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2014年6月 2日 (月)

第1,747回 78年目5月 結城千種、デビュー。

78年目5月
「バトル・カデンツァ」開幕

アイドルレスラーにして団体最古参の野村あおばが引退を表明。小柄な体格で奮闘したが、身体がもう限界らしい。

初戦山梨カイメッセ大会の第1試合で期待の新人・結城千種デビュー、相手は1期先輩のアドミラル・ヤジマ。

「おうらあ!」

この試合、結城はまったくいいところなく、ヤジマの頭突きやチョップにもがき苦しみ、怯んだところをデスバレー一発で敗北。勝負タイム5分14秒、結城千種、ほろ苦いデビューとなった。

「こっちは1年間ここで戦ってきたんだ。昨日今日リングに上がったやつに負けるものか」(ヤジマ)

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翌々日の大分大会でも結城千種は第1試合でヤジマとあたり、このときはボディスラムやエルボーで少しは攻めさせてもらえたが、ヤジマのラリアット、デスバレーの猛攻に6分5秒あっさり敗北。

3戦目の宮崎大会が集中豪雨の影響で中止となった。

4戦目鹿児島大会、第1試合には新人の結城千種が登場、この日はアイドルレスラーの山科瞳と対戦。この日は先輩の山科がやさしさを見せてボディスラムを3度もかけさせてもらえたが、最後は鮮やかに回転エビ固めで丸め込まれて10分35秒、敗北。

鹿児島大会メインはSPZ世界タッグ戦、王者欲野深子、サキタンに挑むのは、マキーナ姫、エナ・ガロニンティスの2人。

現在のSPZタッグ戦線のトップどころの2チームが互いに持てる技を繰り出すいい試合となった。先に仕掛けたのは欲野、得意のKOスリーパーがマキーナ姫を襲う!しかしエナさんが懸命のカット。最後はこの手の試合にありがちな4人が入り乱れる攻防となったが、互いにカットプレーがうまく、なかなか決定的チャンスが作れずそのまま60分時間切れドローとなった。王者組が2度目の防衛に成功。鹿児島のファンはSPZコール。

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第5戦熊本アクエリアンドーム大会、もう一人の新人、斉藤智子のデビュー戦が第1試合で組まれたが、なんと相手の野村あおばを殴り倒して勝利。デビュー戦白星という快挙をやってのけた。SPZの長い歴史でも、過去数人しかやっていない快挙。

「とっさに突きが出てしまっただけです。」(斉藤)

翌日の佐賀大会では斉藤智子、アイドルレスラーの山科瞳とあたったが、空手の経験を生かした裏拳で山科をたじろがさせる。

―新人と思っちゃいけない

山科瞳、強引に首根っこをつかんでねじり倒して、起き上がろうとするところをシャイニングウィザード。これで斉藤から3カウントを奪った。勝負タイム11分31秒。

「何とか先輩の貫録を・・・・見せられましたかね」(山科)

第7戦の長崎大会、斉藤智子は得意の打撃で先輩のアドミラル・ヤジマを流血に追い込み、裏拳であと一歩まで追い詰めたが、怒ったヤジマがデビュー3戦目の新人に何とパイルドライバー!!

「ぎゃっ」

目の前が真っ黒になった斉藤、3カウントを聞いた。

試合後もなかなか起き上がれなかった斉藤、荒い息をつきながら血をふくヤジマ、殺伐とした第1試合だった。

「殴る蹴るはいいものを持ってる。油断できんね」(ヤジマ)

そしてシリーズ最終戦は横スペ大会。

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