第1,769回 79年目5月 横浜決戦
SPZのタッグ戦線で激化する抗争。マキーナ姫、エナ・ガロニンティスと激しい抗争を繰り広げる悪の組織アポカリプス。前哨戦の奈良大会、マキーナ姫がまさかのギブアップ負けを喫した。
「あらはー、姫さまー、そんなに弱くてよくタイトルマッチとか言ってられるわねえ」
新潟大会のメイン終了後サキタンがマイクアピール。
「明日の新潟、タイトルマッチ辞退して温泉でも入ってたらどうかしら、はははは」
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そして新潟決戦、SPZタッグ選手権
王者欲野深子、サキタンに対するはマキーナ姫、エナ・ガロニンティス。
もうこの顔合わせでのタッグマッチも何十回とやっているので先の読みあい、裏のかきあいと言ったシビアな攻防が続く。
しかし45分過ぎにサキタンが仕掛けた、得意のムーンサルト。しかしエナ返して腕関節を取り、流れを引き寄せてからマキーナ姫につなぐ。
そのまま欲野とマキーナ姫がグラウンドの攻防をやって、両者決め手を欠き60分タイムアップドローとなった。王者組が初防衛に成功。
「まあいいや。引き分けでもチャンピオンにとっては勝ちと同じよ」(欲野深子)
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最終戦は横スペ大会。
第1試合は市ヶ谷麗華(新人)VS斉藤智子。
「ぐ・・・がっ・・・」
まだ体のできていない市ヶ谷、膝蹴り一発で動きが止まってしまう。そこへ斉藤、裏拳、トドメの膝蹴り。危なげなく斉藤が先輩の貫録を見せた。勝負タイム6分25秒。
外人同士のタッグマッチを挟んで、第3試合は6人タッグマッチ、
長原ちづる、エナ・ガロニンティス、テディキャット堀VSスーパージョーカー、スパルタン子、アドミラル・ヤジマ。
タッグ王者のエナさんが前半のカードに回ったが、これはマキーナ姫が大きなシングルマッチに出るときはどうしてもタッグパートナーがカード編成上ワリを食ってしまう。
6人タッグらしくバタバタした攻防。最初に仕掛けたのがT堀、裏投げでスーパージョーカーを叩きつけるも2で返される。ならばとエナを呼び込んで合体パワーボム!たまらずスーパージョーカーは3カウントを聞いた・・・勝負タイム15分18秒。
その試合が終わると休憩。
休憩後は越後しのぶ、金森麗子のコンビが登場、対戦相手は世界最強の女、クリス・モーガン&リクペチ・メンデス。
モーガンのパワーに防戦一方の越後、金森、最後はグロッキーとなったところへ、メンデスのミサイルキックが金森を直撃。これで3カウントが入った。
セミはタッグマッチ、欲野深子、サキタンVS小下小石、結城千種。
タッグ王座を守ったアポカリプスの2人だが、今日の相手も油断ならない。一進一退の攻防だったが、15分すぎに小下が仕掛けたSTF!!
欲野深子懸命に振りほどこうとしたが抜けられない!サキタンがカットに入らんとしたが、結城千種絶妙のドロップキックで逆カット。たまらず欲野ギブアップ、勝負タイム17分6秒。タッグ王者チームがまさかの敗北。
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メインはSPZ戦、王者マキーナ姫に挑むのが団体最強のファイター・カンナ神威。
まず「ため息が眠らない」が流れる中、カンナ神威がゆっくりと入場。
そのあと「マミさんのテーマ」が流れる中、お付きのエナ・ガロニンティスが先導する中、マキーナ姫がゆっくりと入場。
そのあとセブン山本統括部長が預かっていたSPZベルトを持ってリングに上がり、立会人の京スポ新聞の女性記者さんが認定証の朗読。タイトル戦ではお決まりのイベント
「この試合は、株式会社スーパースターズプロレスリングゼットが主宰する、SPZ世界選手権試合であることを認定する 2087年5月22日、株式会社スーパースターズプロレスリングゼット、代表取締役社長杉浦美月、代読、京スポ新聞 大野孝子」
そのあと花束贈呈、そして両選手のコール。午後8時21分ゴング。
「そろそろベルトを返してもらいましょうか」
カンナ神威、グラウンドの攻防を20分近くやった後、強烈なヘッドショットキックで優位に立つ。そして裏投げで落とす。えげつない攻めに場内ブーイング。非力となったところへサソリ固め
「あ・・・がっ」
マキーナ姫、振りほどこうにも頭を打っていて力が出ない。観念したマキーナ姫、無念のタップ。勝負タイム26分51秒、カンナ神威が王者に返り咲いた。
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