第1,630回 73年目11月 横浜決戦
73年目11月 最終戦 横スペ大会
ここでセブン山本統括部長のアナウンス。
「WELCOME TO YOKOHAMA」
「あー、今日のメインは殺人王者の玄海さんに菊次が挑むタイトルマッチです。ほかも強豪外人とか来ているので全8試合まあ楽しんでってください。来月はタッグリーグで仕込みとか交渉に忙しいんで今日はこの辺で、皆様ご唱和ください」
場内爆笑、そして
「アポカリプス!アポカリプス!アポカリプス!」
外人同士のシングルマッチのあと、第4試合はタッグマッチ、欲野深子&サキタンVS小早川志保、野村あおば。あばしりタッグどりに失敗した小悪党タッグの2人だが早いタッチワークで先輩2人を翻弄。最後は乱戦の中レッグドロップを決めた欲野が17分16秒、野村あおばからフォール勝ち。
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休憩明けの試合はNOTORIが登場、ゴールドフェンリルとのシングルマッチ。やたらアオーンと吠えるGフェンリルのパフォーマンスに場内爆笑。しかしパワーに勝るゴールドフェンリルが優位に立ち、裏拳を連発して15分52秒勝利。
セミ前は小川あかりVS長原ちづる。この一戦には次期SPZ王座挑戦権がかけられた。勝てばSPZベルトに挑戦できるとあって長原がいい動き。小川あかりは例によって受けの巧さが光ると言ったらいいのかぐだぐだファイトに終始。そしてSTFで逆転を図るが何とか振りほどいた長原、
「うーりゃー」
得意のジャーマン一発で小川を沈めた長原、SPZ王座挑戦権をゲットした。
セミはダークジョーカー、ダークヴィーナスVSクリスモーガン、レミーダダーンのタッグ戦。パワーで圧倒的に上をゆくモーガンが11分30秒、拷問コブラツイストで勝利。
この後メインの前に次期シリーズ、「ウルトラタッグリーグ」のエントリーとあおりVTRが放映された。場内どよめきと大爆笑。
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メインはSPZ戦、王者玄海に挑むのは菊次莉乃。IWWF勢を絡ませられない以上、内部から挑戦者を当て続けるしかない。
―組んだらやられる、離れないと
踏み込んでチョップを打って行ってすぐ離れようとした菊次だったが
「あまい」
ヘッドバットでお返しが来る。そのあとグラウンドの攻防をひとしきりやってまた玄海が起き上がりざまに頭突き。ムッとした菊次、ソバットを叩き込む。
「このやろ」
玄海ラリアットしかし菊次上手くかわす。ならばと玄海、ごういんにタックルでなぎ倒し逆片エビで動きを止める
「あああああ」
そしてノーザン、ラリアットの波状攻撃。毎度おなじみの残酷シーンが。菊次も何とかソバットで反撃するも岩のような肉体の玄海には通じない。ラリアットも繰り出したが
「きかねえんだよ」
玄海パワースラム炸裂。菊次ギリギリで返してボディスラムで転がしムーンサルト、しかし玄海落ち着いて返しノーザン!
ワン、トゥ、ドドドドド!!!
菊次返した。両者起き上がる。ここで菊次が飛び上がって延髄斬り。
「うぐあっ」
これが入ったのか。玄海崩れ落ちた。懸命にカバーする菊次
ワン、トゥ、
足をばたつかせて返そうとした玄海だが肩が上がらず
相羽レフェリーが3カウントを叩いた。
スリー
ええええええええええええええええ?
26分25秒、王者が5度目の防衛に失敗。
「か、解説の杉浦さん・・・・」
「うーん、大番狂わせですねえ。最後の延髄斬りが入っちゃったんでしょうか・・・」
菊次莉乃、ついにSPZベルトを巻いた。
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