第1,685回 75年目12月 ウルトラタッグリーグ(1)
75年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ戦。エントリーは以下の8チーム。
菊次莉乃&長原ちづる(SPZタッグ前王者)
カンナ神威&小川あかり(技巧派コンビ)
欲野深子&サキタン(アポカリプスコンビ)
ザ・ダークヴィーナス& X組(エックスって誰だ)
野村あおば&山科瞳 組(アイドルタッグ)
マキーナ・O・ネグシハベシ&エナ・ガロニンティス(SPZホームステイコンビ)
シルバーフェンリル&ブルーフェンリル(IWWA代表)
レミー・ダダーン&ジ・USA組(元SPZ世界タッグ王者)
悪党あり、海外の強豪あり、イロモノあり、アイドルありとバラエティに富んだメンツとなった。
2戦目のどさんこドームからリーグ戦がスタート
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山科、野村○(2点、ムーンサルトプレスからの体固め 17.57)Bフェンリル×、Sフェンリル
長いこと前座戦線で頑張っているアイドルレスラーの2人がタッグリーグ戦の出場メンバーに抜擢された。日の当たらないポジションで闘っている彼女たちに、年末くらいチャンスをあげても・・・という杉浦社長の温情。
「アイドルだって、それなりに強いんだから!雑魚扱いすると痛い目見るんだから!」(野村)
その期待に応えて外人相手にも持ち前のスピードで渡り合い、最後は乱戦の中、野村あおばがムーンサルトを決めてタッグリーグ白星発進。
ダークV,ブラック越後○(2点、ブラックキックからの体固め 27.03)K神威、小川×
けっきょくダークヴィーナスのパートナーはXのまま公式戦がスタート。入場するやロングガウンを脱いだ越後しのぶ・・・だがコスチュームは黒基調のものに変更され、顔にはペイントでドクロマークが・・・・
「青コーナー、アポカリプス病院出身―、ブラックー、越後」
そして適当に考えられた魔改造後のリングネーム。オーロラヴィジョンに流れるあおりVTRで、欲野深三医師が高笑い。
「ムッハハハハ、越後しのぶとかいうレスラーを改造してブラック越後が新しく生まれ変わったのだ。なにしろ7日間連続で椅子に縛り付けてアクション映画を強制観賞させたから今頃人を殴りたくてたまらないはずだ、ムッハハハハ」
そのあと小川あかりに殴りかかるブラック越後。殺伐!!
試合内容は悪役らしくバタバタした試合が続いた。最後は小川あかりが悪の連携につかまり、最後は蹴り倒されて3カウントを許した。
「ヒャハハハハ思い知ったかこのハナタレ」
試合後も、ダウンして動けない小川あかりへ鉄パイプを振り下ろすダークヴィーナス。それに加勢してストンピングを落とすブラック越後。大先輩へのリスペクトはみじんもない無慈悲な攻撃。あわてて止めに入るセコンド陣。大混乱の果てにセミ前の試合は終わった・・・
菊次○、長原(2点、ムーンサルトプレスからの体固め 14.59)ダダーン、USA×
前年の優勝チームと準優勝チームがいきなり激突。分断作戦を成功させた菊次組が白星発進。やはりタッグマッチでは弱い方を狙うのが鉄則。
欲野、サキタン○(2点、DDTからの片エビ固め)マキーナ、エナ×
普段は滞在費節約のためにSPZ本社オフィスの一隅をパーテーションで仕切ってホームステイしているネグシハベシ国コンビ。(お風呂だけ合宿所に入りに来ている)この日も試合前に「ネグシハベシ国文化顧問」とかいう怪しい辞令にサインを入れまくって1枚300円で売りさばき小金を稼ぐ。
試合の方は欲野深子が安定の試合運び。KOスリーパーで皇女様の意識を遠のかせる。最後はサキタンがエナを捕らえてDDTで終了。
「姫さま、ごめんなさいっ、負けてしまいました」(エナ)
75年目のウルトラタッグリーグ、混沌のリーグ戦を制するのはどのチームか。
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