第1,737回 小川あかり引退ロード
77年目12月
「さすがに、もう、やるべきことは全部やったかと・・・」(小川あかり)
「皆様ごめんなさい、私もう若くないので、ハハハハ」(菊次莉乃)
小川あかり、菊次莉乃が引退を表明。さすがにあばしりベルトを失い、気力の限界を悟ったようだ。
「選手として峠を越えてるからこそ、海外で暴れたいという思いが強くありました」
ベテランの長原ちづるが無期限海外遠征を表明。いまさらなぜ、という感じがしなくもなかったが・・・
年末はタッグリーグが予定されていたが、大物2人の引退表明を受けて急きょ「小川あかり・菊次莉乃引退シリーズ」に変更された。
欲野深子が腰痛のため欠場。
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シリーズ第2戦札幌大会、今シリーズ限りで引退の菊次莉乃は中堅どころの金森麗子とあたったが、ムーンサルトを2で返され、ハイクラッシュで追い込まれてしまう。これでもうろうとなった菊次、2発目のハイクラッシュをもらって終了。勝負タイム10分16秒。
小川あかりはセミに登場し、絶対王者のカンナ神威と組んでマキーナ姫、エナとタッグマッチ。やはり狙われてしまい、12分13秒、エナのネックブリーカーに屈した。
第3戦仙台大会が駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で開催中止となった。地元でのラスト興行だった菊次涙目。
菊次、シングルマッチではもう試合を作れないのか、第4戦名古屋大会では山科瞳にも屈した。
名古屋大会メインはSPZタッグ戦、
王者マキーナ姫、エナさんはベルトを巻かずに登場、リングインするやセブン山本統括部長からベルトが手渡されるという扱い。対戦相手は元王者のカンナ神威&テディキャット堀。 テディキャット堀がどう立ち回るかが焦点の試合だったが、カンナ神威が2冠王目指して出ずっぱり、そこを突いてマキーナ姫がタントラロック!これはT堀が落ち着いてカット。これでT堀にしばらく託さざるを得なくなったカンナ神威、
「今です!」
ネグシハベシ国チーム、すぱっと合体技ダブルインパクトをT堀に決めて勝利。23分58秒、王者組が初防衛に成功。
試合後、マキーナ姫がマイクを握った。
「わが国の財政は悪化する一方…私たちはもっと稼がなくてはなりません・・・・したがって九州ドーム大会、シングルのベルト、獲りに行きます」
カンナ神威を指さしてパフォーマンス。
しかしカンナ神威、本部席に降りてマイクを取るや、
「ペイパービュー観戦される方、会場に足を運ばれる方・・・缶ビールの用意をお忘れなく。おつまみは北海道産しゃけとばで」
場内笑い。暗につまらん試合になるよと言っている。
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シリーズ第5戦大阪大会、小川あかりは第1試合に出場し、アドミラル・ヤジマに猛攻を食らい最後は一本背負いからフォール負け。勝負タイム14分36秒。
勢いに乗るアドミラル・ヤジマは翌日の広島大会では菊次越えを狙ったが、まだ菊次のパワーは健在で、11分49秒ラリアットでのど元をえぐられ敗北。
一方の小川あかりは第2試合に登場しテディキャット堀にあっさり敗北。
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そして第7戦九州ドーム大会メインイベント、SPZタイトルマッチが組まれた。
王者カンナ神威に対するはマキーナ・オケッチ・ネグシハベシ。
マキーナ姫の母国、ネグシハベシ国は高齢化が進み社会保障費が増大し、これといった産業もないため税収が低下し国家財政が悪化したため、来年1月1日から消費税が115パーセントに上がることが決まっているらしい。
生活苦にあえぐ国民は消費税を払わなくて済むよう自宅で野菜や芋を作っているらしい。
そんなシュールなあおりVTRに場内どよめき。
んで、試合はカンナ神威が優位に試合を進め、最後は膝蹴りを入れて動きを止めたところでサソリ固めを決め、あっさりマキーナ姫はギブアップ。勝負タイム24分8秒、王者が10度目の防衛に成功。
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そしてシリーズ最終戦はさいたまドーム大会。
「小川あかり最終試合」
「菊次莉乃最終試合」
の大看板が掲げられた。
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