第1,712回 ビッグマッチはうち、シュートですよ
76年目11月
ダイヤモンドシリーズ
そして最終戦は横スペ大会。
第1試合は金森麗子VSユン・メイファ。
この試合はメイファの掌底が金森の鼻に入り、金森が結構な出血。それでも練習の成果を見せた金森、ノーザンライトSHで追い込んでからシャイニングウィザード一閃。これでメイファを沈めてオープニングマッチを飾った。勝負タイム9分6秒。
外人同士のシングルマッチを挟んで、
第3試合はエナ・ガロニンティスが登場、ジ・USAと対戦。普段はタッグでの登場が多いエナさんだが、きょうはマキーナ姫がメインに出るため休憩前でのファイトとなった。パワーで上をゆくUSAだが、エナさんもタントラ仕込みのレスリングテクニックで応戦したので盛り上がった。最後は逆片エビで動きをとめてからのノーザンライトSHでエナさんが接戦をものにした。勝負タイム20分5秒。
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休憩後、外人同士のタッグマッチを挟んで第5試合は菊次莉乃、山科瞳が登場。ダークヴィーナス、ブラック越後と対戦。
カード編成の都合とはいえ後半の試合に起用された山科がハッスルするも、昨日タッグ戦を戦った菊次さんの動きが今一つ。奮闘した山科だったが、所詮前座要員なので、あっさりつかまってしまい、ブラック越後のブラックキックに沈んだ。それでも27分48秒のいい勝負。
セミ前はカンナ神威が登場、テディキャット堀と組んで、昨日タッグ王者になったばかりの欲野深子、サキタンと激突。あいかわらずカンナ神威と欲野がハイレベルな攻防を見せる、テディキャット堀はとにかくK神威のフォローに徹していた。
「さ、この技に耐えられる?」
欲野のKOスリーパー、しかしよく見ていたT堀がカット。代わって出てきたサキタンとカンナがひとしきりやりあった後、また欲野が登場、しかし隙を見逃さずカンナの裏投げ炸裂。これで欲野沈没。勝負タイム27分40秒。タッグ王者チームがやられてしまった。
「今度はベルトをかけてまた戦いましょう」
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セミは小川あかりVS小下小石。
「うちの小下に花を持たせてもらえませんかねえ」
あおりVTRでアイドルグループの運営と名乗る黒服が出てきて小川あかりに負けブックを要請するシーンに場内爆笑。
「あのう、ビッグマッチはうち、シュートですよ」(小川)
デビュー2か月目の小下、まだリングに上がると硬さが取れないのか、グラウンドで小川にいいように遊ばれてしまう。小川余裕の表情で腕関節を取って悲鳴をあげさせる。小下も懸命に反撃するもこれは小川が受けてあげたのがありあり。
懸命にタックルで反撃する小下に場内大歓声、小石コールも出た。しかし小川、相手の息が上がってきた頃合いをみて
「もう逃げられないわよ」
STFが決まった、SPZ本家本元!!懸命にこらえた小下だがついにギブアップ。勝負タイム23分21秒。試合時間から見たら小下が善戦したかもしれないが、小川がうまく試合をリードしたともいえる。
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メインはSPZ戦、王者マキーナ・オケッチ・ネグシハベシい対するは、長原ちづる、先月ベルト奪取後にベルト売却問題で遺恨が発生したので長原が挑戦者に選ばれた。
「チャンピオンベルトを売り払おうという神経が理解できません。きょうはあの人にSPZの重さってものを知らせてあげます」
「ネグシハベシ国のため、勝利を・・・」
マキーナ姫、SPZベルトを巻かずに入場。ベルトの管理はセブン山本が代行しており、試合前セレモニーの時にお披露目されただけ。
しかし怒りに燃える長原、いきなり裏投げでマキーナ姫を殺しにかかりペースを握る。頭を打ってしまったマキーナ姫、動きに精彩がない。そのままズルズルいってしまい2度目の裏投げ、スクラップバスターと畳み掛けられ
「うぉぉぉぉぉぉ!」
最後はノーザン。マキーナ姫、フォールを返せず。長原ちづるがベルトを奪還した。勝負タイム15分44秒。
「長原選手、考えてプロレスをしましたねえ、先に頭を打っておけば動きが止まると判断したのでしょうねえ」(解説の杉浦社長)
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