第1,778回 永遠のナンバー2でいいのか?
79年目9月シリーズ 最終戦
さいたまドーム大会。
団体最強のカンナ神威のあまりの強さにさじを投げたSPZの敏腕フロント・セブン山本統括部長は「カンナ神威包囲網」の構築を決意した・・・
続く第2試合は、斉藤智子VSアドミラル・ヤジマ。パワーで上をゆくヤジマがラリアットを連発し勝利。
続く第3試合は長原ちづる、テディキャット堀VSキラー・キエフ、マリー・ネルソンのタッグマッチ。
T堀がつかまってしまう展開となったが、何とか起死回生の裏投げでキエフを投げて長原につなぐ、しかし長原ちづるのぐだぐだぶりが拍車がかかっており、最後は乱戦の中、長原が伏兵ネルソンに掌底で殴り倒されて3カウントを許すという情けない結末。勝負タイム14分39秒。その試合が終わると休憩。
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休憩後はSPZ世界タッグ王者・マキーナ姫とエナさんが登場、今日の相手はアポカリプス軍のスパルタン子&ハイパー・スパルタン。
ノンタイトル戦なので落ち着いてファイトしたネグシハベシ国の2人が余裕の試合運び、最後は満を持してのタントラロックでマキーナ姫がハイパーから具イブアップを奪った。勝負タイム11分45秒。
セミファイナルのタッグマッチは小下小石、結城千種VS越後しのぶ、金森麗子。
「この技に耐えられる?」
結城千種のタッチアウトが越後を追い込むも、越後の耐久力は半端ではない、平然と2で返す。
そして、
「言い残すことはないかー」
ブラックキック炸裂。これで小下を沈めて勝利。29分55秒の熱戦を制した。
だが事件は試合後に起こった。
試合後、リングに上がったのは欠場中の欲野深子、サキタン。2人そろって黒いジャージ姿。そしてオーロラビジョンには欲野深三医師!!
「越後しのぶよ。いまのままではカンナ神威に勝てぬぞ。このまま永遠のナンバー2でいいのか?」
「あんたうるさいなー」
汗をぬぐいながらオーロラビジョンをにらみつける越後しのぶ。
「そうじゃけんにせんでもええのに。我が改造手術を受けてパワーアップすればカンナ神威など物の数ではないぞ」
場内どよめき。
「バカ。そんなんであいつに勝っても自慢にならねえんだよ」
「オ、フォフォフォ。説得は上手くいかなかったか。じゃあ強制執行しかないわな。やれ、欲野、サキタン」
「な、なにをするー、きさまー」
あわれ、越後しのぶはアポカリプス軍の手により拉致監禁されてしまった。来月どうなってしまうのだろう。
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メインはSPZ戦
「どうせ社内の人間を当てても結果はわかり切っています」
ということで挑戦者に抜擢されたのはEWAのトップどころ、コーカサスの魔風、ガラパシ・ガルパン。試合が始まるや相手のグラウンドを警戒しすぎてカンナ神威、ちょっと及び腰のファイト。そのままズルズルと試合が進み、頃合いをみたガルパン
「骨がきしむ音を聴かせて頂戴」
ガルパンロック(変形STF)が決まった、懸命にこらえたカンナ神威だったが、こらえきれず痛恨のギブアップ。
場内ええええええ。あの無敵を誇ったカンナ神威があっさり負けてしまうとは・・・・
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