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2014年3月 9日 (日)

第1,686回 75年目12月 ウルトラタッグリーグ(2)

75年目12月 ウルトラタッグリーグ戦

3戦目は仙台アリーナ大会

マキーナ、エナ○(2点、丸め込みからのエビ固め20.40)野村、山科×(2点)

初戦は惜敗したホームステイコンビ、今日の相手はそんなに強くないアイドルコンビなので手堅く勝っておきたいところだったが、アイドルタッグの方が連携がスムーズでなかなか試合を支配できない。

「白星配給係扱いすると、痛い目見るんだからね」(野村)

それでも、なんとか相手の攻め疲れを待って、20分過ぎにエナが一瞬の隙をついて山科を丸め込み初勝利。

K神威○、小川(2点、裏投げからの片エビ固め15.07)Bフェンリル、Sフェンリル×(0点)

カンナ神威組も初日を出した。フェンリルズのパワーを巧みにいなして最後はカンナ神威が強烈な裏投げで3カウント。小川あかりはK神威のフォローに徹していた。

「こういう出しゃばらないファイトは若手に見習ってほしいですね」(解説の杉浦社長)

ダークV、ブラック越後○(4点、ブラックキックからの片エビ固め 15.14)長原、菊次×(2点)
前年優勝チームが敗れる波乱。菊次が15分過ぎにダークヴィーナスのダークVキックを食らって前のめりにダウン。

「これはいかんですね」(解説の杉浦社長)

もうろうとしつつもフォールを返した菊次だったが、起き上がったところに待っていたのはブラック越後の側頭部への蹴り(通称ブラックキック)だった。視界がブラックアウトした菊次、後輩相手に3カウントを許した。場内ええええええの声。

「要するにこいつはいままで相手への配慮で、自らの打撃の威力を心のどこかでセーブしていたのだ。わたしたちの改造手術でそのリミッターを取り外したらこうなる。あーはハハハ」

メインに出る欲野深子がマイクアピール。なんとそのままメインの試合を裁くセブン山本レフェリーをブラックに命じて蹴り倒してしまった!悪逆非道!

欲野○、サキタン(4点、ニーアタックからの片エビ固め 29.55)ダダーン、USA×(0点)

急きょレフェリーをブレード上原が代行して行われたメインイベント。この試合はIWWFの猛者ダダーンが暴れまわり、さしもの欲野も対応に苦慮する。それでもなんとかUSAを捕まえ、分断作戦を成功させ白星ゲット。これでアポカリプスは2チームともに連勝スタート・・・・

第4戦は名古屋しゃちほこドーム大会。

Bフェンリル○、Sフェンリル(2点、DDTからの片エビ固め 27.21)マキーナ×、エナ(2点)

連携攻撃を駆使して初白星を狙ってきたフェンリルズ。やはり相手がタッグマッチ慣れしていない弱点を突いてくる。場外乱闘のラフなどでも優位に立ち

「ウァハハハハ」

最後は乱戦の中、孤立したマキーナ姫へ、ブルーフェンリルがDDTを連発で決めてフォール勝ち。

はやくも2敗目を喫したネグシハベシ国チーム。優勝して賞金を母国の一般会計にという目標は絶望的になった。

「タッグマッチは難しい・・・もっと勉強しないと」(マキーナ)

ダダーン、USA○(2点、合体パイルドライバーからの片エビ固め 13.47)野村×、山科(2点)

「た、体重軽いからって、イージーマッチ扱いすると痛い目見るんだからね!」(野村)

ダダーン組もようやく初白星。アイドルタッグの飛び技に幻惑されたものの、相手の攻め疲れを待って野村あおばを捕まえ集中砲火を浴びせる頭のいい戦法。

菊次○、長原(4点、ミサイルキックからの片エビ固め 27.10)K神威、小川×(2点)

「これ以上星を落とせない。小川さんはちょっと、その・・・攻めやすいから、鉄板の分断でいくしかないです。」(菊次)

1勝1敗同士の対戦は菊次組に凱歌が上がった。熱戦の末、息の上がった小川を捕まえて、菊次がムーンサルト、ミサイルキックの波状攻撃で決めた。

欲野、サキタン○(6点、合体パワーボムからの片エビ固め 14.33)ダークV×、ブラック越後(4点)

名古屋で組まれたアポカリプス同門対決。あれほど猛威を振るったブラック越後の蹴りが不発。なぜかことごとくかわされてしまう。いつのまにか欲野組のペースで進み、最後は合体パワーボムでダークヴィーナスを沈めた。これで唯一の3連勝。

75年目のタッグリーグ、リーグ戦3試合を消化して欲野組が6点で単独トップ。菊次組、ダークV組が4点で追う展開。

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