第1,777回 一番強い人が強すぎるんですよ
79年目9月
ウルトラソウルシリーズ開幕。
アポカリプスの双璧、欲野深子とサキタンがそろって負傷欠場。そして新人の米野香月も右肩負傷のため欠場。
「もうあれから4年になるのですね」
マキーナ姫が感慨深い表情。
九州地方を回るシリーズ。エナさんと一緒に移動中のサービスエリアで豚骨ラーメンを食べる。この収録された映像が試合開始前のあおりVTRに使われるのだ。
ズルズルズル・・・
「ラーメンは九州が一番おいしいと思います」
「そしてとんこつラーメンのあとのアイスコーヒーもまた格別・・・」
満腹して、サービスエリアの軽食堂でアイスコーヒーを楽しむ2人だった。
日本に来て全国津々浦々でネグシハベシ国の名誉をかけてファイトした。マキーナ姫はSPZタッグ・シングル王座を戴冠し、ファイトマネーやベルトのリース料、グッズ販売収入で億単位のお金を稼いだ。来日当時は右も左もわからず、毎日牛丼を食べていたという笑い話もあったが、いまでは日本全国の食い物を一通り食べつくしてしまった。
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第4戦鹿児島大会でSPZ世界タッグ戦、王者マキーナ姫、エナさんに挑むのは越後しのぶ、金森麗子組。
「うおおー」
越後の必殺ブラックキックがマキーナ姫をたじろがす。しかしネグシハベシ国チームも抜群のコンビネーションで越後を圧倒。合体パワーボム、ダブルインパクトで越後を悶絶させ、あとは孤立した金森を攻め立て、タイムアップ間際に疲労困憊の金森をエナが延髄斬りで仕留めた。勝負タイム59分30秒、王者組が2度目の防衛に成功。
「手ごわい相手でしたけど・・・なんとか接戦をものにしました」(マキーナ姫)
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そして最終戦は、さいたまドーム大会。
第1試合の外人対決はブルーフェンリルがラリアットでワンダーローズ2号を下し、勝どき。そのあとセブン山本統括部長の挨拶。
「WELCOME TO SPZ」
そのあと
「チャンピオンのカンナ神威が強すぎるんですよ・・・この先アングルをどうしようかもう悩みまくりですよ・・」
場内爆笑。
そしてセブン山本は携帯電話を手に取り、某所へ電話。
「もしもしテレホン人生相談ですか・・・」
場内爆笑。オーロラビジョン越しに応対するのはテレビでおなじみの心理カウンセラー・佐伯あずみさん。
「プロレス団体でブック書いてるんですけど、一番強い人が強すぎるんですよ・・」
悩みを訴えるセブン山本統括部長、そしてカウンセラー佐伯あずみさんのアドヴァイスはシンプルかつ的確。
「あー、それは困りましたねえ、それじゃあ2番目に強い人と3番目に強い人で包囲網を組んじゃうしかないんじゃないですか・・・」
佐伯カウンセラーが理にかなったアドヴァイス。場内爆笑。
「わ、わかりました、ありがとうございます今後の参考にさせていただきます。」
これはカンナ神威包囲網が敷かれてしまうのか。
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