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2014年5月19日 (月)

第1,736回 もうこのへんでよろしいかと思いますが

77年目11月シリーズ

シリーズ最終戦は本拠地に戻って横スペ大会。

第1試合は小川あかりVSアドミラル・ヤジマ。

精彩を欠く小川あかり、この日もヤジマの頭突きを鼻にくらって流血の憂き目。それでも寝かそう寝かそうとする、ヤジマも先輩越えを狙ってきて猛烈なラリアット。そのあとコーナーに詰めてものすごいチョップの乱打。

バシッ、バシッ、バシッ!!

(やられても、いいかな)

小川あかり、ズルズルと攻め込まれてしまい。最後はのど元に強烈なチョップを浴びて悶絶し、倒れこんだところを3カウントを奪われてしまった。

勝負タイム11分18秒 。

「うおっしゃー」

先輩越えに快哉を叫ぶアドミラル・ヤジマ。小川あかりを踏みつけて勝利をアピール。なんということだ。

「そのへんにしておいてくださいね」

バシュウッ!!

ここで現れたのは小川母。(元SPZ王者フローラ小川 58歳)

なんとハンドレーザー砲でヤジマを吹き飛ばし、うずくまっている小川あかりに向けて

「あかり、もうこのへんでよろしいかと思いますが」

母親から引退勧告!!

「あばしりベルトも手放したし、デビュー半年の子に負けるようでは、もう潮時でしょう。」

「・・・・・・っ」

小川あかり、しばらく逡巡していたが、ついに観念したのか、

首を縦に振った。

場内どよめき。そして小川あかり、喉元を押さえながらトボトボと花道を引き揚げた。

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第2試合は金森麗子VSテディキャット堀。

若手同士の一戦は、金森の打撃を受けきったT堀が裏投げ一閃!12分16秒、これで3カウントを奪った。

第3試合は新あばしり王者チームの山科瞳&野村あおばが登場し、キラーローズ7号&エレナライアンと対戦。一進一退の攻防が続いたが、最後はサンドイッチラリアットを決めたアイドルタッグが13分23秒、キラーローズをなぎ倒しフォール勝ち。

その試合が終わると休憩 。

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休憩明け第4試合は、菊次莉乃、長原ちづるの同期タッグが登場し、レッドフェンリル、ブルーフェンリルと対戦。しかしあばしりタッグを失った菊次がつかまる展開。長原も外人組の力押しにタジタジ。最後は出ずっぱりの長原がつかまってしまい、25分56秒、合体パワーボムに力尽きた。

第5試合はきのう新SPZタッグ王者になったばかりのマキーナ姫&エナが登場。

ジ・USAとリクペチ・メンデスの外人コンビと対決。しかし危なげない試合運びを見せたネグシハベシ国コンビが17分48秒合体パワーボムで勝利。

第6試合セミ前は欲野深子VS小下小石、

小下小石、アイドル兼業レスラーの意地で欲野の牙城を崩さんとしたが、そこは欲野もしたたかにぬかりなくファイトし、11分41秒、KOスリーパーで気絶させてレフェリーストップ勝ち。

セミファイナルは特別試合、越後しのぶVSクリス・モーガン。実力世界一と言われるモーガンに果敢にぶつかっていった越後だが、パワーの差はいかんともしがたく、12分22秒、パワースラムに屈した。

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メインイベントはSPZ戦、王者カンナ神威に挑むのはサキタン。

得意の空中殺法で向かっていったサキタンだが、受けきったカンナ神威が相手の攻め疲れを見計らっての飛びつき腕ひしぎで20分42秒、ギブアップ勝ちをおさめた。王者が9度目の防衛に成功。カンナ神威、ただただ強い。

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