第1,683回 マキーナ姫、エナVS小川あかり、T堀
75年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。
初戦青森大会のメインで腰痛で欠場していたカンナ神威が復帰。2か月休んでリフレッシュしたのか、リングコスチュームもマイナーチェンジし、入場テーマ曲も従前の「ジンギスカン」から「ため息が眠らない」に変え、颯爽とリングイン。小川あかり、越後しのぶと組んで外人3人と激突。しかしパートナーがメイン登場で張りきる越後はともかく、小川あかりの伝統芸能ぐだぐだが冴え渡り、あっさりとデイジー・コスモに蹴り倒されてやられてしまった。カンナ神威復帰戦を飾れず。
「復帰戦ですから、まあこんなものでしょう」(カンナ神威)
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第7戦幕張大会のメインでSPZ世界タッグ選手権。王者菊次莉乃、長原ちづるに挑むのはEWAの猛者、ガラパシ・ガルパン&ウトン・ヴェゲアラカ。
序盤から中盤にかけては基本的な攻防が展開されたが、24分頃ガラパシの仕掛けた逆片エビ固めで長原の腰に電気が走った。
「ぎゃ・・・が・・・・」
たまらず長原タップ。王者が防衛に失敗。タッグ王座が海外流出してしまった・・・・
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最終戦は本拠地に戻って横スペ大会。
第1試合は山科瞳VS金森麗子。新人の金森が向かっていったのだが、先輩の壁は厚く、ニーアタックで吹き飛ばされ、怯んだところを今度はショルダータックル。これで3カウントが入り7分23秒、山科が先輩の貫録を示した。
続く第2試合は野村あおばVSウトン・チウノックマー。アイドルレスラーの野村あおばが中堅外人相手に向かっていったが、外人パワーに太刀打ちできずコブラツイストに悲鳴を上げるなどふがいない状態に。最後はネックブリーカーでダウンしてしまいそのまま押さえ込まれてフォール負け。勝負タイム11分5秒。
このあとセブン山本統括部長がリングに上がってあいさつ。
「WELCOME TO YOKOHAMA」
「来月は恒例のタッグリーグがありますので、チケット買ってください。僕の評価に反映されますので(場内爆笑)」
第3試合は越後しのぶVSユン・メイファ。越後の強烈なキックでメイファが鼻から流血。鮮血をしたたらせながらファイトするメイファに場内歓声。しかし越後、落ち着いて延髄斬りを叩き込んで勝利。勝負タイム9分31秒。その試合が終わると休憩。
勝利した越後へまたもアポカリプスの勧誘が。
「越後さん、同期のカンナさんがメインのタイトルマッチに出るっていうのにあなたはまだ前座の第3試合。このままだとその位置のレスラーで終わってしまうわよ。アポカリプスに入った方がいいんじゃない」
「ぐぬぬ」
越後しのぶ、揺れる思い・・・
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外人同士のタッグマッチを挟んで、セミ前はあのSPZ本社ホームステイタッグ、マキーナ・オケッチ・ネグシハベシ&エナ・ガロニンティスが登場。小川あかり&テディキャット堀と対戦。
「祖国の消費税上げを止めるためには、私たちが頑張るしかない」
「はい、姫さま」
ホームステイタッグ2人はベースがタントラとかいう母国の格闘術なので、あまり大技に頼らないスタイル。それが災いし地方巡業では格上の相手に7連敗を喫した。しかしこの日はぐだぐだの小川あかりが相手とあってかみあった攻防を展開。そして最後は小川あかりをエナが捕まえ、
「姫さま!」
「はい。」
タイミングよく合体パイルドライバーを決めて小川あかりを沈めた。勝負タイム27分51秒を制した。
ここでマキーナ姫がマイクを取った。
「来月のタッグリーグ、参戦して、賞金を母国の一般会計の足しにします!」
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