第1,804回 殺人SE参上
80年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。
シリーズ第6戦宇都宮大会であばしりタッグ戦、王者金森麗子、斉藤智子に対するはスーパー越後しのぶ、欲野深子組。元SPZ王者の欲野がなんでいまさらあばしりなのかという声もあったが、「落ちているベルトは拾うのじゃ」と欲野深三医師が指示したため、ベルト挑戦と相成った。
「いまさらあんな二流に負けるわけがねえだろ」
越後が出ずっぱりで試合を支配し、最後はジャンピングキックで斉藤智を沈め、21分33秒、王座奪取。
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シリーズ最終戦は横スペ大会。
外人同士のシングルマッチが2試合連続する淡々とした立ち上がり。
そして休憩前はタッグマッチ。金森麗子、ユキ萩原VSレッドフェンリル、内野笙子。新人2人が敵味方に分かれてのタッグマッチ。レッドフェンリルがパフォーマンス交じりの攻めで存在感。
最後は金森とレッドフェンリルがリング内そっちのけで場外での殴り合い乱闘をおっぱじめてしまったためリング上は新人2人の一騎打ちの状況となった。けっきょくスタミナの尽きた内野を萩原がショルダータックルでなぎ倒し3カウント。その試合が終わると休憩。
「デスマ!ソリューション!!」
休憩明け、上半身ワイシャツ、下はスパッツといういでたちのSE(システムエンジニア)レスラー、デスマ・ソリューションが登場し。ノートPCを手に入場し、試合開始直前までプログラムを打つ姿に爆笑。しかし試合内容は斉藤智子の打撃攻撃に押されまくって、さしていいところがないまま11分30秒、裏拳に沈んだ。
セミ前はマキーナ姫とエナさんが登場し、あばしり新王者の欲野深子&S越後しのぶと激突。一進一退の攻防が展開されたが、25分過ぎにラッシュをかけた悪の2人が合体パワーボムで26分39秒エナを沈めた。
セミは小下小石SVS市ヶ谷レイカ。前回の対決であるSクラ公式戦では市ヶ谷が勝利しているカード。今回も市ヶ谷が主導権を握り荒々しい攻めを見せる。DDT乱発でペースをつかみ、
「YOUUUUU」
頃合いを見てゴッデスボム炸裂、10分53秒。、市ヶ谷レイカが勝利。小下、内容も悪すぎる敗戦・・・Sクラを制したというのにブレイクしきれない。
メインはSPZ戦、王者カンナ神威に挑むのは結城千種。前回対戦のSクラ公式戦では結城が勝っているカードの再戦。
「ちょっと前までの結城だと思ったらやられる。ミステークを犯さないようやるだけだ」
グラウンドで主導権を手放さないカンナ神威だが結城も要所要所で反撃して流れを渡さない。
「受けてみなさい」
35分過ぎに結城が勝負に出て、タッチアウトを仕掛けたが、カンナ神威かろうじて返して、最後の力を振り絞って起き上がり、突進してきた結城へジャンピングハイキック一撃!!
「ぐわっ」
この一撃に昏倒した結城千種、3カウントを奪われた。勝負タイム36分10秒。10度目の防衛に成功したカンナ神威、ベルトを持っての越年が確定した。通算防衛回数も29まで伸ばした。
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