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2014年2月 7日 (金)

第1,669回 無理してこれ以上続けても・・・・

「フローラ小川を引っ張るアングルも終わりましたし、次のアングルを考えないといけませんね」

しかしそうそういい企画は見つからない。会社サイドはフローラ小川復活でもうひと稼ぎしたかったのだが、中の人が、「大先輩のビデオを見て、それを模倣したファイトはプレッシャーを感じるのでこれ以上は勘弁してください」と申し出てきたので、アポカリプス軍により始末されたことにした。

「あまりいい筋書きではありませんが、このアングルで引っ張るしかありませんね」

試合内容で勝負すると、どうしても過激な技の応酬になってしまうので、選手に負担がかかってしまう。それをさせないためにユニットを作ったり、選手にギミックを演じさせている。

「寺原さん、社長がお呼びです」

5月下旬のある昼下がり、若手の寺原泉はSPZ本社 社長室に呼ばれた。

「お呼び…ですか?」

「ええ…ちょっとやってもらいたいキャラがありましてね・・・とりあえずこれ読んで」

ガラステーブルの上にはカラー出力されたA4横で20ページの資料が。

表紙には

「SPZ プリンセス・プロジェクト」と印字されていた。

+++++++++++++++++++++

75年目6月
入社2年目の吉原泉が会社の方針により「無期限海外遠征」に出された。

「右肩が上がらなくなりました。無理して現役をこれ以上続けても・・・・納得いくファイトができないので・・」

SPZ68期の小早川志保が引退を表明。スピード勝負が身上のファイトスタイルだったから身体が傷むのも速かったか。一時期は玄海とタッグを組んでメインやセミで奮闘していただけに早い引退が惜しまれた。

「バトルアトランティス」開幕。

初戦山口大会で小早川志保は第2試合で越後しのぶと激突、得意のダイビングプレス、ノーザンライトSHで越後を追い込んだが、越後も蹴り乱打でお返し。起き上がってくるところをもう一度蹴りまくって13分44秒、激勝。
「あの子も・・・・強くなりましたね・・・一発一発が重いですよ」

シリーズ4戦目の神戸大会では新人の金森麗子と最初で最後の対決。やはり2シリーズ目相手の新人だと余裕で、ソバットでひるませてからのボディスラムであっさりと勝利。勝負タイム6分51秒。

神戸大会メインはSPZ世界タッグ戦、王者菊次、長原の初防衛戦の相手はカンナ神威、小川あかりの技巧派コンビ。

「いた」
いきなりカンナ神威のエルボーで口の中を切った長原、鮮血をしたたらせながらのファイト。
「最後だ!」

カンナ神威、得意の腕ひしぎを決めるも菊次これは読んでいて力ずくで脱出。そのあと4人が入り乱れる展開になりサンドイッチラリアットの応酬で場内沸く。しかしカンナ神威がつかまってしまい、合体パワーボム!!、これは小川がカットしたものの頭を打ってしまったのかカンナ神威動けない。そこへ長原がレッグドロップ!この一撃が入り、長原がSPZ王者のカンナからフォール勝ち。勝負タイム22分13秒、王者組が初防衛に成功。

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「・・・・これが現実ですよ」

シリーズ後半、テディキャット堀、山科瞳、野村あおばの後輩3人に3連敗を喫した小早川、リングシューズの紐をほどきながら一言。

そして最終戦、さいたまドーム大会。

「小早川志保引退試合」の大看板が掲げられた。

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