第1,848回 ウルトラタッグリーグ戦の結末
82年目12月
ウルトラタッグリーグ・後半戦の模様
第7戦は仙台大会。
市ヶ谷○、遠藤亜美(8点、パワースラムからの片エビ固め11.41)サラ、ミスUSA×(4点)
ーまだトップと1差の市ヶ谷組。
「引きどころを考えてやりなさい」
そう指示した市ヶ谷レイカ。そのとおりに遠藤亜美はなんとか外人組の攻めをひとしきり耐えきって市ヶ谷につなぎ、あとは市ヶ谷が遠慮なき猛攻で4勝目ゲット。
ジェイジェイ○、ディスガイズ(10点、合体パワーボムからのエビ固め 12.59)デスマ、上沼垂×(0点)
一昨日の札幌で痛い星を落としたジェイジェイ組だが、この日はここまで0点の沈没艦隊が相手とあって余裕のファイト。最後は落ち着いて上沼垂を捕まえた外人組が合体パワーボムで完勝・・・沈没艦隊、勝ち点が取れない・・・
ヤジマ、キエフ○(6点、バックドロップからの片エビ固め 11.36)マキーナ、エステル×(4点)
ヤジマ組がようやく3勝目。ネグシハベシ国の2人を巧みに分断し、ヤジマがマキーナ姫と場外乱闘をやらかす間にキエフがえぐい角度のバックドロップで試合を決めた。
結城、小下○(10点、ストレッチプラム 8.21)金森、斉藤智×(6点)
7分過ぎに小下が仕掛けたストレッチプラムで斉藤智、痛がりだしあえなくタップ。これで優勝の行方は結城組とジェイジェイ組の2チームの直接対決次第となった。
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最終戦はさいたまドーム大会。
サラ、ミスUSA○(6点、DDTからの片エビ固め 14.54)ヤジマ、キエフ×(6点)
あばしり王者チームと悪役コンビはともに6点でリーグ戦を終えた。
市ヶ谷○、遠藤亜美(10点、神の咀嚼からの片エビ固め 11.14)斉藤智、金森×(6点)
新人の遠藤亜美、何とかリーグ戦を完走。
「体当たりでやりました。市ヶ谷さんのお荷物になっちゃいましたけど」
最終戦は亜美の疲労を見越した市ヶ谷が前面に立ってフル回転。金森斉藤の中堅2人を全く問題にしない。パワースラムはカットに阻まれたが、続けざまに神の咀嚼を決めて金森を潰した。
遠藤亜美、最終戦はカットプレー以外の出番なし。金森斉藤は6点で負け越したが、全勝のジェイジェイ組を止めるなど存在感を発揮した。
マキーナ○、エステル(6点、マキーナミスティカからの片エビ固め 11.02)デスマ、上沼垂×(0点)
マキーナ組、有終の美。伝家の宝刀マキーナミスティカを決めて6点でリーグ戦を終えた。
結城○、小下(12点、STOからの片エビ固め 12.38)ジェイジェイ、ディスガイズ×(10点)
勝ったほうがタッグリーグ優勝の大一番。早い段階でタッチアウトをジェイジェイに仕掛けて主導権を握ろうとした結城。代わって出てきたディスガイズにも猛攻。終始ペースを握ったタッグ王者組が優位を保ったまま試合を進め
「えぇい!」
結城のSTOでディスガイズから3カウント奪取。これで優勝を決めた結城小下だったが、結城千種の表情はさえなかった。
…全部勝つつもりだったのに、よりによって市ヶ谷さんのところにだけ・・・っ!!
賞金600万円と副賞のダイヤネックレスをもらっても、どこか釈然としない表情の結城だった。
2位は10点でジェイジェイ組と市ヶ谷組が並んだが、直接対決で勝っているジェイジェイ組が準優勝扱いとなった。それでも遠藤亜美、新人でタッグリーグに出て並み居るメンバーの中3位に食い込んだのだから凄い。
年末のプロレス大賞、MVPは市ヶ谷レイカ、最優秀新人は遠藤亜美がタッグリーグでの奮戦が評価され受賞。そしてシングルのベストバウトは9月の市ヶ谷VS結城千種戦が受賞。タッグのベストバウトも結城千種、小下小石VSミラクルカオス、ルミーダダーンの一戦が選ばれた、
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