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2014年7月 3日 (木)

プロレス技シリーズ73 タイガードライバー

WASに実装してあるくらいのメジャーな技でまだ紹介していないのは…と考えていて

そうだまだタイガードライバーが残っていたということで。

二代目タイガーマスクだった時の三沢さんが考案した大技で、入り方はダブルアームスープレックスと同じように相手の両腕をロックして持ち上げて、空中で腕のフックを解いてくるっと回し、自らは開脚ジャンプして、そののち尻もちをつくように落下しつつ相手を背中から落としてそのままフォールする技です。三沢さんの身体能力の高さが発揮される大技です。

鶴田軍VS超世代軍の抗争から四天王プロレスになるにつれ、三沢さんのフィニッシュホールドから痛め技へ役割を変えていましたが(タイガードライバー91のような派生形は別にして)三沢さんの定番ムーブとして、ちょっと格下の相手を仕留めるのに良く使われていました。

全日マットでこの技をコピーしたのが中堅外人、ダニー・クロファット。三沢さんにやられる中で盗んだのかどうかは定かではありませんが、カンナム・エキスプレスとして売り出されたころにはもうクロファットのフィニッシュ技はタイガードライバーでした。ファーナスのフランケンシュタイナーと並んで、カンナムエキスプレスの決定力を象徴する技でした。

三沢さんのそれとは腕のロックをほどくタイミングや落とす角度が微妙に異なっていたようで、こちらのほうがやや危険度という意味では高かったようです。渕さんの3年8カ月に及んだ世界ジュニア長期政権を止めたのがクロファットのこの技でした。

渕さんから世界ジュニアのベルトを奪った後も、浅子覚やロブバンダムといった挑戦者をこの技で下し、渕さんに「あの技を食らうんだったらもう挑戦しないよ」と言わしめたほど威力が大きかったようです。

現在は三沢さんの流れをくむ意味で、全日本の鈴木鼓太郎が時折見せています。

WASではパワー技の痛め技のようになっていますが、覚えさせておくと、相手の体力がつきかけているときに発動して、これで試合が終わってしまうケースがよくあります。市ヶ谷さんや北条さんのようなパワー系の選手が格下を仕留めるのに最適でしょう。

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