第1,695回 小川ひかる追悼興行
75年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
シリーズ巡業中にSPZ1期生、小川ひかるの訃報が伝えられた。
最終戦はさいたまドーム大会。
小川ひかる追悼興行として行われたこの大会。引退してからもう65年が経過しているが、SPZ第6代社長としても有名だったので、会場隅の献花スペースには大量のお花が。
「興行に先立ちまして、SPZ第1期、小川ひかる選手の追悼10カウントゴングを行います」
リング上で遺影を持つのは小川あかり。
第1試合は外人同士のタッグマッチ。
第2試合、タッグマッチ、小川あかり、山科瞳VSテディキャット堀、野村あおば。
カード編成の都合でアイドルタッグは敵味方に分かれた。小川ひかるの使っていた銀色リングシューズを履いてリングに上がった小川あかり、いつものことなのだが場内どよめき。今シリーズの小川あかりは巡業先と都内を往復する日々だったのでトレーニング不足。
「・・・もう、逃げられないわよ!」
それでも伝家の宝刀、祖母にささげるSTFを野村に決めて16分11秒、ギブアップ勝ち。
続く第3試合はブラック越後さん登場。この日は強豪外人レミー・ダダーンと一騎打ち。パワーで圧倒的に上をゆく強豪外人にぶつかっていった越後だが、パワーの差はいかんともしがたくいいように痛めつけられててしまう。最後は何度もラリアットを食らったが驚異的に跳ね返す越後。思わぬ粘りにしかめ面をしたダダーン。そこへ越後、ブラックキック、バックドロップで勝負をかけるもダダーン返す。両者ダウン、
第3試合なのにSPZ選手権級の熱い試合。そのまま両者譲らず30分タイムアップの時間切れ引き分けとなった。その試合が終わると休憩。
「・・・・勝てなかった。あんな試合をやっているようじゃカンナさんに追いつけない」(越後)
休憩後第4試合はタッグマッチ。
マキーナ姫、エナ・ガロニンティスのSPZ本社ホームステイタッグが登場し、クリスモーガン、ブルーフェンリルの強豪外人タッグと激突。SPZ本社にホームステイしてファイトマネーを危機的国家財政の足しにしているマキーナ姫。モーガンをジャーマンで投げたり、ダブルインパクトまで決めたりの大活躍。最後は細かいタッチワークで外人組を追い込む、
しかしブルーフェンリルがマキーナ姫へ栓抜き攻撃。悶えるマキーナ姫。場内どよめき。これで試合の流れが変わり、マキーナ姫の動きに精彩がなくなり、モーガンのポセイドンボンバーを食らって3カウントを奪われた。勝負タイム27分32秒のいい試合。
そして今大会の目玉、SPZ本隊VSアポカリプス3対3シングルマッチ。
まずは菊次莉乃VSダークヴィーナス。やはりこの顔合わせだと菊次が一枚上手、果敢な空中殺法で主導権を握り、10分11秒、ミサイルキックで3カウント奪取。
セミはサキタンVSカンナ神威。次期SPZ挑戦者決定戦と銘打たれたこの試合、一進一退の攻防を制したのはサキタン。鋭いニーアタックでカンナ神威をなぎ倒しふらつかせる。最後はムーンサルトプレスで29分52秒、勝利しSPZ次期挑戦権を手に入れた。
そして1対1で迎えたメインイベント、欲野深子VS長原ちづるのSPZ戦。久しぶりのチャンスにハッスルした長原がブレーンバスター、ノーザンなど自分の持ち味を前面に出すファイト。そして裏投げ。これで欲野深子はフラフラ状態に。追い詰められてKOスリーパーを繰り出すもロープに近い。ならばとニーアタックを繰り出す欲野、しかし落ち着いて2発目のそれを背面トペで切り返した長原、バックに回ってジャーマン!いつみてもきれいなブリッジ。欲野深子返せず、26分32秒これで試合は終わった。
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