第1,792回 やりたければ、どうぞ
80年目4月
旗揚げ79周年記念エッセンシャルシリーズ。
第7戦仙台大会。セミで結城千種7番勝負第6戦、結城千種VSサキタン。元SPZ王者だが、昨年夏のSクラでは勝っている相手なので、結城落ち着いていて、最後はバックドロップの連発でサキタンを下した。勝負タイム10分7秒。
仙台大会メインは久々開催のあばしりタッグ戦。王者欲野深子、アドミラル・ヤジマに対するは、レッドフェンリル、アックスローズ103号。本来はブルーフェンリルが来日するはずだったが食中毒で来日できなくなり、急きょGWA系の中堅外人が呼ばれてタイトルに挑戦する仕儀となった。
ベテランの欲野深子、少し前までは歯牙にもかけなかったような二流外人相手にも苦戦。内心いかばかりか。それでも長年悪の組織のトップとして培った乱戦の強さを発揮して渡り合う。しかし20分経過後、レッドフェンリルが逆上し、隠し持ったフォークで攻撃!!
「ギャアッ」
欲野、苦悶の表情
そして外人組合体パワーボム
(負けちゃおうかな・・・いや・・・)
欲野懸命に返して、
「ヤジマ!あいつ止めて」
アックスローズとヤジマが乱闘に入ったのを確認するや
「シね、バーカ」
欲野深子、KOスリーパー発動。何人もの強敵を失神させてきた伝家の宝刀が決まり、たちまちのうちにレッドフェンリルを落とし、危険と判断したセブン山本レフェリーが試合を止めた。
勝負タイム28分16秒、王者組が4度目の防衛に成功。
************************
最終戦は新日本ドーム大会。旗揚げ79周年記念興行。
第1試合は斉藤智子VSユン・メイファ。
同期の結城が華々しい活躍をしているのに、いまだに前座戦線をうろついている入社3年目の斉藤智。しかしこの日は7分8秒、ユン・メイファを蹴りまくって一蹴。
続く第2試合は強豪外人ルミー・ダダーンVSスパルタン子。ダダーンが馬力の強さを見せ、10分51秒、パワースラムで勝利。
休憩前第3試合はエナ・ガロニンティスが登場。この日は入社2年目の米野香月と組んでレッドフェンリル、アックスローズ103号と激突。
エナさんの右腕サポーターにはネグシハベシ国王家の紋章。この日はアックスローズをバックの取り合いからスッと腕を極めて7分22秒ギブアップ勝ち。タントラ格闘術の一端を見せた・・・・その試合が終わると休憩。
**********************
休憩後はサキタン&アドミラル・ヤジマのアポカリプスコンビが登場。ガラパシ・ガルパン、ヴァリス・ベルク(初来日)とタッグで対決。
アドミラル・ヤジマ、荒々しいファイトで強豪外人に立ち向かっていったが、ガルパンは落ち着いてさばき、裏投げ連打でヤジマを悶絶させる。代わったサキタンも精彩を欠き、最後はガルパンのパイルドライバーに屈した。勝負タイム19分45秒。
セミ前第5試合は小下小石、金森麗子VSクリス・モーガン、エレナ・ライアンのタッグマッチ。しかしこの試合は冷静に分断作戦を取った小下がSTFでエレナからギブアップを収めた。勝負タイム10分43秒。
そしてセミは結城千種7番勝負最終戦。結城千種VS欲野深子。
「Sクラの借りは返してあげる・・・KOスリーパーで落とす」
KOスリーパーの恐怖を意識しながらのファイトとなった結城。組んだらすぐ投げるファイトを徹底。15分過ぎに一度捕えられたもののなんとか体をよじって脱出。そして結城、ジャーマンで投げて追い込んだ後、満を持してタッチアウト。14分55秒、これで欲野を下し、7番勝負を3勝4敗で終えた。
「まだまだだけど・・・小下さんに勝てて・・・一つ上には行けたかな」
*********************
そしてメインはSPZ戦、王者カンナ神威に挑むのはS・越後しのぶ!!
「今日こそあんたを叩き潰す」
「やりたければ、どうぞ」
そしてふたを開けてみたらカンナ神威の完勝。越後の攻めはカンナ神威の耐久範囲内だった。22分45秒あっけなくヘッドショットキックでカンナ神威が4度目の防衛に成功。通算防衛回数も23となり、吉田龍子、玄海恵理を抜いて歴代単独6位に躍り出た。
« 結局猛暑20140806 | トップページ | 第1,793回 弾丸ツアーの出稼ぎ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント