第1,722回 アドミラル・ヤジマ 参上
77年目5月
「バトル・カデンツァ」開幕。
岡山から始まって四国地方を回るシリーズ。山科瞳が負傷欠場。
初戦岡山大会での第2試合で小下小石が先輩の野村あおばを下した。野村のすばしっこい動きにきっちり対応し。ムーンサルト、ミサイルキックを耐えきって
「はっ」
DDTで野村を沈めた。勝負タイム14分33秒。
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シリーズ第6戦、奈良大会ではなんとSPZタッグ戦が組まれた。
王者欲野深子、サキタンVS挑戦者はカンナ神威、小下小石。
デビューから8か月でタイトル戦に異例の抜擢。しかし欲野とサキタンの悪の連携に小下がつかまる展開。それでもなんとか懸命のファイトを見せてカンナ神威につなぐ。
(実質1対2か・・・・)
パートナーが計算できないので、そのあとはカンナ神威が出ずっぱり。もともと一つ一つの技をきちっと決めるタイプなのでこういう展開になると苦しい。息が乱れたので苦し紛れに小下にタッチ。場内溜息。
KOスリーパーはロープに逃れたが、サキタンがDDT。これで小下は3カウントをうばわれた。それでも勝負タイム48分41秒のいい勝負。王者組が3度目の防衛に成功。
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そして最終戦は横スペ大会。
第1試合、青コーナー側花道から黒い黒サングラスとジャンプスーツを着た悪そうな選手が。誰だ?と場内どよめき!
「アドミラル・ヤジマ見惨!!」
セブン山本が叫ぶ
新人の矢島恵理子は、アドミラル・ヤジマとしてSPZデビューを果たした。
そして次にかかったのはセントポール組曲。
「本家・本元・元祖」パーカーを羽織った小川あかりが入場。ヤジマのデビュー戦の対戦相手を務める。
「おらあっ」
大先輩相手に臆せずチョップ、頭突き、ドロップキックで先手を取ったヤジマ。グラウンドの攻防でも互角。
(いけるぞ)
ヤジマ、ここで頭突きを乱打。一発が鼻に入ってしまい小川が出血
「うるあああああ」
ヤジマ、ここでラリアット。ああもうどちらが先輩かわからない。
(これ以上は受けられない)
小川STF!伝家の宝刀!!!懸命にこらえてロープに逃げたヤジマ、ギブアップの言葉だけは吐かなかったが・・・・
「これで」
小川あかり、ヤジマの足を取ってリング中央へポジショニングして逆片エビ固め!!
「ぎゃがあああああ」
たまらずヤジマはギブアップ。勝負タイム11分55秒。小川あかりが先輩の面目を保った。
「けっこう馬力がありますから、今後ヤジマさんは強くなりますよ・・・ああ鼻が・・・」
バックステージで痛々しい表情でコメントを出した小川あかり。
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