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2013年11月 5日 (火)

第1,615回 引退したあとの紅茶もまた格別

旗揚げ72周年記念興行

セミ前、驚愕のフローラ小川再登場でざわめきのなかなかおさまらない場内だったが、次のアナウンスが入って場内さらに沸きたった

「次の試合に登場する カガミ・アスカ選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様、より一層のご声援をお願いいたします」

セミはカガミ・アスカ最終試合。対戦相手は入社2年目のサキタン。

「とうっ」

一つ一つの技を的確に決めて行ったカガミ、エルボーの打ち合いでも引かず、組みついてパイルドライバーを決める。これは返したサキタンだったが、続くDDTに屈した。勝負タイム16分59秒、カガミが有終の美を飾った。

試合後、カガミがお茶会パフォーマンス。

「私はサウンドクリエーター。引退試合を終えて飲む紅茶もまた格別ですわ・・・・。サキタンさん、いい試合でしたわ。私の跡目をついでアポカリプスの代表にならない?」

 「えっ…カガミさん、でも、私は・・・」

「同期の秋川ミッキーさんもヒールになっちゃったし。このさいYOU入っちゃいなさい。いまなら特製インドカレー缶詰1ケース付けるけど、どう?」

「のった!」

がっちりとカガミ、サキタンと握手して手上げ。そしてセブン山本が乱入し、

「どうだ見たかくされSPZファンども。これで我がアポカリプスは選手6人(NOTORI,ダークヴィーナス、ダークジョーカー、欲野深子、サキタン、フローラ小川)プラスアドバイザーの欲野先生を擁する巨大組織になった、玄海恵理なんか目じゃねえぜ!!」

「うっさいだまれ」

いつのまにか入場した玄海がセブン山本の背後から延髄ラリアット!殺伐!!

「グワーッ!!」

あわれ悶絶したセブン山本、カガミに抱えられて引き揚げた。

その流れのままメインの玄海恵理VSクリス・モーガン。

組み合う、ただそれだけで大歓声。タックルの打ち合いは互角。ならばと玄海、頭突き連打。そしてニーアタック。一進一退の攻防から玄海、ノーザンを決めて優位に立ったがモーガンも反撃。そしてポセイドンボンバーを繰り出す。玄海ピンチ、それでも返してパワースラムで反撃。両者ダウン。

ワーワーワーワ

死闘だ・・・

しかし先に起き上ったのは玄海で、組みつくや得意のラストライドで高く担いで落とした。20分25秒、玄海が日米頂上決戦を制した。

「誰の挑戦でも、受ける!SPZのエースは自分だ!」

そうマイクで一言発した後、

カガミ・アスカの引退セレモニー。シックな私服姿に着替えたカガミが花道を歩いて入場。

「去り際は美しく。みなさん、お別れですわ」

胴上げも記念品贈呈もないシンプルな引退セレモニーだった。テンカウントゴングのあと一言だけ発して、花道をさがった。

そして花道奥で最後のお茶会パフォーマンス。セブン山本部長がティーポットから紅茶をカップに注ぐ。

「引退セレモニーのあとの紅茶もまた格別ですわ・・・みなさん、ごきげんよう。」

場内どよめき。

紅茶を優雅に飲み干した後、カガミはバックステージへ引き上げた。

***********************

カガミ・アスカ

SPZ65期

2073年4月17日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 神田幸子戦でデビュー。2081年4月22日、新日本ドーム大会での対 サキタン戦で引退。稼働月数97ケ月、出場試合数概算 655試合

タイトル歴

第200代SPZ世界王者

第205代SPZ世界王者

第130代SPZ世界タッグ王者(パートナーはフォルトゥナ紫月)

第135代SPZ世界タッグ王者(パートナーは閼伽裏)

第137代SPZ世界タッグ王者(パートナーはNOTORI)

写真集1冊

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