第1,611回 クリス・モーガン(ついに)襲来!!
73年目4月
新人スカウトで新得亮子を採用。北海道地場のプロレス団体から「凄い素質の子が来た。世界と競わせた方がいい」という申し出があり、SPZで修業させることにした。
新人スカウトで堀咲子を採用。力はそこそこなので採用した。2人の新人は巡業に帯同させず、とりあえず横浜の道場で練習させた。
インド式レスリングの達人にしてサウンドクリエーターのカガミ・アスカが引退を表明。さすがにグラウンドで相手を支配できなくなり、思うような試合運びが出来なくなってきたので引退を決意した
「引退会見で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・」
「旗揚げ72周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。今月から世界最大最強のアメリカプロレス団体、IWWFとの提携が発表された。
シリーズ初戦釧路大会でいきなり
「SPZ VS IWWF 4対4シングル対決」
が組まれた。最初の試合は菊次が落ち着いてユン・メイファをダイビングプレスで下したが、ここからIWWFの主力級が登場。
「ぐわあつ」
レミー・ダダーンのパワーボムを食らって秋川美喜子が7分33秒、敗北。
そして3試合目は長原ちづるVSゴールドフェンリル。
「世界最強のプロレス団体はSPZです」
そう言い残して向かっていった長原だが、ゴールドフェンリルの怪奇派っぷりにペースをかき乱され、15分32秒、最後はコブラツイストにギブアップ。これでSPZは2敗目を喫してしまった。
そして4試合目ではIWWF世界王者クリス・モーガンが登場し、サキタンと対戦。サキタン全く相手にならず、一方的な展開。7分43秒、あっさりとブレーンバスターでモーガンが勝った。
「私と対等に戦える者はいないの?」
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第2戦どさんこドーム大会。セミ前の試合に登場したクリス・モーガンはアポカリプスの一員、NOTORIと対戦。NOTORIのスピード先鋒に全く動じず。
「それがジャパニーズ・クノイチ?」
ボディスラムで動きを止めて強烈なレッグドロップ。これでNOTORI、顔色を変えて農鳥を繰り出すも受けたモーガン、
「遊びの時間はもう終わり」
伝家の宝刀ポセイドンボンバー炸裂!NOTORIもやられてしまった。勝負タイム12分52秒、NOTORIはそこそこ健闘したが力の差は歴然だった。
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札幌大会セミ、今シリーズ限りで引退するカガミ・アスカはセミで小川あかりと対戦。まず5分間おたがい延々とグラウンドの攻防をやってのける。大会場では珍しい攻防に場内どよめき。
「えい」
この流れを嫌った小川がヘッドバットで突破口を開く。しかしカガミも掌底でぐらつかせてタックルで反撃。おたがい一つ一つの技をしっかりと決めてゆくので場内沸く。
「えい」
小川あかり、勢いよくジャンプしてのレッグドロップで苦悶の表情に追い込んでから腕関節を取りに行く。なんとかロープへのがれたところをレッグドロップの追い打ち。
カガミ、得意の逆片エビで小川の動きを止めてからDDT、しかし小川返す。ドドドド。ならばとカガミ、エルボー、ジャンピングニーで追い込んでから
「ウフフフ、これで終わり」
ストレッチプラムが決まった。懸命にこらえた小川だったがついにギブアップ。25分49秒。技巧派同士の最後の対決を制したカガミ、お茶会パフォーマンス。
「敵にギブアップの言葉を吐かせた後で飲む紅茶もまた格別ですわ・・・」
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札幌大会メインはSPZ戦、王者メアンドロスに対する挑戦者は玄海恵理。流出した団体の至宝を獲りかえさないといけない。
いきなりスパートをかけた玄海、早い段階でラリアットを決める。そして力のこもったスクラップバスター。
「オラオラオラー」
ラストライド、一度は返したメアンドロスだが、玄海の隠し技キャプチュードで3カウント。団体の至宝を取り戻した。勝負タイム14分16秒。
「今日は内容よりも勝つことを優先した。ベルトが流出しっぱなしというのもよくないので」(玄海)
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