第1,706回 76年目8月SPZクライマックス(3)
76年目8月 SPZクライマックス(3)
実力者ぞろいで混戦が予想されたが、カンナ神威がリーグ戦3戦消化時点で早くも単独トップに立った。
第5戦は九州ドーム大会。
マキーナ(5点、裏拳からの片エビ固め)B越後(4点)
ジワジワと責める大人のレスリングをするマキーナ姫、とにかく打撃を当てようとするB越後、
「言い残すことはないかー」
越後の強烈キック乱れうち。これにムッとしたマキーナ姫が裏拳を連発!
「がふあっ」
ブラック越後、沈没・・・・
菊次(5点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 14.45)長原(2点)
タッグパートナー同士の対戦。お互い手の内を知っているだけあって熱い攻防。長原がパワーボムを繰り出すも、菊次は2で返してボディスラムで転がすや
「てゅりやあああ」
ムーンサルト炸裂。これで3カウントが入った。
「星が上がらない・・・・」(長原)
昨年優勝の長原、ここまでまさかの1勝3敗。
欲野(4点、サソリ固め 19.01)エナ(1点)
テクニックでは互角だが、欲野の方がパワーがある。どちらかというと欲野のペースで進んだ試合、しかしエナも要所で反撃したので盛り上がった。しかし欲野がノーザンでペースを握り、逆片エビ固めでギブアップを迫る。懸命にこらえるエナ、ならばと欲野、サソリ固めに移行、たまらずエナさん、ギブアップ・・・・
K神威(8点、延髄斬りからの片エビ固め 23.4)サキタン(3点)
他の選手が壮絶なる星のつぶしあいを展開する中、連勝街道を走るK神威。きょう勝てば2位の選手と3点差がつくので優勝がぐっと近づく、しかしサキタンも独走許さんとばかりに軽快なファイト。しかしカンナ神威、エルボーを口元に入れてサキタンを大流血に追い込む。思わずレフェリーが確認に入るほど唇を切ってしまったサキタン、鮮血を振りまきながらの苦しいファイト、ならばとK神威、口元を狙っての掌底!!
えげつない攻めに場内ブーイング。これで弱ったサキタンミサイルキックも自爆してしまう。しかしサキタン、勝負を捨てず得意のムーンサルト!しかしK神威は返して延髄斬り!これが入ってしまいサキタン轟沈・・・・カンナ神威、独走態勢か。
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第6戦は名古屋しゃちほこドーム大会。
マキーナ(7点、タントラロック 25.44)長原(2点)
ここまで失点3の2位につけているマキーナ姫。しかし今日の相手は昨年の覇者にして元SPZ王者の長原ちづる。なんとか互角の攻防を見せるも、長原のジャーマンを食らって動きが止まる。追い詰められたマキーナ、コブラツイストで反撃するや伝家の宝刀タントラロック!!たまらず長原はギブアップ・・・・
「そんな・・うわー」(長原)
前年覇者の長原、完全に歯車が狂いここまで1勝4敗の惨状・・・・・・
サキタン(5点、DDTからの片エビ固め 11.13)エナ(1点)
昨日の負傷の後遺症が心配されたサキタンだが、その影響を感じさせないファイト。DDTの連発でエナさんを仕留め、2勝目を挙げた。
欲野(5点、時間切れ引き分け 30.0)B越後(5点)
アポカリプスの同門対決、しかし先輩相手に容赦なく蹴って蹴って蹴りまくるB越後、さすがの欲野も嫌な顔。最後は蹴りが入って棒立ち流血となった欲野だが、何とか腕関節を取って反撃、結局そのあと両者決め手を欠き時間切れドローとなった。しかし今年は近年まれにみるドローの多さ。
K神威(10点、ステップキックからの片エビ固め 18.18)菊次(5点)
ここまで1敗1分けの菊次が全勝のK神威に挑む。勝てば優勝へ大きく近づくK神威、寝かそう寝かそうとするファイト。菊次もドロップキック連発で応戦するも、要所で強烈なエルボーを叩き込んだK神威が優位に立つ。サソリ固めでぐったりとさせたK神威、続くステップキックで菊次を沈めた。
第76回SPZクライマックス。カンナ神威が10点で首位を快走。7点でマキーナ姫が追う状況だが、カンナ神威の優勝はほぼ間違いない状況となった・・・
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