第1,789回 79年目3月 ファイヤーソウルシリーズ
79年目3月
「いまのままSPZでやっていても、誰かの引き立て役で終わるような気がして・・・」
中堅どころの選手、テディキャット堀がSPZを退団し、無期限海外遠征に出ることととなった。
カンナ神威の対抗馬として小下小石や結城千種がプッシュされる状況下、このままSPZにいてもこれ以上のポジションは望めないと本人が決意したか、それとも業界関係者に吹き込まれたか。マスコミ記者さんの間では後者の説が有力だった。ともかくテディキャット堀はSPZマットを離れて、別の道を選んだ。
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「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
「・・・・今できることを、しっかりやるだけです」(エナ)
先シリーズ、仕えるマキーナ姫がいなくなったため、一人で日本に滞在することになったエナ・ガロニンティス。
なんと「ネグシハベシ国駐日大使」という肩書を与えられ再出発。本社ホームステイを撤収し、なんと練馬の高層マンションの一室を借り、その一室を「ネグシ・ハベシ国大使館」としてしまった。
とはいえネグシハベシ国は相変わらずの金欠なので、SPZ3月シリーズへの参戦が発表された。
初戦青森大会ではアドミラル・ヤジマをグラウンドテクで翻弄し、最後は逆片エビ固めでギブアップ勝ちをおさめた。
T堀離脱に伴い、宙に浮いたカンナ神威のパートナーは、とりあえずの暫定で金森麗子が入った。6人タッグの時はそれにエナ・ガロニンティスが加わる感じとなった。
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シリーズ7戦目幕張大会メインでSPZタッグ戦が組まれた。王者小下小石、結城千種に挑むのは、アポカリプス軍から、欲野深子、スーパー越後しのぶ。
サキタンとのベテランコンビではもうタッグ王座が獲れないと判断した欲野深子、アポカリプスに引き入れた大砲、スーパー越後しのぶとタッグを組んだ。
(スパルタン子もB級外人を改造しただけ・・・とあってはまだ深子を越後と組ませた方がベルト奪取の確率が上がる)
その辺はなかなかせこいアポカリプス名誉総帥・欲野深三。
しかし欲野深子、長年の酷使で体はそうとう弱っており、長期戦になると動きが止まってしまう。それでも懸命にこの戦いについて行って、なんと結末は60分時間切れドロー。ハァハァと肩で息をして座り込む欲野深子だった。ともあれ王者組が初防衛に成功。
そして、シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。
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