第1,649回 限界のない可能性へ(上)
74年目8月
恒例のSPZクライマックス、エントリーは下記8名
◆玄海恵理(22)8年連続8度目の出場
第69回・第70回・第71回・第72回・第73回大会優勝
「ま、やるしかねえ。6連覇?まあやるだけです」
◆小川あかり(22)6年連続6度目の出場
「しっかりファイトします」
◆ザ・ダークヴィーナス(20)4年連続4度目の出場
「闇の力ですべてを壊す・・・・」
◆菊次莉乃(19)3年連続3度目の出場
「SPZ世界王者として頑張ります!!」
◆長原ちづる(19)2年連続2度目の出場
「全員ジャーマンで投げ切ります!」
◆欲野深子(17)2年連続2度目の出場
「目の前の獲物はすべてかっさらう・・・・」
◆サキタン(17)初出場
「1点でも多く、勝ち点を稼いじゃいます」
◆カンナ神威(16)初出場
「上の人を一人でも倒せるようベストを尽くします」
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2戦目のどさんこドーム大会から地獄のリーグ戦がスタート。
欲野(2点、レッグドロップからの片エビ固め 23.25)サキタン
リーグ戦のオープニングマッチはアポカリプスの核弾頭同士の対決となった。キレのいいミサイルキックを繰り出して欲野を追い込むサキタン。しかしサキタンも執拗な逆片エビで盛り返す。最後はお互いフラフラとなる熱戦。欲野のKOスリーパーを懸命にこらえたサキタンだが、これでガクッと力が抜けてしまう。察した欲野がレッグドロップでトドメを刺した。
玄海(2点、ハイキックからの片エビ固め 23.34)小川
「まあ小川さんは攻めやすいところがあるから」
体格差があるので玄海にとって小川はやりやすい相手。ヘッドバット乱発でペースをつかみ、小川のグラウンド攻めをある程度受けてからラリアットで攻め立てる。しかし小川も掌底、ニーリフトで手数を返す。これで玄海の表情が変わった
「このやろう」
ラストライド炸裂。これは懸命に返した小川だがこれで弱ってしまった。続くパワースラムは何とか返した小川だったが、「大木」ハイキックをまともに食らってしまい無念の3カウントを聞いた・・・
「あんな三流倒すのに23分?あたしも焼きが回ったな。。。」(玄海)
菊次(2点、ミサイルキックからの片エビ固め 23.14)K神威
初出場のカンナ神威がいい動き。SPZ王者の菊次相手にグラウンド勝負で互角以上。
(大きい会場だから、立ち技でガンガン行こう)
カンナ神威の攻め疲れを見計らって菊次が持ち前のハイスパートプロレス。カンナ神威もエルボーで手数を返すが
「それで勝とうと思っているの?」
組み止めてタイガードライバー。これで頭を打ってしまったカンナの動きに精彩がなくなり、菊次がエルボー、ミサイルキックの猛攻で危なげなく勝利。
長原(2点、裏投げからの片エビ固め 10.57)ダークV
20分越えのシングルマッチが3試合続いて会場の雰囲気が疲れているのを察した長原が猛攻。ボディスラムの乱発。そして裏投げでグロッキーに追い込んで、逆片エビで動きを止めて2度目の裏投げでダークヴィーナスを下した。
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第3戦は名古屋大会。
ダークV(2点 シャイニングウィザードからの片エビ固め13.49)サキタン(0点)
サキタンの攻め疲れをまって仕掛けたダークヴィーナス。バックドロップ2連発で半失神に追い込んだところをシャイニングウィザードでトドメ。
玄海(4点 ラストライドからのエビ固め、14.22)欲野(2点)
この試合は玄海の貫録勝ち。大木が襲ってくるよなハイキックで動けなくしてからのラストライドで欲野深子を退けた。
菊次(4点、ミサイルキックからの片エビ固め 16.08)小川(0点)
「ここで取りこぼすわけにはいかない」
小川のグラウンドテクを警戒してロープ近くで終始闘った菊次がミサイルキック3連発で小川を仕留めた。
長原(4点、裏投げからの片エビ固め 26.42)K神威(0点)
カンナ神威のグラウンド攻めをひとしきり受けきった長原がノーザン連発でペースをつかむ。カンナも懸命に腕ひしぎで反撃したが、強引に振りほどいた長原が裏投げで勝利。
第74回SPZクライマックス、玄海、菊次、長原の3強が2連勝スタート・・・
(続きます)
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