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2013年12月19日 (木)

第1,638回 73年2月 玄海恵理まさかのヒールターン

「げんかい・・・さん、オンドゥルギッタンディスカー!!」
と言って玄海に殴りかからんとした小川あかりだったが、多勢に無勢、アポカリプスの面々によって殴り倒されてしまう。
「ふぁふぁふぁふぁ、これでSPZは我々アポカリプスが支配した・・・・」

玄海恵理、まさかのヒールターン、これを受けてSPZフロントは急きょカードの組み直しを行った。

第6戦金沢大会メインで組まれたのはSPZ世界タッグ選手権、王者菊次莉乃、長原ちづるに対するはレミー・ダダーン、ザ・USA組。試合はダダーンの力押しを王者チームの2人が懸命に耐える展開となり盛り上がった。
「DEAAAAA」
ダダーンの猛烈ラリアットで長原吹っ飛ぶ。そこへUSAがパイルドライバーの追い打ち。王者チームもUSAに的を絞り分断しようとするがUSAも懸命のつなぎ、で、最後は48分56秒の激闘の末、菊次がダダーンにつかまり、拷問コブラツイストの前に無念のギブアップ。タッグ王座が海外流出してしまった・・・・

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星条旗を振って勝どきを上げるジ・USA。なにげにタッグ2冠王。

シリーズ7戦目の高岡大会で新人のカンナ神威が20分15秒の熱戦の末ドロップキックで小早川志保を下すという金星。

そして最終戦は横スペ大会。

第1試合はユン・メイファVSエレナ・ライアン。けっこうなペースで来日し会場人気も出てきたユン・メイファ。この日も得意のキックが冴える。そのまま押し切りハイキックで12分55秒、勝利。

第2試合は野村あおば、山科瞳のアイドルタッグにテディキャット堀、越後しのぶの新人タッグが挑むタッグマッチ。なんとこの試合、越後がボディスラムで山科を下して新人タッグが勝ってしまった。場内どよめき。

続く第3試合、小早川志保、カンナ神威VS欲野深子、サキタン。この試合は盛り上がった。小早川が大物新人のカンナを引っ張り、小悪魔2人と真っ向勝負を繰り広げたが、最後はサキタンが背面トペで小早川を押さえ込んで23分36秒、フォール勝ち。

続く第4試合もタッグマッチ。NOTORI、ダークヴィーナスに対するは、ジ・USA、ウトン・ヴェゲアラカ。この試合はアポカリプスの連携が勝り、ダークヴィーナスがダークVキックでヴェゲアラカを仕留めた。勝負タイム10分25秒、その試合が終わると休憩。

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そして休憩後第5試合。SPZの3代目ヒロイン・小川あかりが弱り切った表情で入場。対戦相手は先月と同じく実の母親フローラ小川54歳。しかし表情や風貌、体のつくりは10代後半のそれで若々しく、年配の雰囲気はみじんもない。

「欲野先生にお願いしてips細胞を大量注入してもらって若返りに成功したわ」

あははハハハハハ!!
場内爆笑

「あかり、あなたは格闘技に向いてないのよ。大きな事故をやらかしちゃう前に、母さんがあなたを再起不能にしてあげるわ」

 「わ、私だってパワーはともかく、テクニックならSPZで一番だから」

「なにがテクニックよ。あんたみたいのはね、『くそみそテクニック』っていうのよ。」

 「・・・・くっ」

「さあ、おしゃべりはおしまいにしましょう。70%の力で相手してあげる。70%。」
なんということだ。

「フォォォォォォ・・・・アアアアアアッー、ぬおおおー かっー、あおおーっ!」

あられもない声で気合を込めるフローラ小川、現役時代に使った筋肉細胞を再起動させている。

「問題は、この筋肉の動きに腱や靭帯がついて行かないことだけど、30分くらいなら何とかなるらしいの。さあ、覚悟なさい」

異様な雰囲気の中ゴングが鳴った。裁くレフェリーはセブン山本。なんと序盤からフローラ小川が仕掛けた。素早い動きで小川あかりを翻弄。しかし小川あかりもネックブリーカーで反撃。弱ったところをミサイルキック。

「ぐうっ」

吹っ飛ぶフローラ小川だ。そこへ2発目のネックブリーカー。これはまともに決まった。3カウント。
「ぐ・・・ごぼっ」
口から緑色の液体を垂れ流しながら苦しむフローラ小川。勝ったものの呆然とする小川あかり。
「おっかしいなあ」
欲野医師がノートPC片手にリングに上がり、フローラ小川の状態をチェック。
「でもこれで実戦データが取れた。再調整が必要やね。」
謎のナース軍団が現れフローラ小川の身体を銀色のシートで包み、ストレッチャーに乗せて引き揚げた。場内爆笑。

小川あかり、呆然とした表情で引き揚げた。勝負タイム14分49秒。

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