぎりぎりで返してムーンサルトで反撃!
「ほほう」
ならばと玄海、キャプチュード。若手の挑戦を退けた。
「勝負タイムどのくらい?13分3秒?ちょっと時間かけすぎだなあ。まあ私も本調子じゃあないから」

そしてシリーズ第6戦は札幌大会、メインは5か月ぶりに組まれたSPZタッグ戦、王者玄海恵理、小川あかりVSカガミ・アスカ、NOTORI。SPZ本隊と「アポカリプス」の頂上決戦。
「まったく。そのまま入院して引退してくれればよかったのに」

カガミが嫌味を言うが、試合が始まるや玄海容赦なし。パワフルな攻撃でカガミに付け入るすきを与えない。そして小川あかりは玄海のフォローに徹する。

「ウヌゥ」
焦れたNOTORIが場外戦をしかけるが、小川あかり、NOTOIの掌底をかいくぐって場外脇固めにとらえる。このへんはうまい。
「オゥ」

そして小川、NOTORIをリング内に入れて玄海ラストライド。これでNOTORIは戦闘不能状態に。

「小川行くぞ!!」
合体パワーボムは返したカガミだったが、そのあと小川がカガミを肩車。まさか・・・
「うぉーっ」
玄海がトップロープからダイビングラリアット!大技ダブルインパクト発動!!!カガミの意識は闇に沈んだ。勝負タイム26分24秒、王者組が5度目の防衛に成功。

**********************

そして最終戦はさいたまドーム大会。2070年最後の興行。

第1試合は秋川美喜子VS野村あおば。
「メリークリスマース!!」
袋菓子をばらまきながら入場してきた野村あおば、新人の挑戦を軽くあしらって、最後は執拗なスリーパー責めで意識をもうろうとさせての丸め込みで3カウント奪取。勝負タイム10分9秒。

第2試合は山科瞳VSサキタン。新人のサキタンが1期先輩の山科の攻めに懸命について行ったのだが、最後はネックブリーカーに散った。

第3試合はダークヴィーナスVS小早川志保。本隊VSアポカリプスのメンバー対決。あばしりタッグ王者となって意気上がるダークヴィーナスが優勢。フィッシャーマンバスターを決めて小早川のスピードを殺し、そのまま押し切って得意のダークVキックをさく裂させフォール勝ちをスコア。勝負タイム14分45秒、その試合が終わると休憩。

外人同士のタッグマッチを挟んで、セミ前は小川あかりが登場、新外国人のブルー・スナイパーと対戦。この試合は小川の受けの美学が光った?小川ワールドが展開。外人の攻撃を懸命に耐える小川。SPZ伝統のやられムーブが展開された。そのままズルズルと小川がやられる展開が続き、裏拳、裏投げを食らって小川苦しい状況。そのあと場外戦で鉄柱にぶつけられ流血。
「クククク」
最後はビッグブーツを食らって小川敗北。勝負タイム14分16秒。

セミファイナルはタッグマッチ。菊次莉乃、長原ちづるの若手タッグに対するはカガミ・アスカ、NOTORIのタッグ。4人が入り乱れるいい試合となったが最後は乱戦の中、合体技ダブルインパクトを決めた若手2人がNOTORIを沈め、28分48秒の熱戦を制した。

++++++++++++++

メインイベントは玄海恵理VS挑戦者メアンドロスのSPZ戦。玄海の復調度合いが見所の試合だったが試合序盤はメアンドロスが持ち前のスピードで優位に。しかし玄海もラリアット、ノーザンでペースをつかみ返そうとする。
「くらいやがれ!」
玄海、力のこもったブレーンバスター。しかしメアンドロスもメキシコ式ストレッチで痛めつけてムーンサルト!玄海返す。しかしメアンドロスここで得意のフランケンシュタイナー!

ワン、トゥ、スリ。
玄海敗北。

ええええええええええ?
勝負タイム21分15秒、

やはり久々のシングルタイトルマッチで勘が鈍っていたか。王者4度目の防衛に失敗。
「くっそ・・・・返したつもりなんだけどなあ」
悔しがる玄海。

年末のプロレス大賞、最優秀選手は玄海恵理、最有終新人は秋川美喜子が選ばれた。

2013年10月21日 (月)

第1,602回 神田幸子最終試合

72年目11月 シリーズ最終戦 横スペ大会

そしてセミファイナル、神田幸子最終試合。

「次の試合に登場する神田幸子選手は、この試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします」

定型アナウンスのあと、神田幸子が決然とした表情でリングイン。対戦相手はぐだぐだファイター、小川あかり。

「最後の相手はあんたか。まあ殴り倒してやんよ」

しかし小川も懸命のファイト。ねちねちしたグラウンドレスリングで神田を追い込む。
「おんどりゃー」

神田もチョップで反撃するが単発。そして小川あかり、逆片エビでさんざん痛めつけて、神田が弱ったところをストレッチプラムに捕らえる!

「ぐ・・・がっ」
懸命に絞り上げる小川あかり、3分近くこらえた神田だがついにギブアップの言葉を吐いた。神田幸子のレスラー生活は終わった、勝負タイム13分49秒。

「終わった・・・・・・」

神田幸子、リング上で深々と一礼してから引き揚げた。

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横スペ大会メインはあばしりタッグ戦、王者レッドロシアン、ダイナマイト・へリングに挑むのはダークヴィーナス、NOTORI組。要するに外人にベルト持たせたまま越年というのはまずいと会社側が判断し、アポカリプスの強豪2人をチャレンジャーに指名した。
一進一退の攻防が展開されたが・・・

「はっ!」

ダークヴィーナスのダークVキックが一閃。この一撃でレッドロシアン昏倒。そのまま押さえ込んダークヴィーナスが3カウントを奪取。勝負タイム27分20秒。アポカリプス軍があばしりタッグベルトを奪取した。

メイン終了後、

習志野礼子の引退セレモニー。
「みんな今まで応援ありがとう!」

10年余のキャリアの最初と最後だけSPZマットだったが、インディー戦線ではそこそこ知名度があった選手なので拍手が飛んだ。

そして神田幸子の引退セレモニー。

「拳ひとつでここまでやってくることができました、ありがとうございました。」

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神田幸子

2072年4月22日、どさんこドーム大会での、対フェアリー三井寺戦でデビュー。2080年11月26日、横浜スペシャルホール大会での対 小川あかり戦で引退。稼働月数104ケ月、出場試合数(概算)744試合

タイトル歴
第128代・第132代・第134代SPZ世界タッグ王者(パートナーは北条咲)

第99代あばしりタッグ王者(パートナーは菊次莉乃)

2013年10月20日 (日)

第1,601回 サウンドクリエーターの没落

72年目11月
「そろそろ引き際だと思います」

SPZ64期・神田幸子が引退を表明。

そしてSPZ限定参戦の元SPZ62期、習志野礼子も引退を表明。

「やはりもう私の力はSPZマットでは通用しませんね」

そして11月シリーズ「ダイヤモンドシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズ。

最終戦は横スペ大会。カード的に弱かったが、営業努力の甲斐あって超満員の盛況。

第1試合は習志野礼子VSサキタン。

10年選手の習志野、今日が引退試合。押していたのは若いサキタン。遠慮のないボディスラムで追い込み、最後は高い打点のドロップキックで習志野をなぎ倒し3カウントを奪った。サキタン、これがシングル初勝利。勝負タイム8分10秒。
「終わった・・・・」

敗れた習志野、四方に礼をしてから引き揚げた。流転のレスラー生活の最後をSPZの舞台で締めくくった。花道で同期のペガサス藤原がサプライズで現れ、
「お疲れ様」
花束を手渡した。場内どよめき。

続く第2試合は野村あおば、山科瞳のタッグにエレンシア・サンチェス、タンナ・カルロスのタッグマッチ。この試合は山科がつかまってしまい、11分28秒、カルロスのヘッドバットになぎ倒されてフォール負け。

続く第3試合は菊次莉乃、小早川志保にフランチェスカ・コロン、ミレーユ・バウムが激突するタッグマッチ。今大会はカード編成の都合で前半の試合に回った菊次、先輩の小早川を立てながらファイト。そして最後は弱ったコロンへ菊次がダイビングプレスを決め、3カウント奪取。この後菊次がマイクを握った。

「来月、タッグリーグ、長原さんと組んで参戦します!」
ドワアアア!!

その試合が終わると休憩。

休憩明け第4試合に早くも変態サウンドクリエーター・カガミ・アスカが登場。対戦相手は新鋭の長原ちづる。前月、鉄格子爆破を食らったリベンジで対戦に名乗りを上げた。

「先月は殺されるかと思いました。アポカリプス壊滅を決意しました」(長原)

「インド式レスリングの恐ろしさを見せてあげます」

遺恨の一戦、ゴング。
「小川さんに勝てたから次はカガミさんを潰す!」
グラウンドではまず勝てないと判断した長原が距離を置いてのファイト。ドロップキック連打でペースをつかもうとするが、カガミも隙あらば腕関節を狙う。意外と見ごたえのある攻防となった、長原、ボディスラムを3連発してからレッグドロップを落とす、行けるぞと思われたがカガミ足殺し!!

「ぬわーっ!!」
あられもない悲鳴を上げる長原だったが力ずくで振りほどいた!

「な・・・」
これにはカガミも驚愕。一気呵成に攻める長原、レッグドロップを落とす、カガミも懸命に腕関節を決めにかかるが長原もロープに足を延ばす!!長原レッグドロップを連発するが、カガミ、ことごとく返す!

「これで!!」
長原、滞空時間の長いブレーンバスター
バァンッ
叩きつけられるカガミ、覆いかぶさる長原、3カウントが入った。

ええええええええええええ
悪の軍団アポカリプスの総帥カガミが長原にも屈した。SPZに新しい風が強く吹き始めたか。勝負タイム28分51秒。

2013年10月19日 (土)

第1,600回 敗者人質爆破ウォーゲーム

「メインイベントのタッグマッチ特別試合は、敗者人質爆破マッチで行いますので・・・」
「ええっ?」

セミの試合を戦った長原ちづるとザ・ダークヴィーナスが怪訝な表情

「メインイベントの間、花道奥の特殊鉄檻の中で観戦していただきましょう。」

とかいっているうちに入場ゲートそばに2つの鉄格子つきケージが。

「入ってください。メインで所属するチームが勝てば何も起こりません。」
えええ!

セミを終えた2人、しぶしぶ鉄格子に入った。そして
ピー
鍵が電子ロックされた。

「電子ロックを外すには入口で4ケタのパスコードをテンキーで入力しなければなりません。で、そのテンキーの数字を書いたメモはここにあります。」

2通の封筒をかざすセブン山本。

「メインイベント、勝ったチームに該当チームの人質解放パスコードの入った封筒を差し上げます、なお、メインイベント終了3分後にそれぞれのケージに仕掛けられたトラップが作動します。」

ドヤ顔でメインイベント特別試合の説明をするセブン山本、コワイ!

負けたら自軍の人質が爆破されるやばすぎるルール。そして実際に闘うのは

メインは小川あかり、菊次莉乃VSカガミ・アスカ、NOTORI。

SPZ正規軍とアポカリプスのタッグ頂上対決だ。

負けたら人質の身にどんなペナルティが降りかかるかわからないので、懸命にファイトする両チーム。しかし小川あかりはいつもののんびりした腕攻め。

「チィーッ」

NOTORIがじれてDDTにとらえ、弱ったところをフェイスクラッシャー。
「小川さん―」

長原の叫びも届かないのか。代わった菊次にもNOTORIはDDTを連発してペースを離さない。

そして小川を捕らえて合体パイル、かろうじて返した小川だがNOTORIがトドメの農鳥
わー
小川懸命にかわして菊次にスイッチ!
「消えろ」

しかしNOTORI2度目の農鳥、これは小川カット。場内大盛り上がり。今度は菊次と小川が合体パワーボムを試みるもカガミ返した!
「決める」

最後は4人が入り乱れる攻防の中、ハイキックでNOTORIが小川を沈めた。
「ギギギ・・・」

46分12秒の熱闘を制したアポカリプス軍。NOTORIがフォールの態勢を離すや本部席へ降りセブン山本から封筒を受け取るやアポカリプス側のオリー・・・・ダークヴィーナスが閉じ込められているーへダッシュし入口のテンキーでパスコードを打ち込んだ。
「1600」

ピー
電子ロックが解除された。
NOTORI、ダークヴィーナスを開放して3人でリング上で手和えをしてから、反対側の花道をそそくさと引き揚げた。

セブン山本はいつのまにか姿を消していて、本体側鉄檻に時限装置カウントダウンが点灯した。

ブーッ、ブーッ

アラートブザーが鳴り、カウントダウンタイマーの数字が減ってゆく。
「120,119,118,117,116・・・・」
中には長原ちづるが閉じ込められている!アブナイ!

菊次、意を決して花道を走って鉄格子の前に来た。テンキー入力装置でセブン山本の誕生日である「1107」を入れてみたが「パスコードが違います あと2回間違えるとテンキー入力装置を無効化します」というエラーメッセージがディスプレイに表示された。

「鉄格子を殴って開ける、それしかない」

菊次、外から鉄格子をパンチして壊そうとしたがびくともしない
「60,69,58,57」

小川あかりも蹴りを入れて加勢したが鉄格子はびくともしない。今度は中にいる長原も加勢したがびくともしない。
「このっ、このっ」
菊次のこぶしが血で染まる。すさまじい。

「もういいって、もういい、キクさん」
中から長原が制止するが菊次シャカリキになって鉄格子を殴りつける

げしげしげしげし!!

「10、9,7,8,6」
ビービービービー

警告サイレンも鳴り響く、場内ハイテンションマックス!!
このとき一緒になって鉄格子を蹴っていた小川あかりが自分だけ逃げだして、反対側の花道を逃走して引き揚げてしまった。場内爆笑。土壇場になると人間の本性が出る。

どわあああああ!

「ぬあおー」
菊次、今度は渾身の力を込めて鉄格子の檻をひん曲げようと力を込めるが、頑丈な鉄格子はびくともしない!

3.2.1.0.

ピー
ZUDOMMBBBBBBBBBABABABABABAKKAKAK!!

その瞬間、鉄格子の天井に仕掛けられていた爆弾が起動し内部に爆炎と火花が充満する!!

ギャンっ
爆風で吹っ飛ぶ菊次、

「あぎゃあー」
中から長原の断末魔の悲鳴!!

煙が収まると中にいたのは爆炎で黒焦げになった長原の倒れた姿であった。
ピー
ここで電子ロックが解除された。あわてて長原を介抱する菊次

「ちづる・・・・ッ」

救急車に乗せられ黒こげになった長原ちづるはアポカリプス病院へ搬送された。オーロラビジョンには「TO BE CONTINUE」の文字が。

こうしてSPZ史上初の「敗者人質爆破デスマッチ」は終わった。

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(筆者より なんとか1,600回、1,600の関ケ原までたどり着きました。これからも体力気力の続く限り頑張ります)

2013年10月18日 (金)

第1,599回 全国1000万のファンの皆さん、お待たせしましたー

72年目10月
「もうあれは10年前のことですから」

SPZ62期、習志野礼子(本名・三浦礼子)のSPZ10年ぶり復帰参戦が発表された。

10年前先輩方とトラブルを起こして寮を出て行った習志野礼子、その後海外マットに遠征したり、埼玉ソウルプロレスに参戦し生計を立てていたが、2年前にセミリタイアし、結婚してもう25歳だが、SPZが2名入院というピンチで頭数が欲しかったので杉浦社長が参戦オファーを出した。

シリーズ初戦山口大会が下松駅前で起こった爆破テロ事件の影響で中止となった。物騒な世の中。

第2戦松江大会、習志野礼子10年ぶりSPZ復帰戦。
10年前にそでを通したSPZ時代のコスチュームを着てリングに向かった習志野礼子、復帰戦の相手は山科瞳、9歳年下。
「でえい」
山科のタックルに吹き飛ばされ、ボディスラムで叩きつけられてしまう。

そしてダウンしたところをギロチンドロップ。これで習志野の戦意はくじかれ3カウントを奪われた。
(やれやれ・・・・)

7分14秒、キャリア2年目のレスラーにもあっさり負けた。でもまあ1試合やって44700円という契約なので稼げる条件。

「あくまで私は人の穴埋めで呼ばれただけ。その辺のところを考えないと」

兵庫大会メインはあばしりタッグ戦、王者長原ちづる、小川あかりに対するはレッドロシアン、ダイナマイト・へリング組。SPZ世界タッグの戴冠歴もある強敵だ。

玄海のいない状況下、この2人が唯一のベルト保持者。しかし小川がつかまるいつもの展開。なんとかSTFでへリングを追い込むもまだレッドロシアンが健在。パワフルな攻めで長原タジタジ。
「オッシャー」
合体パイルであえなく長原沈没。勝負タイム26分44秒。あばしりタッグベルトが海外流出・・・・

+++++++++++++++++++

シリーズ最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は習志野礼子VS山科瞳。10年ぶり参戦の習志野だが、若い山科の猛攻にタジタジ。逆片エビを決めるなど粘ったが、山科のネックブリーカーに8分5秒敗北。

続く第2試合にベテランの神田幸子が登場、サキタンと組んでアーニー・ストリーム、フランチェスカ・コロン。初の外人戦に意気上がったサキタンだったが、スタミナ不足の弱点は変わらず、神田が苦しいローンバトルをしいられる。しかしこの試合、神田の裏拳が外人チーム2人にそれぞれ決まり、外人2人とも動きが止まってしまう

「サキタン、決めろ!」
神田が指示、サキタン、懸命にトラースキックを決めてストリームをマットに這わせ無我夢中で押さえ込んだ!カウント3、サキタン、タッグながら初白星。

続く第3試合は小早川志保、野村つばさVSレッドロシアン、ダイナマイトへリング組。しかしあばしり王者になって意気上がる外人2人が力ずくの猛攻。レッドロシアンのフロントスープレックスに野村つばさ、沈没。・・・・勝負タイム13分24秒、

休憩後第4試合はメアンドロスがダークジョーカーを13分42秒、ムーンサルトで退けAAC最強外人の面目を保った。

セミは長原ちづるVSザ・ダークヴィーナス。

長原が先輩越えを狙って力ずくで攻め込んでゆくが、ダークヴィーナスもものすごい掌底で反撃。

「全国1000万のファンの皆さんお待たせしました」
訳の分からないことを叫んでから長原、切り札のジャーマン。受けきれなかったダークヴィーナス、敗北。
「やったー」

長原、先輩越えに歓喜。
その時セブン山本が花道に現れた。

「2人ともそのまま」
えっ?

いぶかしがる長原

「メインイベントのタッグマッチ特別試合は、敗者人質爆破マッチで行いますので・・・」

 「ええっ?」

2013年10月17日 (木)

第1,598回 72年目9月 さいたまドーム決戦

72年目9月

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合はサキタンVS山科瞳。新人のサキタン、まだまだスタミナに難があり、山科のエルボーを食らって8分53秒、敗北。サキタンの初勝利が遠い・・・・

続く第2試合は野村あおばVS秋川美喜子。野村が先輩の貫録で積極的に攻め、エルボーで秋川を流血に追い込み、ネックブリーカーでグロッキー状態に追い込み、最後は巻投げからそのまま丸め込んで3カウント奪取。勝負タイム10分13秒。

第3試合はベテランの神田幸子が登場。後輩の小早川志保とタッグを組んでエレンシア・サンチェス、タンナ・カルロスと対戦。相手チームの素早さに苦しんだ神田と小早川だったが、最後は裏拳を決めて相手のペースをかき乱してから強引にロープに振ったところを背面トペで押しつぶして神田がサンチェスからフォール勝ち。勝負タイム15分50秒。その試合が終わると休憩。

********************

休憩明け第4試合はダークヴィーナス、ダークジョーカーの2人が登場。元世界タッグ王者のレッドロシアン、ダイナマイト・へリングと激突。外人2人おパワー攻勢に苦しんだダークヴィーナス。ラリアットで吹っ飛ばされるなど苦しい展開。それでもダークヴィーナス、シャイニングウィザードで逆転勝利に成功。勝負タイム18分39秒。

セミ前はNOTORI VSメアンドロスのシングルマッチ。Sクラ準優勝という結果を引っ提げて一流レスラーの仲間入りをかけてメアンドロスに挑んでいったNOTORIだが、空中戦ではメアンドロスの方が一枚上。NOTORIも懸命にタイガードライバーで応戦したが、メアンドロスがムーンサルトを決めて、NOTORIを振り切った。

セミは小川あかりVS長原ちづる。あばしり王者同士の対戦だが、小川あかりのぐだぐだっぷりはますます磨きがかかっており、たまにしか反撃できない。そのままズルズルと試合が進んでゆく。何とか勝負をかけたSTFはあまりにもロープに近い。

「でえええい」
長原のブレーンバスター2連発に、小川あかり、13分42秒、あっさりやられてしまった。

この結果を新宿の経営する食堂「ザ・ガロニ」で見た小川母、テレビ電話をかけてオーロラビジョン越しに出演し、

「あかり、やっぱりあなたは三下レスラーよ」などと口撃。
しかし小川あかり、気にも留めず花道をスタスタと引き揚げた。

**************************

そのあとセブン山本統括部長がリングへ。

「ムハハハハ、玄海恵理はレディーXの手により重傷を負った。あの横スペ大会の攻防の中でレディーXは玄海の脇腹をワンインチパンチで破壊したのだ。ムハハハハ」

館内ドン引き。

「玄海が来月までにリング復帰の具体的日程を発表しない限りSPZマッチメイク委員会はSPZシングル・タッグベルトの返上勧告を行う」

そしてメインはカガミ・アスカVS菊次莉乃。8月Sクラの公式戦で菊次があと一歩まで追い込んだので再戦が組まれた。エルボーをガスガス入れて優位に立った菊次、延髄一発!
返すカガミ、ならばと菊次、もう一発延髄

なおもカガミ返す!
「うおあー」
菊次ラリアット!しかしカガミ返す、驚異の粘りだ。

しかしカガミ様子がおかしい、腕を取りに行く動作も緩慢。

ならばと菊次、間合いを取って、ぐんと踏込み、2度目のラリアット!
「ぐぼ」
崩れ落ちるカガミ、フォールする菊次、これで3カウントが入ってしまった。
ええええええええええ?

ドームのメイン、SPZ悪の軍団アポカリプスの総帥・カガミ・アスカ敗れる。本部席のセブン山本も呆然。いよいよSPZ70期、入社3年目の菊次莉乃がトップグループに割って入ってきた。

2013年10月16日 (水)

ロマンティック秋色20131016

温泉行きたいよ・・・・

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■プロレス

・諏訪間 万力スリーパー公開

鯛曙用の必殺兵器って・・・・

・曙 相撲特訓で原点に返る

東関部屋の師範代でもある曙、タトゥーを隠して若手をぶつかりげいこで圧倒し原点に返る特訓パフォーマンス。曙に3冠巻かせてみるのも面白いが・・・・・

・10.27両国にファンクス来場

いまさらそんなの呼んでも・・・まあ集客のためにはなりふりかまっていられないのだろう

■野球

クライマックスシリーズ第1ラウンドは広島が制す

・マエケンとバリントンで阪神に勝てました

まあどうせ日本シリーズに行くのは巨人だとおもうが・・・・

・中日新監督は谷繁、落合さんはGM 

まあお金のかからない選択肢として判断したのだろう。でもプレイングマネジャーはなかなか難しい。来季以降DeNA CS出場の可能性は残った

■マラソン

川内優輝 メルボルンマラソン2位

オーストラリアで有名になる計画も、2時間10分切れず2位。

今週はこんなところ。

2013年10月15日 (火)

第1,597回 小川あかり、タッグ2冠王

時に西暦2080年、

旗揚げ71年を迎えた横浜のお嬢様プロレス団体は、新人スカウトや新人テストを行い、3人の練習生を獲得した。一人は秋川美喜子、もう一人は佐藤優香(サキタン)、この2人は難なくデビューを果たしたが、最後の一人がなかなかデビューさせてもらえなかった。

「うう…まだまだ努力が足りないみたい・・・」

少女の名は山田輝美15歳、基礎体力はそこそこあって何とか新人テストをパスしたのだが、いかんせん受け身が下手で、上原課長いわく「実戦に出すとやばいレベル」とのことで、なかなかデビューの許可が出なかった。(SPZはいちおうシビアなプロレス団体なので、選手の実戦デビューは現場を仕切るブレード上原の承認が必要なのである)

「ちょっと今のままじゃあリングに上げられないなあ」

この団体は新人を取ったらまず受け身だけ覚えさせて、実戦デビューさせてやられるところから始まる。とはいえ入門から半年もたっているのにボディスラムで投げられただけで頭から落ちてしまうような、壊滅的に覚えの悪い娘だったので、先輩方も手を焼いていた。

「あなた、当分デビューは無理だから、レフェリーにでも転身する?」

「そんな…嫌です。私どうしてもレスラーとしてデビューしたいんです」

とはいえSPZも覚えの悪い練習生に無駄飯を食わせ続けるほど寛容な会社ではない。営業会議で、山田輝美について解雇やリング設営やグッズ販売部門に飛ばしてはという処遇が検討されたが。セブン山本統括部長が口を開いた。

「今までと同じ育成の枠にはまらなければ、別の方法を考えればいいじゃないですか」

 「山本さん?」杉浦社長がいぶかしがる

「いままでうちの新人育成はとりあえず前座の試合に出して1こ上や2こ上の先輩にやられてその流れでプロレスを覚えさせました。しかしその手が通じないのであれば専属のコーチャーをつけて、みっちり動きを覚えこまさせたうえで、本番でもその人相手限定でやらせればいいじゃないですか」

 「・・・・とはいっても」

「立ち技を多用する選手や力自慢の選手だと事故る可能性が高まりますから。ある程度相手に手加減ができる人でグラウンドレスリングだけで試合のできる人がいるでしょう。うちの会社には」

 「そうか、その手がありましたか」

「んで、アングルはうまい事考えましょう、うちらで」

しかし、この仕込みが花開くにはもう少し時間がかかるのであった・・・・

******************************

72年目9月

ところがー

Sクラ4連覇を成し遂げた玄海だったが、最終戦で脇腹を痛めてしまい、入院となった。
「んー、これはちょっと・・・」

そして最古参選手のフェアリー三井寺も右アキレスけん断裂で入院・・・

この状況下で「ウルトラソウルシリーズ」開幕。メインは正規軍の小川、菊次、長原とアポカリプス軍が対抗する構図でカードを組んだ。

シリーズ第6戦奈良大会、メインはあばしりタッグ戦、王者神田幸子、菊次莉乃に対するは小川あかり、長原ちづる組。

長原ちづる、同期の菊次へのライバル心はかなりのものがあった、このチャンスを生かすべく菊次を追い込んでいったが、何しろパートナーの小川のファイトがぐだぐだ。それでも長原、奮闘し、神田に嫌な顔をさせる。そして菊次と長原の同期対決。しかし神田の裏拳が長原に炸裂。このあたりで4人が入り乱れる展開。

「神田さんをお願い!」

長原、うまく神田を場外に突き飛ばすと、小川と合体攻撃、菊次をかかえ上げてダブルパワーボム!
ワン、トゥ・・・ドドドドド!!

懸命に返した菊次だが起き上がれない!!
「もう逃げられないわよ!」

小川あかりSTF、懸命にこらえた菊次だったがついにギブアップの言葉を吐いた。勝負タイム42分24秒のいい試合、王者組は4度目の防衛に失敗。小川あかりはタッグ2冠王!

最終戦はさいたまドーム大会。

2013年10月14日 (月)

第1,596回 玄海恵理偉業4連覇

72年目8月

SPZクライマックス。

リーグ戦も佳境に。

シリーズ7戦目は仙台大会。

菊次(4点、エルボーからの片エビ固め 13.17)小川(1点)

小川あかり絶不調。菊次にエルボーをガスガス撃ち込まれてそのままズルズルと・・・・
菊次は地元ということで積極的ファイト。最後は鮮やかなエルボーで小川を沈め2勝目ゲット。

レディーX(10点、キャプチュード 13.33)神田(3点)

SPZの古参として存在感を発揮したかった神田だったが、打撃戦でもXに押されていって、最後はキャプチュード2連発に沈んだ。

カガミ(8点、エルボーからの片エビ固め 20.35)NOTORI(8点)

ここまで玄海に負けただけの1敗で来ているNOTORI、持ち前のスピードプロレスが冴えているようだ。この日はアポカリプスの同門対決でカガミと対戦。しかしこの日はカガミが得意のインド式レスリングで優勢。最後はカウンター気味にエルボーが入り3カウント。これでNOTORI2敗となり、優勝戦線から脱落。

玄海(12点、掌底からの片エビ固め 7.39)ダークV(2点)

アポカリプスの核弾頭・ダークヴィーナスが玄海に向かっていったのだが、その打撃は玄海の岩のような肉体には通じなかった・・・・
かくて優勝の行方は全勝の玄海と1敗のレディーXに絞られた。

++++++++++++++++++

最終戦は横スペ大会。

NOTORI(10点、タイガードライバー 15.12)菊次(4点)

目まぐるしく攻防が変わる両者の激しい試合。一進一退の末接戦をものにしたのは、NOTORIだった。タイガードライバー2連発で粘る菊次を振り切って5勝目ゲット。今シリーズのNOTORIは調子がいいようだ。表彰式に出られる可能性があるので帰らず、控室でジャージ姿で待機。

ダークV(4点、バックドロップからの片エビ固め 19.03)小川(1点)

横スペ大会セミ前は最下位決定戦。例によってグダグダファイトの小川、逆転をかけてのSTFはロープに近い。そしてズルズルと行ってしまい、ダークヴィーナスのバックドロップに敗北!小川あかり、わずか1点でリーグ戦を終える醜態をさらした・・・・

神田(5点、裏拳からの片エビ固め 27.36)カガミ(8点)

神田の打撃をかいくぐって組みついてグラウンドに引きずり込む動きのカガミ。本格的レスリングの攻防に横スペにつめかけたファンはうなった。しかし以前のような粘りがなくなっている神田、時間経過とともに古傷がうずくのか動きが止まってしまう。
―一撃ずつ当ててゆくしか・・・・・

カガミ、力のこもったパイルドライバーで優位に立つ。しかしこれ以上受けきれないと判断したのか神田がここで裏拳一発。
ワン、トゥ、ドドドド
神田、ここを先途と2発目の裏拳!!!!
崩れ落ちるカガミ!
ワン、トゥ、スリ
相羽レフェリーがマットを3つ叩いた。ベテランの神田が5点でリーグ戦を終えた。

「去年の半分ですけど、ボロボロでとった5点ですから」

優勝候補の一角として名を連ねていたカガミだが、8点でリーグ戦を終えた。

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かくてメインイベント。玄海は引き分けても優勝だが、レディーXが勝てば同一カードで優勝決定戦となる。

玄海(14点、ラストライドからのエビ固め 10.27)レディーX(10点)

「山本さんがどこでコネつけてきたから知らんけど、全力でやるだけ」
玄海、相手のグラウンド攻めをひとしきり受けるや重さのこもった攻めを見せてラリアット、ノーザンライトで優位に立つ。そしてスクラップバスター。徐々に追い込まれるレディーX
「オラオラオラー」

パワースラム、なんとか場外へ逃げたレディーXだが玄海は場外でノーザンライトスープレックス!!完全に機能停止したレディーXを玄海、リング内に引き入れて、
「うおらああー」
最後は伝家の宝刀ラストライドで決めた。勝負タイム10分27秒、終わってみれば玄海快勝。

「へへへへへっ、ドーモドーモ」
玄海恵理、SPZクライマックス4連覇!偉業と言っていいだろう。笑顔で賞金300万円と副賞のブランドバッグを受け取った。
その次は10点でレディーXとNOTORIが並んだが、直接対決で勝っているNOTORIが準優勝となり、横浜中華街のお食事券を受け取った。3位はレディーXが入り、セブン山本が代理でスポーツドリンク1ケースを受け取った。
こうして第72回SPZクライマックスは終わった。

2013年10月13日 (日)

第1,595回 神田幸子殴られ敗退

第72回SPZクライマックス

無敵の団体エース、玄海恵理の4連覇を阻止するために極悪統括部長・セブン山本はヨーロッパへ飛び、レディーXという謎の戦士を調達してきた・・・・

第5戦は九州ドーム大会。

NOTORI(6点、農鳥からの片エビ固め 12.17)ダークV(2点)

NOTORI3勝目。アポカリプスの同門対決を伝家の宝刀・農鳥で制した。

小川(1点 時間切れ引き分け 30.00)神田(3点)

打撃を警戒して攻めあぐむ小川、組みついて腕関節を狙って神田がしっかりディフェンスしつつロープへ。そんな攻防が長々と続きけっきょく30分時間切れドローとなった。小川あかり、ようやく勝ち点1を取ったが初勝利が遠い・・・

レディーX(6点、Xロック 7.26)菊次(2点)

レディーXがついに本領発揮しだしたか。変形STFを披露。たまらず菊次ギブアップ。

玄海(8点、ハイキックからの片エビ固め 12.17)カガミ(4点)

負ければ優勝戦線から脱落するカガミだが、玄海の重量感の満ち満ちた攻めにタジタジ。そしてロープ際で闘い決定的チャンスを作らせない。そうやって追い込んで強烈ハイキックで決めた

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第6戦は札幌どさんこドーム大会

NOTORI(8点、農鳥からの片エビ固め 16.09)小川(1点)

初白星が遠い小川、この日もぐだぐだファイトの末、NOTORIの農鳥を食らって敗北・・・・・

カガミ(6点、ニーアタックからの片エビ固め 24.39)菊次(2点)

優勝の望みのないカガミ、どこか気の抜けたファイトに終始。そこを菊次に付け込まれてしまう。追い込まれてから足殺しで反撃するもロープに近い。しかし菊次もカガミを追い込んだものの自らも息が乱れ決めきれない。タイガードライバーを返されてからはちぐはぐな攻めで、ミサイルキックは2度も自爆。これではカガミの牙城を敗れるはずもない。カガミ、苦しんだもののミサイルキックで逆転勝利。

「この負けはすごく悔しいです」(菊次)

レディーX(8点、Xキックからの片エビ固め 14.46)ダークV(2点)

ダークヴィーナスも真正面から鋭いエルボーを入れて嫌な顔をさせ、得意のダークVキックを叩き込む。しかしこれを返したXが
「Xキック」
ビッグブーツ気味の蹴りを叩き込んでダークヴィーナスを潰した。敗れたもののダークヴィーナス、相手をあと一歩まで追い詰めた・・・

玄海(10点、掌底からの片エビ固め 7.50)神田(3点)

玄海、危なげなく先輩の神田を掌底殴りで退けた。これで無傷の5連勝。
「うーん、ちょっと自分でもおかしいと思います」
前年準優勝の神田、ここまで3点と伸び悩み・・・・

第72回SPZクライマックス、玄海恵理が10点でトップ、NOTORI,レディーXが8点で追う展開・・・

2013年10月12日 (土)

第1,594回 小川あかりえび反り地獄

72年目8月 SPZクライマックス(続き)

第3戦は大阪難波パワフルドーム大会。

菊次(2点、ミサイルキックからの片エビ固め 17.33)神田(2点)

菊次が初日。エルボー乱打で神田を追い込み、ミサイルキックでトドメ。
「一戦入魂です!」

カガミ(4点、ニーアタックからの片エビ固め 25.51)ダークV(0点)

アポカリプスの同門対決。手数を出していたのはダークヴィーナスの方、早い時点でフィッシャーマンバスターを繰り出して優位に。カガミも足殺しで挽回を図るがロープに近い。あわや大金星かと思われたが、掌底を返したカガミがニーアタックで何とか逆転勝利を収めた。勝つには勝ったがカガミ、苦しそうな表情で、試合後のお茶会も割愛して引き揚げた・・・

レディーX(2点、逆片エビ固め 9.17)小川(0点)

「レディーX!キル、キルハー!(殺せ)」

セコンドのセブン山本が拡声器で叫ぶ。
冷酷な殺人マシーンというふれこみで来日したレディーX、この日は小川あかりと対戦。レスリングベースの攻防をやった後フィニッシュは突然に
「ギャアアアア」
えぐい角度の逆片エビ固め!小川あかりの身体がグイグイと海老のようにそってゆく!たまらずギブアップ・・・

玄海(4点、キャプチュード 7.34)NOTORI(2点)

玄海圧勝。7分そこそこでNOTORIの挑戦を退けた。

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シリーズ第4戦は広島若鯉球場大会。

ダークV(2点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 11.17)菊次(2点)

ダークヴィーナス初日を出した。菊次相手に積極的に打撃を入れ、ダークVキックで追い込んでからシャイニングウィザード。

NOTORI(4点、ハイキックからの片エビ固め 19.24 )神田(2点)

NOTORIのスピードは神田にプロレスをさせなかった。神田の打撃はことごとく空振り。終盤になって神田、タイガードライバーを決めて裏拳、ビッグブーツと勝負をかけるが、しのぎきったNOTORIがハイキックで神田を沈めた。

レディーX(4点、キャプチュード 13.40)カガミ(4点)

「山本さん、そんなのを連れてくるってことはアポカリプス総裁としての私を信用していないってことなのかしら?
カガミが鋭い指摘。
「いや、そのウ…そんなわけじゃないんだけど、集客とか売上とかいろいろあるのですよ」
苦しい釈明をするセブン山本であった。
カガミ、慎重なファイトに終始したが変形ドラゴンスリーパーにつかまり身体の力が抜ける。
「とらえた」
キャプチュードでカガミ敗北。

玄海(6点、キャプチュード 11.17)小川(0点)
「おととし負けてるから油断はできん」
玄海、持ち前のパワーで攻勢に。ステップキック、ブレーンバスター、パワースラムの猛攻!!そしてとどめのキャプチュード。小川あかり、無念の3連敗・・・・

第72回SPZクライマックス、4連覇を狙う玄海恵理が6点でトップ。NOTORI、レディーX、カガミが4点で追う展開(続きます)

2013年10月11日 (金)

第1,593回 長原ちづる無惨

72年目8月

恒例のSPZクライマックス。出場者は以下の8名

◆玄海恵理(21)6年連続6度目の出場
第69回・第70回・第71回大会優勝

「このメンツなら全勝優勝しかねえ!」

◆神田幸子(23)5年連続5度目の出場

「若い選手が上がってきているので・・・何とか存在感見せたいね」

◆カガミ・アスカ(22)5年連続5度目の出場

「記者会見で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」

◆NOTORI(21)4年連続4度目の出場

「奈良田の里のため・・・・賞金を頂く」

◆小川あかり(20)4年連続4度目の出場

「しっかりファイトします」

◆ザ・ダークヴィーナス(18)2年連続2度目の出場

「闇の力ですべてを壊す・・・・」

◆菊次莉乃(17)初出場

「頑張ります!!」

◆レディーX

エントリー8人目の紹介で長原ちづるが出ることになっていたが、長原がマイクを握ろうとしたときに黒いジャンプスーツをまとった謎の金髪女が乱入し

「ウォルァ――――――SHAYYYY」

ドンがらガッチャン!!

長原ちづるを殴り倒した。長原が持っていたコーヒーカップが床にたたきつけられ黒い液体が飛び散る!
「ギギギ・・・・」

ものすごいパンチの衝撃で長原は床に倒れ伏す
他の7名ざわめく。そこへセブン山本が現れた。

「どうせこのメンツでやったら玄海のアフォが優勝してまうやん。それを阻止せんがためにヨーロッパの秘密道場から仕入れてきた。これがレディーXだ。ドゥハハハハ」

「杉浦社長こんなこと認めていいんですか?」

同期を殴り倒された菊次が口を開くが、杉浦社長

「売られた喧嘩は買う。それがプロレスです。認めます。そのエックス何たらとやらのSクラ参戦を」

ドワアアアア

「ふふふふ、さすがっす杉浦社長、では本番でまた会おう。ダスヴィダニヤ」

とかなんとかいってセブン山本とレディーXは引き揚げた。ざわめく記者さん達。

Sクラ記者会見場のレストラン「ザ・ガロニ」で起こった惨劇。小川母が黙々と倒されたイスやテーブルを片付け。

「んま、これは大変だわ。重い脳震盪でお手当てが必要だわ」

とかいってハルシオン六条リングアナがわざとらしく長原ちづるに注射。記者会見場は爆笑。こうして長原のSクラ初出場は幻に終わった・・・・

そして8月シリーズ開幕。「ザ・ガロニ」で殴り倒された長原ちづる、軽度の打撲だったが、長原はヘッドギアをつけて前座戦線に強行参戦。

神田(2点、ビッグブーツからの体固め 16.10)ダークV

同期の北条は去り、気が付けば団体で2番目の古株となった神田幸子。御多分の漏れず長年の酷使で腰とか首とかは悲鳴を上げている。Sクラ参戦にも勇気がいった。
隙をうかがい打撃を狙っていった神田だが、ダークヴィーナスのダークバックドロップを食らって朦朧状態に、
「もらったー」
踏み込んでくるところを裏拳一撃、そしてビッグブーツ。しかしダークヴィーナスはフォールを返す。ドドドド
「ウイシャアああ」

2発目のビッグブーツがまともに入り、ダークヴィーナスは薄れゆく意識の中3カウントを聞いた・・・・

カガミ(2点、ストレッチプラム 14.0)小川

どさんこドームのセミ前でこのテクニカル対決が組まれた。カガミがインド式のグラウンドテクで翻弄すれば小川あかりはSPZ伝統のトラディショナル・グラウンドレスリングで対抗。場内どよめく。腕の取り合いひとつとっても味のある攻防!!
しかし最後は唐突に、不用意にリング中央で組んでしまった小川、そこへカガミがストレッチプラム!
「あああっ」
「いいわ、もっといい音を聴かせて・・・・」
小川あかりギブアップ。
「敵を屠った後に飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」

NOTORI(2点、農鳥からの片エビ固め 13.19)レディーX

どさんこドーム大会セミファイナル、セブン山本が仕入れてきた謎のレスラー、レディーXがついにガウンを脱いだ。金髪のスタイルのよさそうな美人レスラーだが、顔のあたりに黒いペイントをしている。対戦相手はNOTORI。
しかしNOTORIも持ち前のスピードでペースを握る。レディーXは変形のSTFで追い込んだが、ロープに近くのがれてしまう。そしてNOTORIが
「消えろ」
出た農鳥!まともにくらったレディーXはフォールを返せなかった。
「オーマイガッ」
セブン山本が本部席で頭を抱える。鳴り物入りで入ってきたレディーX,初戦から黒星発進。

玄海(2点、スリーパーホールド 10.46)菊次

玄海の圧倒的肉体が菊次を襲う。それはもう一方的な暴力だった。ラリアットで吹っ飛ぶ菊次・・・
「オラああああ」
最後は意外にもスリーパーホールドで菊次を仕留めた。

「オラああ、カガミがなんぼのもんじゃい!あいつのサウンドクリエーターと勝負してやる」

第72回SPZクライマックス、玄海恵理、4連覇へ好発進(続きます)

2013年10月10日 (木)

プロレス技シリーズ63 ショルダークロー

今回ご紹介するのは、昔の痛め技としてよくあった、ショルダークロー。

座り込んだ状態の相手に背後から近づき、左右の手で首筋から肩のあたりをむんずとつかまえ、そのまま握力でもって痛めつけるだけという原始的な技。

掌が大きい選手、巨漢でパワー自慢の選手が試合前半の痛め技としてよく使います。仕掛けられた方が痛さにうめき顔をゆがめるのも見どころです。

肩とも首筋ともいえないところを締め付けるとチョークに近くなって苦しさが倍加して、ヒールの選手はギリギリのところを狙ってやっていた節があります。

この技の使い手はなんといってもアンドレ・ザ・ジャイアント。その巨大な手で肩をぐいーっと握りつぶされるのですから、規格外のパワーを誇示するにはうってつけだったのでしょう。試合前半の見せ場の一つでした。あとはブッチャー、キマラら巨漢のヒール系外人も前半の痛め技として多用されていました。日本人ではかつての荒鷲・坂口征二が使われていました。全日ではザ・グレートカブキ。

現在は使う選手があまりいないので、WASでは実装されていません。グリズリー山本あたりに覚えさせると序盤から優位な試合運びが出来そうな気がします。

2013年10月 9日 (水)

紅葉の季節が20131009

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュースのようなもの。

■プロレス

・武藤新団体W1 後楽園1750名集客超満員

真っ二つに分かれた全日本プロレス、残念ながら勢いはこっちにあると言わざるを得ない。高山帝王とか中西とか参戦しているし。10/6後楽園は全10試合の豪華版。諏訪間全日本の後楽園は3ケタ台の集客で汲々としているのに・・・・

・渕さん雨の路上で転倒、頭を打つ

本人ブログによるとしょっぱい受け身を取ってしまったらしい。次期シリーズも地方は参戦せず。取締役になって固定給が入るようになって出場試合数が減った気がする。

■野球

・中日新監督は誰ぞ

落合さん復帰もという話はお付きのコーチ陣を含めた人件費が高すぎるというのがネックだし、じゃあ高木政権の2年はなんだったのかという話になりかねない。立浪さんはいろいろあって厳しいらしいし、井上一樹さんは誰それという話だし・・・・谷繁さんが有力らしいという報道まで・・・・

DeNAがCSに行くためには中日を引きずり降ろさねばならないので、名将・落合さん復帰は脅威だ・・・・目が離せない・・・・

・前田智引退試合

最後は投ゴロ。1イニングだけでしたが、ライトの守備にも就きました。「最もテーピングや湿布を使った野球選手」が現役を退きました。

■マラソン

川内優輝、弘前アップルマラソンにて快走

ハーフマラソンを安定の1時間4分台でまとめる。レース後は名産のリンゴにかぶりつく。次回出走は10/13オーストラリア、メルボルンマラソンで世界選手権以来のフル。パスポート忘れるな。

今週はこんなところ。

2013年10月 8日 (火)

第1,592回 顔見世ファイトってのは、ちょっと寂しい

72年目7月

カガミ・アスカ、「自分を見つめなおすため」1か月休み。インド南岸のリゾート地で休養を兼ねてファースト写真集「トリヴァンドラム」を撮影。ファンは色めきたった。

7月シリーズ「サマースターナイツシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズ。

シリーズ第5戦宇都宮大会であばしりタッグ。王者菊次莉乃、神田幸子に対するはヴェゲアラカ・ウト、ベケシャ・ウトンの格闘一家コンビ。

入社3年目の菊次、本当に強くなった。外人2人を向こうに回して大奮闘。フィニッシュは神田先輩の裏拳に譲ったが、試合の7割は菊次が出張っていた。勝負タイム26分17秒。

「顔見世ファイトっていうのは、ちょっと寂しい・・・けどキクもつよくなったよな」(神田幸子)
王者チームが3度目の防衛に成功。

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シリーズ第7戦幕張大会でSPZ世界タッグ戦、王者玄海恵理、小川あかり組に対するはアポカリプスからダークジョーカー、NOTORI組。

とりあえず組んだ感がありありのタッグタイトル戦、例によって玄海が大暴れ。最後は小川あかりを呼び込んで合体パワーボムで24分42秒、NOTORIを沈めた。王者組が4度目の防衛に成功。

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シリーズ最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は山科瞳VS秋川美喜子。

秋川も先輩に食らいついて行ったのだが、やはりスタミナ切れを露呈し、ドロップキックでなぎ倒され、起き上がったところを強烈なチョップでまた倒される。そして2度目のドロップキックで倒される。しかし続くフォールを懸命にギリギリで返した秋川。相手が不用意に組みついてくる動きを利用して右腕をサッと極めた!

「あうっ」

山科瞳ギブアップ!秋川、入社3か月で先輩越えシングル初勝利!勝負タイム12分19秒。

えええええええええええええええええええええ?
場内どよめき。
「ちょっと山科さんが相手を舐めてましたね」(かいせつの北条咲)

続く第2試合は野村あおばVSサキタン。野村あおばが先輩の貫録を見せ、あっさりとボディプレスでサキタンを仕留めた。勝負タイム6分55秒。

続く第3試合は神田幸子、フェアリー三井寺のベテランコンビが登場し、ヴェゲアラカ・ウトン、ベケシャ・ウトンの格闘一家と対戦。この試合は長期戦の末神田がつかまってしまい、22分23秒、ヴェゲアラカの強烈な膝蹴りをもらってフォール負け。その試合が終わると休憩。

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休憩明け第4試合に小川あかりが登場。小早川志保と組んでレッドロシアン、ダイナマイト・へリングと対戦。外人組のパワーに苦しむ小川。合体パイルを食らって苦しい表情。小早川も外人2人のラフにつかまり苦しい状況、最後は合体パワーボムに小早川が沈んでしまった。勝負タイム18分28秒。

「小川あかり、また負けちゃったのね、やっぱりあなたはどんくさいから格闘技に向いてないのよ。でもまあ、あなたも20歳越えたから、稼ぎ方は自分で考えなさい。せいぜい小川一家の栄光に泥を塗らないようにね。それじゃ母さんスープ作りで忙しいから。」

新宿二丁目のレストラン「ザ・ガロニ」から、コック姿の小川母がオーロラビジョンにてVTR出演。場内爆笑。

セミは長原ちづる、菊次莉乃の若手新鋭タッグが登場、NOTORI,ダークヴィーナスのアポカリプス軍と激突。今月は悪の総帥・カガミ・アスカが不在なのでこの2人が引っ張った。NOTORIが持ち前のスピードで長原を翻弄するが、菊次が後半、試合を引っ張り、最後は乱戦の中ムーンサルトプレスで菊次がダークヴィーナスを18分2秒、仕留めた。

メインは玄海恵理VSダークジョーカー。いちおうSPZタイトルマッチだが、誰も挑戦者が勝つとは思っていない。青コーナー側のセコンドには鎖鎌を持ったNOTORIがついた。

「JAYGHIKIG」

叫んでからいきなり襲いかかったダークジョーカー。殴る蹴る殴る!しかし玄海落ち着いていた

「この三下が」
ヘッドバット炸裂

「OOOU」
そしてステップキックで制裁、ダークジョーカー鼻から流血。怒ったダークジョーカーは玄海をつかんでジョーカーアタック、起き上がったところをミドルキック乱打するが、玄海の岩のような肉体には効果なし!
「オラー」

キャプチュード一閃。玄海がバタバタした試合を制した。勝負タイム10分46秒。王者が3度目の防衛に成功。通算防衛回数も「16」に乗せた。

2013年10月 7日 (月)

第1,591回 魚料理には生野菜、肉料理には温野菜

時に西暦2080年、5月下旬

東京都心・新宿のはずれ、新宿二丁目に、一軒の洋食店がオープンした。
その名は「ザ・ガロニ」

新宿通りからちょっと細い路地を入ったところ、20席くらいの小さなお店。内装は100年位前のデパートの食堂をイメージしたようで、質素だけど昔懐かしい感じ。BGMはモーツァルトのディヴェルティメント。

「大変でした・・・・都内に自分のお店を持つというのは。このためにリング復帰して娘に殴られ続けましたからね(笑)」

フローラ小川(本名:西花子、SPZ34期・元SPZ王者・53歳)、長年の夢をとうとう結実させた。ネックとなったのは開店資金だが、SPZマットにここ数年参戦し(厳密にいうとファイトはしていないが)、身体を張って資金を確保した。

「ハンバーグ1,000円 チキングリル1,000円 ポークソテー1,000円 ビーフカツレツ1,000円 ロシアンカツレツ1,000円 白身魚のポワレ1,000円 白身魚フライ1,000円 ライス300円 ライス大盛400円 コンソメスープ300円 ボルシチ300円 季節野菜のサラダ400円 マカロニサラダ400円 温野菜500円 コーヒー300円 紅茶300円 キリンレモン200円 瓶ビール600円 グラスワイン300円 ウォッカ500円」

メニューは「めんどうなので絞った」とのことだが、味の方はレスラー引退後二十数年にわたり数々のレストランやホテルで料理人修行を続けていただけありなかなか。

「自分の中では、昔よくあったデパートの上層階の食堂をイメージしましたね。誰もが知っているごく普通のメニューをいかにおいしく味わってもらえるかが勝負です(笑)」

とはいえ本人も50代で、体力的にきついらしく、メインの料理は昔のつてでスカウトしたシェフに担当してもらい、自らは調理補助に回る。

「年齢的に厨房に立ち続けるのもきついので(笑)添え物の野菜係です。魚料理には生野菜、肉料理には温野菜です。それしかやりません。」

とかいって丹念にブロッコリーやカリフラワーを茹でていくフローラ小川であった。
営業時間は12時から22時(LO)、月曜定休。

本人は「元レスラーの店という目で見てもらいたくないので」と考え、普通の洋食店であることを打ち出し、宣伝にもあまり力を入れなかったが、それでも口コミでお客さんは集まり、そこそこ客入りもよかった。

「個人店ですから、あまり儲かりません。家賃と光熱費と人件費で行ってこいですねえ。まあ、なんとか、赤字が出ないように頑張ります。」

それでもSPZの首都圏ビッグマッチの時には旧知の杉浦社長にねじ込んで、リング上でお店の宣伝をしたり、タイトルマッチやリーグ戦の記者会見場として使って貰ったりして、増収に余念のないフローラ小川だった。

「あかりが引退するまでこの場所で営業して、引退後あの子を時給900円で雇うのが目標です(笑)それまで頑張りたいと思いますが、食堂経営も苦しいので何とも言えませんね。まあ人生太く短くぱぁっとやりますよ」

タレントのお店ということを表に出さない奥ゆかしさがいい。メインの料理はド定番だが、添え物の温野菜がどこかほっとする、といういい評価をグルメ雑誌から受け、「ザ・ガロニ」は順調な滑り出しとなった。

2013年10月 6日 (日)

第1,590回 北条咲 最終試合

その試合が終わると場内アナウンス

「次の試合に登場する北条咲選手はこの試合が最後のファイトとなります、ファンの皆様…より一層のご声援をよろしくお願いいたします」

どわあああああ!

まず「セントポール組曲第4楽章」がかかり、小川あかりが入場。

そして「チゴイネルワイゼン」がかかり、黒いロングガウン姿の北条咲が入場。

ゴングが鳴った。まずはレスリングベースの基本的な攻防をきっちりやる。さすがにグラウンドでは小川が優勢。

「てめこの」

タックルでなぎ倒してペースを握ろうとする北条。しかし小川も負けじとボディスラムで北条を投げる。そして腕を捕らえて脇固め!

(最後にじれったい奴当てやがって・・・・)

北条、流れを変えるべく掌底でなぐりつける、そして頭突き!
「うう」

しかし小川、愚直にボディスラムで投げて腕関節を狙ってくる。
「・・・ったく」
小川の愚直なグラウンド攻めをしのぐと、北条、逆に足を持ってサソリ固め。

(あいつの戦意を壊すしかない)

北条、頭突き、そしてバックドロップ2連発。これで小川の動きを止めた。
「ほっ」

北条3発目のバックドロップ。これで頭を打ってしまった小川、フォールを返せなかった。勝負タイム23分58秒。
ドワアアアアアアア

場内大歓声。

この後、本隊側の所属選手全員がリングに上がり、北条を胴上げ!そのあとSPZ杉浦社長から金一封、マスコミ各社さんから記念品の贈呈とつづく。

笑顔でバックステージへ引き上げた北条咲。荒い息をつきながら水を飲む。

「腕がもう感覚ないくらい狙われた。まああいつらしい攻めだったけど、最後はあいつ軽くて投げやすいからバックドロップで決めようと思った。まあ相手の泣き所を狙う大人のプロレスということで(笑)さあみなさん、私のインタビューよりメインイベント見たほうがいいですよ」

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メインは玄海恵理VSカガミ・アスカのSPZ世界選手権。いまのSPZの頂上決戦、しかしパワーで大きく劣るカガミ、勝つとしたら一瞬の隙をついて腕関節か足関節を狙うしかない。玄海もその辺は良くわかっていてロープに近いところでファイト。

「おんどれのパターンなんぞわかっとるんじゃー」

玄海、ものすごい威力の大木が襲ってくるハイキック。これでカガミの表情がおかしくなった。

「おらあああ」

勝ちを確信した玄海がラストライド。カガミを叩き潰した。勝負タイム22分47秒。王者が2度目の防衛に成功。

メイン終了後、勝利者インタビュー。

「なんとかポカやらずに勝てました。で、今日は自分をメインイベンターに引き上げてくれた北条さんの引退興行なんで・・・」といって花道を引き揚げる玄海。

そしてジャージ姿の北条がリングに上がり10カウントゴング。最後にひとこと。
「皆さん、これでさよならだ。今までありがとう」

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北条咲
SPZ64期

2072年4月16日、京都府立体育館大会での対 フェアリー三井寺戦でデビュー。2080年6月23日、さいたまドーム大会での対 小川あかり戦で引退。稼働月数99ケ月、出場試合数概算818試合

タイトル歴
第192代SPZ世界王者
第198代SPZ世界王者
第201代SPZ世界王者
第203代SPZ世界王者

(通算防衛回数 8回)

第128代SPZ世界タッグ王者(パートナーは神田幸子)
第132代SPZ世界タッグ王者(パートナーは神田幸子)
第134代SPZ世界タッグ王者(パートナーは神田幸子)

2013年10月 5日 (土)

第1,589回 72年目6月 さいたまドーム大会

72年目6月

北条咲引退シリーズ

そして、最終戦はさいたまドーム大会。

「北条咲 最終試合」

の大看板が掲げられた。トップどころを張った選手の引退試合とあって、チケットは前売り段階で完売。会場前のグッズ販売も大盛況。

第1試合開始前、北条咲の功績をたたえるビデオの放映。その馬力を前面に出したファイトスタイルで多くの強敵を倒してきた・・・という内容。越の負傷を顧みず玄海を沈めたパワーボムのシーンでは沸き立った。

「大きな会場でやっているわけですから、大技はマストでしょう」

インタビューや移動中のショットなども交えつつ、あおりVTRは終わった。そのあとゴングが5回鳴らされ、セブン山本統括部長がカードを読み上げる。

「第6試、シングルマッチ30分1本勝負、北条咲VS小川あかり」

ドワアアアアア!!

第1試合はサキタンVS山科瞳。サキタンの東都デビュー戦だが対戦相手の山科もSPZマットで1年もまれているので先輩の意地を見せる。最後はサキタンのスタミナ切れをついて9分47秒、チョップでなぎ倒してフォール勝ち。

続く第2試合は秋川美喜子VS野村あおば。デビュー2シリーズ目に入り、秋川少しは実戦に慣れてきた感もあるが、やはり打たれ弱く。野村のエルボーでガクッと崩れてしまう。最後は野村が巻き投げからするっと丸め込んで3カウント。勝負タイム7分30秒。

第3試合は小早川志保VSレッドロシアン。かつては玄海のパートナーに抜擢されたこともある小早川だが、ここの所は前座に甘んじている。この日もレッドロシアンのパワーに太刀打ちできず。懸命に掌底などで反撃したが苦しい状況、
「ウァハハハハ」

GAS!
場外戦に連れ出されてイス攻撃の洗礼。
「・・・・てめえ」
しかし小早川、これで怒りのゲージに火がついたのか、ムーンサルト、スクラップバスターで猛反撃、しかし返したレッドロシアン、バックドロップで小早川を仕留めた。勝負タイム20分33秒、小早川志保が久々にいい試合。その試合が終わると休憩。

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休憩後第4試合は長原ちづる、フェアリー三井寺、神田幸子の3人が登場し、NOTORI,ダークヴィーナス、ダークジョーカーのアポカリプス3枚を迎え撃つ6人タッグ。

しかし赤コーナー側の3人はカード編成の都合で組んだ寄せ集めなのでチームワークには難がある。アポカリプス3枚の方が早いタッチワークで試合をリード。フェアリー三井寺が逆転を狙ってSTFをダークVに仕掛けるがよく見ていたNOTORIがカット。そしてダークジョーカーは長原の足を狙ってドラゴンスクリュー。そして6人が入り乱れるありがちな展開。乱戦となったが、結末は一瞬で。

「はっ」

神田、裏拳一閃。一撃でダークヴィーナスを眠らせた。場内どよめき。本隊善玉チームがまさかの逆転勝利。勝負タイム15分52秒。同期の引退試合でハッスルしたか。

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セミ前は菊次VSメアンドロスのシングルマッチ。これで勝てばトップグループ入りとなる菊次だが、メアンドロスも世界の一流選手。菊次の猛攻を受けきったうえで延髄斬りで倒し、ムーンサルトでトドメ。勝負タイム8分18秒。

その試合が終わると場内アナウンス

「次の試合に登場する北条咲選手はこの試合が最後のファイトとなります、ファンの皆様…より一層のご声援をよろしくお願いいたします」

どわあああああ!

2013年10月 4日 (金)

第1,588回 北条咲・引退シリーズ

72年目6月シリーズ(続き)

そしてその翌日三重サンシャインアリーナ大会では北条咲、セミに登場し菊次莉乃と一騎打ち!まだシングルで北条を倒したことのない菊次が懸命のファイト。エルボーをガスガス叩き込んでゆく。
「この技で勝負をかける!」
菊次、ムーンサルトプレス炸裂!

ワン、トゥ、スリ。
相羽和希レフェリーがマットを3つ叩いた。

場内どよめき。

「なんだろうね。悔しいんだけどね。まああいつは若手の中でも一番練習してたからなあ、あークソ」(北条)

三重大会メインはSPZ世界タッグ戦、王者玄海、小川あかりに挑むのはダークヴィーナス、ダークジョーカー組。悪の組織アポカリプスが裏2人を送り込んできた。

「誰が来ようが同じ。私を倒したくば核ミサイルでも持ってくるがいい」

しかしダークジョーカーのラフファイトとダークヴィーナスの蹴りに苦しむ王者組。小川あかりは例によってグダグダたまに反撃。
「YAAAAA」
ダークヴィーナスのダークシャイニングウィザードで小川、大ダメージ、なんとか玄海にスイッチ。
「おらあああああ」

玄海、「大木がおそってくる」ハイキック。しかしダークジョーカー返す。
「オラああああ」
ならばと玄海、ラストライド。この一発でダークジョーカーを完全に沈黙させた。勝負タイム39分47秒。王者組が2度目の防衛に成功。

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シリーズ5戦滋賀大会では北条咲、若手の長原ちづるの挑戦をラリアットの連発で退けた。勝負タイム16分52秒。

「あんまりラリアットを何度も使うのは良くないんですけどね」

第6戦和歌山大会では北条咲、パートナーの神田幸子とラストタッグを組み、カガミアスカ、NOTORIと対戦したが9分34秒、NOTORIの脇固めに神田がタップしてしまった。
「あと2つ・・・」

第7戦岐阜大会、北条咲は第2試合に登場し、最古参のフェアリー三井寺と対戦。北条、デビュー戦の相手と久しぶりにシングルで激突。

(私はこの人にレスリングを教わったようなものだ)
力任せのファイトだったのが、いつのまにか普通のレスリングの攻防を覚えた。この日は新人時代を思い出したかのような基本的な攻防をひととおりやってから、

「せいっ」
思いっきり頭突き。
「あああ」
フラフラとリング上をさまよう三井寺

「行くぞ」
北条剛腕を振ったが三井寺かわした!うまい!
しかし北条、ドロップキックを入れて弱らせたところをもう一度ラリアット!今度はジャストヒット!押さえ込んで3カウントが入り、デビュー戦の相手から勝利を収めた。16分58秒。

「久しぶりに三井寺さんとやりましたから、新人の頃を思い出しました。さあ、ラス1!」
そして、最終戦はさいたまドーム大会。

2013年10月 3日 (木)

第1,587回 サキタン、衝撃のデビュー戦

72年目6月
「体力的にもう・・・・」

SPZ64期、北条咲が引退を表明。馬力自慢でSPZ世界王者に輝くなど、団体エースとして君臨したが・・・・

6月シリーズ「バトルアトランティス」開幕。

初戦沖縄大会第1試合で北条咲が登場

「第1試合なんて何年ぶりだか」
新人の秋川をラリアット、パワーボムの大技攻勢で軽く退けた。勝負タイム4分25秒。

シリーズ2戦目長野大会、ここの第1試合で佐藤優香デビュー。

リングネームは「サキタン」に改められた。本人が本名でのデビューに抵抗があったのと、セブン山本統括部長がインスピレイションで決めてしまった。んで、デビュー戦の相手は北条咲!

「やれやれ・・・・」(北条)

引退を表明したので現役のうちに当てとけというマッチメイク。試合開始早々タックルでなぎ倒し、デビュー戦の相手に容赦ないラリアット!この一撃でサキタンは吹っ飛び朦朧状態に。

「北条さん少しは手加減しろー」
野次多数。

(露骨に手加減したら、本人のためにならない)

「いくぞ!」
北条、そんな野次には耳を貸さず、サキタンを引きずり起こすや腰に手を回し、
「はああっ」

全身の筋肉を躍動させ高く抱えて、ものすごいパワーボム!誰もがこれで試合は終わったと思ったが

ワン、トゥ、ドドドドド
サキタンは確かにカウント3ギリギリで右肩をひねってフォールを返す動作をした。
「・・・ほう」

(私も落ちたな)

北条、ちょっと首をひねったが、ズタズタ状態のサキタンを引きずり起こすやこの日2度目の剛腕をブンッと振った。今度は手加減していない。サキタン、衝撃を逃せず頭からマットへ。
うああああああ

場内の空気凍りつく

北条片エビで押さえ込む。当然試合はこれで終わった。

試合後サキタンは起き上がれず、担架で運ばれた。やりすぎじゃないのと北条、スタッフ関係者、記者さんたちから言われたが、「パワーボムを返された以上全力でラリアットを打たざるを得なかった」と彼女は答えた。こうして元エースと新人の最初で最後の顔合わせは終わった。

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そして翌日の浜松大会。今日の北条の相手は、杉浦SPZ体制に移行後タッグを組んでいる同期の神田幸子。切磋琢磨しあった仲。神田が容赦ない打撃をぶち込む。この日は北条、カウンターを警戒して慎重なファイト。

リング下の若手選手も食い入るように見ている。

しかし北条が執拗なコブラツイストを仕掛け、神田の動きを止める。そこへシャイニングウィザード、ギロチンの波状攻撃。
「はああつ!」
北条、昨日同様に剛腕を振ったラリアット。しかし神田は返すや裏拳で反撃
「うううっ」
大きくよろめいた北条だったが
「うらー」
自らロープへ走って、反動を利して北条、2発目のラリアットを神田に叩き込む!これで3カウントが入った。勝負タイム22分36秒。

「ああ、疲れた・・・」

2013年10月 2日 (水)

朝晩は寒くなってきた20131002

全国のプロレスファンの皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■プロレス

・王道トーナメントは曙が優勝

横浜大花火の電流爆破負傷を乗り越え見事優勝。2メートル200kgの巨体でジャンピングパイルドライバーって・・・ともかく秋の両国で諏訪間と三冠戦決定。

・最近の渕さん

9.23名古屋大会では第1試合に登場、井上雅をスモールパッケージで下す。しかし59歳にシングルマッチやらせる全日本って・・・・

■野球

・楽天優勝

ついこのあいだまで弱小球団だったのが闘将・星野監督に率いられ堂々のパリーグ制覇。不敗のエース・マー君が貯金を作り、残りのピッチングスタッフも頑張った。打線もジョーンズとマギーを取って中軸が完成し破壊力が増した。横浜脱出に成功した藤田一也の守備もいい。

・前田智(広島)引退

今年の春ヤクルト戦で受けたデッドボールで腕を骨折し回復が思わしくなく(やっぱり40代は怪我が治りにくいのか・・・)無念の引退表明。広島の孤高の天才打者ついにバットを置く。石田敦子さんの漫画「球場ラヴァーズ」は涙なしには読めない。

・巨人ボウカーは解雇されてしまうのか

ネット界隈では解雇濃厚とか騒がれている・・・・高橋由伸のスペアで起用され2割7分、HR14本とまずまずの活躍を見せるも、来季の去就はまだ未定らしい。DeNAに譲ってくれよとも思うが、他球団に取られるぐらいなら巨人に置いておくのが最良か。

・DeNA最下位回避確定

ヤクルトの最下位が確定したため最下位脱出が決定。これは大きい一歩だ。

・中日来季監督に落合さんの名前が浮上

いったん「年俸が高額」「ファンサービスに熱心でない」と理由漬けて解雇したのにまさかとは思うが、うっわー。中日復活してまう。他には立浪さんや山崎さんやモッカさんの名前が挙がっているが・・・・面白いからジョイナスのままでええやん。

■相撲

・大相撲秋場所

白い子27度目の優勝。つまらぬ。最近の大相撲の見どころは稀勢の里の敗北時の風呂場での絶叫。あーくそー!あー!。

・旭天鵬39歳幕内勝ち越し

中堅どころ相手からは手堅く星を拾い秋場所を完走。ベーシックな四つ相撲の技量のある人なので、大けがさえなければ40歳現役あるで・・・

■マラソン

川内優輝、9/29函館ハーフマラソン出場。1時間4分台で走るも4位に終わる

温泉好きの川内さん、練習の一環と湯の川温泉が狙いだと思うが、函館まで行ってハーフマラソンを走るも勝利ならず。1位は藤原新さん。次回出走は翌週10/6の弘前アップルマラソンでゲストランナーとしてハーフを走る予定。旅行して走って・・・・うらやましい。

■消費税増税決定

月額税抜き20万消費で税込み21万使っていた人は、消費税8%段階で単純計算で21万6千円の支出となり来年4月からは6千円お金が多く出てゆく。だから生活防衛のためには月額6千円どこかで節約しないといけない。プロレス観戦をやめるか、野球観戦をやめるか、飲みに行く回数を減らすか・・・・

今週はこんなところ。

2013年10月 1日 (火)

SPZスター選手列伝90 アプリコットつばさ

SPZスター選手列伝 90
従業員コード:105

アプリコットつばさ

SPZ63期

本名:鈴木つばさ。2056年2月28日、愛媛県松山市出身。スポーツ経験を買われてスカウトされ、SPZ63期として2071年5月20日、松山市武道館大会での対 ペガサス藤原戦でデビュー。体格やパワーに難があるものの身のこなしが軽く、前半戦を沸かせる。得意技はシューティングスタープレス。

2079年10月23日、新日本ドーム大会での対 フェアリー三井寺戦で引退。稼働月数102ケ月 出場試合数概算 778試合

タイトル歴

第97代あばしりタッグ王者(パートナーはフェアリー三井寺)

阿部リングアナコメント

器械体操の経験があり、将来有望な新人として採用したが、身体が小さくパワーにも難があり、VIP戦線では芽が出ず、けっきょく前座要員としてキャリアの大半を過ごした選手だった。

軽量なのでスタミナ切れを起こしてつかまってしまうとあとはズタズタにやられてしまうという悲しい試合展開になってしまうケースが多く、SPZがシュート路線から転換してからは同期のフェアリー三井寺とタッグを組ませて前座のタッグ屋として売り出す方向となった。それでも中堅どころとしての力量は持つに至り、復活なったあばしりタッグ王者に輝くなど一応の存在感は残した。
引退後はイベント会社に就職され、現役時代に培った舞台度胸と愛嬌を生かし投資家向けセミナーの司会者として活躍されているらしい。

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