第1,655回 私とタッグを組んでください
74年目10月
「ビッグパワーシリーズ」開幕
先シリーズで鉄パイプ攻撃を食らい重傷を負ったフローラ小川は巡業を欠場。
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シリーズ第4戦神戸大会でSPZ世界タッグ戦。王者玄海恵理、ダークヴィーナスに挑むのは元王者、レミー・ダダーン、ゴールドフェンリル組
玄海とレミーがド迫力の攻防をやってのけたが、15分頃から玄海の息が上がってしまう。ラリアットもかわされて、逆にニーアタックを食らってしまうなどふがいない状態。それでも
「うおおおおおー」
レミーのガタイを少々体制は崩れたがラストライドにきってとった。これはゴールドフェンリルが懸命のカット。玄海、なおもキャプチュードの猛攻。これでレミーから3カウント奪取。勝負タイム28分18秒、王者組が初防衛に成功。
「まだ、あたしは、暴れることができる・・・・」(玄海)
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そして最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は寺原泉VS山科瞳。やはり新人の寺原が5分ほどで息切れしてしまう。そこを突いた山科、ネックブリーカーで3カウント奪取。勝負タイム10分27秒。
続く第2試合はテディキャット堀VS野村あおば。積極的に場外乱闘を仕掛けるなど懸命のファイトを見せたT堀だが、受けきった野村がムーンサルトで逆転勝利。勝負タイム10分49秒。
休憩前第3試合は越後しのぶVS小早川志保。小早川が先輩の意地を示さんとボディプレス。しかし受けきった越後もDDT、膝蹴りの猛攻。どちらに転ぶかわからなくなったいい勝負。
「これでどうだ!」
越後しのぶが蹴り乱打。最後のハイキックは側頭部にヒットしこれで小早川は戦意をなくした。すかさず3カウント。16分8秒、越後しのぶが先輩越え。
「まだいける・・・つぎもきっと・・・・」(越後)
その試合が終わると休憩
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休憩後第4試合はSPZ世界タッグ王者チーム、玄海恵理とダークヴィーナスが登場。ジ・USA、ゴールドフェンリル組みと激突。格下外人2人が相手とあって、玄海は試合の大部分をダークヴィーナスにまかせ、自らは顔見世程度のファイト。
最後は11分41秒、ダークヴィーナスがシャイニングウィザードでUSAを退けた。
そしてセミ前のタッグマッチ。表示されたカードは
欲野深子、サキタンVS小川あかり、X
小川あかりが先に入場して、あおりVTRが流れる。
先月のさいたまドーム大会後、控室で荒い息をつくフローラ小川。ディレクターチェアに腰掛け荒い息。緑色の液体は拭き取ったようだ。
そんな状態のフローラ小川へ小川あかりが声をかける。
「母さん、私、勝ったから。一つだけお願いを聞いてもらうわ。」
「えっ」
小川あかりが出した要求は、
「私とタッグを組んでください」
どわあああああああ
SPZ史上初の母娘タッグ実現か。
「あかり、でも、ips細胞はもう・・・・」
「欲野先生のところからがめてくるわ」
どわああああああ
そして「ディヴェルティメントK138」がかかり、フローラ小川入場。54歳にはとても見えない。改造主、アポカリプスを追放されてしまったフローラ小川、こんどはアポカリプスと対決することになった。
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