第1,703回 SPZ選手権 カンナ神威VS欲野深子
76年目7月
サマースターナイツシリーズ最終戦 新日本ドーム大会から後半戦の模様を。
休憩明け早くもSPZ世界タッグ王者の長原ちづるが登場。きょうはテディキャット堀をパートナーにレッドロシアン、ウトン・ヴェク・ニキヤと対戦。キーパーソンとなったのはテディキャット堀、外人組の攻めをかいくぐって長原につなぐのか、それともその前に沈んでしまうのか。答えは前者であった。満を持して登場した長原が代名詞のジャーマンでニキヤを仕留め好調ぶりをアピール。SPZクライマックスに弾みをつけた。
セミ前は今シリーズ売出し中の初来日メキシカンスター、リクペチ・メンデスが登場。菊次莉乃と一騎打ち。
「はっ」
ドロップキックの応酬に場内どよめき
お互い跳躍力では互角。ならばと菊次、コーナーに駆け上がりミサイルキックを叩き込むも、メンデス同じ技でやり返す。しかし最後は攻め疲れの見えたメンデス。すかさずボディスラムで転がした菊次、コーナー最上段に駆け上がりダイビングプレス!これで3カウントを奪いSクラ本番へ向け好調をアピール。勝負タイム13分22秒。
セミは例のごとくマキーナ姫とエナのSPZ本社ホームステイタッグが登場。母国であるネグシハベシ国の財政危機を救うため日本に参戦している2人、この日はアポカリプスのサキタン&ブラック越後と対戦。
プロレスのキャリアは1年そこそこの2人だが、ネグシハベシ国に伝わる格闘術「タントラ」を巧く応用してファイトする2人。流れの中でダブルドロップキックなども繰り出した。しかし闘いが長引くにつれマキーナ姫の息が乱れてきた。それでも越後のパワーボムをウラカンラナで切り返すなどうまいところを見せる。
しかし最後はサキタンがミサイルキック。吹っ飛ぶマキーナ姫、これで後をエナに託さざるを得なくなった。エナもノーザンを連発で決めるなど大いにもりあげるもサキタン返す。ここで30分時間切れのゴングが鳴った。
+++++++++++++++++++++++
メイン開始前、セブン山本統括部長がリングに上がり、来月のSPZクライマックス参加選手を発表。
「日程とか細かいところは後日発表しますので、きょうはSクラの出場者8名を発表します」
「アポカリプスから、欲野深子、サキタン、ブラック越後」
ドワアアアア
「SPZ本隊から、カンナ神威、長原ちづる、菊次莉乃」
ワアアアああ
「ネグシハベシ国から、マキーナ・オケッチ・ネグシハベシ、エナ・ガロニンティス、以上8名」
ウォォォォォ
小川あかりとダークヴィーナスが選から漏れた
「反論は受け付けません。私が決めました、今決めました」
場内どよめき。
+++++++++++++++++++++++++++++
そのあとメインイベントのSPZ戦、王者カンナ神威に対するは欲野深子。
「ゆけ、欲野深子、わしが設計した最強の戦闘マシーンよ」
オーロラビジョンに映し出される初老の男性。病室でうな重を食べながら指示を出す欲野深三マッド医師に場内爆笑、
グラウンドの攻防は両者全くの互角。こうなると先に息が乱れたほうが負けという消耗戦。35分過ぎに欲野が仕掛けた。リング中央のポジション、この隙をついてKOスリーパー
どわあああああああああああ
カンナ神威失神してしまうのか、しかしカンナ神威、絞めている腕に指をこじ入れ最小限の呼吸を確保するとそのままロープへ逃げて脱出成功。
「そんな、KOスリーパーが・・・」
一瞬の隙
「これに耐えられるか」
今度はカンナ神威が絶対の自信を持つ飛びつき腕ひしぎ。
「ぐぎゃああああああああ」
欲野深子の腕が変な方向へ曲がってゆく、たまらずタップ。39分44秒、王者が2度目の防衛に成功。
« 第1,702回 76年目7月 サマー・ミラージュ | トップページ | 春休み »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント