プロレス技シリーズ67 チョークスラム
今回ご紹介するのは、大柄な選手がやると映える
「チョークスラム」
直訳すると首絞め投げというおそろしい技ですが、のど元はつかんでいるだけで絞めてはいないようです。
入り方は単純で、一方の手で相手のノドもとをつかみ、もう一方の手も首元に添えて相手を高くかかえ上げて、そのままマットへ背面から落とす技です。
日本マットでは、田上明が「ノド輪落とし」の名で多用していました。一般的なチョークスラムは空中で手を放し乱雑に叩きつけるのに対し、田上のノド輪落としはたたきつける瞬間まで喉から手を放さず、威力の強化を図っています。
アメリカマットではアンダーテイカーやビッグショーといった巨漢レスラーが使い、そのパワーを誇示するのにうってつけの技となっています。
日本マットでは90年代初頭にアームボンバーを得意としていた田上明が、当時抗争していた川田利明に対抗するために、アームボンバーに改良を施したのがこのノド輪落としで、それ以来田上のフィニッシュムーブとして猛威を振るっています。
あのパワーと体格、そして相撲出身者というバックボーンがあって説得力十分の大技でした。ノアに移籍されてからも雪崩式、断崖式、アトミックドロップからの入り方にした「オレが田上」など、さまざまな改良を加えていました。
WASでは残念ながら実装されていません。来島さんあたりに覚えさせると面白そうな気がします。
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